【韓国ドラマ】神のクイズ シーズン3 の感想 相棒の刑事が変わって刑事モノっぽくなった!

神のクイズ シーズン3の視聴を終了いたしました。シーズン1シーズン2は完全に続き物でストーリーも繋がっているイメージだったし、主要キャストも同じだったのですが、このシーズン3はかなりメンバーが変わって内容にも変化を持たせている感じです。シーズン2は単体で見ると意味が分からない部分があるけれど、このシーズン3はいきなりこれだけ見ても大丈夫そうだな、なんて思いました。

 

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一番大きな違いは、ハン・ジヌの相棒の刑事が変わったことですね。恋人でもあるカン・ギョンヒ刑事は海外に派遣されて不在、その代わりの刑事としてきたのがペ・テシク刑事。彼をベテラン俳優のアン・ネサンが演じていることもあり、なんとなく刑事モノっぽさの色合いが濃くなっている気がします。面白いかどうかで言うと面白いのですが、ジヌとギョンヒの可愛い掛け合いが無くてさみしいのと、ペ・テシク刑事の癖が強いので、ハン・ジヌという人物の特殊性が際立たない感じ。1と2はあくまでもハン・ジヌが主役に感じたけれど、今回はコンビが主役みたいな印象を受けます。

でも、今回は1話ごとに病気役で出てくる俳優さんたちの演技が非常に素晴らしかったんですよね。特にケース3のCRPSのパク・ジョンミンがすごかった。パク・ジェジョンが演じてたんですが、銃で撃たれる方が楽なほどの痛みというCRPSという病の辛さが見ている私にも伝わってくるようでした。パク・ジェジョンは、チョン・ヤギョンで主役を演じてた俳優さんなんだ!は~なるほど。服装が違うと全然分からないなあ・・・ ケース4の地獄図の被害者たちも非常に心に残りましたねえ。切ない。

毎回、ハン・ジヌ自身の状況がストーリー全体に渡って関わってくるんですが、今回はどうやら彼に多重人格の症状が現れたことが伏線となります。多重人格の設定は割と韓国ドラマに使われているイメージなので、意外性がなくてあまり心惹かれなかったんですよね。ファントムの正体もなんとなくすぐに想像がついてしまいましたし。
あとチョ・ワノが、ジヌに伝言を伝えてから自殺するというシーンもどことなく既視感があると思ったら多分リセットですね。あっちは催眠術、こっちは脳の操作だけど、誰かに操られて殺人、伝言、自殺というパターンが似ている。

なので、1話ずつの個々の事件は興味深かったけれど、ジヌに関わる事件はあまり面白くなかったのが私にとってのシーズン3でした。それよりも何よりも一番心に残ったのは「高周波って怖い」だったかもしれない。人の脳ってデリケートなんだなあ・・・

シーズン4はギョンヒは帰ってくるんでしょうか。私はやっぱりギョンヒがいる神のクイズが好きだなあ。

 

神のクイズ シーズン3が見れるのは・・・



【韓国映画】ハイヒールの男 の感想 最強の男を目指した裏に隠された悲しみ

映画「ハイヒールの男」を見ました。この恋は初めてだからでとても良かったイ・ソムが出演しているのでちょっと気になるな~と思って見始めたんですが、アクションの激しさと対照的に切ない悲しみが描かれている衝動と繊細さを兼ね備えた映画でした。

 

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「ハイヒールの男」というタイトルから私が連想したのは、女装願望のある男性が出てくるストーリー。しかし、そうではなくて女になりたいという願望を持つ性同一性障害の男性のお話でした。その主役の刑事ジウクを演じるのは、チャ・スンウォン。屈強な筋肉、破壊的な戦闘力を持つ刑事で男の中の男と呼ばれて、その動きの鮮やかさはチンピラからにもファンが出来るほど。とにかく強い。
しかし、彼がわざと男性的な道を選んだのは「女になりたい」という気持ちを消すためだったのです。でもどんなに最強の男になってもその願望が消えなかった彼は、刑事を辞めて、海外で性転換手術を受けようとするのでした・・・

本当の自分の気持ちをいけないものだと受け入れることが出来ずに、自分の希望とは逆の方向へ進んできたジウクという人がとても切ない。彼が強ければ強いほど私の心は苦しくなるのです。

イ・ソムの存在は少しミステリアス。ジウクの大切だった人の妹。
赤いドレスとバラのタトゥーが素敵。彼女の醸し出す独特の雰囲気がとても好き。

ジウクの強さに憧れるホゴン。義兄に裏切られて、やられる訳にはいかない闘うのだけど、結局一枚上手の古狸に利用されて帰り討ちに合うのだった。最後の彼の空っぽな表情が見事で、恐ろしいけど見とれてしまうような気分だった。

