【台湾ドラマ】HIStory マイ・ヒーロー の感想 元カノのラン・シーがめっちゃ可愛そう・・・

「HIStory マイ・ヒーロー」を視聴しました。このタイトルはアーロン・ライが演じるマイ・インションの名前からですね。インションを漢字で書くと英雄なので、つまりヒーローってことですね。それとグー・スーレンにとってインションの存在がヒーローって意味合いもあるのかなあ。

ストーリーはBLではあるけれど、ちょっとひねった作りになっていて面白かったです。が、一番に思うのはラン・シーが可愛そうってことですね。気の毒~

 

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インション(男)とラン・シー(女)は恋人同士。本当は死ぬのはグー・スーレン(男)のはずだったんだけど、死神の手違いでラン・シーが死んでしまいます。すでに彼女の体は火葬されて戻れず、その後に死んだグー・スーレンの体に乗り移ることになります。そして死神に出された7日間以内にインションに愛されてキスされたら生き返れるという条件をなんとか叶えようとするのだが・・・というストーリー。

なのでスーレンとインションのやり取りに見えるくだりは実はラン・シー(外見はスーレンだけど)とインションなんですよね。見かけはBLだけど中身は違うというのがややこしい。スーレンがどんな人なのかが分からんやんと思うんですが、彼は日記帳を残してまして、そこに好きな人への思いがつづられており、ラン・シーはその好きな相手が誰かは分からないまま読んでいるものの、どうやらその相手にも愛されていたらしいことには気づきます。実はその相手はインションだったんですね~

そうです。インションはお嬢さまのラン・シーとつき合ってはいたけれど、本当に好きだった訳ではなくて実際に惹かれていたのはスーレンだったんですね・・・がーん!

そんな中、7日間の約束の時間までにインションに愛されなければいけないラン・シー。でもインションは彼女が好きなの?それともスーレンなの?というドキドキの展開になってしまいましてね(っていうか丸わかりだけど)。短編ドラマっていうのもあるけど、割とバッサリくる最後でラン・シー気の毒~ってなりました。ひえー

さて、笑っちゃったのがランニング後のペットボトルのくだりです。インションとスーレンがランニングに行ってその後に座って休むんですけど、インションがペットボトルの水を飲んでその飲みかけのボトルをスーレンに渡すんです。間接キスだ~ってドキドキしながら飲むスーレン(ただし中身はラン・シーだけど)。その1回のやりとりで終わると思ったらボトルの水がなくなるまで二人で渡しあいっこですよ・・・うふうふアハアハしてる二人の初々しい反応がBL的萌えポイントなのかもしれないけど、尺を長くとり過ぎててそこに笑ってしまったよ~~ その上、1本の飲み終わったらインションがさらにもう1本ペットボトルをリュックから出してきたんで、おいおい最初から1本ずつ飲みなよ!と突っ込まずにはおれなかったです!!!

という感じで多分楽しむポイントを間違ってる気がするけど、私のツボポイントもあり楽しめました。アーロン・ライの肉体も惜しげもなくアピールされてますのでそこも見どころではないでしょうか。彼ははっきりした顔のイケメンさんですね。残念ながらお相手役のジアン・ユンリンがあんまり好みじゃなかったのでBLのカップル的には私はあんまりだけど、ストーリーの構想は面白いな~と思いました!

 

HIStoryが見れるのは・・・
⇒Netflix





【中国ドラマ】皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて の感想 皇帝になっても手に入れられなかったのは愛する人

「皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて」の視聴を終了しました。来たー!誰も幸せにならないドラマ~!!!って感じなんですけれど、もうこのドラマはストーリーよりもキャスティングに気を取られるドラマでしたよ。というのも、名家の恋衣の出演者がほとんど出てるんじゃないかってくらいでちょっとビックリな感じなのですよ・・・

 

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監督とか脚本家だとかの製作チームが同じだとお気に入りの役者さんを何度も起用するってこともあるだろうし、配役が何人かかぶるくらいは分かるんだけど、それでもやっぱりマンネリ化やイメージの重複を避けるためにここまで同じにはしないだろうと思うんですよね。そういう意味では私が考える程度の限界なんてやすやすと乗り越えてくるな。さすが中国ドラマ。

ってことで調べるまでも無く、名家の恋衣と同じ監督作品だろうと分かるんですが、監督のウー・ジンユアンは宮廷女官 若曦の監督でもあります。切ないのがお得意なのかもしれないなあ。

さて、という訳で主役の二人はまるかぶり。名家の恋衣とは時代が違うのでまあまだいいかとは思うけど、ハウィック・ラウが康煕帝。ロイヤルトランプと同じ時代ってことですね。あれ?そう考えるともしかして皇太后役が米雪だし、ロイヤルトランプと同じ役を同じ女優さんが演じてるってことかな?

