【韓国ドラマ】神のクイズ シーズン4 の感想 ギョンヒが帰ってきたよー!わーい

神のクイズ シーズン4の視聴を終了いたしました!このシリーズをやっと最後まで見れたのでちょっと達成感~ でもまた新作が韓国で放送されるみたいなので、それも楽しみにしておこうっと!前作はギョンヒがいなくて物足りなかったのですが、今作は再登場して嬉しい。扱っている事案が深刻なものが多いので、やっぱりジヌとギョンヒの穏やかな愛情も描かれているとホッとします。

 

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今回は、イ・ドンヘやキム・ジェギョンの華やかなキャストを登場させたことで変化をつけて来ている感じ。ちゃんとそれぞれの性格や特徴も伝わってくるように描写されているので、新しい登場人物が出てきても割とすっと受け入れられるのはうまいなあと思います。

ストーリーとしては、ジヌが実は脳の手術のあと1年間も眠っていて、ギョンヒが一生懸命世話をしていたというところからの始まり。二人の愛は表面的には激しくは見えないけれど、穏やかでもとても深い。互いに労わりあい理解しようとする姿が好きなんです。あんまりこういう愛情の描写を他のドラマでは見ない気がするので余計のこのドラマが好きなのかもしれない。

1話ずつ事件が起こるのはいつものシリーズと同じですが、全話を通しての事件として巨大企業の陰謀みたいなものが描かれます。ジヌの脳の問題は起こらないのだけど、今度は彼の母親が登場したり、イ検事が資料をギョンヒに渡すことで彼女に危険が迫ったり。そしてハン・シウ(イ・ドンヘ)も別ルートでその事件を調べていて命を狙われてしまうんです。単に私の好みの問題なんだけれど、捜査をしている人にまで危険が及んで死んでしまうのってあんまり好きじゃないんだな。ストーリー上でどうしても避けられない必然のシチュエーションなら納得できていいんだけど、あんまり重要じゃない筋書なのに死んでしまうのはイマイチかな。という訳でシウの結末はちょっとな~と思ってしまった。

ケース10の神の代理人のエピソードで、「母親は神の代理人なのかもしれない」と見れた後にジヌの実母を出して来て「子どもを愛する母親ばかりではない」と持ってくる脚本のセンスは好きなのだけど、ケース11・12のグッバイ・メビウスのエピはいろいろと無理やり感があって入り込めない感じでした。入院してたソ・ダミちゃんの名前はジヌの母親のダミーという意味からから来てるのかな・・・というクローン話とか、ジヌが薬を使って脅迫して自白をさせる方法とか、チップを埋め込んで手足を動かせるようになる技術とか、無理がある設定ややり方ばかりで「おいおい」とツッコミを入れたくなる感じなのよね。うむむ。

シリーズも4作目となるとバラエティーを持たせるために新しい要素を入れなければいけなくて大変だろうな~とは思うのですが、今回は意外性を狙い過ぎて取っ散らかった印象でありました。でもそれぞれのエピソードは興味を面白かったので、メビウスの話だけちょっとという感じです。

ケース07のXはちょっと切なかったですね。両性をもって生まれてくるという話は聞いたことがあるけど、子どもの時に外見を男性にしたけれど、心は女性ということがあるんですね・・・ あとオッドアイの高校生を演じたチャン・ギョンオプくんも印象的なルックスで気になりました。切れ長の目に弱い。

 

あくまでもドラマだと分かっていはいるんだけど、シリーズを4作も見ると少しずつジヌの秘密が明かされて来て、でもまだまだ知らないことがあるんだろうなと考えてしまう。人物として親近感を抱いてしまう感じがありますね。母親の登場で更にジヌの過酷な人生が垣間見れてしまった気がして心が痛い。だからなのかな、どうしてもジヌとギョンヒに穏やかな眠りが訪れますようにと祈ってしまう。そんな気持ちになるドラマなのでした。

 

神のクイズ シーズン4が見れるのは・・・


【香港映画】レジェンド・オブ・トレジャー 大武当~失われた七つの秘宝~ の感想 宝探し+武道大会+ロマンスって感じかな

映画「レジェンド・オブ・トレジャー 大武当~失われた七つの秘宝~」を見ました~ 視聴中のドラマ「七侠五義」に出演しているチウ・マンチェクが出演しているので興味を持って見てみたら、ヤン・ミーまで出ていてビックリ。その上、芸術・服装指導がワダエミ、武術指導がコーリー・ユンという有名どころでわりと豪華な顔ぶれですね。わくわく。

