【韓国ドラマ】美少女キラーK の感想 ヒロインがゲームのキャラみたいだったよ!

美少女キラーKを見てみましたよー!恋愛じゃなくて結婚でとっても好印象だったハン・グルのドラマ初出演作です。女子学生の殺し屋役だったんですけども、ライフルなんかも使いこなすしナイフ二刀流だし、ゲームキャラみたいだなーなんて思いながら見ておりました。

 

スポンサーリンク


 

全3話なのですぐ見終わちゃうな~と思って見始めたんですけど、アクションを見慣れてる私でもちょっと疲れる感じで1日に1話ずつって感じで見ました。演技に力が入っているのが伝わって来て、見ているこちらも力が入っちゃってしんどいのかなー。激しいドンパチ、グサグサ刺す殺し合いなんていう作品は、映画の尺くらいがやっぱりちょうどいいのかもしれないなあ。

ハン・グルが割と肉感的なので余計にリアルな女子高生って感じなんですよね。ほら、すごい細い人だともっと人形っぽいイメージで見れる感じなんですけど、彼女だと血まみれになるとますます生々しいです。そういうとこが妙に迫力がある映像になってる気がします。それにドラマが終わった後のおまけの撮影風景のところで、彼女が「同じところをけがしちゃった・・・」と言ったり、飛び降りシーンなんか自分でやってて、かなり激しいアクションも本人が頑張ったんだなーって感じ。これは大変だっただろうなあ。

殺し屋集団SS1のリーダー的存在のミン室長役のパク・ヒョジュ。チャ・ヨンジン(ハン・グル)に殺人方法を教えるトレーナーであり、姉のように慕われる存在であり、そして最終的には敵同士として闘う間柄になる人。味方から敵になったユ・ソンホへの愛憎の思いを抱いてもいる。こうして書いていても複雑な人間関係であるよなあ。

ヨンジンに恋心を抱く高校生役でキム・ドンジュンも出ていました。彼がヨンジンの目の前で殺されてしまうことが、殺し屋として生きてきたヨンジンの心が変化するきっかけになるんですよね。なので、実はストーリーのキーになる人物とも言えるかも。

そして、ヨンジンの高校の同級生役で見たことある人達が出てました。
左端のペ・ヌリはキャリアを引く女で出てたし、まん中のイ・アリンは君を愛した時間とか色んなドラマで出てますね。忘れられない顔だなー

 

殺人組織の裏にあったクォン・トファン(チョン・グクファン)の企みが、実際にありそうでちょっと怖いよね。病弱な自分のために子どもの脊髄を利用したり、それを事業にしようとするのを見ると、昔も不老長寿を求めた人々がいたけれど、今もそういう人がいるのは変わらないのかもな。

ちょっと猥雑な雰囲気や派手なアクションが映画っぽくもありました。ストーリーも割と良く出来ていて意外と見ごたえがありました!

 

美少女キラーKが見れるのは・・・

【韓国映画】春香秘伝 The Servant 房子伝 の感想 春香伝をモチーフに隠された愛を描いた作品

キム・ジュヒョクの出演作見たさに、映画「春香秘伝 The Servant 房子伝」を視聴しました。奇しくもこの感想をアップした今日がキム・ジュヒョクの一周忌。若いころから落ち着いた印象の彼が年をとってからの演技ももっと見たかったな、などと思いつつ。

さて、長い邦題からは、色々なことを表現するための苦心が見えますね。原題が「房子伝」なのは、韓国で有名な春香伝の物語に実際には出てこない下男の房子(パンジャ)の存在があったとしたら・・・というストーリーを描いたものになってるから。なので春香秘伝でも的を得ていないことはないけれど、あくまでもストーリーがパンジャ視点なので、やっぱり「房子伝」がピッタリなんだよなあと見終わって思いました。

 

スポンサーリンク


 

本来はモンニョンとチュニャンが主役のラブストーリーである春香伝は、韓国ドラマを見ていたらそのモチーフが時々出てきますね。快傑春香なんかはモロそうなんだけど、あのドラマを見た頃はまだ韓国ドラマ初心者だったのであんまり分かっていなかったんだなあ。もう一度見たらもっと主人公の家柄の設定とかそういうのが良くわかって面白いのかもしれないなんてことを思ったり。どうだろう。

夢龍(モンニョン)役は、リュ・スンボム。その下男の房子(パンジャ)役がキム・ジュヒョク、春香(チュニャン)役がチョ・ヨジョン。リュ・スンボムがモンニョンなのは良かったな。小ずるい感じのモンニョンにピッタリ。いい抜け感がありました。そして、キム・ジュヒョクが下男役ってのは、ちょっとかっこよすぎる気もしてしまったかな。下男なのに素敵だから女性たちが惹かれてしまう、という設定ゆえの配役だとは思うんですけども。

