【韓国映画】特別捜査 ある死刑囚の慟哭 の感想 またまた強大な権力を持った財閥が出てくるよ!

キム・ミョンミンが主演なので見た映画「特別捜査 ある死刑囚の慟哭」。うまくまとまってて最後にちゃんと決着がつくのですっきりと見やすい映画でしたね。最終的には強大な悪に立ち向かうことになるんだけど、その理由がキム・ミョンミン演じるピルジェが正義漢でまっすぐな人物だからだとつまらなかっただろうと思うんですね。でもそういう人ではないのにそうせざる負えない状況になるのが面白かったなー

 

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扱っている題材は重めなのかなと思うんだけど、共演者を見ると分かるようにキム・サンホ、ソン・ドンイル、パク・スヨンなどで、ちょっとコミカルな部分もあってそこまで暗い気持ちにはならない感じ。それにしてもパク・ヒョックォンは同僚を陥れるこずるい役多くない!?そしてだいたい利用されて殺されるとか多いな・・・ ドラマでも映画もなんで、登場すると今回もそういう役かな~って思っちゃうねえ。うむ。これが先入観ってやつですね。

キム・ミョンミンは、ベートーベンウィルスみたいな堅物で個性的な男の役も好きだけど、意外とちゃらんぽらんでコミカルな役を演じてるのもいいんですよねえ。彼が演じるピルジェと死刑囚のスンテの娘とのやり取りも良かったな。面倒なことにはかかわりたくないっていう彼とそんな奴だけどあんたしか頼れる人がいないっていうドンヒョン。彼らのその攻防があったからピルジェという人物を魅力的に感じられるようになった気がする。人間くさいっていうか・・・必ずしも良い人を好きだと思う訳ではないものね。

そしてラスボスはキム・ヨンエ演じるDH財閥の女史様。この「下々の言うことは理解出来ない」っていう冷血なお金持ちの女の役が完璧ですよね。今、ドラマのロイヤルファミリーも見てるので本当にキム・ヨンエの演じるそういう女性は迫力があるなあって感心してしまう。この映画の方が常軌を逸して感情的な女性だからこそ、結局自滅するって結末が待ってる。それにしても色んな映画やドラマで出てくる財閥の幅の利かせっぷりが凄いよね。あんな風に警察にも検察にも影響力を持ってるのが現実だとは思いたくないけどどうなんでしょうね・・・?

「ある死刑囚の慟哭」というサブタイトルのせいでラストが悲しい終わり方なのかな・・・と想像してしまったんだけど、まあなんだかんだ言いながら悪い人は捕まってちゃんと解決するので、わりと視聴後はすっきり感がある映画でありました。だからちょっとサブタイトルがこれまたあんまりしっくり来ないな~と思いましたな。映画自体は結構良かったです!

 

特別捜査 ある死刑囚の慟哭が見れるのは・・・

【香港映画】西遊記~はじまりのはじまり~ の感想 西遊記って妖怪ハンターの話だったの!?

チャウ・シンチー監督の映画「西遊記〜はじまりのはじまり〜」を見ました。孫悟空や三蔵法師の話はなんとなく知っているつもりだったんだけど、実はあんまり知らなかったんだなと思いました。本当に小さい頃見た漫画とか童話みたいな本を読んだくらいだったのかも。だからこの映画を見ていて西遊記の「はじまりのはじまり」の部分のことを描いてるのかな?ふ~ん?ってな気分で見ていたら、ラスト近くになって、ああなるほどそういうことだったのかとやっと腑に落ちたのでした。チャウ・シンチーの作品ですからもちろん面白いんだけど、ちょっと感動しちゃったりもしたんだなあ。

 

