【中国ドラマ】両世歓~ふたつの魂、一途な想い~ の感想 何度でも愛してしまう

「両世歓~ふたつの魂、一途な想い~」を見終わりました!ひえ~結構好きだった!

こちらで主役の景辞役のアラン・ユーと言えば、私にとっては太子妃ラプソディーの九王かつ三生三世の白真お兄様!そんな彼がとうとう主役で登場です。わーーーーぱちぱち!病弱設定最高に似合いますね。咳き込んだり血を吐く姿もお美しい。

そしてヒロインが霜花の姫の鎏英役のチェン・ユーチーであります。可愛く無邪気、かつ美しく聡明という相反しそうな要素をどちらも持ち合わせた彼女はこの役にピッタリでした。一人二役なんだけど、それぞれ違う雰囲気を醸し出してて凄いなと思いました。お衣裳も捕吏役で勇ましかったり、美しく着飾ったりでうっとりです。

ま、そんなお二人の相性も良く、そして絵も美しくて、これは運命って感じ。
思いが通じ合うキスシーンがまた、おずおずとした控えめな接吻って感じでね。それがアラン・ユーのイメージ通りというか、ドラマの二人の関係のイメージにも合ってて、うわああああってなりました。激しいキスよりドキドキしちゃったよ・・・

ストーリー的には思ったよりもバタバタと人が死んでいくので、おお・・・と思いながら見た部分もありますが、流れに無理がある訳ではないので、違和感はないです。

暮北煙役のチャン・スーファンも良かったです。遊び人だったのに、だんだんと自覚をもって大人の階段上るって感じ(ちょっと違う?)がね。あー。
北煙がまたいい加減そうで筋の通ったいい男なんですよ。最初は興味なく見てるんだけど、どんどん素敵な男になって行くんですよ。賀王も喜んでいることでしょう!!!

チャン・スーファンは、チャオ・リーイン主演の蜀山戦記~赤き伝説~に出演しているみたい。見てみよっかな・・・

そして彼の義兄、左言希役はワン・ゴンリャン。左言希もツボ過ぎたな。とびきり有能な男だというのに、情だけは断ち切れない弱さも持ってるっていう人間臭さ。
その相手の姜探がまた、自分の父親を助けるためとはいえ、人を害することに罪悪感を持たない人で、彼は何度も見放そうとするんだけどやっぱり離れられないんだなあ。おおお。

姜探役のシュー・ハオを見たことあると思ったらマイ・ディア・フレンドに出てましたね。お金持ちのお嬢さん役!古装劇に出てるイメージじゃなかったから、なかなか思い出せなかったよ~!

景辞の従者の阿横役叢健彰もちょっとワンコ感があって可愛かったですね。彼と小鹿にも幸せになってもらいたかったのに・・・!!!

そして、どうしようもない愛を生涯貫いてしまう原夫人が一番悲しかった・・・
愛に生き、愛に死ぬというのはこのことなのかな。娘たちも生涯を賭ける愛を貫くことでしょう。

とまあ悲しい愛も多かった中、救いは長楽公主と趙岩ですね。とてもお似合いだったので、お幸せに~~
趙岩を演じていたリウ・シュアイは独孤天下〜皇后の願い〜に出ているようなので、これまた見てみようかな。ああ忙しい。

記憶を失ってもまた愛してしまうというのはロマンチックだよね。実際そういうことってあると信じたい気持ちがあるからそう感じるのかな。
一途な愛って描き方が難しくて、執着に見えると途端にそのロマンチックさが消え失せてしまうんだけど、このドラマに関しては大丈夫でしたね。そこがとても良かったし、あとはサブキャラを含めてしっかり人物像が描かれていたので、登場人物たちみんなが印象深かったし、感情移入出来て良かったです。

 

両世歓~ふたつの魂、一途な想い~が見れるのは・・・



【中国ドラマ】霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛〜 の感想 愛と執着の違いって何だろう

昨日、私だけのスーパースターの感想も書いたし、この機会にダン・ルンの他の出演作の感想を書いちゃうぞってことで、本日は「霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛〜」について書こうと思います。

私は古装ファンタジーが大好物なので、まあだいたいこういうジャンルは好きな方だと思うんですが、このドラマに関してはロマンチックさよりも実は殺伐とした雰囲気があってあまりノリきれなかったな~ 設定的には、天界と魔界などが出てきたり、業を乗り越えるために人間界に修行に行ったりする感じが、三生三世の世界観と少し似てると思うのですけどね。しかし、親世代の因縁からしてすでにドロドロしていたり、ヒロインが愛を封じられているせいなのか分からないけど、切ないとか悲しいとかいう感情以上に登場人物たちの極端な選択に翻弄されて疲れてしまう感じがあるんですよね。

