【台湾ドラマ】薔薇之恋〜薔薇のために〜 の感想 日本の漫画が原作の素敵なドラマ

台湾ドラマの「薔薇之恋〜薔薇のために〜」の視聴を終了しました!台湾ドラマって日本の漫画が原作のドラマが多いですよねー 私が今まで良かったと思ったのはMARSかなあ こういうのは当たりはずれが大きい気がするけど、少女漫画の世界観を壊さないまま実写化してくれるのが好きです。いたキスは有名だけど、見たことが無いのですが、薔薇之恋が良かったのでまた漫画原作のドラマに挑戦してみようかなという気になりますね!

 

スポンサーリンク


 

百合は自分のことを太めでブスだと思っているので、コンプレックスを持っている女の子。そんな女の子がまるで花が咲くように外見も内面も美しく成長していく姿はとても見ごたえがありました。なによりも百合を演じたエラ・チェンという人材が非常に稀有な存在だと思います。確かにちょっとぽっちゃり、そしてすっぴんはキュートだけどちょっとおブスっぽくある、でもやっぱりお化粧すると美人という個性的な彼女の存在がドラマをリアルにしてくれた気がします。君には絶対恋してない!でもヒロインが彼女だから良かったと思いますもんね~ 不思議な魅力を持った彼女がこのドラマを生き生きと見せてくれます。

ストーリーはまさに漫画って感じなんですよね。個性的で複雑な血縁関係の家族、近親相姦的な愛情や同性への愛情など、現実感のない花屋敷家が舞台。そうなんだけど、キャスティングも良かったのか実写版でも違和感なく見せてくれたのが良かったなと。

しょう子役のセシリア・イップはもちろんのこと、芙蓉役のルー・ミンジュン、菫役のジェリー・ホァンも良かったんですが、一番はやっぱり葵役のジョセフ・チェンかな~ このドラマで人気の理由が初めて分かったかも。なんせ前に見た彼が主演のラブ・アクチュアリー ~君と僕の恋レシピ~なんて魅力が分からなくて途中で挫折したくらいですから。でもこのドラマでは長髪なのも個性的で良かったし、兄の菫を好きだったり、姉の百合を好きだったりと育った環境が独特だったせいもあって家族というものに特殊な思い入れがあるような葵を素晴らしい演技で表現していた感じ。これが初出演作だったそうなんですが、だからこそ体当たりの演技が功を奏した部分もあるのかもしれません。とても魅力的な存在でした。
ジョセフ・チェンはすっとした顔立ちだから葵ほどとはいかなくても長めの髪の方がキツさや寂しそうな印象が薄れていいような気がします。というか私はその方が好きだな~

母親のしょう子役のセシリア・イップも実際の彼女と同じで大女優。奔放に見える彼女が貫く愛や、彼女なりの信念での子どもたちへの愛情がラスト近くで分かってくると心が温かくなります。愛のカタチって色々でいいのかな、なんてそんな風に思えるストーリー。

まるで自分の状況とはかけ離れた少女漫画的な設定のお話を見ていたはずなのに、いつの間にか愛について考えさせられたり、勇気をもらったりととても素敵なドラマでした。2004年放送のちょっと古いドラマだけど今見ても心に残る良いドラマです。オススメ!

主題歌もなんだか耳に残ってわりと好きでした!


薔薇之恋〜薔薇のために〜が見れるのは・・・