あとチョ・ヨジョンは、後宮の秘密の時もだけど、この映画でも潔い脱ぎっぷりです。ただし、後宮の秘密は体を武器に権力を手に入れるという描写が必要だったのでとても大事なシーンだったと思うのですが、この映画ではあんまりそういうエロティックなシーンに必然性を感じなかったかもしれない。それも含めて、チュニャンの描写についてはちょっと曖昧な印象で、高い位を手に入れたいというのは分かるのだけど、彼女が誰を本当に愛していたのか、何を求めていたのかは伝わってこない感じかなあ・・・ それともパンジャ視点だからわざと分からないように作られてるのかもしれない。そうだとしたら反対に凄いけど。

パンジャが自分の存在を抜きにしたモンニョンとチュニャンの嘘の美しいラブストーリーを作家に書いてくれと依頼して、現在伝わっている春香伝が残った・・・というのはうまく出来ているなあと思いました。でもそれがパンジャのチュニャンへの愛というよりは、自分はこんなにチュニャンを愛しているのだというロマンティストの自己満足のように思ってしまうのは、私が現実的過ぎるのかもしれないなあ。ちーん。
そんな感じで見てたんで、本当に平坦な心でただ見ているだけって感覚の映画でした・・・

息抜きって感じで、エロじじいのマ老人の恋手ほどきとそれを実践するパンジャのやり取りなど笑えるシーンもあって面白かったです。監督のキム・デウは、情愛中毒の監督でもあるんですねー なるほど、だからチョ・ヨジョンが情愛中毒にも出ていたんだな!

 

春香秘伝が見れるのは・・・

【中国ドラマ】彼女たちの恋愛時代 の感想 友情も愛情もすべて幻で確かなものなんて何もないのかもしれない

彼女たちの恋愛時代を視聴終了しました。仲良しの女子4人組が主役なんですが、なんだか現代の上海に生きる女性たちのリアルがてんこもりに詰まっているようなそんなお話でした。彼女たちそれぞれの身の上に起こる出来事が非常にシビアというか手厳しくてちょっとビックリしてしまうくらいでありました・・・

 

スポンサーリンク


 

 

自殺、暴力、ストーカー、レイプ、余命宣告、親の死、など彼女やその周りの人々に起こる事件が盛りだくさん過ぎて、本当に今の時代を生きるってどこの国でも大変なんだわ、としみじみ思ってしまう。

最終的には、彼女たちは得るものも失ったものもあったという感じなんだけど、見ていた実感としては友情も愛情も全部幻で何ひとつ確かなものなんてないみたいな気分になってしまったよ・・・ るー

そんな気持ちに拍車をかけたのは、人気作家のチョウ・チョングァン役のキミー・チャオの存在かもしれません。こういう切れ長の目の細身のイケメンがとても好きなので、初めて見た私はすぐに彼について調べだんです。そうしたら彼は2016年に28歳でお亡くなりになっていたという・・・ このドラマの中でチョングァンが癌で余命宣告される役というのもあって、うつ病を患ってしまうような繊細なキミー・チャオが役に気持ちを寄り添わせ過ぎたのだろうかと、すべては勝手な想像でしかないのだけれど、こんなに美しい人が生きづらい世界なんて本当に切ないことだと思ってしまったのでした。

脆くて繊細な情緒豊かな作家らしい風情がとても似合っていただけに、このドラマで感じた儚さが演技だったのか、本当の彼が纏っていたものなのか分からなくて苦しい気持ちが見終わった後も残ってしまう。

そして、ピーター・ホーについては、もう見た瞬間からソフトバンク・ホークスの柳田悠岐選手に似てる・・・と思ってしまった!

顔の感じも似てるんですけど、背格好が似た感じなんですよねえ。
こうして写真を並べてみてもやっぱり似てると思うなあ。うん。

他にもいっぱいイケメンが出てきて、リン・チャオの彼氏のジェン・シー役でリー・イーフォンとか、グー・リーのいとこ役でヤン・ヤンとか。このイケメンを惜しみなくどんどん出してくる感じが中国ドラマだわ~と思いました。中国ドラマを見始めた頃はイケメンいっぱい出てくるのに驚きもしたけど、最近はすっかり慣れたので平常心ですよー笑

グー・ユェン役のシュー・ユエは、もみあげがとっても気になりました・・・ 私は好みではないけれど、目が子犬のようでつぶらだなあと思うー

仲良し4人組の中では、ジャン・カイトンの演じるグー・リーという人が一番印象に残りましたね。シー・チョンに対してあまりにも高圧的で、ナン・シャンの友人だとしても彼女には彼にそこまで言う権利はないと思って見ていたら、案の定追い詰められたシー・チョンが爆発して酷い事態に。グー・リーがいなかったら彼はあそこまで酷い状況に陥らなかった気がして、この二人のやり取りの行く末にはやるせなさを感じてしまいますね・・・

