【中国映画】ボルケーノ・パーク の感想 そんなところにリゾート作ったらあかん!

映画のボルケーノパークを見てまいりました。私はあんまりパニックムービーは得意ではないのですが、なぜこの映画を見たのかというと理由は本当にこれだけ。ショーン・ドゥが出てたから!です!今、楚喬伝を見ておりまして、そこに燕洵役で彼が出てるんですが、なかなか素敵なんですよね。で、この映画はサイモン・ウェストが監督だけど、中国映画なのか~誰が出演しているのかな?と調べていたら彼が出ているとわかってそれじゃ見に行っちゃおうってなノリで行って来ましたよ!

見た後の感想。イケメンは汚れてもズタボロになってもイケメンだわ。そんな感じ。そういえば、楚喬伝でも何本もの矢に射られたり切られたりでスタボロにされてたな・・・ うーん。ショーン・ドゥってそういう役を演じさせたくなる雰囲気があるんだろうか!?確かに似合うけども~~~ 幸せいっぱいだけの役じゃなくて、困難を背負わせたくなる感じなのかしら!?知らんけど。

さて、サイモン・ウェストというと「コン・エアー」「トゥームレイダー」「エクスペンダブルズ2」などの監督だそうですが、映画でもメインストリームを外れている偏った志向の私はどれも見たことなくてですねー そんな私でもさすがにタイトルは知っているので、きっと有名なハリウッド映画の監督ですよね。そんな監督が中国映画を撮影したというのが、この作品であります。

天火島という火山がある島に作られたリゾートで噴火が起こってパニック。大変!ってな内容なのですが、その中に家族愛あり、ロマンスありとてんこ盛りの内容が詰め込んであります。割とたくさん人が死んでしまいますが、とにかくメインキャラ達だけは非常に生命力に溢れていて、どんなひどい状況に置かれても絶対に死なないのってお約束ですよねえ。この映画でもマジで不死身なんでその点は時々半笑いになって見てしまいました。しかしちょっとサブキャラになると割と容赦なく死んでしまうのは中国映画っぽい感じもするかもなあ。

それにしても終始、そんなところでいちゃついてないで早く逃げなよ!とか、家族の和解してる場合じゃないよ逃げ切って安全なところに行ってからやりなよ!とかそんなこと何度も突っ込んでしまうこと間違いなしですよね・・・

あと一番の突っ込みどころは、エンドロールよね。謎のMVと撮影風景が交互に映されて一体なんのこっちゃと。撮影風景はまだしも、MVに関しては誰やねん!と思いますよね。で、調べてみたところ、ヒロイン役のハンナ・クィンリバン(昆凌)の旦那さんのジェイ・チョウが歌ってたみたい~ は~なるほど。多分中国人の方だったらそういう関係性が理解出来て突拍子のないような印象は受けないんだろうなあ。あと、撮影風景もほとんどがCGのシーンが多いもんだからブルーシートの背景で俳優さんたちが演じてるシーンなんかを見るとまあ大変だったんだろうなあと思いましたねえ・・・

それにしても日本という火山大国に住んでいると、ボルケーノパークなんていう構想自体があり得ないと思っちゃうところがあるんで、いっそあそこまでド派手に噴火して爆発してるのは、想像の世界でのこととして現実とは切り離して見れたので良かったかもな。ほんと、自然の驚異に対してだけは人間は無力だもんなあ・・・ 今後150年間は噴火はないだろう、なんて何の根拠もない予想だけで、リゾートを建設とか出来ないよね・・・

あとどうでもいいような気がしつつもめっちゃ気になった疑問があるんですけど、火山口に行くケーブルカーが、ああいうのってだいたい2台ありますけど、1台が始点にあったら、もう1台は終点にあって途中の真ん中ですれ違うもんじゃなかったっけ?この映画で2台とも終点にいる状態なのってなんか変な感じだったなあ。映画の進行上、2台が並走する必要あるんですけど、なんか気になったわ・・・ どうでもいいか!それより、柱怖い!

どうかな~楽しめるかな~と思いながら見たんだけど、なんだかんだと意外と面白かったです。ツッコミをいれつつそれを楽しんじゃえる感じが悪くなかったですな!嫌いじゃないよ~

 

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【インド映画】バーフバリ伝説誕生&王の凱旋 の感想 バーフバリ!?バーフバリ!!

