【中国映画】いつか、また の感想 すべてを手放したその先にあるもの

中国映画の「いつか、また」を見ました。ハン・ハン監督のロードムービーです。出演者はかなり豪華でウィリアム・フォンとチェン・ボーリンにウォレス・チョンまで出てます。彼らがやや小汚い恰好で出てくるのでイケメンの無駄遣い(失礼!)って気もするんですけど、そうかーこんな風にしてると普通の人に見えるな~という発見も出来て良かったです。映画自体もなかなか良かったんですよ!

 

スポンサーリンク


 

中国の最東部にある島出身の3人が自動車で西へ移動していくストーリー。途中で仲間と別れたり、知り合いに出会ったり、人と知り合ったり、知らなかった事実を知ったり、車を盗まれたり、と様々なことが起こるのを見ているとロードムービーっていうのは人生の縮図なんだな、と思うのです。

人と出会い、そして別れの繰り返し。もしかしたら物に対してもそうかな。手に入れたり手放したりの繰り返し。原題の「后会无期」はもう会わないという意味だと思うので、邦題の「いつか、また」はその後に「会えたらいいね。でも会えないんだろうな。」って感じかなあなんて想像する。そういう内容が淡々と描かれてて、時には笑える感じででなかなか良い空気感なんです。

彼らが途中で会うコールガール役のワン・ルオダンがめちゃめちゃ素敵だったな。腐女子探偵★桂香で見たことがあるだけなので、普通の綺麗なお姉さん役良いですね。やっぱりクリスタルにちょっと似てる気がするなあ。

馬浩漢(ウィリアム・フォン)と江河(チェン・ボーリン)の性格は後向き、前向きなそれぞれの傾向をちょっと対照的に描いてたのかな。ロケットを見に行くと言っていた阿呂(ウォレス・チョン)が車を盗んで行ってしまった後にロケットが墜落した残骸を見て、どう捉えるのかっていうのが人生の分かれ道なのかなって。だから彼らが別れるシーンはしみじみしちゃう。犬も江河の方へ行っちゃうのは笑っちゃうけどちょっと切なかったりもしてね。鼻が利く犬なんだな・・・。ふう。

彼らの道中はどちらかというといいことなんて無かったと言える気がして、それは今の若者が生きている世界への感覚と似てるのかもしれない。でもラストの江河の後日譚みたいなエピソードを見ると、視聴者の心に「希望」をわざとらしくなく自然に植え付けてくれる感じ。うまいな。いいことなんてあまりないかもしれないけど、でも何が起こるか分からないよって。

物も人も手放したその先に、それでもまた出会う人には出会うし、そして得るものもあるということなんだろう。きっと。余韻が残るなかなか好みな映画でありましたよ!そうそう、音楽は小林武史なんですが、雰囲気があっててこちらも良いと思いました。

 

いつか、またが見れるのは・・・


こちらの記事もどうぞ!

コメントを残す