【インド映画】バーフバリ伝説誕生&王の凱旋 の感想 バーフバリ!?バーフバリ!!

中国映画や韓国映画だけじゃなくてインド映画も細々と見続けております。友人のインド映画好きに勧められたバーフバリもやっと見て来ましたよ!インド映画は1本だけでも長いというのに、伝説誕生と王の凱旋を一気に見てきましたので、5時間くらい座り続けの状態だったんじゃないでしょうか・・・!だけど、なかなかに壮大なお話なので、全く飽きることなく最後まで見ることが出来ましたわ~ あれだけ話題になってた理由もわかるなあって感じでした。面白かったですわ!突き抜けてるね!

てな感じでまとめて見ちゃったし、お話しも続き物なので1と2をまとめて書いちゃいます。

壮大で美しい物語で、バーフバリが王というよりは神聖視された存在のようで、まるで神話のようでしたね。中華ファンタジーはたくさん見てきていますが、仙人たちって結構俗っぽくって、嫉妬するし、意地悪するし、煩悩だらけってイメージなんだけど、バーフバリは人格者だし完全無欠な人として描かれてるんですよね。誰にも彼にも崇め奉られてて、絶対神って感じで興味深い。こういう嗜好や描写の違いも民族的な意識の違いが関係してるのかもしれません。

ただ、父バーフバリが素晴らしい王だったとして、息子バーフバリが素晴らしい人間かどうかは分からないのでは?とは思っちゃったんですよね。シヴァガミだって(最後は容易に騙されてはいたけど)人格者だと思うのに、息子のバラーラデーヴァはあんなに心の狭い人だったしなーと。だけど、民衆は本人がどんな人かは全く知らないのに父が素晴らしかったからと息子バーフバリを無条件に讃えてたので凄いなあと思ったりして。まあこの辺は色々考えずに神話っぽいイメージで捉えた方が良いのだろうとは思いますが!

さてバーフバリ役のブラバース氏が色彩鮮やかな服を着た勇壮な姿が美しくってビックリしましたね。サーホーでの時には私にはあんまり分からなかった魅力が、ここではバシっとはまってて、はあなるほどと納得いたしました。まさに王でしたねえ。それから出てくる女性たちがみんな非常に勇敢で素敵でしたよね。美しくて強いって最高。気が強すぎるきらいもありましたが、その芯の強さも魅力なんだよなあ。そういう部分も私好みでしたよ!

CGも迫力あって私は良いなあと思ったんだけど、めっちゃ笑ってしまったのが、バーフバリが二の腕につけてたビーズの腕輪が力を入れたらバーンと弾けたシーン。それわざわざCGで作ってまで必要なエピソード!?ってなってツボに入ってしまったよ!まあそういうのはおいといても、神話的な想像の世界だから思いっきりCGを取り入れてても違和感がなくて良かったですよね。あれぐらいやっちゃった方が突き抜けてて良かった。自分も含め日本人って小さくまとまっちゃったり、無意識に型にはまってしまったりするのから、好き放題やり切ったようなこういう映画を見るとそんな自分に気づけたりもしていい機会だなあと思ったのでした。

好きだなと思ったシーンはたくさんあるんだけど、仮面に砂を入れたら、女性の顔が表れてその女性に恋をするところなんて、ひえ~ロマンチック!って感動しましたね。あとは黄金像を引っ張る人たちの間で「バーフバリ?バーフバリ!?」って名前が人々に伝播していくシーンは面白かったですよね。うーん。今思い出しても色んなシーンが心に強い印象を残していて本当に美しい物語だったなあと思うのでした。

あ、あと気づいたんだけど、カンフーアクションと違うのは重心の高さかなあ、と。中国武術って重心が低いと思うんですよね。地に足をつけるというか。でもこの映画を見ている時にブラバース氏を見てたら腰に重心がある感じがしたような。てか、戦う時に物とか人を投げて一気にたくさん倒すのとか面白かったな。力自慢系の強さなのも神様感ある。

この映画に関しては、やっぱり映画館で見るのがいいですね。迫力のある大画面と音でこの世界に浸って見るのが楽しかったです。映画の良さをいっぱい詰め込んだエンターテイメントなおとぎ話のような美しい作品で非常に良かったです!

 

バーフバリが見れるのは・・・