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まず、三蔵法師という名前は知っているけど、玄奘っていう名前でもあるっていうことに思いが至らなくてですね。そういえばそうだった気がするって後で思ったけど、見てる最中は出てくる人達がどう関係してくるのかな・・・っていうのを五里霧中のつかみどころのなく見てた感じだったんですよね。だって妖怪ハンター=三蔵法師ってなんだか繋がらなかったんですよね。さすがに猪八戒は豚だっていうのは知ってるから分かったけど、最初に出てきた魚の妖怪が沙悟浄だとは分からなくて頭の中が???って感じになってしまった。そうかこれはどうやら日本では沙悟浄は河童ということになっているけど、原作ではただ水の妖怪である様子。日本ではオリジナルな解釈で河童になってるんですね。そっか、じゃあ私の理解が足りないだけではなかったのだな。

あとはスー・チーが演じていた段が使っていた腕輪はきっと孫悟空の頭にはめられるんだろうなってことは分かったんですけどね。そうそう基本的に好きな男を追いかける女という登場人物があんまり好きでない私なんですが、段はサバサバしていて魅力的なキャラでしたね。追いかけるにしても彼女みたいだといいな。じっとりしてる系は見ててあんまり気持ちよくなくて。だから段みたいなはっきりしているタイプがそれでも愛を貫く姿というのは反対に素敵に見えて、彼女のラストの行動に胸を打たれてハッとなってしまったのでした。演じてたスー・チーもとても良かった・・・

ショウ・ルオの演じてた空虚王子の存在も良かったです。なんだか得体のしれない人が沢山出てくるんだけどちゃんとまとまっているのが凄いなあと思って見てたんですよね。色々出てきても真ん中にある本筋がちゃんとしてるストーリーではありますしね。

この映画は「はじまりのはじまり」なので三蔵法師と仲間たちが出会うところまでを描いているだけなので、もちろん続編があるみたい。「西遊記2〜妖怪の逆襲〜」というのがすでに公開されているみたいなのでこれも是非見たいなあ。

チャウ・シンチ―が出演していなくても根底に流れる彼の哲学みたいなものがちゃんとあるな。そうこれこれって思わせてくれるのって幸せだなって思ったのでした!

 

西遊記~はじまりのはじまり~が見れるのは・・・



【新大久保】肉&麺 やっぱりチャンポンもジャジャ麺も美味しいな~

久しぶりに肉&麺に行ってきましたよ~!店内に入ると聞こえる声は韓国語ばかり。
やっぱり韓国の方に人気のあるお店なんだなと再認識。

前回行った時とまたちょっとメニューが変わってる気がして、一応撮ってきたけどどうかな?無くなったメニューも新しいメニューもあるような気もするなあ。

ビールはプレミアムモルツのまま。

テイクアウトのチキンなんてのもある。

牛肉チャンポンやらドガニ麺ってのは新しい気がする。

この辺は変わってない感じかな??

今回はEセットをオーダーしてジャジャ麺とチャンポンを両方楽しんだのだ~!!!

 

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なんだか配達の注文も受けてたみたいでえらくバタバタしてる様子の時間帯に行ってしまったのでちょっと待ちました。ちゃむしまんぎだりしぷしよ~ってお店の方が連呼してて大変そうだったな。ビールさえ先に出してくれたらいくらでも待ちますよ!笑

ジャジャ麺久しぶり~!!!やっと会えたね!!!

この日に食べたチャンポンは結構辛かった!スープを飲むと美味しいって思うんだけど後から辛い!ってなる。でも美味しい。癖になる感じ。そしてなんだかんだとスープを飲み干してしまうのでした。

酢豚も美味しいねえ。サクサク。かけるタレにパイナップルが入ってたので、そうだったこれは酢豚なんだなって改めて思いましたね。

ずっと食べたかったジャジャ麺が食べられて満足しました。やっぱり定期的に食べたくなるんですよね。多分間違いなくまた来ます!自信満々~!笑

 

⇒肉&麺 

【中国ドラマ】七侠五義 の感想 北宋の包拯という中国版の大岡越前みたいな人が出てくるよ!

