【中国ドラマ】楚喬伝〜いばらに咲く花〜 の感想 始まりから激しいなという印象のドラマでした!

「楚喬伝〜いばらに咲く花〜」の視聴を終了いたしましたが!もうとにかく最初から激しい始まり方でしたな~ 貴族な若者たちによる奴婢の女性狩りの的にされるというのが冒頭のシーン、その後も色々な困難が待ち構えていますが、そんな中で生き抜いていく楚喬が主人公の物語です。はじめは奴婢の立場からどんどん頭角を現し、そして男たちにも愛され守られるんですけど、まあなんというか激しい人生だな~と。

強くて美しい女は好きなんだけど、楚喬は私はあんまり好みのタイプではなかったんです。気が強すぎるから?いやいや気が強い女性は大好きなはずなんだけどな、あまりに正面から盾突くというか肩肘張り過ぎる武闘派な感じだったからなあ。まあ女戦士だよね。だから私がもっと策士的な頭脳派の方が好きなだけかもしれません。
とはいえ、楚喬を演じていたチャオ・リーインといえば、お昼12時のシンデレラのシャンシャンのようなほんわかな女の子のイメージが強かった私にはビックリの役柄でした。でもキリッとしててむしろこんな役の方が合ってるかもしれないなんてすっかりイメージが変わりましたよ!

さて、男性陣の主役はケニー・リンが演じる宇文玥がメインなんだけど、私は個人的に彼にはあんまり興味が無いもんで(寡黙なのに熱い男の役の演技は良かったけど!)、主にショーン・ドウを見ておりましたよ。このドラマで初見だったけど、切れ長の目が好きなタイプ。

始めは気のいいお兄ちゃんって感じの燕洵だけど、父や母、一族を殺されて復讐の鬼と化す男。

性格がそうなるのは分かるけど、化粧がきつく濃くなってピアスまで増えて分かりやすく悪そうな風貌になるのは親切というかなんというか・・・ でも、彼の楚喬に対する思いは深く、彼女への思いと手段を問わずに復讐を成し遂げようとする思いの間で苦しむ燕洵。気の毒なくらい痛めつけられてるイメージなんだけど、その苦しんでる姿も美しいな・・・なんて思って見ちゃう訳です。

楚喬には優しい視線を向ける彼なんだけど、淳に向ける視線の冷たさには心が冷える気分になりましたよね。まあでも彼からしたら彼女の父親に自分の家族を殺されたんだから、当たり前のような気もしつつ。淳は公主なだけあって、全て都合の良いように考えてしまうのが凄かった。皇帝の父に利用され、燕洵に捨てられて、自分が酷い目に合ったのも全部楚喬のせいだ!なんて言い出したのはもう訳わからんちんって思いました。こわい。

さて、他にも色々見たことある俳優さんが出てましたよ!

寵妃の秘密のシン・ジャオリンが宇文玥の部下役で出てましたよ~ まだ初々しい雰囲気です。

そして、宇文懐を演じていた王彦霖をどこかで見た気がすると思ったら、あの星空、あの海だ~ あの時の調子のいいチンピラ風とは違って今回は悪い奴でしたが、意外と早く退場になってちょっと拍子抜けだったかも・・・ もっと強敵だと思ってた。

そして南梁太子の萧策役でダン・ルン。彼なんかはもう楚喬を助けるためだけに存在するような役だったな。助けるけど、何も要求しないのねえ。みんなに愛される女、楚喬さん。羨ましい。

そして三世三生の素錦役の黄梦莹も出てたよ!やっぱり何かを企むような女性の役が多いな~ 今回は南梁の公主役で、実は宇文玥と心が通じ合っていた相手だった!んだけど、その部分がストーリー的にあまりうまく作用してなくて取ってつけたみたいになってたなあ。それなりに重要なポイントだった気もするんですけどね。

あとは楚喬の姉妹役の小七を演じてたのが苗苗だったんですね!あの芳華のヒロイン!つくづく、中国ドラマは美人が沢山出てるなと思います。サブキャラでもイケメン、美人が多くて他のドラマとか映画で主役だよみたいな人がじゃんじゃん出過ぎで目立たない・・・

そして、ラストの「終わりは始まり」感は結構好き。終わりなんだけど、ここで目覚めてここから始まるみたいな余韻が残る感じでちょっとゾワっとして良い。ドラマを通して楚喬の波乱万丈の人生に「激しいなあ・・・」と思いながら見てるものの、そんなこと言いながらわりと引き込まれて見てた気もするかな。そんな感じ!

 

楚喬伝〜いばらに咲く花〜が見れるのは・・・