【中国ドラマ】龍珠伝 ラストプリンセス の感想 清の皇子と明の末裔の女の子の恋

「龍珠伝 ラストプリンセス」の視聴を見終わりました!前半3分の1くらいはのろのろと見ていたのですが、だんだんと面白くなって最後の方は一気に見ちゃいましたね。

中国ドラマのヒロインにありがちなキャラ設定なので、そこのところをイライラせずに見れるかが完走できるかのポイントなのかもしれないなあ。中国ドラマ初心者の頃はいちいち腹立ってなんやねんこのヒロイン~!!!!って思うことも多かったんですけど、慣れとは怖いもので最近はあんまりなんとも思わなくなってきた気がする。日本人(私を含め)って言いたいことを我慢することが美徳と思ってるところがあるけど、それが弊害となっている部分もあると思うのですよね。だから、こういうヒロイン像を見るにつけ、自分の中の固定観念とか思い込みに気づいてきたというか。

 

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やりたい放題我儘っていうのが良いことだとは思わないけれど、我慢して言いたいことを言わなすぎるのも問題ですよね。だから言い方は考えるべきだとは思うけれど、ある程度言うべきことは口に出していくことも必要なのだろうな、なんて思ったり。
という訳で中国ドラマのヒロインは天真爛漫で言いたい放題やりたい放題でも後始末をしてくれる人がいて、モテモテで羨ましいですねって話が逸れた・・・ ヒロインたちの行動に悪意が含まれているかどうかが愛らしいで済むかどうかのポイントなのだろうなあ。

このドラマでも御多分にもれず無邪気なヒロイン易歓が暴れまわってますが、ヤン・ズーは憎めない雰囲気があって嫌いじゃなかったです。まだ愛が分からない子どもっぽい感じが良く出てたし。ただし、勝手に勅書を書き換えるのは一線超えてるとは思うけど。

それよりもめっちゃ気になったのは、彼女が左利きなの?右利きなの?ってことですよね。右手に骨つき肉、左手に箸って時もあったし、左で箸を持って食べてたかと思うと、次のシーンでは右で箸を持ってたり。

中国ではこの時代の人も右利きに矯正されたのかな?なので、途中で右で箸を持ってと言われたけど、左で持ってたシーンはそのまま使ったんだろうか?とか考えてましたよね。ヤン・ズーはきっと両利きなんだろうな~ うわ~どうでもいいこと気になってるなあ、私。

康熙帝役のチン・ジュンジェ(秦俊杰)は大変良かったです。眉間の皺が最高だし、皇帝役にふさわしい威厳のある姿を見せてくれたので素敵でしたね。初めて見たと思ったけど、古剣奇譚や映画の画皮2の子役で出てた様子。その辺は全然覚えてないけど、彼は古装片がいいね。他も見たいです。

またまたどうでもいいことなんですけど、チン・ジュンジェがなんとなくLUNA SEAのSUGIZOに似てるなあ~と思いました。出てくる度に杉様~と心の中でつぶやいてしまってたよ。画像の左下の人ですが、まじまじと見比べてみると眉間と顎の感じが似てるのかも・・・

それにしても二人の愛は成就しないという結末なんだけど、詳細が描かれない感じが良かったな。結局、明の末裔は皇太子ではなくて易歓だということを本人たちが知る顛末が劇中では描かれないのだけど、その詳細に描かれない部分で知ったんだろうなと思うのでした。だからその事実を知った彼女が別れを選んだのではないかと私は想像。彼女が本当に死んでしまったのではなくて、康熙帝を愛した易歓は死んだという意味で彼女のものを康熙帝に届けたのでは?ほんとに死んだ可能性もあるけど。そういう色々な考え方が出来るオープンエンディングになってますよね。そういうの嫌いじゃない~

傾城役の切ない片思いは気の毒だと思ったけど、弱った慈煊との無理やりな結婚は怖かった・・・ すべてが台無しになる。彼女のそれまでの思いも。

呉応麒役の劉学義もお綺麗でしたね。しかし、彼が船の中で指示を出して何か企んでそうだったのって、何だったんだろう?ここ回収されずに終わったような気がする。ただ倩影との純愛の相手って感じで終わって物足りなかったなあ。

あと何気に好きだったのは、ソンゴトゥ役の蘆星宇。いい人っぽく見せかけて、企んでる人たまりませんね。ちょっと癖のあるおじさん好きの血が騒ぐ!独孤伽羅に出てるみたいなので要チェックします!!!

 

反清同盟の仲間割れはありがちだけど、見応えがあってこの辺からドラマがめっちゃ面白くなった気がします。密偵達の年月をかけた潜伏ってのは見抜くのが難しい。登場人物も多かったし、誰がどこの密偵なのか全然分からなかったなー まあ、彼らのいう明復興が成功したところで、権力を持つ人間が変わるだけで違うしがらみができて同じような繰り返しなんだろうな。人間の営みって民族が変わっても国が変わっても根本的には変わらない。

 

 

龍珠伝 ラストプリンセスが見れるのは・・・