運命の愛というのはあるのかもしれないけど、このドラマの登場人物たちの思いは、主人公たちも含めてみんな重すぎる。そういう愛をああ素敵と思えるか、怖いと思ってしまうかは、本当に紙一重の描写なんだろうと思うんですが、今回は後者の感覚が強くなってしまったな。

決定的に私にそう思わせたシーンは錦覓が旭鳳を親の仇!と刺した時ですかね。天界だからどうにか生き延びたけどさ、いやいや普通はあれ死んでるし、後悔してももう遅いじゃないですか。っていうか、いくら「愛が分からない」と言っても、友人として長く過ごしてきた訳だし、旭鳳を親の敵として殺すにしても、事前にもっとちゃんと調べて行動するべきなのでは?と、人間の本質の部分での錦覓に疑問を抱いちゃうよね。あ、人間じゃなかったか!でもまあこの辺りから、見るのがしんどくなって、離れるのも愛のカタチのひとつとして綺麗におさめて欲しいと思ってしまったし、二人を応援する気が消え失せてしまった!

そしてサブキャラ達もみんな執着が凄くて、ひたすら怖いし。もう少し、優しく温かい愛情をもって見守るみたいな登場人物を作った方が良かったのではないかと思ってしまうよ・・・

なので、一番好きだったのは、鎏英と暮辞の二人ですね。別れる日が近いからというのもあるけど、二人が思い合う姿を見ているのが一番好きだったな~ チェン・ユーチーもとても可愛いし、鎏英のパパも包容力のある素敵な大人だったしね。彼女は白い衣装の方が似合う気もするけど、魔界の黒衣装もキリッとして素敵。今、彼女が主役の両世歓を見てますが、めちゃめちゃ可愛くて見とれちゃいます。ここでも捕吏も、お嬢様も演じてて、とても良いです。

そうそう、潤玉役のレオ・ローもどこかで見たことあると思ったら、マイ・サンシャインでウォレス・チョンの演じる役の大学生時代を演じてたんでした。彼の古装が似合いますね。前半の優し気な感じはとても良かったんだけどな~

まあそんな感じで、ちゃんと最後まで見たんですけど、もう少しほんわかとしたストーリーだったら好みだったのになあと思いました。前半はとても良かったんだけど、後半はひたすら極端!なんで!?みたいな気持ちで見ちゃったな!

 

霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛〜が見れるのは・・・




【中国ドラマ】私だけのスーパースター〜Mr. Fighting〜 の感想 喪失と再生の物語

こちらのドラマ「私だけのスーパースター〜Mr. Fighting〜」も随分前に見終わっていたドラマです。今となってはストーリーを思い出しつつ、複雑な思いを抱きながら感想を書くことになってしまいました。これからダン・ルンの出演した作品の扱いはどうなっていくのでしょうか・・・ 脱税の罪で芸能活動が出来なくなるというのは、なんとも辛い。本人次第で避けられる事態だと思うので、なんとかできなかったのかと思ってしまいますね。作品自体にも共演者にも罪はないのに作品がお蔵入りになってしまうとしたらやりきれない気分です。

更にこのドラマのストーリーが、10年前に芸能界デビューをした主人公のハオ・ゾーユーが、マネージャーのフー・ズーやその父親、そして事務所の社長と再起を目指して頑張って行くという内容なので、またこのドラマみたいにダン・ルンも再起できるといいなと思いつつ。中国のお国事情の詳しいことまでは分からないけれど、なかなか厳しいのかな。

さて、このドラマで一番ステキだったのは、フー・ズーのお家の様子。今もこんな感じの住宅がまだあるのか分からないけど、少し懐かしさを感じるようなセットが彼女の家族の暖かい雰囲気とマッチしてて、すごく良かったです。何よりもフー・ズーとお父さんとそれにプラスして事務所の社長のやり取りが本当に素晴らしくて。あの家に迎え入れられたことで、ズーユーが変わっていくのが納得できる感じでした。

なので、このドラマはダン・ルンが主役なのだろうけど、むしろ彼の取り巻きの人々がいてこそ成り立つドラマだったなと思うのでした。何度も繰り返す喪失に力をもらえる感じ。

そうそう、ドラマの中で見たことある食べ物が出て来たんですよ!

