【韓国映画】朝鮮名探偵 3 鬼(トッケビ)の秘密 の感想 キム・ミン&ソピルのコンビの安心感!

「朝鮮名探偵 3 鬼の秘密」を見ましたよー 名探偵のキム・ミンと相棒のソピルのコンビが面白い朝鮮名探偵シリーズの3作目です。今回はマドンナ的な役のヒロインがキム・ジウォンです。そしてイ・ミンギやキム・ボムなんかも出てて期待大な感じで見ましたよ。最高とまではいかないけど、安定して面白いよね。そういう意味では期待通りかな。

 

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凄いなあと思うのは、おふざけ的なギャグ部分と深刻で真面目な部分が両極端なところですね。ふり幅の大きさに翻弄される気分です。まあでも生きるってそういう事なのかもしれないなあ、という私も極端な感想を持ってしまったりして。なんていうのか、どんなに辛いことがあっても楽しく生きて行った方が勝ちかなと思う訳ですよ。そんな気分になった。

さて、ストーリーとしては、今回はキム・ミンが名探偵的な働きをするというよりは自分の親世代の因縁から派生した事件に本人も巻き込まれるって感じ。吸血鬼が出てくるんですけど、血をかけると干からびた身体が血を吸い込んで復活するシーンを見てなんか既視感があるな~と思ったのですが、中国ドラマの私の妖怪彼氏ですね!

まあそうやって復活した謎の女(キム・ジウォン)ですが、記憶のない彼女にキム・ミンがウォルヨンと名前をつけてあげるんですよね。私はこういう名前をつけるという行為がとてもロマンチックに感じてしまう。名前をつける、名前を呼ぶという行為ってなんだか特別な気がするんですよね。この映画は特にラブストーリーは描かれてないけど、こういうささやかなシーンでちょっとトキめいたなあ。ここ好き。

さて、フクトポ(黒道袍)役で出演していたイ・ミンギも普通にカッコ良かったですよ。ミステリアスな雰囲気が似合う人ですよね。ただ、時代劇の古装がイマイチしっくりこなかったかな。強大な力を持った吸血鬼の役なんだけど、アクションの身のこなしももう一歩というところ。時代劇はこれからに期待。

それよりもキム・ボムの剣契(コムゲ)の頭役がめっちゃ良かったですよ。彼は正義か悪だったら、私は悪役の方が断然好き。歳をとってどんどん好きになって来たな。もっとおじさんになる日をめっちゃ楽しみにしておりますよー

 

ラストの展開から続編の期待も高まりますので、続きも楽しみです。名探偵として活躍する自由度が高まりましたので、次はもっと振り切れたストーリーになったらいいなあ。キム・ミン&ソピルコンビの安定感のある面白さは期待を裏切らないし、でもちゃんとしたストーリーとして成り立ってるし、ゲスト的な出演者もいてこれも楽しみですし、やっぱりこのシリーズはとても好きだなーと改めて思いましたね。

 

朝鮮名探偵 3 鬼(トッケビ)の秘密が見れるのは・・・




【中国ドラマ】美人心計 〜一人の妃と二人の皇帝〜 の感想 サブキャラだけどウィリアム・フォンが最強!

美人心計 〜一人の妃と二人の皇帝〜を見ましたよー 中国の時代劇は好きだし、後宮の争いも面白いものもあるから好きなんだけど、このドラマに関してはびっくりするくらい楽しめなくて、ヒーコラ言いながらなんとか最後まで見たって感じでした。

 

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私、もしかしてルビー・リンの演技が好きじゃないのかもしれない・・・よく考えてみたら今まで彼女の演技がいいな~と思ったことない気がするんだなあ。とはいえ、作品や役柄によって印象が全然違いますのでもう少し他の作品を見てみないと分からないですね。きっと。ともかく、この作品に関していうとヒロインはもちろん、その相手や周りの人達も魅力を感じられ無かったのですよねー キャストもそれなりに豪華だと思うのに全然面白く感じられなかったのはなんでなんだろうー?

