【中国ドラマ】皇貴妃の宮廷 の感想 順治帝と董小宛の純愛&皇太后役のアニタ・ユンが良い~

「皇貴妃の宮廷」を見終わりましたー!中国の時代劇はめっちゃ見応えがあって面白いってのと、うーん・・・イマイチというのの差が激しい気がします。

このドラマはかなり好きだったので私にとっては完全に前者かな~!ストーリーもだけど、キャスティングが私好みだったのかもしれない。順治帝と董小宛の二人が非常に相性が良くてしっかり相思相愛に見えて、満州族と漢族という障害を一生懸命乗り越えようとする姿を思わず応援してしまうのですね。

 

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ガオ・ユンシャンとホウ・モンヤオの主役二人もとっても良かったんですが、なんといっても皇太后役のアニタ・ユンが最高だったんですよね。

昔と全然変わらない!少し迫力は出たけど、今も美しいですね。非常に品があり、賢く思慮深い人に見えました。やっぱり知謀に長けた登場人物が出てくると面白いんですよね。皇太后がその部分を担っていたおかげで、董小宛を純粋に誠実な人物として描くことが出来た気がします。もちろん彼女も賢いんですけど、策略を巡らせたりはしないですもんね。

そして、洪承畴役でアレックス・マンも出て来ますので、往年の香港映画を思い出しちゃう感じ!今もこうして役者さんとしてドラマや映画で顔を見ると嬉しいですね。

中国の時代劇で好きなのは、美しい字が見れるところなんです。このドラマも董小宛が達筆という設定なので沢山見れて嬉しい。

とても素敵。

ところで、後宮の妃たちの争いは、だいたい表立って他の妃を蹴落とそうとするタイプがまず自業自得で脱落し、その後にラスボスとして「獅子身中の虫」的な味方をしているけど実は裏で画策してるタイプが台頭してくるってのが定番ですね。このドラマもそうでしたねえ。

蘭貴妃を演じてたシュー・チーウェンは前者タイプの役が多いですね。はっきり物を言うのが似合う感じだからかなあ。果珍は初めからあそこまで悪い人だった訳ではなかったのだろうけど、後宮という場所では競争をして勝ち抜いていくためにそうなってしまうのも仕方ないのかもしれない。生きるか死ぬか。

ラストはえーーーーっと悲しくなってしまうのだけど、二人の愛をうまく締めくくったとも言えるような切なさが最高潮のままの終わり方だったので、ロマンチックで良かったともいえる。小宛は他の妃たちに敵視はされていたけど、皇帝と小宛の愛と絆が強かったので、美しい物語としてうまく出来てたな、と思います。

そうそう、見る前は皇貴妃の宮廷というタイトルがあんまりピンと来てなかったんだけど、ラスト近くまで見たら、「皇后」が1番で「皇貴妃」が2番というのが分かって来て、漢族の小宛は皇后にはなれないということを表してたんだなとやっと分かりました~ こういう妃の位とかの知識があればもっと面白いのかもしれないですねー!

 

皇貴妃の宮廷が見れるのは・・・


【中国ドラマ】私が大王!? 愛しいあなたは我が家臣 の感想 予想もつかないラストへ

「私が大王!? 愛しいあなたは我が家臣」を見終えました~ 中国の低予算ドラマはぶっ飛んだ設定に得も言われぬパワーがあって好きなことも多いので、これもそうだといいな~と思って見てみたんですが、今回は残念ながらちょっと好みに合わなかったですね。まあそりゃそんなこともある。

 

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突拍子もないとんでもない展開とか、先の読めない展開とか好きなんだけどさ、このドラマは場当たり的にどんどん話が広がって行くので、とっ散らかってる感が半端ないです。

行き当たりばったりで話がどんどん予想外の方向へ展開していって訳がわからない。想像の斜め上的な展開はそれが効果的で面白いこともあるけどこのドラマは、はあ・・・?って感じで楽しめない。主人公二人の中身の入れ替わりから始まり、最終的に実はヒロインは敵国の王女だった、大王が現在にタイムスリップと今こうしてちょっと流れを書いてみても何が何だか分かりませんね。そういうのが楽しめる時もあるんだけどなあ~

多分ねえ、物足りない気持ちになったのはストーリーだけの問題だけではなくて、イケメンが出てこなかったことなのかもしれない(私基準)。中国ドラマって言ったらやっぱりそこが楽しみな部分も大いにあるわけなんですが、私の好きなタイプが全然いない。大王の姫満役のジャン・イージエは可愛らしいのかもしれないけど、大王?って感じ。貫禄がゼロ。少雍役の趙弈欽はまあカッコイイとは思いますが、圧倒的にほれぼれさせてくれるほどではないし・・・ぬぬぬ ヒロインのバイ・ルーはキリっとした美人さんではありましたけどね。

