【韓国映画】春香秘伝 The Servant 房子伝 の感想 春香伝をモチーフに隠された愛を描いた作品

キム・ジュヒョクの出演作見たさに、映画「春香秘伝 The Servant 房子伝」を視聴しました。奇しくもこの感想をアップした今日がキム・ジュヒョクの一周忌。若いころから落ち着いた印象の彼が年をとってからの演技ももっと見たかったな、などと思いつつ。

さて、長い邦題からは、色々なことを表現するための苦心が見えますね。原題が「房子伝」なのは、韓国で有名な春香伝の物語に実際には出てこない下男の房子(パンジャ)の存在があったとしたら・・・というストーリーを描いたものになってるから。なので春香秘伝でも的を得ていないことはないけれど、あくまでもストーリーがパンジャ視点なので、やっぱり「房子伝」がピッタリなんだよなあと見終わって思いました。

 

スポンサーリンク


 

本来はモンニョンとチュニャンが主役のラブストーリーである春香伝は、韓国ドラマを見ていたらそのモチーフが時々出てきますね。快傑春香なんかはモロそうなんだけど、あのドラマを見た頃はまだ韓国ドラマ初心者だったのであんまり分かっていなかったんだなあ。もう一度見たらもっと主人公の家柄の設定とかそういうのが良くわかって面白いのかもしれないなんてことを思ったり。どうだろう。

夢龍(モンニョン)役は、リュ・スンボム。その下男の房子(パンジャ)役がキム・ジュヒョク、春香(チュニャン)役がチョ・ヨジョン。リュ・スンボムがモンニョンなのは良かったな。小ずるい感じのモンニョンにピッタリ。いい抜け感がありました。そして、キム・ジュヒョクが下男役ってのは、ちょっとかっこよすぎる気もしてしまったかな。下男なのに素敵だから女性たちが惹かれてしまう、という設定ゆえの配役だとは思うんですけども。

あとチョ・ヨジョンは、後宮の秘密の時もだけど、この映画でも潔い脱ぎっぷりです。ただし、後宮の秘密は体を武器に権力を手に入れるという描写が必要だったのでとても大事なシーンだったと思うのですが、この映画ではあんまりそういうエロティックなシーンに必然性を感じなかったかもしれない。それも含めて、チュニャンの描写についてはちょっと曖昧な印象で、高い位を手に入れたいというのは分かるのだけど、彼女が誰を本当に愛していたのか、何を求めていたのかは伝わってこない感じかなあ・・・ それともパンジャ視点だからわざと分からないように作られてるのかもしれない。そうだとしたら反対に凄いけど。

パンジャが自分の存在を抜きにしたモンニョンとチュニャンの嘘の美しいラブストーリーを作家に書いてくれと依頼して、現在伝わっている春香伝が残った・・・というのはうまく出来ているなあと思いました。でもそれがパンジャのチュニャンへの愛というよりは、自分はこんなにチュニャンを愛しているのだというロマンティストの自己満足のように思ってしまうのは、私が現実的過ぎるのかもしれないなあ。ちーん。
そんな感じで見てたんで、本当に平坦な心でただ見ているだけって感覚の映画でした・・・

息抜きって感じで、エロじじいのマ老人の恋手ほどきとそれを実践するパンジャのやり取りなど笑えるシーンもあって面白かったです。監督のキム・デウは、情愛中毒の監督でもあるんですねー なるほど、だからチョ・ヨジョンが情愛中毒にも出ていたんだな!

 

春香秘伝が見れるのは・・・

こちらの記事もどうぞ!

コメントを残す