【韓国ドラマ】私の恋愛のすべて の感想 主役二人のカップルがとってもキュート!

「私の恋愛のすべて」の視聴を終了いたしましたー!主人公たちが政治家のドラマだから楽しめるのかな~?と半信半疑で見始めたんですが、その辺りはただ愛し合う二人が敵対する政党に属していて関係を隠さなければいけないという設定を作るためだったんだな~ということで、実際の政治色は全然なかったです。なかなか面白いドラマでありました!

 

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何よりキャスティングが素晴らしいです。イ・ミンジョンはこういう気の強い女性を演じてもキュートに見せるのが本当にうまい。強い女って可愛くないって言われちゃうことが多いけど、そこが魅力的と言わせるくらいその性質がしっくりくるというかそんな感じ。だからこのドラマのノ・ミニョン役もピッタリでした!キツイ口調でも可愛いってすごいなあ。

そしてキム・スヨン役のシン・ハギュンもとっても素敵だった~!!!今までの彼が演じた個性的な役柄はいまいちハマれなかったんですけど、キム・スヨンはとっても魅力的で好きだった~ ブレインのイ・ガンフンの感情むき出しな感じが私はダメだったのですよ・・・

キム・スヨンとノ・ミニョンが会える時間が限られてて、タイマーをかけるんだけど、もう少しだけもう少しだけってタイマーの残り時間を延ばしてるシーンとかそういう二人だけの思い出が積み重なっていくのが素敵だったな。

最初のちょっと気障な長髪ゆるふわパーマが好きだったんですけど、短いものいいかな。キム・スヨンの実は複雑な生い立ちにもあんまり湿っぽい描写じゃないのが良かったな。そういうのをちょっと人とは違う生き方で飄々と乗り越えちゃってるのが新しい感じ。誰もかれも親に対して深い思い入れがあるという訳ではない気もするのですけど、その辺りのドラマでの描かれ方はどうしてもワンパターンですもんね。まあ恋愛部分に焦点を当ててたので取捨選択がうまく行ったということかもしれない。

そして、一番の目的だったパク・ヒスン!そう彼を見たいがためにこのドラマを見たんですよ~ 今回の役は好きだと言えずにノ・ミニョンを見守り続ける男ソン・ジュナ。ひえー。一途にそっと思っている姿がこれまた似合うんですよ!結局はキム・スヨンに彼女を取られてしまった形になったけれど、ソン・ジュナとキム・スヨンの関係が憎しみ合うとかじゃないのもいい。複雑な感情があるんだろうけど、それでもミニョンの幸せが彼にとっては一番大切なんだな。ジュナも幸せになっておくれよ~おおお

 

コメディー要素も多めだし、政治の世界が舞台だなんて敷居が高いなあ~なんて思わずに見れば絶対に楽しめるドラマでしたよ~!もっと早く見たら良かったな。アン記者だけはあんまり存在意義が分からない気がしちゃったけど、他の出演者はみんな好きだったかも。そんな感じでサブキャラたちのエピソードも良かったのでとても微笑ましい気持ちで楽しく見終えることが出来ました。オススメ!

 

 

私の恋愛のすべてが見れるのは・・・

 

【韓国映画】裸足の夢 の感想 子どもはその存在がすでに希望なんだなあ。

何かを成し遂げたことが無い男が東ティモールで子どもたちと夢を追いかける話「裸足の夢」。実話を映画化したものなんですって!パク・ヒスンが出てたから見たんですけど、普段なら見ようと選ばないジャンルの映画でした。こどもが出てるとお涙頂戴なストーリーだったりするじゃないですか・・・それが得意じゃなくて見ないんだけどね。あざとさを感じるというか・・・ でもこの映画はあまりそういう部分に流れ過ぎてなくて子どもという存在はそこにいるだけで希望なんだな、と純粋にそんなことを感じることが出来て良い映画でした。

 

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まず、パク・ヒスンが演じるキム・ウォングァンが出来た人間という訳ではないのが良かったんですよね。元サッカー選手なんだけど、サッカーをやめた後はアジアででっかい商売をしようとしても、うまく行かなくて夢破れてばかり。そんな彼がたどりついたのは内戦の傷跡が残る東ティモール。

