【韓国ドラマ】神のクイズ:リブート の感想 たった一人でも助けてくれたら

「神のクイズ:リブート」の視聴を終了いたしました~!第5作目となる今作は犯罪捜査ドラマというよりはヒューマンドラマの様相を呈していて、ラスト数話は私ちょっと涙ぐんじゃうくらいだったんだな・・・

さて、今回のストーリーは、ジヌの記憶から抜け落ちていた過去の部分がキーとなります。そして人工知能死因分析システムCODASの存在、ハンジュグループの存在、そして彼等に復讐をしようとする勢力も絡んでくるのですが、謎が明らかになっていくにつれ、ジヌも深く関わっていることが判明してくるのだが・・・という感じ。

やっぱり虐げられたり、利用される子どもたちの存在が描かれているのを見るのは辛いです。ヒョン・サンピルの「たった一人でも助けてくれる大人がいればこうはならなかったのに。」というセリフが重い。それは逆に言えば、誰一人として彼らを助けてくれる大人がいなかったということで、ドラマの話とはいえ、本当に胸が苦しくなってしまうよ・・・ 復讐が正しい事でないとしても、ソ室長を法で裁くことなど出来ないのだから、他に彼等に出来ることがあっただろうか?

ただ、そんな悲しかったり苦しかったりするメインのストーリーを和らげてくれるのが、ハン・ジヌ博士とカン・ギョンヒ班長!の揺るぎない絆。とうとう一緒に住んでるんだよ!手を繋いで歩いてたり、キスシーンがあったり、今までのシリーズを見て来た身としては、幸せになって良かったなあとしみじみ思ってしまう。辛い思いをしてきたジヌだから、こうやって安心して頼れる相手がいることが視聴者にもどれだけ救いになるかと!あとは法医学チームたちにも守られてて、それがあるから辛い話も安心して見てられるという感じ。

それにしても、非常に良かったのが、ハンジュグループのソ室長を演じたキム・ホジョン。普通っぽいのに、顔色変えずに手を下すところが怖くて震える。でも怖いんだけど見いっちゃうみたいなね。なんかそういう惹きつけられるものがありましたよね。

そしてクァク・ヒョンミン役のキム・ジュンハン!私が勝手に西武ライオンズの源田選手と似ていると思っている俳優さん。彼もとてもうまかったな~ 毒にやられる時の具合の悪そうな感じとかめっちゃリアル。そしてそうなってもジヌに助けられるのを拒むプライドの高さを見せるところとか、こういう人いるよな・・・と思ったりなどしたのだった。

キム・ジェウォンのヒョン・サンピル役も最初はこんな悪役を演じてるの見慣れないなと思ってたんです。必要以上に悪ぶってる感じが、ちょっと違和感があって。でもね、ヒョン・サンピルの過去が明らかになるにつれ、彼が香港の九龍会でNo.2になるまでに、その世界に擬態し、力を得て行っただろう過程を考えるとむしろその違和感がある方が納得できるような気がしてきたのです。なので、ある意味、すごく良いキャスティングだったのかもしれないなと思いました!

綺麗にまとまった感じもあるから、この先の続編はどうだろう?無いかもしれないけど、あるといいなあ。証拠品1号なプロポーズが最高に彼等らしく、そしてロマンチックで良かったので、その先の結婚生活まで描いてくれたりしたら私が泣いて喜びます!また彼等の姿を見たいです~

神のクイズ:リブートが見れるのは・・・



【韓国ドラマ】ひと夏の奇跡〜waiting for you の感想 切なくてそして温かい

「ひと夏の奇跡〜waiting for you」の視聴後の感想は、複雑・・・って感じでした。良いか悪いかとかじゃなくて、切なくって苦しいんだけど、でも暖かいみたいな色々な感情が混じり合って、しみじみと考えてしまったんですよね。私を含め、ファンタジーなストーリーがお好みの方は好きかも。私は結構好きだったかな。

高校生の時に交通事故で死んでしまったソン・ヘソン。殺人事件の犯人とされた彼のせいで、兄弟たちは辛い人生を送っていたり、ヘソンの初恋の相手のチョン・ジョンウォンは彼のことを忘れられず、また彼が死んだのは自分のせいだとずっと自責の念を抱いて生きていて、そんな彼らの元に19歳の姿のソン・ヘソンが突然現れて・・・というストーリー。