私が、陽光城とか華僑服務社で買ったことのある烏江ザーサイです。

なるほど、小袋はそんな風にそのまま食べるんだ!という発見でした。確かにこれと白米があれば、それだけで大丈夫ってのは分かるわ~ 美味しいもんね。

このドラマでのマー・スーチュンは素朴な女の子を全身で演じてて良かったんですよね。どのドラマを見ても全く違う役柄を違和感なく演じてて、好きな役者さんの一人です。当たり前のように演じる役によって体形も変えていて凄いなと思う。もうね。ほんとお父さん役のハン・トンシェンの演技がとても良くて、心に残っているドラマのひとつです。

 

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【中国ドラマ】2度目のロマンス の感想 逃げずに話し合うことって大事ですね

「2度目のロマンス」の視聴を終了いたしましたよ~ チャン・ハンとチャン・チュンニンの組み合わせと言えば、四大名捕を思い出します。あの頃に比べたら、すっかりチャン・ハンが大人になったなあなんて思っちゃったんですけど、2015年と2018年で3年しか製作年数が変わりませんでした。あれ?今回が社長役だったり、オールバックにしてたりするからかな?すごく落ち着いた風貌に見えてそう感じちゃいました。

邦題は、2度目のロマンスなんですが、原題は「温暖的弦」です。チャン・ハンが演じるのが占南弦(ジャン・ナンシエン)、チャン・チュンニンが演じるのが温暖(ウェン・ヌアン)ということで、二人の名前にかけたタイトルなんだろうけど、確かにこれは翻訳するのが難しいなあなんて思いました。

このドラマは小説のドラマ化だそうなんですが、きっと小説ならサラっと読めそうな気がする部分も、映像化されるとなんだかな~と思ってしまう箇所が多かったかもしれない。離れてもお互いに一途に愛し合っている・・・というのはロマンチックな関係だと思うべきなのかもしれないけど、この二人の場合はそう見えなかったのが非常に残念でした。なぜだろう。

まあ、かなり引っ張って明らかになった二人が離れた理由がまずよく分からんというか納得感がないというか。それが理由で離れる二人なのだったら、それほど愛し合ってた訳じゃないのかな~と思っちゃった。そして、離れている時間にもまわりを巻き込み過ぎてて迷惑をかけてる気がして、なんともかんとも二人に対して好感が持てない気分にもなっちゃった。あと、そうやって離れた後にそのせいで起こった家族のことも、もう二人は縁が無かったと離れる方がいいんじゃないと思ってしまうような内容だし。それさえも乗り越えて、愛し合う二人の愛情が尊いのかもしれないけど。そうは思えず。うむ。

結局、ちゃんと話し合わずに突然消えるという手段を取り合うので、ただ問題から逃げてるだけじゃんみたいな気持ちになります。若い頃のヌアンのイギリス行きはまだいいとして、ラスト近くでナンシエンが消えた時には、もういい加減にして欲しいと思ってしまったのね。どうなんでしょう?私がロマンチックを感じられなくなってるだけかもしれないのだとしたらそれは悲しいけど!

そんななかでちょっとだけお気に入りだったのは、多分主要人物のなかで一番影が薄いガオ・ファンを演じていた季肖冰(リー・シャオビン)。眼鏡が似合ってて、すっきり顔のイケメンで好きー!この役だけ個別のエピソードがなくて寂しかったけど、私の記憶には刻みましたよ。ただ、眼鏡が似合ってて素敵と思ったんだけど、かけてたのはこの時だけで普段は眼鏡キャラではない様子。他の作品でも見てみたいな。去年放送された「你是我的荣耀」はヤン・ヤンとディリラバにも出演してるみたいなので、このドラマなら日本でも放送されるのではと期待してます!待ってます。

という訳で、このドラマを見て感じたことは、問題から逃げずにきちんと話し合うことが大事だなと思いました。きちんと解決しないと引きずるし、余計にひどいことが起きてこじれるし、他の人の思いさえも引きずらせてしまって問題が大きくなるんだなとそう思いました。気をつけようっと。

 

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【中国ドラマ】将夜 戦乱の帝国 の感想 壮大な世界観ですごい!

