【韓国ドラマ】偉大な誘惑者 の感想 世界の全てだった三人の微妙なバランスの関係が壊れる時

偉大な誘惑者の視聴を終了いたしました。最近、韓国ドラマを日常的に見ているので、すっかりそのパターンに慣れてしまって見始めた頃はどれも新鮮だったのに、なかなかこれだ!というドラマに会えなくなってしまって悲しい。でもこのドラマは心理描写がしっかりしていて、三人だけの世界がすべてだったのに微妙なバランスが崩れていく様が儚くも胸に迫って来てなんだかとっても切なかったです。思春期特有のというには特殊な環境に置かれたそれぞれがお互いの存在が必要だった必死な思いというか。

 

スポンサーリンク


 

とにかくこのドラマは配役がとても良かったなあ。お互いに守り合ってる三人のシヒョン、スジ、セジュというメンバーがもう完璧。シヒョン役のウ・ドファンも良かったし、セジュ役のキム・ミンジュも良かったけど、なによりもスジのムン・ガヨンが彼女しか考えられないっていうくらいだった。彼女の「シヒョンが私以外の誰かを好きになるわけない」という気持ちが鼻もちならない感じというよりは本当にただそう信じて疑わないのが表現出来てて素晴らしかったなあ。気高いシャム猫のような姿が美しかったです。

ウン・テヒ役がジョイというのもまあいいかなと。三人の均衡を破る存在という意味ではいいんだけど、そういう意味での純粋な存在としての起爆材の役割だけで良かったなと思ってしまう。三人だけの世界がすべてじゃないと分かったシヒョンの目の前には広い世界が開けてしまって、それなのに自分にはテヒしかいないという世界にまた閉じこもる必要性が感じられないのだった。そしてテヒがそこまでシヒョンに思わせる人には見えなかったのでした。わかんない。私が三人の世界が好き過ぎたせいもあるのかもしれない。

だから、なんというかこのドラマ、スリリングな心理が描かれていてとても面白かったんだけど、ラストだけは突然ありがちな韓国ドラマになってしまって残念だった。数年後にハッピーエンドというのではなくて、三人の世界が壊れた後に外の世界でそれぞれの道を見つけていく姿で良かったな。あの出来事は大人になる通過点にして欲しくて、シヒョンとテヒが時間がたてば許しあって一緒になるのはなんか違うと思ってしまったな。また来たお約束って思ってしまってね・・・ まあそうか親世代も実は繋がっていて関係があったというのもよくある設定とも言えるかなあ。

私は僕らのメヌエットみたいに一瞬を永遠にして欲しかったんですね。そういう刹那的なものをシヒョンには求めてしまう、というか単に私の希望かも。でも反対にスジとセジュはどうしても離れずに一緒にいて欲しいという私もいたのでその希望は叶ったかな。あの二人が離れ離れなんて残酷すぎる・・・

三人がやったことの報いの受け方もまさかギヨンがそこまで狂気に満ちた人だとも思わなかったので、意外性がありました。イ・ジェギュンは普通の軽薄な人風の演技から行き過ぎた感じまで見てるこっちがぞっとするような演技を見せてくれて意表を突かれたなーって感じ。良かったです。

てな感じで私基準ではラストは少し不満があるもののとても好きなドラマでした。とここまで書いてから韓国での視聴率はどうだったんだろう(ちなみに良くなかったらしい)と調べてたらフランスの小説「危険な関係」が原作のドラマなのだと今、知りました。え、それってペ・ヨンジュン主演の映画「スキャンダル」と原作が同じじゃないですか!実はその映画も最近見たんですが、なるほど確かに比べてみると骨格の部分は同じかもしれないけど、時代設定も違うしラストも違うなあ。同じ原作でここまで違う作品を作れるものなんだなあと感心しきりです。これは原作も読んでみたいところですね!

しかし、私がこのドラマで好きだった三人組っていうのはこのドラマ用の脚本として創作されたもので原作にはない部分かもしれないなあ。そこがメインじゃなかったのね・・・ まあそれぞれどこを楽しんでも自由だからいいんだもんね~!笑

 

偉大な誘惑者が見れるのは・・・




こちらの記事もどうぞ!

コメントを残す