ジウクの良き後輩のジヌ役はコ・ギョンピョ。最近、見る映画見る映画に出ていてビックリする。彼は悪役もいい人の役もこなせるけれど、こういう少しぼんやりした優しい男を演じているのが一番似合う気がしている。
ジウクに「さっきは言えなかったけど、綺麗でした」というジヌの言葉は、人間のジウクをそのまま受け入れたように聞こえたのだった。

しみじみとなかな良い映画だったと思えたのだけど、少年時代の描写だけ少し気になる。男性を好きになるというのが特殊で生きづらいものだったとしても少年たちは片思いではなくて愛し合っていたのだから、あんな風に1人で自殺を選ぶ気がしなくて。他の誰に分かってもらえなくても、好きな相手が分かってくれたら生きていける気がしてしまう。引っ越して離れてしまうのだったとしても。

少年たちの愛とは儚く美しいものであるという偏った視点で美化した描き方をしてしまったように感じてしまい、そこだけとても気になったのでした。

 

人間の心の複雑さは定義できるものではないのだなあ。こうあるべきという同調圧力がすっかり無くなって、人それぞれが本当に希望する道を進んでいける日が来るのだろうか。でも、変わり始めている息吹きを少しずつ感じる気が私はしているよ。

 

ハイヒールの男が見れるのは・・・


【韓国ドラマ】オフィスの女王 の感想 キム・ヘス演じるミス・キムの万能っぷりはかっこいい。

オフィスの女王の視聴を感想致しましたー。これは日本のドラマ「ハケンの品格」のリメイクですよね?派遣社員と契約社員だとちょっと意味合いが違うのかなとは思うのだけど、韓国では契約社員の方が一般的なのかな~なんてそんなことを考えながら見ていました。

 

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オ・ジホが演じた役はチャン・ギュシクという名前だったけど、このネーミングは「チョンギュジク(正規職)」から来てるのかな・・・ 名前にそういう風にもじった意味合いを持たせるのは韓国ドラマではよくありますよね。そういう点では韓国語の方が日本語よりも自由度が高くて面白いな~!

そんな名前の通りに正社員であることにめちゃめちゃこだわっているチャン・ギュシクなんですけども、ラスト近くで母親が10年間も契約社員をしていたのに、2年以上契約社員で働いていた人は正社員にしなければいけないという法律が出来たことで首を切られそうになり、それに対し起こしたストライキで命を落とすことになったという過去があったことが判明するんですね。まあその母親が実はミス・キムと関係があった・・・と。そこはいいんだけど、その母親のことを考えるとあれだけ契約社員のことを馬鹿にする発言をしていた彼に対して矛盾を感じてしまうんだなあ。

だって、母親が契約社員で悔しい思いをしたことを知っているのに、その母親と同じ立場の契約社員の女性たちを人間扱いしないであんなに邪険に出来るものなんだろうか?本人が正社員にこだわるのは勝手にすればいいけれど、それとこれとは別の話であると思う。

始めから彼の発言が非常に前時代的で幼稚に思えてしまって、これってギャグなのかな・・・笑うとこなのかな・・・と思いながら笑えないところが多かった。同じセリフでももう少しお茶目に見える雰囲気の役者さんの方が良かったんじゃないかな、なんて個人的に思う。

そういえば、「俺の正社員になれ(嫁に来いってこと!?)」とかミス・キムに言ってたけど、マジで時代錯誤に思えてビックリ仰天ですよ・・・ 少し前の2013年のドラマだとしても無いわ~と思っちゃうんだけどなあ。え、私だけ?

とまあ、実はあんまりノレずに見ていたんですけれど、ミス・キム役のキム・ヘスは面白かったです。マジで何でも資格持ってるしすごい。赤い肌着で踊って通販の商品を売るシーンとかはしごく真面目な顔でやってるのとかが最高に笑いました。いやー私が最近見たキム・ヘスはコインロッカーの女のオンマ役ですから、全く違う演技にさすがと感嘆しちゃいます。
あとラストでミス・キムとチャン・ギュシクがどうなるのかというのはちょっとぼかした感じになっていましたので、ミス・キムはその程度の男には落ちない!という私の希望通りになったと勝手に思っておこう。うん。

ムチーム長役のイ・ヒジュンは良かったですね。青い海の伝説の時みたいに曲者的なイメージのある役者さんだったんですが、ここでは完全にいい人の雰囲気を醸し出していて凄かった。

会社組織って今までと同じような仕組みでは無理があるんだろうな。ミス・キムほどとは言わないけれど、ある程度の割切りはこれからもっと必要になるんだろう。楽しく仕事出来るのが一番だけど、そのためには何を取って何を捨てるかを選択するしかないのかもしれない。正社員にこだわったって10年後にはその会社自体があるか分からない時代ですしね。

ライバル社チャソンのイメージモデル役でチョン・イルがゲスト出演。写真だけですけど!これってイケメンラーメン店のチャ・チスってことですよね?確か食品会社の御曹司だったもんね。