そう!未央で大好きだったルオ・ジンが出てたんですが、このドラマでは出て来ても最初誰か分からんかった。なんだか顔が幼い感じ?顔は変わってないと思うのに、未央の拓跋濬役の時はもっと自信に溢れた感じの出来上がったイケメンに見えたから、キャリアを積むことで顔つきが変わったのかもしれない。もしくは拓跋濬は非の打ちどころのない王子様的なキャラだったせいなのかもしれませんねー

一番良かったのはちょっとしか出なかったけど、ウィリアム・フォンじゃないかな?この時のビジュアルはシャープで最高にかっこいい!役柄的にも素敵な将軍役でいいんですよ。優しい人の役よりこういうちょっと冷たいようなクールビューティーの方がいい。あ、この将軍は血気盛んで熱いんだけど硬派だからまあクールってことで。でもあんまり出番が長くないので残念なのであった。

ラブストーリー的な部分で言えば私が好きだったのは、莫雪鳶と周亜夫のヤン・ミー&ミッキー・ホーの宮 パレスコンビ!周りの情勢に振り回されて結ばれることのない二人。切ない。

そんな感じで、サブな登場人物たちは好きな部分もあったんだけど、メインのルビー・リン&サミュエル・チャンの二人には全くときめかなかったんだよなあ。

代王が、何があってもそなたを信じると言った癖に竇猗房を疑い、妹にころっと行くのを見るとゾッとしてしまったし、そもそも最初のほうで代王と竇猗房はいつの間にそんなに思いあう中になったんですかね?なのでしょっぱなからモヤモヤしながら見てたし、私が大事と思う部分がいまいち丁寧に描かれてないから、入り込めない感じ。ルオ・ジンは最後までかわいそうだったしさ。彼の役割はなんだったんだろう。

キャラとしても姉は控えめに見せかけて、逆に計算高く見えるし、妹は全然頭良くなかったのに、途中から突然切れ者になってちょっとどうなのか・・・と思いつつ。

あーあと、ラスト近く、ヒロインが自分の息子の「弟を殺してない」っていう言葉を信じなかったやつ、真偽が分からないのに調べるまでも無く感情的に拒否してて、割とずっとそんな感じだったような気もしてきて、やっぱり彼女が賢い妃に見えなかったから、面白くなかったのかもしれませんなあ。はー 変なところで疑い深くて、変なところですぐに騙される。そういうのが一貫してなかったんだよね。

 

ところで、色々知ってる俳優さんが出てたのですね。せっかくなので覚書的に記録。こうして改めて振り返るとわりと豪華キャストだなあ。

ときめき旋風ガールにも出てた蒋依依ちゃん。こんな子役時代から出てたのに今はすっかり美人に成長してます。

館陶公主の少女時代を演じてた張雪迎ちゃんもよく見るなあ。彼女もときめき旋風ガールに出てたし、ハンシュク雲中歌などなど。美しく成長していくのを見守ってる気分になる~

ダン・シャーは孤高の花とか鳳凰の飛翔にも出てましたね。

バイ・シャンは雲中歌とか、王者清風なんかにも出てたなー

チャン・シャオシェンは蘭陵王妃月光のイタズラやらめっちゃよく見る。

最後の方でマオ・ズージュンも登場。四大名捕やら、画皮2やら、ラスト・プリンセスやら。

そしてチャン・モン!彼女もめっちゃよく見る。今見てる開封府にも出てるし、古剣奇譚ロイヤルトランプ天龍八部やら。

 

そうですねえ。話数が40話でよかったなあ。おかげでなんとか最後まで見れました。50話以上あったらきっと多分挫折してました。豪華キャストだし、面白く作れそうなストーリーなのに、なぜか色々腑におちないでモヤモヤして面白くないって感じで私にとってはちょっと残念なドラマでした。

 

美人心計 〜一人の妃と二人の皇帝〜が見れるのは・・・





【中香映画】ドラゴン×マッハ! の感想 SPLシリーズ第2弾の邦題がどうしてこうなった!?