 

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映画の宣伝文句としては、中国版インディージョーンズらしいんですけど、確かに宝さがしの要素はありますが、すぐに見つかるしあんまり冒険感はありません。そうだなあ、宝探し+武道大会+ちょっとロマンスみたいなストーリーでしょうかね。もしもカンフー的なアクションを目当てに見ると物足りないかもだし、反対に宝探し要素を楽しみにしていたとしたらそれも物足りないかも。でもすべての要素がほどほどに散りばめられているので、そのぬるい感じがむしろちょうどいい人もいるかもしれません。私なんかはそんな感じで結構好きでした。

山奥にある中国武術の本山の武当山の景色が神秘的で美しいんです。こういう風景見るとときめくなー。ここで開かれる武術大会中に宝探しを絡めてあるって感じです。しかし武術大会の様子はイマイチ盛り上がらないかな。なにせ決勝に残る唐寧(シュー・チャオ)が全然強く見えないんですね。その点はちょっと物足りない。

唐雲龍を演じるチウ・マンチェクは丸眼鏡。古装を見慣れているせいか洋服姿はなんだか変な気分だよー。秘宝を手に入れようとするのがなぜなのか最初は分からなかったんですが、娘の唐寧の病気を治すためだったんですねー 秘宝が7つ揃ったら病気を治せるとか仙人になれるというのは中国のお話って感じがします。

女武術家の天心を演じるヤン・ミーはオレンジ+茶の衣装が似合ってとても美しいです。闘う前の最初のポーズも決まっていてなかなか所作が美しくてほれぼれ。美人は何しても美人だなー 彼女は先祖のものだった神剣を探しに来るんですが、目的が同じ唐雲龍と協力することに。

二人のちょっと仄かなロマンスもあり。この二人が協力して闘う時がダンスを踊っているみたいなんです。コートの裾をたなびかせながらの動きがなかなか素敵。
カンフー目当てで見ちゃうとこの辺が生ぬるく見えるちゃうかもなあ。ロマンチックなカンフー!って私は思えて楽しかったです。

あとは、水合一(ルイス・ファン)の睡功が面白かった。意識を無にするということに繋がるのかな。彼と唐寧もほのぼのとした間柄。そうね。全体的にほんわかしてるな。

天心のことをお姉さんと呼ぶ唐寧のこの寝室でもシーンもなんだか素敵。美人なお姉さんと妹という構図好きかも。なんにせよ美人って絵になるなあ。

 

一応、悪い人も出てくるんですけど、もちろんチウ・マンチェクが倒してくれるし安心して見れますよねー 闘っている内容のはずなのになんだか平和な映画なんですよね。ヒリヒリしたい人には向いていないですが、ほんわかした雰囲気が好きな人には意外と良いんではないでしょうか?私は結構好き。ヤン・ミーが強くて美しいだけでも満足しちゃうんですけどね!笑

 

 

レジェンド・オブ・トレジャー 大武当~失われた七つの秘宝~が見れるのは・・・


【韓国映画】ロマンチック・アイランド の感想 ボラカイ島の美しい海が素敵!

イ・ミンギ目当てに映画「ロマンチック・アイランド」を視聴しました!軽いテイストのラブコメですが、ボラカイ島の景色も綺麗で楽しく見れました。3組のカップルが登場しますが、それぞれのカップルの接点は同じツアーに参加したという点だけなんだけど、うまくまとめてあるな~という感じでした。

 

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芸能人だけどつまったスケジュールに爆発しちゃって1人でフィリピンに来たユ・ガヨン(ユジン)、フィリピンで働いてる友人に誘われてやってきたプー太郎のイ・ジョンファン(イ・ミンギ)。普通に韓国で生活をしていたら出会うことのない二人だけど、偶然の出会いから段々と仲良くなっていく。

南の島って開放感ありますし、だんだん親密になっていくよねえ!ユジンはお化粧濃い方がいいな。可愛い。イ・ミンギも可愛いおとぼけ男子って感じです。出演作を見れ見るほど演じる役の振り幅が広い。どの役も違和感なくてスゴイです。今回はちょっと頼りないところがとてもいい。

最初は背中にサインを書いてもらうだけで喜んでたのにね。ジョンファンは消さないから!って言ってたけど、消えるから!と思いつつ。

フィリピンはセブ島しか行ったことないけど、ボラカイ島の海がとってもキレイですねー 開放的な気分になってそりゃ恋にも落ちますね。

 

