【韓国ドラマ】甘辛オフィス~極上の恋のレシピ~ の感想 落ち着いたモッパンドラマ

最近見終わったドラマで楽しめたな~と思ったドラマ「甘辛オフィス~極上の恋のレシピ~」。韓国のグルメなドラマは色々あるけれど、このドラマはヒロインもアラサーでちょっと大人な落ち着いたストーリーなので、ゆったりとした気分で見れて良かったんですよね。社内での人間関係の難しさとか、ちょっと身につまされる部分もあったりして、でも見ててしんどいほどシビアには描いていないので、微笑ましく見れるバランス。それに絡めて三角関係も盛り込まれているけど、こちらも落ち着いた描き方で、心地よく見れたんですよね。情熱的な恋愛もいいけど、そういうのばかり見れたら疲れちゃいますからね・・・

ヒロインのイ・チョンアは、アクシデント・カップルのファン・ジョンミンの妹役で初めて見たんですよね。口は悪いけど、お兄ちゃん思いの妹役がすごく合っててとても好きだったな~ そんな元気のいい役も良かったけれど、もうこんなチーム長を演じるようなすっかり落ち着いた女性になっててなんだかちょっとビックリしちゃったのでした。

他の男性陣もなかなか良かったです。ユ次長役のソン・ジェヒの上司へのゴマすりとかそんなあからさまな人いないよ!と思いつつも面白かったし、イ代理役のソン・ウォンソクもナルシストで面白かったし。ウンスが友達への結婚祝いの下着をイ代理に間違って渡してしまった時に目を白黒させてたの受けた。いやいやそんな渡し間違いしないよ!と突っ込みももちろん入れつつ。

そんな彼らの社内での三角関係は、いったいどう決着するのかな・・・と見守っていましたが、まあ納得の結果でしたね。やっぱり条件だけでは選べない。気持ちが大事よね。しかし、結婚を考えるような歳になると「好き」という気持ちだけでは突っ走れない部分もあるなあとかいろいろと私も一緒に考えちゃったな。

そうそう、スペイン語の先生がとっても素敵だったんだけど、「チャンミン」っていう人らしい。どこのチャンミンさんなんでしょうか・・・?他の活動も調べたいと思ったけど、そんなあまりにも韓国でよくある名前で調べることさえ出来なかったよ!背も高いし、モデルさんとかかな?

やっぱりこういう美味しそうなお料理が出てくるドラマは見てて楽しくていいですね。今はチャングムの末裔を見てるし。まあこのご時世だし、なかなか外食に行くことも出来ないので、美味しそうに食べてるのを見るので我慢するしかないなあ。そうそう日本料理もたくさん出てきて、すだち蕎麦(だっけ?)食べたくなっちゃった!

 

甘辛オフィスが見れるのは・・・




【韓国ドラマ】ピョン・ヒョクの恋 の感想 人生を変えるような出会いって素敵

最近見終わったドラマ「ピョン・ヒョクの恋」。久々の感想になりますね。このドラマ、それぞれの役柄にピッタリ合ったキャスティングも非常に良くて楽しく見ていたんですが、ラストの展開について、おっとこう来たか・・・とわりと驚いてしまって感想を書いてこの思いを吐き出したい衝動に駆られましたね。そんな風に思うのも久しぶりかもしれません。

その辺のことを書きたいので、今回は特に完全にネタバレになってしまいます。知りたくない~という方は、視聴後に読んでいただくのがおススメです。

さて、とはいえ、タイトルはいいですよねえ。チェ・シウォンが演じているピョン・ヒョクの名前がそのままタイトルに入っているんだけど、ピョンヒョク=変革という意味で、彼が取っていく行動をまさに体現しているという。こういう名前とストーリーを関連付けるという手法は韓国ドラマや映画ではよく使われてるんだけど、気が利いてて面白いなあといつも思うのでした。日本語では名前の構成がまた違いますから、この手法はなかなか使えないですもんね。こういう言語によっての用法の違いを知るのはすごく興味深いなあと思います。

あと、キャスティングはもう文句なしですよね。やっぱりチェ・シウォンの愛嬌&お金持ち感はまさにピョン・ヒョクだし、コンミョンが演じたジェフンもちょっと寡黙で不器用で真面目な感じが良かったし、カン・ソラの溌剌としたペク・ジュンも好きだったな。彼女はこういうひたむきな自分を持った女性役が合ってていいな。

ヒョクのお父さんとお兄さんはまああれだけど、それでも心底悪人って感じでも無かったし、お母さんなんてとてもいい人だったので、いわゆる財閥×庶民の対立を描いてるドラマの中ではソフトでコメディータッチだったしで見やすかったですね。ヒョクの選択なんて、あの家族にもっと深刻な事態を引き起こすと思うんですけどね・・・ その辺を物足りないと思うか、ラブストーリーだからちょうどいいと思うかは見た人次第かな。私は途中の展開はそれで良かったけど、ラストだけは「ええええ」となっちゃったんですね。

さて、なぜそう思ったのかなんですが、まずジュンがそれまで父のことがあって、自分のやりたいことが何かということを考えたことが無かった中で出した結論として、以前から興味のあったフィンランドに1年ほど旅行をすることにしたと。それをヒョクにはなかなか言い出せなくて、前日にやっと伝えたと。その時、彼は無反応だったのですが、当日ジュンが飛行機に乗ったら隣の席にヒョクがいて、二人は一緒に旅に出ましたよ!ハッピーみたいな展開だったんですね。もちろん、ジュンが大好きヒョクの行動力としてはなるほど納得な部分もあるし、離れたくない気持ちはロマンチックだとは思うんです。

が、そもそも突然1年間も旅行に行く財力があるのってお金持ちだからだよね。ヒョクってストーリーを通して成長して親の金を使うボンボンじゃなくなったんじゃなかったっけと思っちゃったんですよね。アルバイトで貯めたお金で旅行に行くジュンと親のお金でいとも簡単に旅行に出れちゃうヒョク。このラストの二人こそが庶民とお金持ちの越えられない溝を象徴している気がして、それでいいの?ってビックリしてしまったんです。そして、組織を変革しようとセンター長になって一生懸命働いていたはずなのに、それも放り出してて、なんだか結局ドラマの最初の時に彼女に振られて酔っ払っていたヒョクと何も変わっていないような印象を受けてしまったのでした。うーん。

という感じで、あれですね。ラストの展開もそこまで考えずに彼らの恋を応援すればいいとは分かっているんですけど、私が思ったよりヒョクたちの行動を真剣に見守り過ぎちゃったんだろうなあ。ま、そんなこともありますな。まあ色々言いましたが、基本的には楽しく見たドラマでありましたよ~

 

ピョン・ヒョクの恋が見れるのは・・・
⇒Netflix