【韓国ドラマ】デュエル -愛しき者たち- の感想 望んだ訳ではない争いに巻き込まれる二人の存在が悲しい

デュエルの視聴を終了しました。クローンが出てくるのが今どきのドラマって感じですね。浪漫ドクターキム・サブで初めて見たヤン・セジョンもすっかり主役クラスの俳優さんになっていて、今回は一人三役という難しい役どころを演じています。クローンの二人とそのお父さん役。お父さん役はさておき、ソンジュンとソンフンに関してはしっかり演じ分けられていてすごいなと思いました。目尻のメイクが少し違ったのかなとも思うのだけど、まとう雰囲気も表情も全然違って良かったです。私が一番好きなのはソンジュンがソンフンを演じてサニョン製薬の娘に会いに行くところ。ちゃんとソンジュンって分かるんですよ~

デュエルの意味は二者間の勝負というような感じ。クローンとして作り出されたソンジュンとソンフンがまわりの利害関係の争いに巻き込まれていく様がとても悲しい。本人たちは決して望んでいないのに。

 

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まあそういう感じで、ヤン・セジュンの演技は大変楽しんだんですが、実は一度2話くらいまで見て、しんどくなってストップしちゃったんですよね。それはチョン・ジェヨンが演じる刑事が苦手だったから。娘が誘拐されたから取り乱す気持ちはもちろん分かるんだけど、非常に強引な態度と荒い言葉遣いの刑事像についていけない気分になっちゃったんですね。あと我が子を守るためなら他人はどんなに傷つけても構わないという考えや行動がすごく苦手です。で、これは無理かな・・・と思っていったん見るのをやめたんだけど、数週間たってクールダウンしてからそうはいってもラストが気にはなるので視聴を再開。3話くらいからは班長も普通に話をするくらいの判断能力が戻ってきたように見受けられたので私も落ちついて見ることが出来てちゃんと完走することが出来ました。こういう感じの刑事はドラマでとても多いし、普段見てるときはそこまで気にならないんだけど、今回はちょっと過剰に感じてしまったのか、私が疲れている時期に見ちゃったとかなのかもしれませんね~

それにしても色々と極端な人が出てきたな~という印象がありますね。クローン人間が出てくるくらいだから現実離れした感じがあるのは仕方ないけど、全体的にそんな感じですね。チェ検事もだし、サニョングループの人達もだし。

そのサニョングループの娘役のチョ・スヒャンの狂った感じの演技も良かったですね。恋のゴールドメダルなんかでもちょっと意地悪な役を演じていたけれど、これから若い女性で癖のある役には彼女がいいかも!ちょっと気になる女優さんです。しかしドラマで出てくるお金持ちたちの「下々の者の命なんて価値が無いからいくら失ってもなんとも思わない」みたいな感覚はすごいな。本当にそういう感覚の人っているのかな?知らない世界なのでなんとも理解不能の向こう側って感じです。しかし、そういう気持ちがないとクローンを作るということを実行に移すことなんて出来ないだろうな。

班長の娘さんはハッピー・レストランでも演技がとっても上手だったイ・ナユンちゃんでしたね~ このドラマでは白血病の役だったんだけど、本当に髪の毛を切ってたんじゃないかしら?役者魂~~!そして物語のキーとなる存在のリュ記者役のソ・ウンスも浪漫ドクターキム・サブに出てましたよね。彼女も独特の雰囲気。ほんわかしてるのに芯がしっかりしているというような。

 

結局望んだわけではない争いに巻き込まれた二人のクローンはそれでも最後は人間として扱われたからこそソンフンは自分が犯した罪の罰を受けとめその報いを受けたと言えるのかな。そう考えると救いがあるような無いような。どちらにしてもやっぱりどこか空しく悲しい内容のドラマではありました。

 

デュエル -愛しき者たち-が見れるのは・・・