「将夜 戦乱の帝国」を見ましたよ~ これは将夜1って感じで、引き続き将夜2があるようです。この辺りの中国歴史ファンタジードラマみたいなやつは世界観が壮大なだけにだいたいの中国ドラマの1クール60話程度には収まりきらないんだなと分かって来たよ。海上牧雲記でも同じ目にあったし。なので続編があると知らずに今作を見た私はラスト見て、あ~終わらない~スッキリしない~と思ってしまいました。でもこの話はすでに2も配信されているので、引き続き見ようかなとは思ってます。だけど、残念ながら寧缺役の俳優さんは違う人になってしまうのよね。脇役ならいいけど、メインが変わってしまうのはちょっと残念かな。

メインの二人、チェン・フェイユーとソン・イーレンは若くてフレッシュ!ちょっと最初はややぎこちない感じもしたんだけど、でもそんな彼らがだんだんと演技に慣れて来た感じになっていくのと、実際の役柄でも強くたくましくなって行くのがリンクしてそこがいい感じです。チェン・フェイユーのふてぶてしくちょっと小生意気な寧缺役がなかなかハマってていいのですよ。だからこそ、続編で主演交代しちゃうのが残念かなと。

そして脇役陣がベテラン揃いでその辺はこれでもかってくらいの安心感を持って見てられますね。唐王役の人どっかで見たことあると思ったら、レオン・ライだったよ。いやはや、こういう古装してるの初めて見たんじゃないかしら。なかなか素敵だった。夏侯役のフー・ジュン、衛光明役のニー・ダーホン、夫子役のアダム・チェン、顔瑟役のジン・シージエ、国師役のヤオ・アンリョンなど実力派の役者さんが勢揃い。おじいさん達が渋く魅力的で素晴らしいです。

隆慶役のクリス・スンは身体をはって本当頑張ってますよね。今、雲衣坊を視聴中なんですけど、そこでのイケメンポジションの役が想像の範疇なんだけど、将夜では、格下にやられ、世捨て人みたいになり、また希望を持つも破れ、闇落ちと忙しい。貴公子みたいな姿からズタボロな姿まで、ほんと凄いです。

時代劇ではお馴染みの盧勇も鎮国将軍役で出てたよ。

叶紅魚役のモン・ズーイーも美しさが際立っていましたねえ!冷たい美女最高。

山山役のユエン・ビンヤンも可愛かった~~ 寧缺もあんなにデレデレしていたというのに!まあ桑桑が特別な存在だったのは分かってるんだけど、好きの種類が違う気がしちゃったかなあ。

叶紅魚の兄役の王東のなかなか素敵な佇まい!見たことあるようなと思ったらハイロインで顧海のお父さん役とか、楚喬伝にも出演してるみたい。どの役だったんだろう・・・

夏侯の部下役で出演してた蘆鑫もワイルドで素敵。完全に好きなタイプですよ。

そのほかにも燕王役で男たちの挽歌のレイ・チーホン!とか、李漁役で台北に舞う雪で見たトン・ヤオとか本当に豪華。

それにしても非常に壮大な世界観の原作をこういう風に映像作品として構築することがすでに凄い事だなと思ってしまいます。私だったら無理って尻込みしちゃうところだけど、登場人物だけでもこれだけたくさん、そしてスタッフや関係する人を含めたら一体どれくらいの規模を動かすことになるのか想像もつかない気分になっちゃいますね。言ってみれば、一からその世界観を視聴者に理解されるというのが一番大事だと思うんですが、このドラマは非常に構成も良くて分かりやすかったです。

それは寧缺が例えば書院に入門していく際に、ひとつずつ学んでいくのと同じ速度で私たちも世界観を学んでいく形になっているからかもしれないなあ。そういう風に、寧缺の目線で知らないことを自然に段階的に知っていくという構成が功を奏してる気がします。

ただ、結局のところ寧缺が復讐のためだけに行きつくところまでやるって感じだったのがちょっとあれ?と感じ部分ではあるかな。彼自身の志がもっと大きなもののためって訳でないのよね。その割には環境設定がえらい壮大だな?ってところに落ち着いてしまった気分もあるので、続編ではもう少し展開していくのかなと期待したいところです。今のところ永夜も来るのかどうなのかって感じですし。

全体的にやや抑えたトーンの物語運びで、老成された人たちの戦いが多いので、アクション一辺倒じゃない感じなのがとても好き!こういうジャンルはだいたい好きなドラマが多いんですけど、このドラマも結構好きでしたよ~

 

将夜が見れるのは・・・