中国映画や韓国映画だけじゃなくてインド映画も細々と見続けております。友人のインド映画好きに勧められたバーフバリもやっと見て来ましたよ!インド映画は1本だけでも長いというのに、伝説誕生と王の凱旋を一気に見てきましたので、5時間くらい座り続けの状態だったんじゃないでしょうか・・・!だけど、なかなかに壮大なお話なので、全く飽きることなく最後まで見ることが出来ましたわ~ あれだけ話題になってた理由もわかるなあって感じでした。面白かったですわ!突き抜けてるね!

てな感じでまとめて見ちゃったし、お話しも続き物なので1と2をまとめて書いちゃいます。

壮大で美しい物語で、バーフバリが王というよりは神聖視された存在のようで、まるで神話のようでしたね。中華ファンタジーはたくさん見てきていますが、仙人たちって結構俗っぽくって、嫉妬するし、意地悪するし、煩悩だらけってイメージなんだけど、バーフバリは人格者だし完全無欠な人として描かれてるんですよね。誰にも彼にも崇め奉られてて、絶対神って感じで興味深い。こういう嗜好や描写の違いも民族的な意識の違いが関係してるのかもしれません。

ただ、父バーフバリが素晴らしい王だったとして、息子バーフバリが素晴らしい人間かどうかは分からないのでは?とは思っちゃったんですよね。シヴァガミだって(最後は容易に騙されてはいたけど)人格者だと思うのに、息子のバラーラデーヴァはあんなに心の狭い人だったしなーと。だけど、民衆は本人がどんな人かは全く知らないのに父が素晴らしかったからと息子バーフバリを無条件に讃えてたので凄いなあと思ったりして。まあこの辺は色々考えずに神話っぽいイメージで捉えた方が良いのだろうとは思いますが!

さてバーフバリ役のブラバース氏が色彩鮮やかな服を着た勇壮な姿が美しくってビックリしましたね。サーホーでの時には私にはあんまり分からなかった魅力が、ここではバシっとはまってて、はあなるほどと納得いたしました。まさに王でしたねえ。それから出てくる女性たちがみんな非常に勇敢で素敵でしたよね。美しくて強いって最高。気が強すぎるきらいもありましたが、その芯の強さも魅力なんだよなあ。そういう部分も私好みでしたよ!

CGも迫力あって私は良いなあと思ったんだけど、めっちゃ笑ってしまったのが、バーフバリが二の腕につけてたビーズの腕輪が力を入れたらバーンと弾けたシーン。それわざわざCGで作ってまで必要なエピソード!?ってなってツボに入ってしまったよ!まあそういうのはおいといても、神話的な想像の世界だから思いっきりCGを取り入れてても違和感がなくて良かったですよね。あれぐらいやっちゃった方が突き抜けてて良かった。自分も含め日本人って小さくまとまっちゃったり、無意識に型にはまってしまったりするのから、好き放題やり切ったようなこういう映画を見るとそんな自分に気づけたりもしていい機会だなあと思ったのでした。

好きだなと思ったシーンはたくさんあるんだけど、仮面に砂を入れたら、女性の顔が表れてその女性に恋をするところなんて、ひえ~ロマンチック!って感動しましたね。あとは黄金像を引っ張る人たちの間で「バーフバリ?バーフバリ!?」って名前が人々に伝播していくシーンは面白かったですよね。うーん。今思い出しても色んなシーンが心に強い印象を残していて本当に美しい物語だったなあと思うのでした。

あ、あと気づいたんだけど、カンフーアクションと違うのは重心の高さかなあ、と。中国武術って重心が低いと思うんですよね。地に足をつけるというか。でもこの映画を見ている時にブラバース氏を見てたら腰に重心がある感じがしたような。てか、戦う時に物とか人を投げて一気にたくさん倒すのとか面白かったな。力自慢系の強さなのも神様感ある。

この映画に関しては、やっぱり映画館で見るのがいいですね。迫力のある大画面と音でこの世界に浸って見るのが楽しかったです。映画の良さをいっぱい詰め込んだエンターテイメントなおとぎ話のような美しい作品で非常に良かったです!

 

バーフバリが見れるのは・・・






【韓国ドラマ】パートナー の感想 2009年の作品だけど今見ても面白かった!

