【韓国ドラマ】赤と黒 の感想 二人のテソンが行きつくやるせなくてやりきれない結末・・・

韓国ドラマの「赤と黒」の視聴を完了しました~ 日韓共同制作のドラマ?なのかな?なので日本でのロケやら、日本人の俳優さんも登場したりします。でも前半だけだから、共同制作って程ではなさそうに思えるんですが、その辺はどうなんでしょう?

 

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日本のシーンで豊原功補がガラス工芸家役で出てきます。

日本のドラマをあんまり見ないので、日本の役者さんを久しぶりに見たなあ~なんて。

さて、序盤ではゴヌクのヘシングループへの恨み方をあらら~って思っちゃってたんですね。だって、坊主憎けりゃ袈裟までって感じじゃないですか?会長とその妻に対しての憎しみは分かるんだけど、モネやその姉のテラまで向ける必要あるのかな~って思ってね。もしかして1年間一緒に過ごした時に彼女たちにひどい扱いを受けたとかあるのだとしても、その部分は全く描かれないしなあ・・・
後はまあ幼なじみのソニョンの自殺の件があるから、テソンに対する思いについては複雑なものがあるっていうのは理解できる気もするけどね。でもやり過ぎだなあと思って見てたんですね。

そうしたら、その少し理不尽と言えるほどの復讐が、最終的に全部自分の身に降りかかって返って来て、ああ~とやるせない気持ちになってしまいましたね。因果応報という結末は嫌いではないのですが、ゴヌクがやり過ぎた分も全部ブーメランで返ってきちゃってね・・・ あの終わり方は必然ともいえるし、ストーリーとして彼を終わらせてあげるのは優しさでもあるのかなとも思いつつ、まあでもなんとも言えない気持ちになります。ちょっと引き摺るわー

ところで、キム・ジェウクは、横顔が美しいですね。シャツ+パンツの姿がとんでもなく素敵だな・・・と思います。私はやっぱり(体が)薄っぺらい人が好きなんだな。

このキム・ジェウクが演じたテソンも悲しい存在でしたね。お金持ちではあるけれど幸せから遠いところにいるように見えたから、ジヌクが彼を目の敵にするのを見るのがなんだか辛かったのだけど、実は彼もジヌクと同じような犠牲者だった訳で、結局私のその気持ちは正しかったのかもしれないなあ。

いやあ、それにしてもシン女史役のキム・ヘオクは凄かったね。金切り声が耳から離れないよ。彼女は血が繋がった者しか人間として見れないってことなんでしょうね。キム・ヘオクのこういう狂気じみた役は、割と好きです。TWO WEEKSの国会議員役を思い出しますね。あれも怖かったなー

あとムン・ジェインという存在はちょっと訳分からんかったな。シン女史から無料の服を恵んでもらったのを高い服をもらったと喜んで馬鹿だったとプライドの高いことを言いながらも、それを返品して換金するようなプライドの無さも見せるし。やってることが矛盾してる気がして、私はあんまり彼女の気持ちに寄り添うことが出来なかったんだなー

この前見た「カン・チョルジュン 公共の敵1-1」でも思ったけれど、キム・ナムギルは殺気を纏うのがうまいなー そんな風な危険な男の匂いをぷんぷんさせてるからモネもテラもいちころだったんですかね。復讐をする方法をとして自分に恋させるっていうのがよく出てくるけど、「異性を落とす」という技術は頑張れば会得出来るってもんでもないと思ってしまってそこだけ素に戻ってしまうよ。ドラマなんだから!とは思って見てるんだけど、あんまり相手の人数が多いと、そんな訳ないとか思ってしまうのだった。あかん。

思ったよりも衝撃を受けるラストで、ががーんって感じでした。シン女史が想像した以上に冷酷な人だったということで、驚きの展開でありました。あんまり幸せな登場人物がいないドラマだったな。でもどんな環境でも本当は自分次第なんだなとか思ったりもしてしまう。人のせいにして生きても何の解決にもならないのかもしれないなー

 

赤と黒が見れるのは・・・