そんな感じの現実には起こらないようなファンタジーな内容なんですけど、前にも進めず、戻ることも出来ずにいる人々に神様がくれた優しさなのかなと信じたくなるようなそんな気分になります。突然の予期しない永遠の別れって辛いよね・・・ 残されて辛い日々を送っている人に実際にこのドラマの様に数日だけでもまた会えるならどんなに良いだろうか。伝えられなかった言葉をたくさん伝えて、謝罪や感謝の気持ちを伝えられるならどんなに。

キャスティングのせいかな、とても優しいドラマなんですよね。ヘソンとジョンウォンの親しい友達役が、イ・シオンとパク・ジンジュなんて良い友達の代名詞みたいなキャスティングだし。なんだろうこの安心感・・・

そうやって、親しい友人たちとも再会を果たし、家族とも再会して、彼らの誤解を解きまた家族として仲良く出来るようにしたり、自分の冤罪をはらしたり、全て問題は解決するんだけど、その後もそのまま一緒に生きていける訳ではないよね。でも、また別れるのだとしても、それでもやっぱりまた会えて良かったときっとみんな思ったよね。私も思ったよ~~~(思い出し泣き)

さて、でも現実ではこのドラマのような奇跡は起こらないのだから、日々出会う人やそばにいる人を大切に、後悔しないように生きて行かないとなとそんなことを改めて思うのでした。そんな気持ちを思い出させてくれるような温かいドラマでした。

 

ひと夏の奇跡〜waiting for youが見れるのは・・・
⇒Netflix





【中国ドラマ】愛しい僕のラッキーガール の感想 キュートな幸せドラマ

シン・ジャオリン主演ということで私の必視聴作品「愛しい僕のラッキーガール」を見終わりましたよっ!今回のシア・コー役も大変良かったです。わがまま社長ってことになってるんだけど、彼が演じるとどうしても可愛気が出てしまうのもまたシア・コーという人物にぴったりでした。それに、ヒロインのシン・ユン役のバイ・ルーが嫌味のない素直でキュートで、もうこの二人は応援するしかない気持ちになってしまうのでした。ときめくというより暖かく見守ってしまったわ。

シン・ジャオリンはそのままイメージに合う役を演じてくれたって感じのキャスティングだったんですが、バイ・ユーと言えばどちらかというと招揺の時のようなきりっとしたイメージが強いので、はじめのうちはこんな可愛いキャラにしっくりくるのかなと半信半疑だったんですね。だけど数話過ぎた辺りからはこれは彼女しかこの空気感は出せなかったかもと納得でした。いい意味でサバサバっとした雰囲気があるのが、またシン・ユンの魅力を倍増させてる感じ?まさにマスコットみたいな可愛さで、女の子女の子してないのがそのキュートさの源っていうか。ま、好きなタイプのヒロイン像でした。仕事にも一生懸命だし、ずるさの欠片もないしね。

最初こそ、シン・ユンをこき使ってるシア・コーですが、彼女への思いを実感してからはどんどん尽くす男になっていくのも面白いです。ドラマの中では実際のところ、色々起こるってるはずなんですよね。例えば会社の存亡の危機とか、実家の問題とか。だけど基本的には問題が起こっても生ぬるい感じなので、どこまでもほのぼのと話が進んでいきます。なんというか安心して見ていられる感じがあるよねえ。なのでひたすら二人が可愛いなと愛でてる感覚だけが残ってる気がします。

そして他にもお楽しみ要素あり!ヤオ・チンとホー・ユーの友情が恋に変わっていく過程とか、シア・コーのお姉さんの恋バナとか(息子も可愛い)ね。ホー・ユーがヤオ・チンを好きだと実感していくところは結構良かったんですよね。失恋した同志でうまく行っちゃうなんて描写は他のドラマでもよくあるけれど、数合わせだったり、みんなハッピーエンドにしとけみたいな背景が見えちゃうと好きじゃないんです。が、ここでは本当はホー・ユーは初めから彼女のことが好きだったのに、彼女が好きなのはシア・コーだったから自分でも知らず知らずのうちにその気持ちを抑圧してたのかもしれないという説得力のある描き方をされていて、そういうのあるある!と思ったねえ。ホー・ユーって自由奔放に見えて、実は気づかいの人のような気もするし。

という訳で、大好きシン・ジャオリンを堪能したのはもちろんのこと、バイ・ルーも大変良かったので、二人のケミもまとめて堪能出来て楽しかったなあ。そうそう、シン・ユンのママパパもめちゃめちゃキュートで彼等とシア・コーのやりとりもとっても好きでした!そうそうあとはやたらワンピースも出てくるので、日本のアニメは中国で人気なんだなあとそんなことも思いました~!