韓国ドラマのパートナーを視聴しました。2009年のドラマでしたがそこまで古い感じもなくて楽しく見れました~!私が見たことのある出演作でイ・ドンウクってなんとなく極端な役を演じてるイメージが強いんだけど、ここでのわりとチャラっとした性格の弁護士役が反対に新鮮でした。ヒロインのキム・ヒョンジュもシングルマザー役だったんだけど、この二人のコンビネーションもとっても良かったのかな。キム・ヒョンジュに見覚えがあるなあと思ったら、家族なのにどうしての長女役の方でしたね。あの時はキリッとした感じだったけど、天然っぽい演技もキュートでした!

ところで、そんな中で時代を感じるな~と思ったのは、スカッシュのシーンがあったことですね。これがあるかどうかでだいたいあの時代の頃のドラマだなって分かっちゃいますね。確かイ・ドンウクのいくつか前の出演作のマイガールでもスカッシュやってた気がするんだな。流行ってたのかしら。

面白く見れたのは、脇役陣も皆さん見たことのある俳優さんが多くて安心感があったのも大きいのかも。事務所の皆さんも個性豊かでとても良かったです。だけど、私の印象に一番残ったのは、ユ・マンソンを演じたイ・ヒドですね。悪徳弁護士なんだけれど、複雑な感情をはらんだキャラクターづくりがとても良かったなあ。

イ・ドンウク演じるテジョの父や兄との確執なんてのも韓ドラっぽいですよね。良かったなと思うのはテジョの兄のヨンウのキャラもしっかり作られていて、ただの嫌な奴という描写じゃなかったところ。まあしかし父の言いなりの相手と結婚したのは結局のところ反抗しないという本人の選択だというのに、好きだった相手とも不倫で関係を続けるってのはずるいよなあ・・・ 演じてたイ・ハニが美人なだけになんでそんな目にって思うと余計にしんどいわ。

弁護士が活躍する法廷ものだけど、ラブコメって感じなので、事件が陰惨過ぎないのもサラっと見れる感じ。とはいえ、最後はちゃんと総括的な大きな事件の解決を見れるので悪くなかったです。どうかな~と思って見始めたんだけど、あっという間に楽しく見ちゃえましたよ!

 

パートナーが見れるのは・・・

【韓国映画】82年生まれ、キム・ジヨン の感想 誰が悪いのでもないのにどうしてこんなに辛いんだろう

82年生まれ、キム・ジヨンを見て来ました。予告編なども見たり、フライヤーも読んで内容についてはだいたい分かってしまっている状態で見たので、まあ思ってた通りだったという印象です。可もなく不可もなく。

ストーリー的には女性の立場としては、まさに女性が感じて来た生きづらさがとうとうこうやって言語化され、そして映像化されるようになったんだなあという感慨を覚えました。あまりにもそういう扱いを受けることが当たり前過ぎてそれが不平等だとか、ひどい扱いを受けている実感さえ持つことが無かったというか。そういう部分が少しずつだけどこうやって公に主張される機会があることで、やっと私たちもそうだったのかと気づくことが出来るようになってきた気がします。まだまだ不完全で平等なんてほど遠くはあるけれど、でもこうやって議論に上ることに意義があるよなあと思うのでした。

ところで映画についていうと、ちょっと残念だなと思う部分がいくつかありました。なんというか韓国ドラマっぽい演出が気になってしまったんですよね。ジヨンの夫テヒョンが同僚にコーヒーをかけるシーンとか、友人の妻のことだけど・・・といってジヨンのことを同僚に相談するシーンとか。せっかく映画なのに安易な演出というか感情の見せ方の方法を使われている部分が多くてちょっとがっかりしてしまった。そういう意味では同じ韓国映画の「はちどり」の細やかな描写というのは本当に素晴らしかったなあと比べて思ってしまった(それよりも早くはちどりの感想を書きなさいって感じだけど・・・わーん)。同じように男尊女卑の描写があったんだけど、簡単に言葉にするのではない表現方法の方が心に残るものなのだなとしみじみ思いました。
そうそう、ネタバレになってしまうけれど、ラストでジヨンが彼女自身を取り戻す方法として筆を執るというのも少し楽なハッピーエンドにしてる感じがあまり好みではなかったかな。だって、私たちの問題は何もまだ解決していないのだから。現実的な苦さを描きつつ、それでも一筋の希望を見せて欲しかった。