もう一組は父の訃報を受けマニラに来たCEOのカン・ジェヒョク(イ・ソンジュン)、仕事も家族も嫌になっちゃって旅に出たチェ・スジン(イ・スギョン)。

ボラカイ島に行くことにはしたもののスーツ着ちゃってるジェヒョク。でもだんだんとスジンのペースに乗せられてバカンスを楽しむ姿勢になって行くのが自然でいい。

ジェヒョクの表情が少しずつ柔らかくなっていくんですよ。それがとてもいいです。

明日帰るというジェヒョクと、まだ旅を続けるというスジン。ちょっと距離感のある、でもお互いに好感を持ってる感じの見せ方がうまくて、ガヨン&ジョンファンカップルとはまた違いが出てていいのです。

 

そして三組目が、パク・チュンシク(イ・ムンシク)とその妻ヨンシク(イ・イルファ)。チュンシクは自分が脳腫瘍だと知り、妻と娘のために保険金を残そうとこの旅行に死ぬつもりで来たんですね。だけど、自分でうまく死ぬことが出来なくてとうとう殺し屋に依頼することに。でもターゲットとしてチュンシクだけでなく、ボラカイ島ツアーに参加したジョンファン、ジェヒョクの写真までもが手違いで殺し屋に渡ってしまうこととなり、一体どうなってしまうの!?というようなストーリー。

まあ、チュンシクもやっぱり生きたいって思い直してたし、このゆるいノリでまさか誰か死ぬってことはないだろうと分かるのでその点は安心して見ていられますね。

 

帰国してからもそれぞれがハッピーエンドです。旅行中のドキドキってその場の力もあるから帰ってきたらその魔法がとけちゃう感じが私はあるんだけどな。そういうのはこの映画の登場人物たちはたやすく乗り越えちゃうのもいっそ潔くていいのかな。ボラカイ島の景色も綺麗だし、軽い気持ちで楽しめる映画でしたよー!

 

 

このドラマが見れるのは・・・


【台湾映画】祝宴!シェフ の感想 カラフルで美味しそうでパワフルで元気が出る映画!

どうも最近深刻な内容のドラマばっかり見ておりまして、気分転換に、な~んにも考えずに見れる作品が見たかったんですよー。ということで選んでみたのは「祝宴!シェフ」です。ほら、リン・メイシュウが出ているだけでなんとなくノリが予想出来る気がしませんか?想像通りウフウフアハアハ笑いながら見てたらあっという間でした。

 

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邦題は「祝宴!シェフ」で、原題は「総舗師(ツァンポーサイ)」です。台湾ではお祝い事があると宴席が開かれて、そこに出張して伝統的料理を調理する総舗師という職業があるんですよね。大きな宴会なんかだと10卓は○○師が担当、あとの15卓は△△師が担当とか分担したりするみたい。
たまたま一青妙のわたしの台南「ほんとうの台湾」に出会う旅という本を読んだ時にそういう宴会の話が出てきたので少し予備知識がありました。旅行で台湾に行っても知り合いでもいないとそういう宴会に出る機会はなさそうなので、様子が映画で見られるのは嬉しいですよねー 美味しそうな料理がいっぱい出てきましたねえ・・・じゅるり。

台湾のドラマも映画も割とたくさんの登場人物が出てきて、わちゃわちゃしてるイメージなんですがけど、まさにこの映画もそんな感じ。パパが有名な宴会料理人だったのに料理なんて嫌いで台北に行ってモデルをしてるシャオワンがヒロインなんだけど、彼女の印象が残らないくらいまわりの人々が濃いです。

母親のリン・メイシュウ(ファッションもお店のインテリアもチープ・シックで超かわいい!)を始め、借金取りなのに一緒に料理を作ってる二人組とか、父親の師匠の今はすっかりぼけた虎鼻師、その世話をしてるお手伝いさん、召喚獣の3人とかなりデコボコな編成のメンバーのチームで料理大会に出ることになるというはっきり言って無茶なストーリーだし、ライバルチームも濃いし何がなにやらって感じなんだけど、あれ面白いよーって感じです。さすがにあの即席チームで優勝は出来なかったんだけど、準優勝でも無理があるよねえ・・・まあいいけど。

何より受けたのは、審査員たちの料理を味わった時の反応。漫画ですわ。宇宙まで飛んで行ったり死にかけたりそれはもう忙しい。でも楽しい。実写でこんな風に面白く劇画チックにやり切ってくれるといいねー