その中で、一番美人だな~好きなタイプだな~と思ったのは太后役のシュ・バイホイかな。堂々としてて、お美しくて、品もあって良かった。日中共同制作ドラマの「蒼穹の昴」にも出演してるらしい。タイトルだけ知ってるドラマ。機会があったら見たいな。

ビジュアル的には、西王母国の鎧はすごかった。それまでちっとも出てこなかった西王母国という存在が出てきたかと思ったら、突然こんな兜かぶって出てきたんでビックリしてしまったんですけど。羽族?翼族?だかなんで、羽根が関係あるみたいですけど、でもなんか凄いなって・・・ しかもドラマの中で西王母国が実はわりと重要な役割だってことが分かって来て、それなのにかなり後半に突然とってつけたように出て来たのが凄いですよ。普通、最初から布石を打っておくものだと思うんですけど、そういうのがまるで無いのがこのドラマの凄いところですね。いや、私が見逃してただけなのかもしれないな・・・あんまり自信は無い。

強引な謎の展開に途中で何度もついていけなくなる気持ちになりつつ、なんとかラストまで見たんですけど、わあ~見終えたわ~という不思議な疲労感がありました。毎話ごとのエピローグの夫婦劇場のせいもあるのかもしれない。あれも何だったんだろう?でもまあ話数も短いですしね。たまにはこういうノリもいいのかもしれません・・・

 

私が大王!? 愛しいあなたは我が家臣が見れるのは・・・




【台湾ドラマ】シュガーケーキガーデン〜翻糖花園〜 の感想 親友の定義ってなんなんだろう?

台湾ドラマの「シュガーケーキガーデン〜翻糖花園〜」の視聴を終了しました!主役のパク・ジョンミンは韓国のアイドルSS501の方らしい。私は全然知らない方なんですけれど、この頃って韓国の俳優さんが台湾とか中国ドラマによく出てた頃なのかなーと。私が初めて見た台湾ドラマの愛の有効期限もノ・ミヌが主演でしたし。それに今回のパク・ヒファンというパク・ジョンミンが演じた役は韓国人の役だったし違和感は全然なかったです。

 

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悪いことをした人も悔い改めて、最後はみんな幸せ!みたいな展開がとても台湾らしいドラマでありました。このノリは嫌いじゃないんです。不思議に一気に見てしまうドラマだったんだなー

しかし、主役二人の演技がなんだか学芸会っぽい感じがしちゃって、うほほほってなってしまう時も多々あったんですけど、まあでも漫画みたいなストーリーのせいか、むしろそれがシックリ来てしまうという謎の効果を生んでたんですよね。そこがこのドラマの持ち味だったのだろうか・・・

二人とも可愛らしくてとっても相性は良かったなあ。記憶喪失ネタが入ってるのと、目覚める魔法がキスだったのは、さすがラブコメの王道って感じであったよ!

それにしても、アイリンのミーエンへの裏切り方が酷すぎて、一体親友の定義とは?と考えさせられてしまいましたね。恋愛の前には親友の価値なんて無いようなもんなんだな。しかし、その時点ではマジでひどい!と思ったのに、最後の方ではあんなに酷いやつだと思った彼らを許してしまえる気になんとなく私までなったのは自分でもちょっとビックリしたかも。台湾ドラマ的な流れにうまく巻き込まれたって感じなのかな。

ケーキ屋さんの仲間たちも面白仲間を集めてあったしその辺は妙な安心感。メイイン姉役のチェン・ヨウファンは台湾ドラマおなじみだし、他の人達のコンビネーションも良い感じかな。陽気、堅物、天然みたいな一定の組み合わせ。

気になったものは、ケーキ屋さんの車に飾ってあった皇帝?のぬいぐるみ。あの皇帝の帽子のすだれ部分をパールで表現してあって凄い!ってなった。ちょっと欲しい・・・

見る前から多分こんな感じだろうなーと想像した通りって感じなんだけど、その定番感を楽しめちゃう感じがあるドラマではありましたね。ヒロインのジエン・マンシューも可愛かったし、ケーキも興味深かったし、それなりに楽しめました!

 

シュガーケーキガーデン〜翻糖花園〜が見れるのは・・・




 

【台湾ドラマ】わたしのスイート・スター の感想 福山雅治が主題歌&ゲスト出演してる!