言葉の暴力と身体の暴力があって、前者は目に見えないし実際に罰されることはないけれど、後者は目に見えるから実際に罰される訳ですよね。グー・リーはシー・チョンを言葉の暴力で追い詰めて、達者な言葉を持たないシー・チョンがそれに対抗するには身体的な暴力で返すしかなくて。友達の彼氏がいくらひどい人だからといってわざわざ一人でその人の職場まで説教しに行って、そのあげくせっかく仕事を始めて更生しようとしていた人の生活をぶち壊す意味が分からない。シー・チョンの暴力やレイプが正しいことなんて思わないけれど、この感じは刑務所から出所して新しい人生をやり直そうと思っても、周りがそれを許さなくて仕事にもありつけなくて結局また盗みを働くしかないなんて状況を見ているかのような気がしてしまう。
シー・チョンの行動は許されることではないけれど、グー・リーの行動だって許される範疇を超えている気がして後味が良くない。

あとはグー・リーの父親の部下役の李雨軒がなんだか見たことある気がしたんだけど、初めて見た俳優さんだったみたい。時代劇が似合いそうな顔だなーと思ったのでまた見つけることもあるかなあ?

あと、ジェン・シーに付きまとってた子を演じてたのがモーニング娘。の元メンバージュンジュンなんだって!そういえばモー娘に中国人メンバーがいたようなうっすらとした記憶がある。強引なストーカーよりもああいう弱さを見せつけて同情をかうタイプは拒絶したらこっちが悪い人みたいになって困るんですよね・・・
どうして私の方が彼を幸せに出来ると勝手に思い込めるのか分からないよ。どこからその自信が来るのだろう。

 

都会では愛情も友情も砂上の楼閣のようなものなのかもしれない。たった一つのボタンの掛け違えで変わってしまう人生。本当に生きるって大変だな、なんて思ってしまうドラマでした。ラストもこれからもまだ彼女たちの人生に波乱が起こるのを示唆していたような気がするしね。

 

このドラマが見れるのは・・・



  

【韓国ドラマ】神のクイズ シーズン2 の感想 ジヌとギョンヒの微妙な距離感のロマンスが好き。

神のクイズはシーズン4まであると知っていたものの、これまた後回しになっていたのですが、やっとシーズン2に手を付けました。TSUTAYA TVにはシーズン1~4まで全部入っているのでこの機会に全部見たいな~。そして、韓国では神のクイズの5作目「神のクイズ:リブート」が11月から放送されるらしいのでこれまた楽しみ。それにしても5作も作られるなんてよほど人気があるドラマなんですねえ!

 

スポンサーリンク


 

人気があるシリーズだからとも思うんだけど、シーズン1に引き続きシーズン2も主要メンバーを演じる俳優さんたちがそのまま出ているのがいいですねー!そして話数も2話分増えて全12話になっています。

ハン・ジヌ役のリュ・ドクファンはもちろんのこと、カン・ギョンヒ役のユン・ジュヒのほのかなロマンスが少しずつ進んでいくのがいい感じ。前回のラストからこのロマンスがどう進んでいくのかも楽しみにしていたところだったんですが、べたべたしないけれどお互いを思っている二人の微妙な距離感がとても良いです。その点はシーズン2も期待通りだったのでこの先も気になります!

 

このドラマは希少疾病を軸にしてストーリーが展開してきますが、その病気を通して弱者にスポットライトを当てているドラマですね。シーズン2では、障がい者の方なども出てくるのだけど、彼らに向ける視線がどこか優しい気がする。病気やその患者の方、障がいを単にセンセーショナルに書き立てるのではなく、きちんと向き合って脚本が作られているなあという印象です。丁寧な作り。

「エレファントマン」では、その病気を患っている彼は確かに外見は普通ではなくなっているのだけれど、そのせいで怪物と呼ばれる彼が怪物なんかではなくて、そのひどい言葉を投げつける人間たちの方が怪物なのかもしれないと考えさせられてしまう。

それから、今回はミン刑事というプロファイラーの新キャラがいるので、また新しい視点が入って面白いです。その彼女が「サイコパスの判断基準は良心や罪悪感がないこと」と言っていて、なるほどと思いました。単にヤバイ行動をする人のことをサイコパスなのだと思っていたけれど、言葉の定義としてはそれは間違っていたと分かりました。勉強になるなあ。そして先天的より後天的にサイコパスになる確率が多いというのもビックリ。環境が性格に与える影響とはかくも大きいのだなあ。