ヒロインの衛琳琅役はジェン・シュアン。うーん。私は彼女が時代劇で演じるヒロイン像があんまり好きじゃないんですよね。シンデレラはオンライン中とか現代劇だとすごく良かったんだけどなあ。時代劇の時はいい人のように見せかけて周りを振り回す役柄の女性に見えて好感が持てないっていう。名家の恋衣とこのドラマがちょうど同じ感じでたまたまそういう役だったのかな。やや特徴がない没個性的なヒロインなので、男性たちが彼女をそこまで愛する魅力があんまり伝わってこない感じなんですよね・・・ もちろん美人なんですけどもね。

そうそう彼女と辛者庫で一緒に働く同僚たちも名家の恋衣オールスターズでちょっと笑っちゃう。ジャン・ユーの妹のフェイフェイやら、ウー・ツァイホンの妹やらが今度は仲間になってます。シャオティエンの弟分のマー・リーが皇帝の側近の小徳子役ですしね。

そして納蘭容若役でチャン・ビンビン様が!辮髪姿が美しい・・・
そうです。私は彼を見たいがためにこのドラマを見ておりましたよ。好き。

主役二人の悲恋よりも納蘭容若の報われない想いが辛い。衛琳琅が友達を助けたいという気持ちを汲んで彼がその友達と結婚することを選ぶという方向性を間違った自己犠牲にひえーってなっちゃう。自分のことを好きだと分かってる男にそれをさせて平気な衛琳琅のどこが良い人なのか分からんな・・・ ちょっとこの展開辛すぎたなあ。泣く。

長慶と芸初の悲恋も悲しかったんですよね。長慶を演じた張曉晨は「月光のイタズラ~時空を超えた恋」でもちょっと悪役で出てたなあ。やや個性的な役が似合いそうで嫌いじゃないタイプ。盗墓筆記にも出てたらしいんだけど、それは覚えてない・・・

 

見始めた時はラストが想像もつかなかったんだけど、そばにいるのに二度と触れられないという悲しみ。そして冒頭のシーンの意味が分かるという。切なさがいっぱい詰まっているので悲恋ものが好きな人にはいいかもしれない。だけど、それでも二人は思い合う仲だったのだから、容若に比べたらマシなのかもしれないなんて思ったりもするのでした・・・ どちらにせよ悲しいな。

 

皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れてが見れるのは・・・






【中国ドラマ】画皮2 真実の愛 の感想 映画とは全く違う印象のドラマになってた!

中国ドラマの「画皮2」を見ましたよー これは映画版を先に見てたのでちょっと楽しみにしてたんだけど、私が好きだった部分は悉くと言っていいほど無くなっていたのであらまーって気分になりました。映画はキャスティングが好みだったし、妖魔モノらしい禍々しさが映像で存分に表現されていて最高だったんだけどな・・・ その辺はドラマだからまた違うものになってしまうのも仕方ないのかな。

 

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主役の王英(ワン・イン)を演じるのは、ハウィック・ラウ。私はこのドラマで初めて見たけれど、この後続けて何度か見ることになりました。ヤン・ミーの元旦那様だったのね~ そうねえ。キリっとして素敵な気もするけど、このドラマでのワン・インという人は良い人なんだけど、とにかく優柔不断な人でね。見てて相当イライラしました。「誰も傷つけたくない」という優しさもある意味一種のエゴなのかもしれないなあ。

小唯(シャオウェイ)を演じるのはバイ・ビン。こういう妖怪役とても似合います。このキャスティングは文句なしかな。男の人はこういう美人に弱いんだろうなという弱々しく見える尽くすタイプで、映画のシャオウェイとは全然違う。

そして李静(リー・ジン)公主役はインアル。彼女もちょっとお転婆なくらいで普通の公主。彼女が個性があんまりないのがあんまり面白くなかったかな。ただひたすらワン・インを愛しているというだけ。なんだか存在感が薄く感じてしまって、そのせいでワン・インとシャオウェイのラブストーリーといった印象のドラマでしたね。

龐郎(パン・ラン)役はマオ・ズーシン、彩雀(ツァイチュエ)役はダイ・ジュンジュ。この二人はひたすら愛し合ってて素敵だったな。龐郎は除妖師なのにもかかわらず、妖怪を愛することに迷いが無いのが良いのよね。まあつまりワン・インみたいな優柔不断なタイプはどうにも好きになれないってことですわ・・・