台湾ドラマの「わたしのスイート・スター」の視聴を終了しました。ジョセフ・チャンが出てるのか~と思って見始めたドラマでしたが、1話目から謎の福山雅治の激押しっぷりに驚きました!笑

そのままスター「福山雅治」という役柄で出演。台湾でも人気あるのね~なんて思いました。

ちゃんとエンドクレジットでも出てくる。

そして、よく見たら主題歌も福山雅治が歌ってます!中国語で歌ってます!すごい。

ちなみに挿入歌のYou Light Up My Lifeがストーリーとリンクしたような非常に効果的な使われ方をしているのが良いです。この監督はそういうのとても得意だよなあ。

そして福山は冒頭だけかと思ったら途中でも出てきます。なんだかまるで福山ファンのような書き出しになってしまいましたが、そういう訳ではない(好きじゃないことは無いけど)。中国語圏での活動にも力を入れてるんだなーって感心して思わず追ってしまいましたね。

 

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他にも日本押しな部分も多くて、札幌旅行に来るシーンもあります。雪まつりのシーンなんかもあるんだけど、私が思わず興奮したのは、円山動物園の世界の熊館が出てきた時ですよ!

シロクマさんに何度も会いに行った場所なので映ると嬉しいもんですねえ!

さすがにどの子かまでは分からなくて残念だなー

 

なんていう、全くストーリーには関係ないことばかりで始めてしまいましたが、ストーリーはなかなか難解だったなあという印象。すごく凝っているし、作りこまれているんだけど、深く考えてちゃんと見るのはしんどいという気分かな。

ジョセフ・チェンが演じるリウ・チョンウェイはスター役なんだけど、演技を追求していく過程と芸能界での自分の環境などとの葛藤で精神のバランスを崩してうつ病になってしまう役なんですよね。もちろんあくまでも演技でうつ病の役を演じていると分かって見ているんだけど、それにしてもやっぱり演じるジョセフ・チェンも芸能人であり、全く同じではなくても似たような心情が理解できるのではないだろうかというような真に迫った演技のため、見ているこちらも苦しくなってしまうのですよね・・・

その彼とチャン・チュンニン演じるチャン・マンリンとの関係は深刻なわりにその周りにいる人達が学芸会っぽいノリでなんだか見ているこっちのバランスがうまく取れない感覚なんですよね・・・ モン・ガンルーが演じたユエン・イーファンはとても良かったんですけど、その相手と仲間たちがちょっとね。むむむー

そして最後の方で、ん?なんだこの既視感と思ったら、薔薇の恋の芙蓉と菫が出て来て、やっと監督がチョウ・ヨウニンだって気づきましたよ!なるほど、挿入歌をすごくうまく使ってた理由が分かったわー そしてなんとなくストーリー展開も納得。苦しく辛い悩んだ日々もいつか晴れるというような。監督の描く物語は独特の手法で描かれる人生賛歌なんだろうなと思うのでした。

ヒロインのチャン・チュンニンは四大名捕に出てたなあ~ 目がとにかく魅力的だなあ。男性はあんな瞳で見つめられたらみんな好きになっちゃうんじゃないかしら。
そして多分仲良しのアイビー・チェンもゲスト出演してましたよ。ほんとに楽しそうだったんだけど!他にも見たことあるなーって人がいっぱい出てたなあ!

カノジョの恋の秘密に出てたウェン・シェンハオがCM監督役で出てて、香港でマンリンを連れて行ったところが映画「欲望の翼」の時計のところ!!!

そんな感じで、ストーリーや演技はなんだか見てると苦しい感じだったんだけど、むしろこういう場所やゲスト達で息抜きをしながらだったので最後まで見れたかな~なんて思います。でもやっぱり演技と分かってても私は見るのちょっとしんどかったなー!!!

 

わたしのスイート・スターが見れるのは・・・


【中国ドラマ】蘭陵王妃〜王と皇帝に愛された女〜 の感想 蘭陵王より宇文邕が素敵すぎるのだった

蘭陵王妃〜王と皇帝に愛された女〜の視聴を終了いたしました!私は以前見たウィリアム・フォン主演の蘭陵王はあんまり興味が湧かなかったので、これはどうかな~と思って見始めたんですけど、おおいに楽しみました。

・・・と言ってもはっきり言って宇文邕があまりにもかっこよくて素敵だったので、彼を見るのが楽しかったという感じ。他の部分はあんまりだった(おいおい)んだけど、でもまあ全体的には面白かったな~と思います。

 

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もちろんヒロインが主役なんだろうけど、彼女を巡って争う男性はどちらかというと、蘭陵王の方がメインだと予想して見始めたけどそういう訳でもなかったかな。