 

 

愛しい僕のラッキーガールが見れるのは・・・




【韓国ドラマ】恋のレベルアップ の感想 仕事に頑張るヒロインが可愛い!

「恋のレベルアップ」の視聴を終了いたしました!

ソンフンと言えば、まるでパブロフの犬の様にラブコメでラブラブシーンの多いドラマを想像してしまう私が悪いのかもしれない。勝手にそう思ってしまった私はこのドラマではその要素があまり無くてちょっと物足りなく思ってしまったのですけど、それは私の思い込みが強すぎたせいかもしれないなあ。

という訳で、ストーリー的には恋愛よりも仕事に重きを置いた展開となっております。みんなで力を合わせて会社を再生していく熱い姿を応援しちゃう感じ。そんな中でもソンフンのツンデレ上司役はいつも通りなので、ここは期待通りです。そして明確な悪役もいるし、この分かりやすさは漫画っぽいですなあ。

最近は、ゲーム会社が舞台のドラマも多いですね。中国ドラマだけど、たまたま最近見終わった愛しい僕のラッキーガールもそうでした。ストーリーは全然違うけれど、ヒロイン像がちょっと似てる感じ。どちらも仕事に熱い心で取り組んでるところもだし。会社のメンバーでゲームを作り上げていく姿を描くのは、一体感とか達成感とか目に見えやすい形で表現して伝えやすそう。見る側の私たちもダイレクトに「ゲーム」という商品をイメージしやすいもんな。あとはオフィスを自由で明るい雰囲気に作りやすい気もする。時代とともに、舞台となる会社や環境も変わっていくのは面白いですね。

こういうラブコメは見やすくていいよね。心に残るものがあったかどうかと言われると正直なところあまり無いかな・・・という感じではあるんだけど、でもやっぱり見ちゃうし、見てると楽しいなって思います。

 

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【韓国映画】8番目の男 の感想 分からないから知りたいんだ

映画「8番目の男」を見ました!少し前に見たんですけど、とても面白かったです。
ジャンルは法廷エンターテイメントと言えばいいんでしょうか、初めての国民参与裁判での陪審員たちの選択から目が離せません。

脚本が非常にうまく出来ていて、与えられる感情の配分が非常にバランスがいいんですよね。思考させ、感動させ、爽快感もあるみたいな感じ?もちろん実際の裁判とは違って盛ってる部分も多分にあるんでしょけども、それでもこのシステムについて興味をわかせたり、法について考える機会としては非常に大きいものがあると思うんですよね。そういうのを考えた時にはやはりエンタメの力は凄いと思います。

また、取り扱っている内容を庶民の目線に持ってくる意味でも陪審員たちが主人公というのは非常に効果的なんだなと思いますし、またキャストが抜群で良いです。いわゆる邦題のタイトル「8番目の男」のクォン・ナム役のパク・ヒョンシクの法への理解度は非常に私たちと似通った程度のもので、彼の「分からない」という正直な気持ち、だからこそ「本当のことを知りたい」という気持ちに共感せずにおれず、思わず一緒に真実を追い求めている気持ちになる。それは他の陪審員たちをも動かしていくし、判事を初心に帰らせたりもする。

どうしてもクローズアップされるのは、陪審員8なんだけど、チョ・ハンチョルが演じた陪審員5も良かったですね。いつも上の意見に従っていた彼が、「自分の考えは?」と問いかけられた時に、はっとする表情。あれもまるで見ているこちら側の状況を代弁してくれてるみたいに感じてしまった。そして、私自身も分からないからと思考停止状態で与えられたものをそのまま受け取り過ぎていないだろうかと考えてしまいましたね・・・

あと、印象に残ったのは、被告人カン・ドゥシクの娘役を演じていたシム・ダルギ。彼女のひたむきな演技も陪審員の心を動かす原動力になったことに対する説得力が増した要因の一つに思います。もちろんムン・ソリの存在感も間違いなしだったし、キャスティングも全体的に良かったなあ。

法廷ドラマの1部分で陪審員裁判が出てくるのを見たくらいで、メインの題材として扱われている映画を初めて見ましたが、派手な内容ではないけれど、脚本も非常によくできたとても良い映画でした!ちゃんと面白くもあるのがポイントですね。

 

8番目の男が見れるのは・・・