一番印象に残ったのは浮生(フーシェン)かな。演じてたのは王雨(ワン・ユィ)という俳優さん。ルビー・リンの傾城の皇妃にも出てるみたいなのでまた今度見てみようかな。とにかくフーシェンについてはドラマでエピソードが増えてた登場人物の中で唯一良かったなあと思います。ドラマに出てくるしつこく片思いをしているタイプはその人の行動によってはとても鬱陶しく感じてしまうのですが、彼は自分でも愛という感情を知らなかったところから始まって、ただひたすらシャオウェイを見つめてそして守らずにいられないところが切なくも素敵でした。人間界にいることでだんだんと色んな感情を持つようになって行く姿が良かったんですよね。

 

テレビドラマになって他にも色々登場人物は増えているんですが、他の人たちはあんまりかな・・・ 私は映画がとても好きだったので、どうしてもそれと比べてしまってイマイチ楽しめなかったんですね。違うなりにそれぞれ楽しめる場合もあるのだけど、このドラマに関してはダメだったなあ。まあそういう事もありますよね!

 

画皮2 真実の愛が見れるのは・・・


【台湾ドラマ】年下のオトコ の感想 シュー・ユーティン脚本のドラマ

年下のオトコの視聴を完了しました。タイトルや随所に素敵な言葉が使われているのがシュー・ユーティンが脚本作品らしい仕上がりです。ルビー・リンの出演作は色々見ているけれど、今まではあんまり美人だなあと思ったことは無かったのですが、ここでは綺麗な年上のお姉さんで素敵でした。

 

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デレック・チャンは年下の男の子役に本当にピッタリ。1992年生まれだけど、実際の歳よりも更に若く見える気がする。スーツを着た時の借り物感がすごくてあれこんなだったっけ?と思ったくらい。今までに見た彼が出演していたドラマの狼王子記憶の森のシンデレラではそこまで幼くは見えなかったから、今回のそれは髪型のせいなのか、役作りのせいなのかどちらにせよすごいですね。

チンフイの友達の二人がどこかで見たことあるなあと思ったら、どちらもアテンションLOVEに出てましたね~!前回はどちらかというといじめっ子といじめられっ子という関係性だったけど、今回は仲良し。チャン・グァンチェンとグレッグ・ハンはどちらも1990年生まれだからこれからの役者さんですね。

年下の男の子が出てくるドラマでありがちな展開っていうのがあって、数年後に男の子が立派な仕事について戻って来てハッピーエンドっていうやつ。このドラマもいわゆるそれなんですよね。まあドラマなのでそれもいいんですけど、もうちょっと年上の女性と年下の男性がありのままの状態でもまわりに普通に認められるようなドラマがあってもいいよねなんて思ってしまう。年の差があるとそうやって年下男子がすごく頑張らなければいけないというステレオタイプに最近ちょっと違和感を持ってしまう感覚があります。

なので、このドラマでも当たり前のように家族の反対に合う二人シャオフェイとチンフイなんです。色々あって一度離れるんですが、その後また出会って周りに認められる過程がすごくうまく描かれててここはすごいなあと思いました。シャオフェイの娘がうまい触媒で働く形でチンフイの親は先に娘を好きになっちゃうという流れがうまい。そうやってラストに二人の関係がまわりに受け入れられていくのがとても自然に納得できるので、気持ちよくハッピーエンドを迎えられるという感じ。ちょうどこのドラマと同時期によくおごってくれる綺麗なお姉さんを見てて、向こうはそういう問題が最終的に何も解決しないままなんとなくハッピーエンドっぽい形で終わったのが非常に不満だったので、その点はこのドラマはすっきりして良かったのです。

という感じで終わり良ければ総て良しというのは満更間違ってもいないようで、うまいこと作ってあるなあという印象が最終的には残ったドラマとなりました。デレック・チャンが可愛かったしまあ面白かったかな!

 

年下のオトコが見れるのは・・・

  

【中国ドラマ】花千骨(はなせんこつ)〜舞い散る運命、永遠の誓い〜 の感想 修行しても煩悩は消せないってことかな・・・

花千骨〜舞い散る運命、永遠の誓い〜の視聴を終了しました~ と言ってもずいぶん前に見終わっていたんですけど、なかなか感想が書けなかったドラマなのであります。その理由は自分でもうっすら分かっているんですけど、最終回を見た後に微妙な気持ちになったからなんだと思うんですよね。なんていうかほら、これ誰も幸せになっていないのでは!?って感覚。いやまあ主役の二人はある意味一緒になれたのかもだけどハッピーエンドには感じられなくて。みんな色々我慢して修行をしてた割にはそれ何の役にも立ってないし、結局のところ自分含めて相手も周りも不幸せにしてるやん!という感覚に陥るドラマでした・・・

