チソンの新しいドラマということで楽しみにしていた被告人を視聴しました!
16話の予定が、韓国で視聴率も好調で延長されて18話になった様子。
ストーリー展開としては、最終的には勧善懲悪的な部分や、記憶喪失というモチーフや、配役などがちょっと定番ぽくてやや面白味に欠けるかな・・・という部分もありましたが、1話ごとに先が気になる作り方をしていて、思わず次々と見てしまうという感じで、その辺りはさすが!という感じです。
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ドラマでやっぱり大事なんだなあと思ったのは、起承転結の起の部分なんだなとこのドラマを見て実感。
最近、なかなか夢中になれるドラマに出会わないなあ・・・と思っている中で視聴を開始しましたが、このドラマでは1話目からグッと引き込まれて知らない間に必死で見ていたんですよねー。余計なことを考えずにドラマの世界にいざなってくれるのはやはり見る甲斐があるなあと言う感覚があります。
私がどうしても恋愛ものよりこういう検事とか弁護士とか医者とか警察とかが出て来るドラマの方を好んでしまうのは、こういう最初の始まりの部分に興味をひかれるところが大きいのかもしれないなあ、とそんなことを思いました。
設定的に事件が起こりやすいですからね・・・
そして、チソンの演技は安定しているな、というのも思ったんですが、このドラマではちょっと大げさに感じてしまったりも。
秘密とか、キルミー・ヒールミーでは大げさくらいで良かったんだけど、今回は検事役だからかな?ちょっと気になりました。
正義を追い求める検事だったパク・ジョンウが濡れ衣を着せられて、刑務所に入れられるのですが、その際に何度か記憶喪失になってしまうのです。
刑務所にいることや、愛する妻や娘を自分が殺したと聞かさせて、そんな訳が無いと暴れるんですが、なんだかちょっと過剰な気がしてしまって。
それまでが冷静な検事であった訳で、且つ記憶喪失になっていて、パク・ジョンウにとって受け入れられない事実を聞かされたのだとしても、回りの人に暴力を振るうような暴れ方をするかしら?とちょっと違和感がありました。
この辺りは演技というよりは、演出の問題かな~とは思うんですけどもね。
しかし、チソンが娘ちゃんを可愛がる姿は、きっと実際もこんな感じでいいパパなんだろうな~という感覚がするくらい子役にメロメロでした。
奥さん役のソン・ヨウンと娘のハウン役のシン・リナちゃんはこれでもかというくらい理想的な家族像を作っていたので、殺人事件に巻き込まれるという悪夢のような状況が余計に際立っていて、ここは素晴らしかったです。
それにしても、韓国の子役ちゃんは演技が上手ですね。
シン・リナちゃんの演技のせいで結構泣きそうになりましたよー!!!はー
あと、悪役を演じていたオム・ギジュンですが、実はちょっと彼の悪役に飽きてきてしまった感があります。悪くはないんですけども、物足りなさを感じたのは事実です。
悪い人だと分かっているんだけど魅力を感じてしまう、みたいな部分が無くて、ちょっとな・・・と思いました。
やや彼の悪い役も定番化してきてしまったような?
そういう新鮮さも無くなったのかもしれない。意外な人が悪役を演じてくれる方が面白いですよね。
でも、弁護士役のユリちゃんは良かったです。
ファッション王でしか見たことないけど、ああいう計算高い役よりも、こういう真面目な役の方が似合うかな。見た目が堂々とした感じがあるので、こういう役の方が違和感が無いですねー!
あと、キム・ミンソクもすっかり演技が上手になっている気がしました。
なにせ私は美男バンド以来、初めて見たんですよ!
最近はいっぱい話題作に出てるし、こんなちょっと影がある役柄を演じられるようになってるなんてーと感心してしまいました。
彼の存在もドラマで大事な部分を占めていたなあと思います!
他にも刑務所の愉快な仲間たちはTWICE踊ってたりして面白かったし、ヤクザ者なのにチソンの相棒みたいになるチョ・ジェユンがすごく良かったり、冤罪をはらす長い道のりの中にくすっと笑える部分がちゃんとあって、そういう意味でも最後まで楽しめたかなーと思います。
脱獄の予行演習が何度もあるのとかはさすがに長いなあとは思いましたけど!
最近は、韓国ドラマも最後の終わり方が傲慢と偏見みたいに曖昧なものも増えてて面白いなと思っているのですが、このドラマは、やっぱりチソンが主役だもんね、最後は勝つよねみたいな予感が当たる感じが良くもあり、悪くもありという感じです。
でも視聴後すっきりするからいいかな!?
とはいえ展開も工夫があって、なかなか見応えのあるドラマです。
オススメ!