映画のドラゴン×マッハ!見ましたよー マックス・チャン、トニー・ジャー、サイモン・ヤムにルイス・クーまで出てると知ってちょっと見てみるか~と思ったらめっちゃ見ごたえありましたよ!色々凄かったわあ。

 

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謎のオオカミの登場があったし、エンディングの歌の歌詞に殺破狼って出てくるし、「ん!?」と思ったらこちらの映画はSPL 第2弾の作品だったんですよ!ほんとビックリしたわあ。なるほどね、それでこんな豪華なキャスティングだったんだなっていう。何がどうなってこんな邦題になっちゃったんですかねえ。SPL臭をこれっぽっちも感じさせないタイトルで逆に凄いけどさ。

しかし、マジでこれはガックリのガックリのガックリな邦題だよね。カンフーからドラゴン、ムエタイからマッハを連想させるという発想なのかしら。イケてないにもほどがあるな。とはいえ、邦題は関係なく作品としては非常に見ごたえがあるモノでしたよーーーーー だから余計残念な気分になるとも言えるけど。どうやら第一弾の設定は全く引き継いでない独立した内容なので、この作品だけを見ても楽しめるのが救いではありますが!

まあタイトルの件は置いておいて、アクションシーンはすごいよー 本国のポスターを見たら3Dって書いてあるんだけど、こんなの3Dで見たらめちゃくちゃ迫力あって大変な気がするよ。変な悲鳴が出ちゃいそう。

凄かったのは、刑務所での大乱闘シーンと、ナイフ使いの亞囝のシーンと、チャイ(トニー・ジャー)+チーキット(ウー・ジン)×所長(マックス・チャン)の戦闘シーンですな。

刑務所の受刑囚たちと看守との乱痴気騒ぎ的なアクションシーンは200名以上いて、なんとワンカットで撮ってるんですって!もうどこ見ていいか分からなかったもんなー そんなに沢山いたならそりゃそうだなあ。ナイフ使い役のチャン・チーも殺気が非常に良かったですよね。彼は聴覚障がい者という設定だったんだよな・・・ そういう色々とこまごまと心に訴えかけてくる部分が割とあったな。そして最後のマックス・チャンの強さが異次元で凄かった。だって、トニー・ジャーとウー・ジン二人がかりで歯が立たないって感じなんですよ。まあもちろん最後は正義が勝つって感じですけども。マックス・チャンのツーブロックな髪型とスーツ&革靴の衣装があまりにもかっこよかったです。悪なのに美しいっていうね。

心臓の悪い兄が弟の心臓を狙うという非常に冷酷な利己的な精神と、娘を助けるために奔走する父親との親子愛という利他的な精神とそういう相反するものが表現されてて、人間って一体なんなんだろうなあと考えさせられてしまう部分もありましたね。世の中の不条理ってやつね。そういう感情的に揺すぶられつつ、アクションで身体的にも揺すぶってくるという香港映画らしい作品でありました。純粋にムエタイもカンフーも楽しめるという意味でも見ごたえありましたよ!

 

 

ドラゴン×マッハ! が見れるのは・・・



【韓国ドラマ】 想像ネコ~僕とポッキルと彼女の話~ の感想 イケメン+にゃんこの戯れる姿は最強

「想像ネコ~僕とポッキルと彼女の話~」を見ました!約30分×8話、かつ倍速で見ちゃったので、まああっという間に見終わりましたねー

 

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そうですねえ。ストーリーというと、ウェブ漫画家でのデビューを目指してるヒョン・ジョンヒョン(ユ・スンホ)がポッキルという雨の中で拾った猫を飼っているんですね。その後、出会ったオ・ナウ(チョ・ヘジョン)は7年前に自分が入院中にいなくなったハルという猫を探しているんですが、実はポッキルがハルだということが判明。そんな二人の関係はどうなって行くのかなーみたいな話。

ジョンヒョンは好きだった相手が自殺してしまったという過去の傷があったり、ウェブ漫画家のライバルがいたり、まあ色々あるはずなんですけど、まああんまり内容は無いかも!?(あ、言ってしまった)

見てて思ったのは、このドラマを作った人って、ユ・スンホが猫を抱いてる絵面を撮りたかっただけなのでは・・・?という事ですよ!いやもうほんとそれがメインのドラマなのではないでしょうか。だって破壊力がすごいもん。そして、それを見るだけで充分に満足できるというか。そんな感じです。

チョ・ヘジョンは、チョ・ジェヒョンの娘さんなんですね。ヒロインの友人役が多いイメージだけど、ここでは主役!
オ・ナウという女の子は変に強引だったり、一人でわーわー行ってるのがめんどくさいなーと思ってあんまり好きなキャラではなかったな。まあジョンヒョンみたいな心を閉ざしてる人間には彼女みたいな積極性のあるキャラが必須だったのかもしれませんが。