裸足でサッカーをする少年たちを見て、スポーツ洋品店を開いてサッカーシューズを売ろうとするんだけど、そのやりとりをきっかけにサッカーチームを作って、国際大会を目指すことになる。キム・ウォングァンが立派な志を持ったエリートとかじゃなくて、子ども達と一緒に夢を追いかけている姿になんだか元気がもらえる気がするんだなあ。人生なんて思い通りに行かないことばかり、どうせダメだよと言われることばかり。でも頑張ってみてもいいかもしれない。そんな気持ちをくれる感じ。

それにしても同じアジアの国なのに東ティモールのことをほとんど知らないなあ・・・と反省。私が好きなカフェで使われている珈琲が東ティモール産だったなあというのを覚えてる程度。こういうきっかけがあると知りたいと思うな。ちゃんと調べてみよう。

それにしても子どもたちの瞳がキラキラで本当に美しいの!見とれちゃったなあ。サッカーチームの少年たちもとても素敵だったけど、特にトゥアの妹のジョセフィンはめちゃめちゃ可愛くて、大人になったらすごく美人になるだろうなあ~なんて思ったよ。

チームのメンバーのモタビオとラモスが練習をしていても喧嘩をしてばかりで、パスを送らないの。ただの仲違いとかではなく、お互いの家族が内戦で敵同士だったために傷つけあったからという理由があるんですね。そういう大人の争いが子どもにも影を落としている関係。でもきっとその敵対心を捨てることで始まるんだろう。スポーツも新しい歴史も。そういう部分も描かれてるのは良かったな。彼らが和解するシーンはさすがに泣いちゃったなあ。分かっててもやっぱりダメですなあ!笑

キム・ウォングァンと、大使館のパク・インキ(コ・チャンソク)のコンビが素敵でした。ウォングァンに小言を言いながら最後まで付き合ってくれるいい人です。彼も一緒に夢を見ていたんだろうな。あとなぜか清水圭が出てて、東ティモールで貸金+カーショップの経営者役だったんですね。なぜ出演してるんだろう??と思ったけど、サッカーの国際試合が開催されるのが広島だったので、彼が応援席で東ティモールチームを応援している姿を見たらなるほど適材だわと思いました。確かに東ティモールで商売が出来るバイタリティーがありそうに見えるしね!

 

サッカーのルールやら詳しいことは全然知らないけれど、十分楽しめましたね。キラキラした子どもたちをたくさん見たらなんだかパワーをもらえた気分。感動させるぞ~というわざとらしさも無くて抑え気味なので、素直に楽しめたなと思います!割と良かったです!

 

裸足の夢が見れるのは・・・

【韓国映画】作戦 The Scam の感想 株式の説明が詳し過ぎてテンポが悪いかな・・・

最近「映画は途中でストップせずに全編を一気に見るべきである」という自分の中の決まり事をとっぱらったので、気軽に映画に手をつけられるようになりました。2時間まるまる時間を作らないと!と思ってしまうとなかなか映画を見れなかったんですけども、少し空き時間があったら見ちゃうってな具合にシフトチェンジが出来たので、良い感じです。見たいみたいと思っているだけで結局見ないよりも途切れ途切れでも見ないよりはいいよねという選択の問題ですね。こういうこだわりを捨てることも断捨離というのかもなあ。うん。モノだけじゃなくて思考でも捨てると楽になる気がする。

 

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という訳で、今回見たのは「作戦 The Scam」です。株式の作戦の話なのですが、そういうのが全く分からない人でも専門的な言葉をかなり詳しく説明してくれるので分かりやすいかな。むしろ説明が多すぎて講義を見ている気分になりますね。おそらくこれは手に汗を握るマネーゲームなんだろうけど、彼らが必死になっているのを傍観している感じというかなんというかあんまりスリルは感じないのだな~ 面白くないことはないんだけど、すごく面白い訳でもないという感じ。うむ。理屈っぽいからかな。

まあでも私の目的は、パク・ヒスンを見ることだったので、インテリヤクザのファン・ジョング役の彼は胡散臭くて(褒めてる)最高に良かったんで満足ではあります。なんでしょうね?彼の持つ雰囲気が好きすぎるんですよ・・・ とても良いなあ。

パク・ヨンハは初めて見たんですが、こんな感じの方なんですね。普通の人って感じなのに存在感があるところが、この映画のカン・ヒョンス役は合っていて良かったですよね。ふてぶてしい表情をする時がいいなと思った。