さて、ところでこれは全く私個人の好みの問題なんですけど、どうやら私はやっぱりあんまりコン・ユが得意じゃないみたい。コーヒープリンス1号店なんて挫折してますしトッケビも見たけど、全くはまれなかったし。新感染の時はまあいい感じかなあとは思いましたけども。だから余計に今回のテヒョンにちょっとイラっとしたかもしれない。もちろん、彼をとことんいい人にすることで、夫婦間の問題ではなく、社会の問題だというところに焦点を当てたかったんだろうなというのは理解しているんですよ。でもさ、夫が全然ダメだから~って夫のせいにすることで妻はどこか心の逃げ道って作れる部分があるのかもしれないとも思って(それが正しいこととは言わないけど)。だけど、この映画ではジヨンはそうやって逃げるはけ口が全くないんですよ。だから内側に向けるしかないという感じで病んでしまった部分もあるのかな・・・

それにしてもなんだかやっぱりこういう映画を見ると少し絶望的な気分になるのも否めない。男性も男らしさを求められて大変だというのは分かってるし、それぞれしんどい部分はあるんだと思う。だけどさ「女性」の何がしんどいって「下に見られる」という生まれた時からずっとどこか見下されている感覚じゃないだろうかと思ったのです。「男らしさ」にはこの見下すという感情までは含まれていない気がして。そのままでいるだけで、見くびられるというこの当たり前って本当にしんどいですよね。

なんてことをツラツラと色々と考えさせられる映画ではありました。ちょっと原作の小説も読んでみたいかな。むしろ小説のラストが気になりますね。

 

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【中国映画】魔界戦記 雪の精と闇のクリスタル の感想 戦闘シーンがCGのゲームみたいだよ

魔界戦記 雪の精と闇のクリスタルを見ました!こちらはチェン・クンが出演してるので見ました。うーん。中華ファンタジーというジャンルは嫌いではないのだけど、出来がいいとは言えないかなあ。それでもチェン・クンが美しかったらそれだけで楽しめると思ってる自分もいるんだけど、今回はほとんど髭もじゃなのでその点もあんまり。

死ぬ前の若い頃のシーンでは髭もなく美しい姿もあるんだけど、ほとんどが上記のような髭もじゃ。もしくは変身して妖怪になっちゃったCGの姿なのである。でもまあ髭もじゃ姿って昔の絵巻なんかの画集で見かける感じそのままだよなーなんて。そういう意味での再現力は凄い。

多分、美しさを楽しむという観点でいうとヒロインのリー・ビンビンを堪能する映画なのだと思うのだけど、私はあんまり好みでない美人なんだなー 整っていらっしゃるとは思うんだけど興味がわかないんだな。中華ファンタジーってのは、この世の者じゃないほどの美しい男女が出てくるのがいいんだろうけど、この映画に関しての登場人物たちはそういった点で個人的には物足りなかったけど、この辺は好みの問題ですね。

後はもうCGのシーンが多くてねえ・・・ いいんですよ。チープな感じは嫌いじゃないんですけどね。そんな私でもゲームやってるような気分になって来て、あれ?私は一体、今何を見てたんだっけ?みたいな感覚に度々陥りました。動き云々じゃなくて妖怪たちの造詣のセンスがゲームのキャラっぽいのがイマイチなのかしら?洗練されてない感じ?

あと妖怪が化けた美女たちの中に見たことのある女優さんがいたよ。幻城に出てたマイディーナ!西域の踊り子に化けてる役だったけど、ピッタリでしたね。
そうそう全然関係ないけど、彼女ご結婚したんですね!お相手は開封府で若い皇帝を演じてた姜潮なんだって~ 幻城でも火族の王子役で出演してたようなので共演してた様子。彼が出てたことは全然覚えてないや・・・

この映画の話に戻ると、ストーリーは一応善と悪の逆転というどんでん返しもあるし、意外性はないものの、そこまで悪くもないかなと思うんですよね。お約束的な異種間の悲恋もあるし。なのに浸れないのは、あのCGのせいかもしれないし、演出のもっていき方のせいかもしれない。視聴後の感想は、はあなるほどねえ・・・みたいな感じでした。出演者が好きな人にはいいんじゃないでしょうか!チェン・クンの美しさは堪能できないけど!

 

魔界戦記 雪の精と闇のクリスタルが見れるのは・・・