獣医さん役のチェ・テファンは、ナウへの思いが報われなくて気の毒。ほんとそっと勝手に彼女のことを思ってるっていうね。あれだけあからさまなのに、本人には全然気づかれもせず・・・ たまにこういう役回りの人が韓ドラで出てくるけど、妙に肩を持ってしまう~

そうだ、猫のポッキルの声を担当してたハン・イェリの語りは結構良かったな。きつ過ぎず、柔らかすぎずでポッキルの雰囲気をうまく表してた感じ。

私はどちらかと言うと犬派なんですけど、ポッキルは可愛かったし、にゃんこ好きにはいいんではないかと思いますねー でもどうなんだろう、まさかのペットとのお別れまで描かれちゃうので、その点は要注意かも。イケメン+猫のコンビ最高!ってとこで終わらせても良かった気がするけど、ジョンヒョンを成長させるためにその部分は必要だったのかしら。うーん。

 


想像ネコ~僕とポッキルと彼女の話~が見れるのは・・・




【中香映画】プロジェクト・グーテンベルク 贋札王 の感想 自分の中の記憶に騙される感覚

そうそう、実は「プロジェクト・グーテンベルク 贋札王」も2月の公開当時に映画館で見て来たんですよ。うーん。まだまだ書けてない感想が多いですね。ちなみにただ今、19本分溜まっていますよ・・・ 出来るだけ毎日書くぞ~と頑張ってるんですけども、また視聴終了するドラマや映画もあるので、宿題を終わらせてもまた溜まって行く感覚で総数は全然減らないんですねえ。困った困った。

 

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さて、この映画を見終わって思ったのは、「凄いなあ」って感覚。この作品自体が大きな装置っていうか、実験みたいな印象を受けたのでした。

「チョウ・ユンファ」という俳優の今までの出演作で役とか彼の歴史とか、その部分までも使って、観客を騙しにかかってくるんですよね。むしろそれが無かったら非常に単純なストーリーなんですよね。私なんかはチョウ・ユンファの出演作を見てきた人間だから、「プロジェクト・グーテンベルク」内の役柄だけでなくてやっぱり今までのチョウ・ユンファ像を映画の中で見てるんですよね。だから、最後に種明かしをされたら、なるほどな~と思うんですけど、ああ自分の頭の中の記憶によって騙されたなあと感じる訳です。

だからこの映画はキャスティングでもう成功なんだろうな。ただ、この時はあんまり映画を見てない友人と一緒に見に行ったのですが、多分ピンと来てなかったっぽいんですよね。それも分かる。男たちの挽歌シリーズを見てからじゃないと、この映画でチョウ・ユンファの演じた役が本当に表現しているモノは理解できないんじゃないかな。氷山の一角というか、水の上に出てる部分だけではこの映画を堪能することが出来ない気がする。オマージュ的な要素を入れ込んだ映画って他にも沢山あると思うんだけど、ここまでそれを前面に押し出して来てる作品はあんまりないかもしれないなあ。

そして、騙される部分だけじゃなくて、郷愁をくすぐるという部分でもかなり刺激してきますよね。まず題材が偽札づくりだし、チョウ・ユンファが二丁拳銃をぶっ放すと来たら、うああああと堪らない気持ちにならざるを得ませんよね。ただし、戦闘シーンはバージョンアップされて、爆薬めっちゃ使ってドッカンドッカン言わせてますよ。わー張りきってやってるなあ~ってちょっと笑っちゃいましたよ。しかし、あんだけ広い場所で乱射してるのに、味方には当たらないなんて訳あるかなってそこは冷静になっちゃってスンとするねえ。

一応、この映画は、アーロン・クォックとチョウ・ユンファのダブル主演となってますけれども、ストーリー的には実はアーロン・クォックがメインのはずですよね。だがしかし、見る側としてはどうしてもチョウ・ユンファの存在感にロックオンして見てしまうんだな~ ね。なんだか映画を見ているんだけど、映画以上にそれに付随する外側の何かを見ているような不思議な感覚になる映画でありました。これから見る方はやっぱり、男たちの挽歌を見てから、この映画を見るのがオススメです!

 

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