【韓国ドラマ】サイン の感想 ユン・ジフンの不器用な愛が切なくて倒れそうになった・・・!

パク・シニャン主演のサインを視聴終了しました。ドラマだと主役級の登場人物は死んだりしなくてどうせハッピーエンドなんでしょ!みたいなぬるま湯につかった気持ちで見たら心が揺さぶられて痛い目にあったドラマでした。そうだった、韓国ドラマは意外とごめん、愛してるみたいな悲しいストーリーもあるんだったなあと思い出しましたよ・・・

 

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パク・シニャンとキム・アジュンが主演か~ちょっと見てみるかな、って感じで内容も何も予備知識が無い状態で見始めたのですが、いやあなかなか見応えありました。

それにしても、パク・シニャンは不思議なタイプの俳優さんだなあと思ったり。ドラマの中の役の人物になりきるというよりは、その役の人物をパク・シニャンに溶け込ませて演じているような感覚があるのです。だからドラマを視聴していて、その役柄の人としてだけ見ている訳ではなくてどう見てもパク・シニャンだなあと受け止めて見ているのだけど、でも融合していて違和感は無い感じ。『パク・シニャン』ごとその役柄に生かしているような、そんな感覚を彼が出ているどのドラマでも感じるなあ。きっとドラマの選び方もあるのかな。他ではナムグン・ミンもちょっとそんな感じがするなあと私は思っています。

キム・アジュンも綺麗なお姉さんからこんな熱血のちょっと粗野な感じの女性までなかなか幅広い演技が出来る女優さんなんだなあといつも感心します。このドラマのコ・ダギョン役も本当にとても良かったなあ。最終話で彼女の鬼気迫る顔で死体が載ったストレッチャーを運ぶ姿を見ていると涙が出そうになった・・・!

チョン・ギョウンは他のドラマではあんまりいいなと思ったこと無かったのだけど、このドラマではなんだか軽やかで役に合ってたし、オム・ジウォンとのほのかなラブラインが緊迫したドラマのちょっとした安らぎで良かったです。その他にもベテランの俳優さんが脇を固めているのもあってかなりの見応えありのドラマ・・・!

やっぱり見どころはチョン・ビョンド、イ・ミョンハン、ユン・ジフンそれぞれの信念の守り方の違いをきっちりと描いていたところじゃないかな。人間って完全に良い人、悪い人とはっきり区切りをつけることは出来ないんですよねきっと。だから彼ら3人の大切なものを守る方法がそれぞれ違うところを人間のグレーな部分も含めてしっかり描いてあったので、見ている側も共感も出来る部分も多く、ドラマの内容に厚みが出たような気がする。

しかし、最後のユン・ジフンの選択は自分の信念を守るためでもあるのだけれど、私にはコ・ダギョンへの深い愛が含まれているように思えてとても切なかった・・・ 自分が死んだら、どんなことがあっても彼女が検視をして自分が残したサインを見つけてくれるという絶対的な信頼、だから彼女という法医官がいなかったらあの方法を選べなかったのじゃないだろうか?そう考えるとなんという皮肉な運命なんだろう・・・!そして自分が犯してしまった罪への深い悔いが、コ・ダギョンにはそんな後悔を残さずに立派な法医官になって欲しいという思いにもつながったのだろうか、とも思う。

ユン・ジフンはコ・ダギョンへの愛情の萌芽にさえ気づいていないような、いや本当はただ気づかないふりをしたような、そんな彼の不器用な愛に心が張り裂けそうですよ・・・ このラスト。でも、ダギョンはその思いをちゃんと受け取ったよね?ううっ

という感じで、見終わったあと、胸に押し寄せる悲しみで心がザワザワしました・・・ でも次の日にミッション:アンダーカバーのドンパチを見たら元気になったので良かったです!笑 そういう気分転換をしないと引きずられて長い間悲しみに浸り気味のタイプなので危険なのです^^;

いやーしかしこういう終わり方は余韻が残って色々と考えさせられますね。なんだかずっしりと心に残る良いドラマでありました・・・!

 

サインが見れるのは・・・