中国ドラマの「七侠五義」を視聴しました!勧善懲悪な武侠もので結構面白かったです。私みたいなお決まりの型がある日本の時代劇が好きな人に好まれそうかな~!「七侠五義」というのは1889年に中国で出版された小説だそうで、この小説を元に作られてた映画もいくつかあるみたいですね。このドラマは原題は「七侠五義人間道」のようです。小説に出てくるいくつかのエピソードをピックアップして製作されたのかな~という感じですね。

 

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まず、驚いたのは包拯を演じたアレックス・マンの貫禄のある姿ですよねえ・・・!!!アレックス・マンといえばウォン・カーウァイの「いますぐ抱きしめたい」でアンディー・ラウ等と共演してたり、「風の輝く朝に」でチョウ・ユンファと共演していたよなあと思い出す名前なんで、若い時の姿しか見ていないのに突然こんな恰幅の良い姿で登場したらビックリしちゃうのでした。ひょー!

公明正大がモットーな開封府の包拯。清廉潔白な正義漢なので人民からの人気も高く、皇帝からの信頼も厚い人物。徹底的に調査をしてきちんとした裁きをしようとする人なんで、ストーリーは一貫してて分かりやすいですよね。それだけだったら単純で面白くないかもしれないけど、彼の周りに沢山の取り巻きがいるので、バラエティーに富んでて面白いです。

それにしても、タイトルが「七侠五義」と来たら、七人の侠客と五人の義兄弟が出てくるのかなと思うんだけど、見てても七侠が誰かイマイチ分からないんですねえ。

なので調べてみたら、どうしてもドラマの話数が限られるせいで、全員は登場しないみたい。なるほどそれなら納得ですねえ。

まず一人目は展昭。

チウ・マンチェク(趙文卓)が演じていたので、安心感があったな!笑 姿勢が良いし、古装が似合うねえ。一応、蕭璟とのラブライン(っていうほどでもないけど)もあってラストはなんとハッピーエンドでビックリした!あんなにストーカーみたいに追いかけ回されてもそんな女性を好きになる男の人もいるんですね。まあ、展昭みたいな堅物にはそういうのも効果的なのかな。

そして二人目は、智化。彼もドラマではちょっと出てきただけですよね~。小説だともっと大事な役どころなのかな?

そして、三人目は、艾虎(がいこ)。最初から普通に包拯の部下の状態で出てたから、まさか彼が七侠に入ってると思わなかったな。

そして、丁兆蘭と丁兆蕙の兄弟。弟を演じてたチェン・チューハン(陳楚翰)は他のドラマでもわりとよく見かけるな。マイ・サンシャインでウォレス・チョンの同僚の弁護士を演じてたり、花千骨にも出てるな~ 彼らも七侠に含まれるなんて全然分からなかったよね!

あとの二人は欧陽春、沈仲元という人達らしいです。なるほどね~。調べてすっきりしたので良かったです。

 

そして、分かりやすいのは五義。

廬方、韓彰、徐慶、蒋平の四人。最初のエピソードの中心人物なので彼らが包拯を手伝うようになる過程分かりやすくて抵抗なく受け入れられていい流れですよね。蕭璟と軽口を叩いたりするやり取りがやや堅苦しい展開のこのドラマのいい息抜きって感じで良いんですよね~。

そしてもう一人が白玉堂。ちょっと傲慢で短気だけど、最終的にはいい仲間になってましたね。すっかり包拯の手足になって働いてたけど、小説ではもっとトラブルメーカーな様子。

結局、漢数字にこだわって調べたけど、中国では「三」とか「五」は慣用的に使われる数字みたいなのでそこまで意味はないようです。小説も最初は「七侠五義」じゃなくて「三侠五義」だったそうですし。

