【台湾映画】あの頃、君を追いかけた の感想 恋してる自分を好きな男子の話

台湾映画の「あの頃、君を追いかけた」を見ました。今年、日本でも山田裕貴主演でリメイク版が製作されたようです!青春映画なんですが、見ているとたまらない気持ちになりますー!自分自身のあの青くておバカだった高校時代を思い出すと心がざわざわしてしまう~

 

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1990年代の台湾の彰化という町の高校生たちの物語。

コートンと愉快な仲間たち。それぞれ個性的な呼び名と特徴を持っている。彼らがこんなにおおらかに伸び伸びと生きているのは時代のせいなのか、少し田舎の地域だからなのかな。自分が生きてきた高校時代の汲々としたもっと苦しい雰囲気が無くてとても羨ましく感じてしまう。

仲良しのジアウェイとジアイー。モテモテのジアイーに対して、ジアウェイが卑屈になるようなところもなくて、彼女たちの関係もとても健康的な優しい関係。

コートンがジアイーに教科書を貸してあげたことをきっかけに距離が近づく二人。勉強して何になるんだと馬鹿にするコートンに「自分は頑張らないで人の努力を馬鹿にする人を軽蔑する」というジアイー。

些細な出来事がきっかけでいきなり勉強を始めるコートンみたいに、私たちの衝動ってそんなもんで、人生なんてしょうもないことの集大成なのかもしれないなんて思う。しょうもなくてそして愛おしいもの。そんな気持ちを思い出させてくれるストーリー。

そしてゲストでこんな二人を見つけたよ!ジアイーが見つめる町のカップル役でメーガン・ライとデニー・ホアン。けんかして仲直り。

 

素直に言えなくて、上手に伝えられなくて、結局交わりきらずに通り過ぎてしまっても、あの頃追いかけた君は色あせず永遠に僕の心に。うまく行かなかったのだとしてもそんな気持ちを持てたことこそが人生の宝物なのだ、ということかな?

だけど、女の子があれだけはっきりと好きだという意思を表現していたのに、それを全くくみ取らない男子を見てると、彼は誰かに恋している自分が好きだったんだなあ。そして自分の行動に酔いしれていて、相手のことを知る気なんてなかったんだな。10年たっても幼稚なままってただの拗らせなんじゃないだろうか。

私ももっと無邪気に青春時代も過ごすことが出来たら良かったなあという羨望の思いとともに、男子の妄想映画とも言えるのかもなあなんて思ったのでした。

 

あの頃、君を追いかけたが見れるのは・・・
⇒Netflix