【中国ドラマ】宮廷女官 若曦 の感想 ラストに近づくにつれ悲しみが胸に押し迫ってくる・・・

満を持してやっとやっと宮廷女官 若曦を見ました~!韓国ドラマの麗がこのドラマのリメイクだと知ってからいつか見なければと思いながら、やや辮髪に対する緊張感などもあり(かっこいいと思えないかもみたいな気持ち)伸ばし伸ばしにしてたんですが、とうとう手をつけましたよー とても美しかったし、とても良かったんですが、ラストに近づくにつれどんどん哀しみの奔流に私まで巻き込まれるような気分になって、あと数話がなかなか見れずに足踏み・・・ 設定がかなり違うとは言え、韓国版の麗を見ているので話の筋はわかっているはずなんですけど、若曦の方が深い深い悲しみを感じてしまった。あの紫禁城の重厚な石畳に人々の悲しみが染み込んでいるように思えて冷たく切なく見えてしまうせいでしょうか・・・

 

スポンサーリンク


 

さて、どうしても麗と比べて見てしまう部分もあったのですが、私は麗⇒若曦の順番で見てよかったな~と思いました。というのも中国版はあくまでも若曦がメインでプラス皇子達というイメージなんですが、例はヘ・スの魅力だけではちょっと足りなくてその分、皇子達をアイドル的なビジュアルのイケメンたちで揃えたよ!みたいなイメージがあるから。だからだと思うけど、やっぱり若曦の方がストーリーにミーハーなノリがなく重厚な感じがある。だって、麗は最初の始まりからヘ・スがタイムスリップする場所が皇子たちが入ってるお風呂だからね・・・ もし若曦を先に見てたらなんだこれ・・・と思ってその先を続けて見られなかったかもだし、最後まで面白いと思えなかったかもしれない。

麗の第4皇子の顔の傷についても、若曦の第4皇子にはそういう設定はないのですよね。どちらも母親との確執はあるのだけれど、韓国版の方が恨の感情に重きが置かれるからその部分をより悲劇的に描いたのかなと思いました。

リウ・シーシーは初めて見たけれど彼女の若曦の演技はとても良かったです。自分ではどうしようもない運命に身を委ねるしかない切なさ・・・彼女のひたむきな表情がとても魅力的。人気があるのも分かるなあ。着ていたお衣装も素敵でした。

第4皇子役のニッキー・ウーも辮髪がとても似合っていました!!!むしろ辮髪の方がさわやかで素敵に見えるかも(実は続若曦も見ちゃったんですが、洋服だとかっこよく思えなかった!)しかし、見ている途中で年羹堯やロンコドという聞いたことのある名前が出てきて雍正帝ってもしかして宮廷の諍い女で出てきた皇帝じゃない!?と気づきました。そう考えるとあんなに若曦を愛していたけど、たくさん側室がいたんだな・・・と思ってしまったよ!まあどのドラマもどこまで史実に基づいているかわからないですけども。

皇子という存在は、自分が確実に生き残るためには自分が皇帝になるしかない・・・というのが苦しい定めだなあ。そしていざ皇帝になればなったで自由が無くなってしまう・・・という矛盾。二人が別れるしかない結末が、どうしようもないとはいえやっぱり悲しかった。

とても美しくて好きだったのは若曦のお姉さん役のアニー・リウ。美人なのはもちろんのこと、どこか儚げな様子や立ち居振る舞いがとても美しい。少し切れ長の目がこういう衣装に合うのかも。

そして男性陣で一番好きだったのは、ユアン・ホンが演じる第13皇子。役柄もさることながらどうどうとした体躯やキレイな頭の形で辮髪がとても似合ってました!なので彼が死んでしまった時も悲しかったな・・・

反対に第14皇子がどうも好きではなかったなあ。ケニー・リンは恋せよ姐GO!の時に妙に上から目線な話し方の役で苦手だったんだけど、なぜかこのドラマでもちょっとそんな雰囲気があってやっぱりその苦手意識が払拭されずじまいでしたなあ。第14皇子って大事な役柄の一つなので、ここが私の好きなキャスティングだったらまた印象が違ったかな。

 

ともかく、とても見ごたえのある重厚な物語でした。美しい風景や衣装が悲しさを増幅させる・・・ そして続・若曦もこのドラマが良かった勢いで見たんですが、全然続編と言えるものでなくなんだこれはだったのでそういう意味でも中国ドラマはどっちに目盛りが振れるにしてもスケールが違うわ!と変な感心をしたのでした。まあ続編はともかくこのドラマはとても良かったです。見ごたえあり!!

 

宮廷女官 若曦が見れるのは・・・