チョ・ミニョン役のキム・ムヨルは私が見た作品ではだいたいこういうプライドが高くて屈折したところのある役柄のイメージだな。さわやかな役も演じれそうだけど、一癖ありそうな雰囲気があるので、そういうオファーが多いのかな・・・

そして、ユ・ソヨン役のキム・ミンジョンは迫力があって良かった。第3病院で医者を演じているのは見たことがあるんだけど、天然な感じとかナチュラルなイメージが全くあってなくてイマイチだなと思ってたんですよね。でもこの映画みたいに濃い目の化粧をしっかりして、人を見下ろすような態度の方がしっくり来て良かったなと思いました。やっぱり俳優さんって演じる役によってすごく印象が違うものだなあ・・・

 

さて「作戦」が株式のことだけじゃなかった、というラストはまあ悪く無いな~とは思うんですけど、マネーゲームに興味が無い人はあんまり面白感じないかもしれませんねー。癖のある登場人物が沢山出てくるのは面白かったし、私のようにお目当ての俳優さんがいる人にはいいかもしれないです。

 

 

このドラマが見れるのは・・・

【韓国映画】10億 の感想 オーストラリアのパースの大自然は美しかったがストーリーは・・・

韓国映画の「10億」を見ました~ これはイ・ミンギとパク・ヒスン目当てで見ましたが、生き残りサバイバルゲーム的なお話なので、そのゲームに参加する人数が多いので、他にも割と有名で知っている俳優さんがたくさん出ていました。しっかし、サバイバルゲームと言ったら最後に誰が生き残るかが分からないのが面白いんじゃないの!?って思うのに、そこは冒頭から種明かしされちゃうので、おやおやって感じなんですよね。

 

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結局、プロデューサーがなぜそんなサバイバルゲームを開催したかという理由がラストで明かされるので、1人誰が生き残るかよりもそこがクライマックスだったということですよね。まあ、無作為に選ばれたと思ったメンバーが実は訳あって計画的に集められた人員であった、というのは定石の設定ですが、やっぱりここでもそうだったという訳ですね。

そのサバイバルゲームが行われる場所がオーストラリアのパースなんですけど、私はその景色がなかなか綺麗でいいな~なんて思ったんですよね。夕日とかブッシュとか砂丘みたいなとことか。あんなに大自然が残ってるんだなって思って。
なので、映画の中の登場人物たちが生き残るために必死になっている気分が伝わってこなかったという感じもあるかな。あんなに広大な場所に本当にそこまで監視カメラを設置して、逃げようとする彼らの行動が手に取るように分かるなんてことはやっぱり不可能だなって冷めた気分になりながら見てしまうのであった。

プロデューサー役のパク・ヒスンは、風貌は似合ってて良かったかな。でも近くにいたのに妻を助けずに見ていただけだったという理由でその人たちを殺そうとするのはやっぱりおかど違いだろう。ただ、大切な人を失って空っぽになった心っていうものは何かで満たさないと人間って生きていけないんだろうなとは常々思っているので、彼はその焦点のずれた復讐というものを目的として心に持つことで生きて来たんだろうな、とは想像できる。だからその目的を叶えた時に、すべて終わってしまったんだろう。

サバイバルゲームといってもゲーム自体にもほとんど興味が湧かないようなものばかりだったかな。人間の欲望みたいなものを一番表現していたのが、イ・ミンギの演じてた役だったので見てて興味深かったのはその部分くらい。

茶髪のイ・ミンギは新鮮。今どきの男の子って感じだった。他の人たちは良心を捨てきれない中途半場な人が多かったので、まあそれが普通の人なのかもしれないけれど、極限に置かれたら人間がどうなるのかというところを見せたいんじゃないの?と思うストーリーなのにかなりぬるく感じちゃう。

 

ってな訳で、この映画のどこが見どころだったのかな・・・と考えたところ、オーストラリアの大自然だったんじゃないか、という結論に。私にとってはですけどね。
インターネットで放送されてたっていう設定もあんまり効いてない気がするし、そういう感じでいろいろずれてしまって全体的にイマイチな印象を与えるのかな、と思われる映画でありました。

 

