【台湾映画】祝宴!シェフ の感想 カラフルで美味しそうでパワフルで元気が出る映画!

どうも最近深刻な内容のドラマばっかり見ておりまして、気分転換に、な~んにも考えずに見れる作品が見たかったんですよー。ということで選んでみたのは「祝宴!シェフ」です。ほら、リン・メイシュウが出ているだけでなんとなくノリが予想出来る気がしませんか?想像通りウフウフアハアハ笑いながら見てたらあっという間でした。

 

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邦題は「祝宴!シェフ」で、原題は「総舗師(ツァンポーサイ)」です。台湾ではお祝い事があると宴席が開かれて、そこに出張して伝統的料理を調理する総舗師という職業があるんですよね。大きな宴会なんかだと10卓は○○師が担当、あとの15卓は△△師が担当とか分担したりするみたい。
たまたま一青妙のわたしの台南「ほんとうの台湾」に出会う旅という本を読んだ時にそういう宴会の話が出てきたので少し予備知識がありました。旅行で台湾に行っても知り合いでもいないとそういう宴会に出る機会はなさそうなので、様子が映画で見られるのは嬉しいですよねー 美味しそうな料理がいっぱい出てきましたねえ・・・じゅるり。

台湾のドラマも映画も割とたくさんの登場人物が出てきて、わちゃわちゃしてるイメージなんですがけど、まさにこの映画もそんな感じ。パパが有名な宴会料理人だったのに料理なんて嫌いで台北に行ってモデルをしてるシャオワンがヒロインなんだけど、彼女の印象が残らないくらいまわりの人々が濃いです。

母親のリン・メイシュウ(ファッションもお店のインテリアもチープ・シックで超かわいい!)を始め、借金取りなのに一緒に料理を作ってる二人組とか、父親の師匠の今はすっかりぼけた虎鼻師、その世話をしてるお手伝いさん、召喚獣の3人とかなりデコボコな編成のメンバーのチームで料理大会に出ることになるというはっきり言って無茶なストーリーだし、ライバルチームも濃いし何がなにやらって感じなんだけど、あれ面白いよーって感じです。さすがにあの即席チームで優勝は出来なかったんだけど、準優勝でも無理があるよねえ・・・まあいいけど。

何より受けたのは、審査員たちの料理を味わった時の反応。漫画ですわ。宇宙まで飛んで行ったり死にかけたりそれはもう忙しい。でも楽しい。実写でこんな風に面白く劇画チックにやり切ってくれるといいねー

そして一応ラブラインもありまして、シャオワンと料理ドクターとして最初はお店を手伝ってくれてたのにライバルチームになっていたルーハイ。でも最後は段ボールかぶって頭がお花畑な感じで二人はお似合いでしたね。私はこの辺りはわりとどうでも良かったかもしれないなー

なんだかてんこ盛りでカラフルで大げさで忙しい感じなんだけど、悪い人が出てこなくて、ただただハートフルでハッピーで楽しめるのがすごい。モリモリなのに消化不良を起こさないで一気に見せてくれるのは色んなパワーのおかげかな?それはキャストもだし、料理もだしね!そんな元気がもらえるパワフルな映画でした。面白かった~

 

このドラマが見れるのは・・・
⇒Netflix