最近、映画の感想ばかり書いているけれど、実はドラマもちゃんと見ています。ただ書いてないのが溜まってるだけ・・・ なので、本日は中国ドラマの感想を書きますよ!!!
最近見終わった「同居人は名探偵~僕らの恋は迷宮入り~」ですが、これまたなんなんだこのサブタイトルですけど、シンデレラと入ってないだけましかなと思います。ほら、中国ドラマはやたらと邦題にシンデレラって入れるの好きですもんね。って一体誰がそれを好んでいるのかは不明。視聴者では無い事は自明だと思うんだけどな。まあそれは置いといて、今回の主人公はまさにその邦題にシンデレラを使われたドラマ「ツンデレ王子のシンデレラ」にも出演していたフー・イーティエンであります。(このドラマもすごい前に見たけど、まだ感想書いてないんでは・・・ひえ~)
舞台は租界時代の上海で、フー・イーティエンが探偵の路垚役で活躍します。その雇い主というか相棒が刑事、喬楚生役を演じるはチャン・ユンロンです。見たことあるなあと思ったら、私のキライな翻訳官とか古剣奇譚の黒曜役で見たなって思い出しました。確かにちょっと古風なイケメンという感じなので、今回の服装とかとっても似合ってて素敵です。この二人のコンビとシアオ・イエン演じる新聞記者の白幼寧と路垚の恋の行方がメインという感じ。
このドラマを見ている途中で、ちょうどフラワーズ・オブ・シャンハイを見たので、ちょうど租界時代の上海を舞台にした作品を見たという偶然。随分と趣は違いますけどね。やっぱり現代だと技術が色々あって、監視カメラとか携帯とか、DNA検査とか使えちゃって、それで判明することが多すぎて反対にトリックが限られてしまうということもあり、むしろ昔を舞台にした探偵ものの方が目新しく面白く作れるのかもしれないですね。
まあそれにしても、路垚がケンブリッジ卒の天才で知識が豊富にあるからと江戸川乱歩ばりの奇想天外なトリックが多くて、ほお・・・?という気分になることもあったかも。まあその辺の内容は流して見つつ。しかし、フー・イーティエンがあんまり天才役には合って無い気がしたんだけど、どうですかね。普段はお金にこだわるふざけた感じなのはいいとして、その推理力を発揮する時はその頭脳の輝きの一閃を見せて欲しい気がするのに、ずっとのらりくらりして見えてイマイチ魅力を感じないキャラな気もしてしまった。それにヤクザの娘で新聞記者の白幼寧もお転婆で騒がしすぎる設定にし過ぎたキライもあるかなあ。でもシアオ・イエンが着こなすレトロなファッションは可愛かったです。
そうこう言いつつ、モテモテイケメン巡査部長役がチャン・ユンロンにハマってて良かったので、楽しく見てました。警察の制服もいいし(外套がツボ)、姿勢のおかげなのか、古風なスーツや制服を着てかっこをつけて立つ姿などが大変良くて、ヤクザの右腕感や凄く強いという設定もちょっと意外なくらいピッタリでステキです。あと、部下の阿斗役の向雲龍もカッコよかった。警官の制服を着ている時には地味な感じで全く何も気づかなかったんだけど、ラストの結婚式のスーツ姿であのイケメン誰!?と思ったら彼でした。百度で彼のページを見たらムッキムキのバッキバキでビックリした・・・
事件の行方よりも、名家出身いわゆる清王朝の八旗の家柄出身の路垚とヤクザの娘の白幼寧の関係性というのが、どういうものなのかというのが興味深くて面白かったです。八旗というのは軍事に関係があるようで、路垚に言う事をきかせるために軍まで動かしたりして、なんか凄い一族!って感じだったのに、最後は「え?そんな理由でもう許すんだ!?」とズコーってなりましたな。そうこういいつつ、この時代が舞台のドラマをあんまり見たことが無いのもあって、最後まで楽しく見たなって感じでしたよ!