10億が見れるのは・・・

【韓国ドラマ】失踪ノワールM の感想 問いかけられる正義の意味が悲しくて切なくてやりきれない

失踪ノワールMはかなり前に視聴を終了したもののなかなか感想が書けずにいました。
あまりにも好きで余韻があると感想を書くまでに色々と頭の中で反芻してしまい、うまく文字に出来ないんです・・・ このドラマもそんな感じ。

 

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U-NEXTで見たのですが、全16話になっていたので始めはOCNのドラマとは気づかず。でも1話を見ていると、ん?これはOCNっぽいぞ、と思って調べてみたら、本当は10話編成のOCNのドラマでした。やっぱり!
OCNの犯罪捜査ものはどれも好きですが、このドラマの完成度はピカイチではないでしょうか?バッドガイズも好きだけど、それよりももっと心に突き刺さります。抉られる。

ただ失踪者を探すというのではなく『正義とは?』というドラマの中で描かれる問いを見ている視聴者の心にも突きつけて来る。その問いに照らし合わせて自分の考えも浮かび上がらされざるを得ないようなそんなドラマです。『正義とは何か』というドラマで描きたかったのであろうテーマが背骨みたいに中心を貫いていて、それがこのドラマを見応えのあるものにしています。もちろんそれぞれのエピソードも緻密に構築されて素晴らしいのもあるんですけども。

改めてこう理解するのです。誰かにとっての正義は違う誰かにとっては正義ではなく悪のこともある。立場が変われば正義の意味も変わる。絶対の正義などないのだと。

キム・ガンウ演じるキル・スヒョンの抱える闇にいつしか巻き込まれそうになる。圧倒されるような気持ちで彼の過去や行動を追体験した気分。どの場面も表情がとても良い・・・ このドラマの演技でキム・ガンウすっかり魅了されて思わず次も彼が出てるグッバイミスターブラックを見ましたよ。海雲台の恋人たちは、ラブコメだと軽い気持ちで見たけれど、記憶を無くして空白になった時のちょっとおバカっぽい突き抜けた演技が逆に実はすごいものなんだなと改めて思ったり。

そしてパク・ヒスン演じるオ・デヨン刑事もまた最高でした。動物的な勘で動くような気のいい刑事だった彼が最後には正義の闇に足をすくわれるところを見るのは、辛くもゾクゾクしてしまいました。キル・スヒョンの心から溢れ出して地上にまで流れ出している黒い墨にオ・デヨンが足を踏み入れてしまって靴から体にじくじくと墨が染み込んでいくのを見たような。
パク・ヒスンという役者さんもすっかり好きになったので、出てる作品をチェックしよう!と誓いました。

そして、チームの紅一点チョ・ボアもすごく良かったのです。彼女は、美男バンドの時から可愛くて好きだったけれど、今回はサイバー局のホワイトハッカーをクールに演じています。デビューの頃から比べたらずっと演技がうまくなっていて驚きでした。いるだけで可愛いような顔だけど、それをうまく抑えてカッコよく見せれてるのがすごくいい。

変にロマンス的な部分が無かったのも良かったな。3人のつかず離れずのバランスが少し危うくて緊張感もあり、でも絶妙な関係。そんな部分もうまいなと思ったところでした。

 

それから主題歌も耳に残る印象的な歌。
女性の声と男性のラップという構成はこれまた印象的だったキルミー・ヒールミーの主題歌に似ているかな。歌自体は全然違うけど、どちらも女性の声がとても高くて美しい声なので、心に残ります。切ない。

タイトルにあるMは、Missing、Mystery、Murder、Message、Meetなどを指してるのかな。失踪した人々と捜査する人々の希望と絶望を鮮やかに描き出していつしか視聴者も自分の心に対峙することを余儀なくされるようなそんな感覚のドラマ。
失踪者たちのそれぞれのストーリーの最後はどこか苦く、だからこそ心に残るのかもしれない。

今のところ私が今年見たドラマで1番好きかもしれません!
もう一回見ようかなと思うぐらいです。

あ、カン・ハヌルも死刑囚の役で出てますが、歯を見せて笑うのが背筋が寒くなるくらい怖い。でもこのエピソードの結末も一筋縄では終わらずで、表面的に見える表情などよりも裏側がもっと怖かったり。台詞や構成など本当に練られたドラマです。続編もあればいいなあ・・・絶対に見る!

 

失踪ノワールMが見れるのは・・・