【韓国ドラマ】完璧な妻 の感想 チョ・ヨジョンの演じる怖い女は本当に怖い

「完璧な妻」の視聴を終了しております~ ベビーシッターに引き続き、怖い役が似合うチョ・ヨジョン出演作であります。彼女、こういう役が定番になってきた感もあるな。まるで演技っぽくなくてどこか彼女の中から滲み出るように感じてしまうから余計に怖さが炸裂するんだろうなあ。こういった役は演じる人にめっちゃ左右されますが、彼女は背筋が寒くなるような独特の感覚を与えてくれますね。

 

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シム・ジェボク役のコ・ソヨンも綺麗だけど、おばさん感もちゃんとあって良かったし、ク・ジョンヒ役のユン・サンヒョンも絶妙にダメ夫感がばっちり出ててキャスティングは全体的にとても良かったです。役者さんがそれぞれの役をしっかり演じ切ってたからこそ、ウンヒの恐ろしさが際立ったなあなんて思います。

しかし、ジェボクみたいに離婚するってなった女性にはドラマでは必ず支えてくれる年下のイケメンが現れるよな。そんなに都合良いこと実際にはなかなか起こるまいよ・・・と思ってしまうよ~ いやそうか、離婚というリアルな題材を使うからこそそういう素敵な設定が必要なのかもしれませんね。それは分かる気もするんだけど。

あとはウンヒと彼女の母親の関係が理解できるような、理解できないような感じでした。過去の虐待への後悔の思いから、母親はウンヒへの謝罪として言いなりになってたんでしょうか?しかし、それは謝罪の方向性としても、彼女の病状を和らげるためにも逆効果にしかなっていない気がしてしまった。そばで娘を助けるのは自分自身の贖罪としては有効な気がするけど、娘の助けにはなっていなかった気がします。

ラストも、まるで何も起こってなんてないような平和な風景っていうのが、嵐の後って感じで見てて苦しい。傷跡がなくなることは無いのだけど、過ぎ去ったらそれを忘れて日常生活を送ろうとする人間の性みたいなものを考えたりして。表面的には、まるで忘れたように見えるんだけど、本当は心の底から消えることは無いものってある。ウンヒみたいな強烈な嵐と触れ合うことはまれだけど、それでもみんなそんな風に忘れた振りして生きて行ってますよね。はあ。私も頑張って生きて行こう。

この感想、ウンヒが怖かったしか書いてない気がしますけど、ストーリーもそれなりに面白かったです。あ、ウンヒの弟のエン君はこの役はイマイチでしたね。彼はクールな雰囲気はあんまりしっくりこないので、優しい役のがやっぱり似合うな!

 

完璧な妻が見れるのは・・・