【香港映画】盗聴犯 死のインサイダ-取引 の感想 なんだかやるせない気持ちになる映画であった・・・

香港映画「盗聴犯 死のインサイダ-取引」を見ました!監督は「インファナル・アフェア」シリーズの監督アラン・マック、そして脚本も同じアラン・マック&フェリックス・チョンコンビということで期待が高まりますよねー。こちら2もあって続き物なのかと思ったのですが全く独立した内容でそれぞれで楽しめるタイプ。ラウ・チンワン、ルイス・クーとダニエル・ウーのメインキャスト3人は両方とも出てるんだけど、同じ俳優さんが出演しているというだけで演じてる役は違う人物でした。良かった~ 双子の兄で出てきたらどうしようかと思ったよ~!

 

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この映画を見て感じたのは、昔に香港映画を見てた時と同じ感覚です。あの頃見てたのは黒社会を描いた香港ノワールが多かったんですけど「悪いことをしたらその報いを受ける」っていう因果応報の思想っていうのが当然のように描かれてて、この映画もまさにそれ。悪い人はもちろんなんだけど、良い人だったとしても悪いことをしたら当たり前のように死の報いを受けるというやつ。そういうの私も普通に受け止める感覚があるのはアジア人だったり仏教とかに親しみがあるからなのかなと思ったのは、確かゲッタウェイってアメリカの映画でうっかり人を殺したカップルが国境を越えてメキシコに入ってアメリカから脱出出来たから捕まらなかった助かった!ってまるでハッピーエンドのように描かれているのを見て強烈な違和感を覚えた時かなあ・・・おーい!って思いましたもんね。そういう自分の当たり前がすべての人にとっての当たり前ではないってことを実感できる機会になるからやっぱり外国作品の鑑賞って面白いね~なんて思いますな!

ラウ・チンワンってなんだか昔とあんまり変わってない気がして歳をとった気がしないな~ むしろ昔が老け顔だったからかも?刑事の3人チームのうち彼が演じたジョンはヨンとマックスを止めようとしたんだけど時すでに遅しだったのですよね・・・

ルイス・クーが演じた刑事のヨンは一番切羽詰まっていて、子供が沢山いて病気の子もいる。その上、自分が末期ガンと判明しどうしてもお金を家族に残したいとインサイダー取引に手を染めてしまう。でもその代償はあまりに大きく、家族を失い、彼も左手足を無くし、最後は自らの生命を賭して復讐を遂げる。家族を守るためにしたことが逆に家族を危険な目に合わせることになってしまうという皮肉な運命。

ルイス・クーの演技がとても素晴らしかったです。こんなくたびれた役も演じられてしまうのよね・・・ 白髪が混じった髪が似合って素敵なんて珍しいよね!かっこいいんだな~

ダニエル・ウーが演じるマックスはお金持ちの娘と結婚することになっていてその義父に侮辱を受けてコンプレックスを感じていたんですよね。見返したい気持ちがインサイダー取引に手を出す原動力になってしまったんだろうな。

なんだか3人の刑事の金銭的だったり、心理的にだったり追い詰められている状況がうまく挿入されていて、彼らがそうせざるを得ない気持ちになってしまったというのがなんとなく理解できるような気になります。やってしまったことの代償の大きさも見せられるので受け入れられるのかもしれない。

そして、こっそりウィリアム・チャンも出ております。香港映画にも出てるのね~と思ったら香港人だった!だから彼はアフレコじゃなくて本人の声なんだな!古装姿しか見たことなかったからスーツ姿は初めて見たので新鮮でした。

不正取引をしている会社社長のローの顔を見て、お~!と思ってしまった。男たちの挽歌で裏切り者のシンを演じたレイ・チーホン(李子雄)じゃないですか!!!!
いや~お元気そうで何よりです。何回も見た映画に出てた人の顔はやっぱり忘れたりしないもんなんですねえ!

 

警察官が欲望に負けてインサイダー取引に手を染めてしまうっていう展開を想像もしてなくてちょっとビックリしたかな。そうかタイトルが「盗聴犯」なのでまさか捜査のための盗聴が犯罪につながるって思わなくてねー。まあ面白いか面白くないかというと興味深くはあったんですけど、割と簡単に人が死んでしまいますし(それも子どもちゃんまで)痛快さなんかは無くてやるせないな~みたいな複雑な気持ちになる映画ではありましたな・・・うむむ。

 

 

盗聴犯 死のインサイダ-取引が見れるのは・・・



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