【中国ドラマ】マイ・サンシャイン〜何以笙簫默〜 の感想 ウォレス・チョンが演じるホー・イーチェンがとても素敵!

いやー 久しぶりに細胞が活性化された気分になるドラマを見ることが出来ましたよー マイ・サンシャイン〜何以笙簫默〜を見たんですが、このドラマの鍾漢良(ウォレス・チョン)が!控え目に言って最高にカッコイイです。ひえええええ!
一応、江湖の薔薇で見たことあったんだけど、その時は全然かっこよくないなあ・・・なんて思って数話で挫折した私の目は節穴なんじゃないかと自問しちゃうくらい。まあ、あのドラマはストーリーが好みではない感じだし、古装だったのがイマイチだったのかもしれないなあ。古装でもキリっとした髪型ならいいのかもしれない。それはともかく、感情をあまり外に出さないクールなホー・イーチェン役は激烈に良いです。

そして、唐嫣(ティファニー・タン)もとても可愛い!ちょっとチン・セヨンにも桐谷美鈴にも似ている気がする。そりゃホー・イーチェンが7年間も忘れられなかった女性はこれくらい美人であってくれないとね。

しかし、このボブスタイルもその後のショートもウィッグのような気がするんで、それがちょっと浮いた感じがあって気にはなりました。ショートカットになった時に、みんながその髪型が変だ、伸ばした方がいいっていうんだけど私には普通の髪型に見えたんだけどな。中国では女性はロングヘアが定番でショートは珍しいのかな?

大学生のチャオ・モーションを演じるのは、呉倩(ウーチェン)。私の妖怪彼氏のヒロインですね。ちょっと癖があるタイプなので、ティファニー・タンのイメージとはうまくかぶらない感じはあるんだけど、7年間の渡米生活で性格が変わってしまったという設定なんで、まあ許容範囲。彼女のはつらつとした表情とか動きはやっぱり目を奪われる魅力があるなあ。ホー・イーチェンにつきまとっていてもどこかさわやかなだったのは彼女のその雰囲気のおかげなので、この部分はティファニー・タンよりウーチェンで正解だったのかも!

そして、大学生のホー・イーチェンは羅雲熙(レオ・ロー)。顔立ちはウォレス・チョンと全く違うけれど、クールで感情を表さないところ、堅物なところ、ちょっと影のある感じがうまくてウォレス・チョンと彼をちゃんとリンクして見ることが出来ました。

譚凱(タン・カイ)が演じたイン・フイのモーションを手に入れようとするやり方はなんだか子どもみたい。きちんと向き合って好きだと伝えることもなく、彼女を幸せにできるのは自分だ、彼女は私を必要なはず、と勝手に思い込んでいるのってどこまで独りよがりなんだろうかと思ってしまうのだった。手段を問わないと言いながら、モーションに嫌われたくない故に酷いことは出来ない訳だから、勝敗は目に見えてる。なのにそれを直視しないただの夢見がちなロマンチストおじさんに見えてしまった。残酷なことを言ってしまえば、中国に帰国した後、モーションがイーチェンと結果的にうまく行かなかったとしてもモーションが彼を選ぶことはないだろうに。

結果的に彼の存在が、モーションとイーチェンの愛が強固であることに気づく要因になるという皮肉。そして、ずっとそばでイン・フイのこといつも考え、ずっと見守っているリンダの思いに彼が気づくことがあるのだろうか。そんな風に私たちってないものねだりで大切なものに気づかないものなのかもしれない。

モーションの友人、シャオシャオ役の米露(ミー・ルー)は最高の元カレでもモデル役だったな!我儘なモデルっていう役が似合っちゃうのよね。静止画はいかにもモデル~だけど、意外と表情豊かなのでサバサバした役が良かったかも。

ドラマによくある設定として、「5~10年間くらい元カノまたは元カレを忘れられないでいる」というのがよく出てくるのだけど、実はあんまりしっくり来ないでいるんですよね。そんなことあるわけ無いような気になってしまうというか。環境や生活が変われば人って結構変わってしまうものかなと思うし、そんなに長い間忘れずにいられるのってまれなことではないかなって思う。
なので、そういう設定の時はそうなる理由や背景に納得感がないとドラマのストーリーに入り込めないんですよね。

でも、このドラマでは、ホー・イーチェンの1人で抱え込むような性格やチャオ・モーションの渡米後の辛い生活などがしっかり描かれていたので、二人がお互いを忘れられなかったのがすっと受け入れられてドラマに引き込まれてしまった感じです。そりゃ忘れられないよね、うんうん、みたいな感じで。だから二人がその後、思い合っているのにすれ違いながらも愛を確認して近づいていく感じなんかもリアリティーがあって、切なさがたまらなかったんです・・・ とは言っても、モーションは早くイーチェンにイン・フイとは偽装結婚だったと言いなよとは思ったけども!笑 まあそこもイーチェンの性格なら聞きたくないっていうのもありかなと見てました。

一番のトキメキポイントは、感情を心に押し込めて生きているイーチェンのモーションへの思いの発露するシーン二つ。
会っても冷たくしてしまう癖に気になって仕方なくて、酔った勢いでモーションの家の前まで行って思わずキスしてしまうところ。いつもクールなイーチェンの隠していた感情が爆発してしまうのを見てギャーーーーーってなりました。壁ドンとかあんまり好みじゃなくて他のドラマでいいと思ったことないのだけど、このドラマのは良かったです!!!!
もう一つは、香港に出張に行くために荷造りしているモーションを見て、「また僕を置いていくのか!」とイーチェンが取り乱すところ。普段が冷静なフリをしている彼なので、実はそこまでの不安な気持ちを心に抱えていたなんて!とこっちまで動揺しますよ・・・ってな感じでここでもギャーってなりました。やっぱりギャップなのかな。まあそんな感じで、ウォレス・チョンが演じるホー・イーチェンに私はすっかりメロメロになりました。好き。

あと良かったのは、イーチェンの父親の死の遠因がモーションの父親なのだけど、そのことをモーションには最後まで隠し通すんですよね。こういう事実があるとそれが原因になって二人がすれ違うストーリーになりがちと思うんだけど、そこはイーチェンがモーションのために言わないという方法を取るのがなんだか新鮮で素敵。それがイーチェンの愛し方なのですね。ああ。

そうそう、イーチェンの声もいいなあと思ってたんですが、どうやらウォレス・チョンのセリフは吹替みたいなのです。イメージに合う気がしたのでビックリ。
ちなみに吹替は邊江という方みたいで、あの星空、あの海のウィリアム・フォンの吹替とか太子妃 狂想曲の盛一倫の吹替なんかもしてるので、私はこのいい声を今までに何度も聞いてるようです~

二人が幸せになるまでに紆余曲折があったせいか、ラスト近くのラブラブな二人に良かったねえ、本当に良かったねえ、と幸せな気持ちで見れるドラマでした。欲を言えばラストの2話くらいはもう少しカットしても良いような気がしたかな。もしもあの時こうしていたら・・・という大学時代の回想シーンをなぜか大人の二人で撮り直してる部分は助長に感じちゃった。そういうところもありつつ、でもウォレス・チョンがあまりにも素敵なのでそれだけで私的には大満足のドラマでした!ときめいた!

 

マイ・サンシャイン〜何以笙簫默〜が見れるのは・・