ミス・キムが住んでいる「マチュピチュ」の店員役でイ・ヒョンジェも出てた。イケメンバンドの頃からするとすっかり大人になったな~って感じがする。

 

コメディーなんだろうけど、目下の者にひどい言葉を投げつけるシーンとか結構多くて私はそういうのがあんまり好きではないので、見ててしんどいな~と思うことも多かったです。キム・ヘス演じるミス・キムのスーパー契約社員っぷりを楽しむにはいいと思います。

 

 

オフィスの女王が見れるのは・・・


【大久保】韓国家庭料理土地アゲイン! 今回はディナータイムに行ってきたよ~

前回、ランチに訪問した土地に今度は晩御飯を食べに行ってきました~
少人数でもいろいろなメニューを楽しめそうな480円おつまみが気になっていたんですよね!

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メニューはこんな感じ!

鉄板チーズチヂミを注文しようとしたら、「(大きいけど)大丈夫ですか?」と聞かれました。どうやらミニサイズもあるようなので、そちらにしました!

お肉もいろいろ。飲み放題のセットもあるみたい~

突然の石焼麻婆豆腐気になる。

380円おつまみも酒飲みには嬉しいねえ。チヂミの種類がたくさんあるー
このミニチーズチヂミをオーダーしました。

鍋類も良い。冬は餃子鍋もいいなあ。
韓国ドラマでおなじみの誕生日に食べるワカメスープもある!

飲み物は、日本の焼酎もある!

ポップンジャって美味しいのかな?飲んでみたい。
野生のラズベリーのお酒らしい。甘いのかな?

さて、チーズチヂミがやってきましたよー ミニサイズは鉄板にのってるわけではないらしい。

分厚くて食べ応えありですよ~ ミニサイズで良かったです。ほっ

そうそう生ビールはアサヒスーパードライで、おかずは3種類でした。
どれも家庭の味って感じで美味しい~ ほっとする味です。

あと注文したのは、480円おつまみのメニューからトッポキとスンデ!

これくらいの量でいろいろ食べられるのは少人数で食べに行く方が好きないタイプには嬉しい。韓国料理は大皿が多いですもんね~

そんな感じで使い勝手が良いので、新大久保の喧騒を避けたい時などにもいいかも。
今度は鍋料理を食べに行きたいな~

 


韓国料理 土地


【台湾映画】あの頃、君を追いかけた の感想 恋してる自分を好きな男子の話

台湾映画の「あの頃、君を追いかけた」を見ました。今年、日本でも山田裕貴主演でリメイク版が製作されたようです!青春映画なんですが、見ているとたまらない気持ちになりますー!自分自身のあの青くておバカだった高校時代を思い出すと心がざわざわしてしまう~

 

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1990年代の台湾の彰化という町の高校生たちの物語。

コートンと愉快な仲間たち。それぞれ個性的な呼び名と特徴を持っている。彼らがこんなにおおらかに伸び伸びと生きているのは時代のせいなのか、少し田舎の地域だからなのかな。自分が生きてきた高校時代の汲々としたもっと苦しい雰囲気が無くてとても羨ましく感じてしまう。

仲良しのジアウェイとジアイー。モテモテのジアイーに対して、ジアウェイが卑屈になるようなところもなくて、彼女たちの関係もとても健康的な優しい関係。

コートンがジアイーに教科書を貸してあげたことをきっかけに距離が近づく二人。勉強して何になるんだと馬鹿にするコートンに「自分は頑張らないで人の努力を馬鹿にする人を軽蔑する」というジアイー。

些細な出来事がきっかけでいきなり勉強を始めるコートンみたいに、私たちの衝動ってそんなもんで、人生なんてしょうもないことの集大成なのかもしれないなんて思う。しょうもなくてそして愛おしいもの。そんな気持ちを思い出させてくれるストーリー。

そしてゲストでこんな二人を見つけたよ!ジアイーが見つめる町のカップル役でメーガン・ライとデニー・ホアン。けんかして仲直り。

 

素直に言えなくて、上手に伝えられなくて、結局交わりきらずに通り過ぎてしまっても、あの頃追いかけた君は色あせず永遠に僕の心に。うまく行かなかったのだとしてもそんな気持ちを持てたことこそが人生の宝物なのだ、ということかな?

だけど、女の子があれだけはっきりと好きだという意思を表現していたのに、それを全くくみ取らない男子を見てると、彼は誰かに恋している自分が好きだったんだなあ。そして自分の行動に酔いしれていて、相手のことを知る気なんてなかったんだな。10年たっても幼稚なままってただの拗らせなんじゃないだろうか。

私ももっと無邪気に青春時代も過ごすことが出来たら良かったなあという羨望の思いとともに、男子の妄想映画とも言えるのかもなあなんて思ったのでした。

 

あの頃、君を追いかけたが見れるのは・・・
⇒Netflix