【韓国映画】レッスル! の感想 ユ・ヘジンが主役というだけでもう見るしかない!

韓国映画の「レッスル!」を見ました~ ユ・ヘジンが主役と来たらこれはもう見るしかありませんな。コメディータッチのスポ根性ホームドラマって感じの内容でしょうか。非常に分かりやすいストーリー展開で純粋に楽しめました。キャストも良い感じで、それぞれの役にはまっていましたよ!

ストーリーはシンプル!ギボ(ユ・ヘジン)は息子のソンウン(キム・ミンジェ)がレスリングの金メダリストになることを願っているシングルファーザー。自分も有望なレスリングの選手だったのだけど、事情があってそれを諦めて、今は息子に夢を託しているという訳なんですね。そこにソンウンが恋してる幼馴染のガヨンの好きな相手が驚く相手なのが判明。それによりソンウンの反抗期が大爆発して、一体どうなってしまうのか!という感じ。

親と子の関係というのはいつの時代も難しいな~ 親がいくら子どものために良かれと思ってしていることであっても、本当は自分の希望や欲望を叶えるためだったというのはよくあること。そして、子どもは「おまえのために」という親の気持ちを汲み取ってその希望に寄り添ってしまい、自分がやりたいことが一体本当は何なのか分からなくなってしまうというのもよくあること。この辺は私も経験があるので、身に染みてよく分かってしまうな。

とはいえ、ここに出てくる親子は邪気もなく、正直で純粋な人たちなので、息子が大きく道を外すことはなさそうで安心して見れる。それは家族だけじゃなくて、周りの人々からも見守られているからこそなのかななんて思う。それにしてもシングルファーザーのギボが息子のソンウンと交わす言葉とギボの母親と息子のギボが交わす言葉がまるっきり同じなのが笑える。でも本人は気づいてないんだよね。俺の話を聞いてくれない、と言ってるギボが息子に同じことを言われるっていうやつ。歴史は繰り返す~

色々あるんですけど、サブキャラも面白くてですね。ほんと楽しく出来上がってます。ガヨンの父親(ソン・ドンイル)とギボの母親(ナ・ムニ)とのラスト近くの「絶対許しません」のやり取りとかマジで今思い出しても笑えるし、ギボとその見合い相手のお医者さん(ファンウ・スルへ)とのやり取りもなんだか可笑しかったし。ファンウ・スルへはどこかで見たことがあると思ったら、眠れる森の魔女で、パク・ソジュンのお相手役だったなと思い出しました。

あとギボの友達のスンヒョク役でサラっとキム・テフンが出演してます。パイロットなので、制服着てたりしてこれまたサラっと素敵。そして、彼と親のエピソードも実はポイントだったりするんだろうな。

それよりもっとメインのソンウン役のキム・ミンジェとガヨン役のイ・ソンギョンも大変良かったです。レスリングのユニフォームもばっちり似合って、レスリングのトレーニングもかなりしたんじゃないかな。なんというか、ちゃんと選手っぽい空気を纏ってたんですよね。イ・ソンギョンも意外な相手への恋心をキュートに表現してたし、ギボとソンウンを混乱させる小悪魔チックで可愛かったです。彼女の恋の行方が曖昧に終わらされたのはちょっと残念だったけどね。まああれか、学校の先生に憧れるのと同じような恋心だった、という着地点なのかな。

韓国で「バイプレイヤーズ」みたいな作品を作ることになったら絶対に出演することになりそうなユ・ヘジンが主役ってだけでもなんだか嬉しくなっちゃうんで、その点だけでも実は満足ってところはあるんですよね。という見る前からの思いもありつつ、ちゃんと面白かったので良かったです。なんで試合会場で親子で戦ってるねんっていう正面からの親子のぶつかり合いは良かったし、ユ・ヘジンのアジュンマ達とのエアロビシーンも楽しいし、おおいに満足しました。元気になりたい時におススメ!

ところで邦題のレッスル!ってどういう意味なんでしょうか?まさかレスリング+ハッスルとかじゃないですよね・・・ まさかね・・・

 

レッスルが見れるのは・・・