あと、うまいなあと思うのは、それぞれのエピソードがだいたい1話で終わるんだけど、その全話を通じてジヌに関係する事案が匂わせるように作られている点ですね。シーズン1でも出演していて死んだと思っていたチョン・ハユン(アン・ヨンジュン)が実は生きていて、脳にチップを埋められていて、ラストでジヌと対峙することになるんですが、それまでの各話に少しずつそれに関する部分も入れ込んであるのが興味深いです。7話の「耳の中の爆弾」なんかはジヌとは関係のない事件なのだけど、もしかしてその被害者もチップを埋められているっていうこと!?みたいに思わせて視聴者に期待を持たせるのがうまい。犯罪捜査モノではそういう手法がとられていることも多いけれど、このドラマは更に凝ってるイメージかな。

 

人気があったドラマの続編となると、シーズン1は面白かったけれど、シーズン2は面白くなかったなんてことが多い印象なんですが、それは神のクイズには当てはまらないみたい。シーズン2もとても面白かったので、この先の続きも更に見るのが楽しみです!

 

 

神のクイズ シーズン2が見れるのは・・・

【香港映画】腐女子探偵★桂香(グイ) の感想 タイトルのB級感はあてにならない意外と普通の探偵映画だった!

最近、やや深刻なドラマを見ていることが多かったので、息抜きにぶっ飛んだようなドラマか映画でも見たいなあと思って、そういう意味でタイトルのB級感に期待して見たのが「腐女子探偵★桂香(グイ)」です。

腐女子なんてタイトルがついてる割にはヴィック・チョウなんて出てるし、何それもしかして彼が映画の中で出てくるBL漫画の登場人物として描かれちゃうの!?なんてところまで想像が広がったのですが、そんな期待は全く当たらず意外とまともな探偵ものでそういう意味ではちょっと残念でした。

 

スポンサーリンク


 

邦題では「腐女子探偵★桂香(グイ)」なんてつけちゃってますが、腐女子が何かを知らずにつけたのではないかと思われます。主人公は漫画を描いてはいますが全くBL要素は見受けられないし、失恋はしたものの彼氏がいたこともあるリア充です。オタクとはまあ言えなくもないけど、腐女子にはあらずという感じ。実際のタイトルは「宅女偵探桂香」なので納得なのですが、邦題は違う方向に行っちゃったよね。マジで思ってるけど、タイトルは大事だから適当につけたらあかんよ!?

ヒロインのワン・ルオダンは初めて見たんですが、ちょっと雰囲気がペ・ドゥナに似てる感じの美人さん。薄化粧でも髪の毛がぼさぼさでも泣きじゃくってもやっぱり可愛いのでした。

オタクという設定だけど、でっかいバイクに乗っちゃったりもするし、天才で有能な探偵だし、ただのカッコイイ女の子やん?意外性を持たせようとしてオタクという設定にしたんだろうけど、その部分は全く映画の内容に関わりがなくて見てるこっちが反対に驚いたよー

ヴィック・チョウは私はMARSで見た以来ですが、すっかり大人っぽくなってて、刑事役もなかなか素敵でした。ヤン刑事とグイのちょっと控え目なやり取りはとても良くて少しずつ好感を持っていくところは良かったですねー。でもそういうロマンス要素が出てくるのを見て、グイがやっぱりただのリア充やん!?ってな気になりやっぱりオタクを標榜する設定にますます頭にはてながいっぱいになるのでありました。

それにしても彼の斜めから見た顔がとても美しくて、京劇とかそういうのが題材になった作品とか出たら似合いそう!と思いました。大人になっていい感じで色気が出てきた気がする!ああいう絹の中国服がとても似合うと思うなあ。

 

さて、肝心のストーリーですが、初めから出そろっている登場人物の中から犯人を見つけるタイプの展開ではなく、事件が起こりそこで初めて怪しいと思われる人が出てくるって感じなので、見てる側は何も予想が出来ないんですよね。だから主役たちが解決するのをただ見ている感じだし、突然増える登場人物もいるしで、推理の内容を理解するのに必死で追いかけて見ている感覚でした。ある意味一気に集中して見ることが出来たので良かったともいえるのですが、説明不足の感もちょっとあります。ちょっと分かりにくいんだなあ。

考えてみるに、撮りたかっただけなんじゃないかというカーチェイスに時間が割かれてたりしますので、説明不足になるのも仕方ないかと。サイモン・ヤムが演じていることで犯人に違いないと最初から思ってしまう整形外科医のツァイがあそこまでグイを執拗に追いかける必要があったんかな。あんな派手なカーチェイスしたらいくらでもカメラに映像が残って捕まるからね・・・他の犯罪を犯している人がそんなことで足がつくような真似をしないと思うんだけど、その辺りは大味な訳です。そこが香港映画のいいところでもありますけどねっ

てな感じで、想像とは全く違った映画ではありましたが、実際に予想した内容とは違う意味でのB級感は楽しめたので良かったです。面白くないことはなかった感じです!

 

 

腐女子探偵★桂香(グイ)が見れるのは・・・