 

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ドラマを見終わってそういうことをツラツラと考えてると、人間は修行しても結局煩悩や執着を捨てることは出来ないんだなあ・・・みたいな達観それとも絶望感が私の思考を覆うようなそんなドラマだったって訳です。複雑な気持ち。

最初の方は明るいノリで修業をしてたりしたのでそれなりに楽しんでおりました。中国のこういうドラマを見てると必ずと言っていいほど剣に乗って移動しますよね。これデフォルトの設定なのかな~ 昔に見たスウォーズマンという映画がありまして、そこに忍者が出てくるんですけど、投げた手裏剣が突然が巨大化してそれに乗って攻撃してくるっていうシーンがあってなんて斬新なんだ!とその時は思ったんですけど、剣に乗るのが普通のことだったら手裏剣に乗ってやってくるという設定も特別なことじゃなかったんだなあ~なんて。当たり前の演出だったのね。

花千骨役のチャオ・リーインは最初は性格の良く無邪気で頑張り屋の女の子っていういつもの感じの役だな~と最初は思ってたんだけど、どんどん性格が変わって行って顔つきも変わって行ってさすが女優さんだな~と思いました。役者さん的にはそういう感覚で見てたんだけど、役柄の花千骨の境遇という意味では運命にというか白子画に振り回されて気の毒~って感じの人。

花千骨の肩にのってる虫が人間になったのもビックリですよね。霊虫らしいけど妖精みたいなものなのかな・・・?明るくて可愛い糖宝くらいは幸せになって欲しかったのになあ・・・

マー・クーが演じてた殺阡陌もなんか気の毒って感じ・・・ 花千骨がお兄さんじゃなくてお姉さんと間違えるんだけど、お綺麗だったのであんまり違和感無くて良かったです。化粧や衣装もだけど、しぐさも端正で美しかったです。

日本には入って来てなさそうだけど、花千骨2015という現代劇バージョンの続編ドラマも制作されたみたいで、それは花千骨が転生した(乗り移った?)人と殺阡陌が主役みたい。多分ですけど。続・若曦で痛い目に合ってるので現代に舞台を移した古典劇はあまり見たいと思わなくなっちゃったわああ。そんなこと言ってちょっと興味ありますけどね!

異朽君の仮面はなかなか斬新ですよね。羽根で出来てて目の部分があみあみだよ。まじまじと観察してしまったわ・・・ これくらい顔が隠れていると正体が分かりにくくて良いなあって思いました。しかし、こういう仮面をつけてる人って声までエフェクトかけて変えてるけど、この時代にそんな装置あったんですか!?って毎度のことながらツッコミたくなるのだった。

そして東方彧卿も復讐の心と花千骨への愛情で心が千々に乱れて結局気の毒なことになってしまうし。彼はまさに人を呪わば穴二つと言ったところでしょうか。

ほらほら、ここまで登場人物の何人かについて書いてきたけど、やっぱり誰も幸せになってない気がする。いいヒトとか悪いヒトとか関係なくわりとみんな不幸になっちゃった気がするんだなー

夏紫薫や軽水の執着心もすごかったね・・・ 修行してもそういう気持ちは消せないものみたいだし、むしろ修行に耐えられるくらいの精神力を培ってしまうと相手がどんなに拒否しても耐え忍んで頑張ればなんとかなると思ってしまうのかもしれないなんて思ったり。そして彼女たちが愛する男たちも同じで花千骨に対する愛情や執着心が捨てられない人だったし、そんな登場人物ばっかりじゃないか!

あとは霓漫天は自業自得って感じだけど、朔風に至ってはただ気の毒な人生だったしな・・・おお 書いてたら滅入ってきたわよ。

ストーリーに関係ないことで言えば、セットはなんだか好きでした。長留山の建物の透かし彫りの扉とか異世界感があって素敵だなあって思いました。

 

実は本当にずいぶん前に見たんですけど、登場人物とかストーリーとかしっかり覚えてるので、ある意味心に残ったドラマだったんだなあと思いました。主役の二人は「生死の難」というニッチもサッチも行かない関係なんで悲恋になるのは仕方ないんだけど、迎える結末がなんだか空しい。彼らは一緒になれたかもしれないけれど、周りのみんなは儚くなってしまったよ・・・と思ってしまうのです。よく考えられたストーリーだとは思うんだけど、私はあんまり好きじゃなかったな、という感じですね!

 

花千骨(はなせんこつ)〜舞い散る運命、永遠の誓い〜が見れるのは・・・