【韓国ドラマ】刑務所のルールブック の感想 今でも登場人物をふと思い出す感じ

刑務所のルールブックを楽しく視聴いたしましたー!他の韓国ドラマとは少し違った肌触りでしたが、少し淡々とした描き方、ユーモアも交えつつ、希望も見せつつ、そして少しほろ苦いなんていう人生全部が詰まっているようなドラマでした。とても良かったです。

主人公のキム・ジェヒョクのエピソードを中心にストーリーは進んでいくんですが、他の受刑者の描き方も丁寧で心に残りました。まず、キム・ジェヒョクみたいな有名人でも一般人でも、そういう理由でなら傷害致死を起こしてしまう可能性はあるかもしれない、というのを考えてしまいますよね。もちろん人を殺すということは犯罪なのだけど、妹を強姦しようとした男を捕まえて殴ったら死んでしまったという場合、本当に心情的には判断が難しい。法律では明確な判断が下せるのかもしれないけど、うーん。

あとは私は野球が好きなので、キム・ジェヒョクが出所してから一体彼は野球界に復帰できるのかということが凄く気になって見てました。左投げ選手が右投げでもそんな短期間で一流になれるのか、とか刑務所内でそこまで特別扱いしてもらえるのかとかは分からないけど、復帰が敗戦処理のピッチャーでというのは説得力があって良かったな。あれがチームや監督からの彼へのお情けとしての登板で終わるのか、また勝ち試合のクローザーに戻れるのかは分からないけれど、希望も見せつつ、現実的な着地点で納得感がありましたね。

キム・ジェヒョクのキャラクター設定などもパク・ヘスにバッチリはまっていて、その点も大成功って感じ。単純、朴訥な感じがピッタリ。
そういえば、ジェヒョクの高校時代はイ・テソン、ジュノの高校時代はイ・ドヒョンでしたが、二人ともホテル・デルーナにも出てましたねえ!イ・ドヒョンはとにかくアツく掃除しろ!で、印象に残ったんだけど、最近よく見るなあ。ちょっと好きなタイプなので、これからに期待大です。

他の受刑者の面々もみんなとても良かったけれど、ハニャンとジョンウが一番心に残ったかな。二人の小競り合いなんかは癒しで良かったけども、ジョンウの冤罪なんかも実際に起こりうるんだろうか?実際の韓国社会を知ってる訳ではないけれど、韓国ドラマを見ていたら権力者の持つ特権が凄いので、あんなことが起っちゃうのかしら・・・と考えてしまう。そしてハニャンの再逮捕は、あまりにも苦い警笛で泣ける。それくらい麻薬というものは抜け出すのは大変ということなんだろうな・・・ せっかく恋人も母親も待ってくれていたのにね。悲しい。

あとペン部長みたいな刑務官が本当にいるのならいいね。ああやって、寄り添ってくれる人がいるなら、と思う。そういう周辺にいる人たちも人物描写がしっかりしていたので、見ていて本当に面白いドラマだったな!時々、なんだかこのドラマに出て来た受刑者の皆さんのことをふと思い出すんですよね。実在じゃないのにね、不思議な感覚だなー

 

刑務所のルールブックが見れるのは
⇒Netflix