【韓国ドラマ】操作~隠された真実 の感想 メディアの正しいあり方について考えてしまう

「操作~隠された真実」の視聴を終了しました!メディアの操作をすることによって人々を操ることが出来るというのは怖いですよね。このドラマほどではないとしても、現実でもある程度の操作が行われているのを最近特に感じるので他人事だと思えないですね・・・

 

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大手新聞、ネット新聞、検察という立場のメンバーが反発しあいながら騙し合いながら最終的には手を携えて解決をするという流れは予想通りではあるけれど、途中の状況がスピーディーで二転も三転もするので見ごたえがありました。

マスコミを利用して人心を操作する巨悪に対抗するために、愛国新聞の人たちも偽装してメディアを操作するんですよね。完全にドラマの傍観者として見るなら痛快なお話なのかもしれないのだけど、自分がその操作の先にいる読者だとしたらその記事たちに振り回されるのは御免だなと思ってしまう。そこがちょっと複雑な気持ちになった部分かな。

愛国新聞が勝利をおさめたように見せて、でも結局、巨悪の末端の者たちが罰されても、その中心人物たちを倒すことは出来ずに続いて行く・・・というラストで、現実でもそうだから仕方ないんだけど、なんだか苦い気持ち。でもきっとどこかで、闘い続けてる人がいるんだろうって信じられる希望が残る感触もあるのが救いな気もする。

ナ・ソンシク役のパク・ソンフンが良かったな。リッチマンのチャ・ドジン役が素敵で初めていいなあと思ったんですが、嫉妬の化身でジョンウォンの秘書とか、マッド・ドッグなどにも出演してますねー 存在自体が一癖ある感じで好きなところもあるんですけど、ちょっとハスキーな声がいいんですよね。韓国ドラマはアフレコじゃないから声も記憶に残る大きな要素だなって思う。

主役のナムグン・ミンのムヨンは可もなく不可もなくって感じかな。悪くはないんだけど、あまり印象に残らず。どうも元柔道選手に見えないな~ってずっとなんとなく思ってたな。ユ・ジュンサンはこのドラマでは新聞記者だったけど、交渉人のアンカー役となんとなくかぶっちゃった。社会派なイメージがする役だからかなあ。今回は全然黒幕じゃないし、全く違うんですけどね。

 

そういう大きな力の前に自分の無力さを感じるような直接的な出来事があったら私ならどうするかしらと考えてしまった。検察とメディアが手を組んで世論を操作して利用するなんて、メディアの存在意義が根底から覆されてしまう気がして足がすくんでしまう気分です。でも、そういう事は起こり得ないと思い込んでいるよりは、その可能性があると知っていることは大きな力なのかなとも思う。そんな感じで私にとってはドラマの内容を楽しむというよりは、メディアのあり方について考えてしまうようなストーリーでした。

 

操作~隠された真実が見れるのは・・・