蘭陵王役のアンディ・チェンはまあ美しくはあるけれど、こういう古装がばっちり似合うかというとちょっと物足りないのかなあ。「蘭陵王」という役に対する人々の期待の大きさってのがどうしてもあるよね。私もそうだし。

ちなみにアンディ・チェンは台湾のアイドルグループのAKのメンバーだそうで、宇文毓役だったクリス・シェンもメンバーだそう。彼はアイドルとは思えないような貫禄あったなあ。

かつ、これは脚本のせいかもしれないけど、このドラマの中での蘭陵王がどうもあんまり素敵じゃないんですよね。例えば、母親が自作自演で腹を刺して、清鎖に刺されたと言った時、蘭陵王は清鎖のことを全く信じず、そしてよく調べもせず「もうお前とは二度と会わない」と言い放ち、その癖やっぱりその後にまた長安に調べに清鎖に会いに行くってなんじゃこの男サイテーやなって思っちゃうんですわね。ま、割とそんな感じなので、調子が狂う。

しかしそんな彼とは対照的に宇文邕が徹底的に素敵なんですよ・・・ 演じてるポン・グァンインがばっちりこの役に合ってて溜息が出るほど。政治には興味がないうつけものの振りをしているけれど本当は誰よりも優秀な男、そして愛する女性のことを徹底的に守ろうとする男。このドラマでは、宇文邕はそういう設定だからカッコよく見えちゃったのかもしれないけど、ポン・グァンインの演技力のおかげで余計に素敵に見えてしまったのでは?なんてことを思いましたね。

ポン・グァンインは洋服姿も素敵だけど、とにかく古装がとても似合いますねえ・・・

皇帝になってからのお着物が襟を抜いたみたいな着くずし方になって、何これ!セ、セクシーいいいいいい!って悶絶しました。衣装さん天才。
蘭陵王のたらいの水浴びシーンでは腹筋のなめるようなカメラワークには笑ってしまったけど、そういう露骨なのは全然興味が無いけど、ポン・グァンインにはクラクラしましたねえ。
まあ、そういうところもだけど、彼は188センチあるんだけど、姿勢が良いのが素晴らしくって本当に古装が最高に似合います。このドラマの見どころは主にそこであります(私基準)

 

ストーリーとしては、ヒロインの端木怜が始皇帝の時代に作られた天羅地宮を作った端木吉の末裔で、そこに入るにはその一族の血が必要という設定はなかなか面白いですよね。天羅地宮を制する者が天下を取ると言われているので、皆が必死になって三種の神器を探す、と。

ひとつは「鎮魂珠」
朱雀の魂を溶かして作った物らしい

もう一つは「離殤剣」
隕石を鍛錬して作ったもの。

そして最後は「青鸞鏡」
天下統一の秘密を封印したものだそう。

他のドラマでも鎮魂珠が出てくるのを見たことがあるので、天羅地宮とか三種の神器なんかは中国の方なら当たり前の知識なのかな~?

後は護法4人の存在が面白かったですね。彼らがいることでストーリーが単純にならずにうまく構成されていたような気がします。

香無塵は3つの顔を持つって言ってたけど、ほとんどを孫誌翔が演じていて

最初の方だけ張曉晨が白髪と黒髪で演じてただけだったかな?

護法って天羅地宮を守るっていう使命があるのかなと思っていたんだけど、妙無音も諸葛無雪もわりと個人的な欲望で動いてたな・・・ 紫魅も息子のために動いてたし、結局どういう役割の人達だったのかはあんまり分からなかったな・・・私だけかもしれないけど~~理解力欲しい~

「お前が無事ならよい」と清鎖に尽くしまくる宇文邕にきゃーーーーとなるんだけど、宇文邕の苦悩とか愛情とかそういうのが全く分からない清鎖がちっとも賢く見えないのだった。

そして「全部私のせいよ」という清鎖に「そうだ!そうだ!」って思っちゃったな。皇帝が崩御した時に全部私のせいだって言ってたんだけど、ほんとその通りって思ってしまった・・・ でも清鎖の性格がちょっとクールなところは嫌いではないんですけどね、

清鎖役のクリスティ・チャンも可愛いんですけどね、タイプ的には歌姫役の彼女なんかの方が好きなんですよね。調べてみたけど名前分からないの残念。とっても美人だったのにな。

こうやって感想を書いてみると私はなんだかんだとこのドラマをとても楽しんだんだなって事が分かりました。でもやっぱり主にポン・グァンインを見ていた気がするので、かなり偏った感想になった実感があります。わはは!

宇文邕のカッコよさを堪能したさにもう一回見たい気持ちさえありますもんねえ。それだけの価値がある~

 

蘭陵王妃〜王と皇帝に愛された女〜が見れるのは・・・