そして一応ラブラインもありまして、シャオワンと料理ドクターとして最初はお店を手伝ってくれてたのにライバルチームになっていたルーハイ。でも最後は段ボールかぶって頭がお花畑な感じで二人はお似合いでしたね。私はこの辺りはわりとどうでも良かったかもしれないなー

なんだかてんこ盛りでカラフルで大げさで忙しい感じなんだけど、悪い人が出てこなくて、ただただハートフルでハッピーで楽しめるのがすごい。モリモリなのに消化不良を起こさないで一気に見せてくれるのは色んなパワーのおかげかな?それはキャストもだし、料理もだしね!そんな元気がもらえるパワフルな映画でした。面白かった~

 

このドラマが見れるのは・・・
⇒Netflix



【韓国ドラマ】ソロモンの偽証 の感想 「生きる理由を教えてくれ」という叫び

韓国ドラマの「ソロモンの偽証」を視聴しました。原作は日本でも人気の宮部みゆきの小説です。宮部みゆきさんの作品は私も好きですが、この作品は未読なので今回見たドラマで初めて内容を知りました。ドラマの内容も俳優さんの演技も素晴らしかったので、原作も読みたい!と強く思いました。1人の学生の死という事件が軸にありますが、それをいたずらにショッキングなものとして扱うのでなく、生徒の目線で真摯に謎を解いていくストーリー展開に引き込まれます。

 

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最近、たまたま学園モノを見る機会が多くてそれぞれ思うところは色々あるのですが「あの頃、君を追いかけた」を見た時にあの健康的で平和なノリについて行けない気がしたんですね。その後に「ソロモンの偽証」を見て、私の高校時代はどちらかというとこの気分、イ・ソウが言っていた「生きる理由を教えてくれ」という焦燥感、無力感みたいなものにシンパシーを感じるような世界だったんだな、と思ったのです。肌感覚が似ている気がして、物語の中に出てくる生徒たちがそれぞれの方法で疑問に立ち向かっていく勇気に胸が震えたのでした。そんな勇気なかったな・・・

ドラマで出てくるような裏口入学などという大きな事件には全く関係がない生活ではあったけれど、いじめ、えこひいき、人間関係、勉強、進路なんかで毎日が大変だったな、と思い出すのです。今になってみれば、本当は世界はもっと広いんだと分かるのだけれど、その頃には学校が自分の世界の全部だったからイ・ソウが死という道しか選ぶことが出来なかった気持ちがどこか理解できてしまう。だから彼の死の真相を知りたいと思ったコ・ソヨンの気持ちも分かる。何もできなかった自分、だけど今からでもなんとかしたい。

「大人がなんとかするから子どもは何もしなくていい」と言われてしまうけど、高校生って本当はもうなんでも出来る気がする。個人差もあるけれど、年齢で子どもと一括りにするのは違う。だから、高校生の彼らが裁判をするというアイデアが素晴らしいな~と唸ってしまうのです。原作では中学生なのかな?そうだとしたら更に凄いけど、でも彼らにもその能力はすでにあると思う。

そんな感じで、最初から最後まで結構熱中して見てしまいました。コ・ソヨンと演じたキム・ヒョンス、ハン・ジフンを演じたチャン・ドンユン、イ・ジュリを演じたシン・セフィ等の演技も素晴らしかったし、ちゃんと高校生の年齢に合って見える無理のないキャスティングも良かったです。ほら人気の役者さんを使おうとしてどう見ても学生に見えない~なんてドラマもありますからね。まだ自我が完全に確立されきっていない揺れる感じが特にこのドラマには必要だと思うのです。それがピッタリはまっててとても良かったなあ。チェ・ウヒョク役のペク・チョルミンはちょっと高校生には見えなかったけども、まあアリかな・・・

ドラマを見ているうちに、ソロモンの偽証のタイトルと照らし合わせて、ではソロモンは誰なのか、偽証をしているのは誰なのかと。色んな風に受け取れるのですが、結局は「権力つまり学校が嘘をついていた」ということなのかな。途中では「ハン・ジフンつまり知恵を持っている、すべて知っている者が嘘をついていた」なのかなとも思ったりもしつつ。あるいはそれらすべてを含んでのタイトルなのかもしれない。偽証している人はたくさん出てきますからね。うーん。考えれば考えるほどとてもよく出来ているなあ・・・

原作を読んでいなくてもドラマとしての完成度も高い作品でした。法廷ものとも言えますが、推理ものとも言える感じ。見ごたえがあってとても面白かったです!オススメ!

 

ソロモンの偽証が見れるのは・・・