蕭璟を演じていたのは、シュー・チーウェン(徐麒雯)。「宮 パレス〜時をかける宮女〜」で第四皇子の妻の役で出てたんですけど、その時の役と今回もちょっと似てる感じ。我儘でやりたいことを好きにやって周りに迷惑をかけ、そして激しく恋をして相手を追いかけまわしてるイメージ。私はあんまり好きなタイプの女性では無いのであった。でもわりと中国の武侠ものを見ているとこういう女性が出てくるですよ!隋唐演義でもいたな・・・

そして、とっても良かったのは皇帝ですね。ちょっと頼りないけど、心根は良い感じが凄く出ていて、だからこそ包拯を重用することが出来る聡明さもある感じが出ててすごく良いキャスティングだと思ったんですよ!フオ・ジェンイエン(霍政諺)は笑傲江湖にも出てるみたいなので見てみよう~

チン・イエン(秦焰)が演じる陳琳も素晴らしかったですよね。皇帝を守ることを使命として自分が正しいと思う方法を貫いているんだけど、それは違う視点から見ると正しいやり方ではないんだよなあ。皇帝を守るためなら殺人も厭わないからね。正義とは・・・?という問いがここでも出て来たのでした。すべての人に通じる正義というものはないのだろうな。立場が違えば何が正義かというのも変わるのだな。

 

こうしてまとめていると、キャスティングがとても良かったんだな~と思いました。なかなか見ごたえがあって見るのが楽しかったです!骨組みがしっかりとしたドラマだったなと思います。包拯と陳琳のたとえ話や言葉のやり取りが暗に示すというやり方で見ごたえがあります。そういうところも気が効いてて面白かったな~

 

 

七侠五義が見れるのは・・・


【中国ドラマ】雲中歌~愛を奏でる~ の感想 ヒロインの雲歌がビックリするくらい好きじゃなかったよ!

「雲中歌~愛を奏でる~」を見ましたよ~!いや~ビックリするくらいヒロインの雲歌が好きになれないドラマでした。アンジェラベイビーの演技は初めて見たんですけども、雲歌という役のせいで彼女まで苦手になりそうな勢いですよ。まあ、他のも見てみて再考しますけども・・・。彼女、線が細くてとてもお綺麗だけど、着物よりも洋服の方がずっと似合いそうだなあって思ってたんですけどどうなんでしょう?顔もスタイルも現代っぽい気がするけどなあ。

 

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そもそも雲歌が子どもの頃の初恋の相手をずっと思っているという設定なのに、違う人をその相手と思い込み、その人には愛する人がいたから諦めて、そして他の男と恋に落ちる癖に本物の初恋の相手が見つかったらやっぱりその人のことを愛しているっていう流れがよく分からない。もうさ、初恋の人で忘れられない人だとしても、大人になって再会してその人なのかどうか判別できないなんて、そんなの「好き」じゃないし運命でも無いよ、ただ思い出の中で恋してるだけだよなって思うんですけども。

もうすでにこの最初で雲歌の思いに疑いを抱いてしまい、その後もずっとなぜか彼女を愛して尽くしまくる男たちが気の毒だなあと思ってしまうのであった。彼らも初恋というマジックにかかっているだけで、相手を好きというよりは、初恋の相手を愛し続ける自分を好きなだけなのでは!?という気持ちになります。

私この初恋信奉みたいなのあんまり好きじゃなくて、このドラマのストーリーを見て思い出したのは韓国ドラマの彼女はキレイだったですねえ。あれもヒロインがすごく苦手だったなあ・・・ 初恋の相手と再会してもその人かちゃんと認識できないなんてそんなの愛じゃないよな気がするんだけどなあ。ううむ。

そんな風だったけど、最後まで見れたのは孟珏役のドゥ・チュン(杜淳)がわりと好きだからかも。隋唐演義で李世民を演じてた時からちょっと気になってる俳優さん。劉弗陵役のルー・イー(陸毅)が雲歌と両想いなのにあっさりと中盤で死んでしまったから、これは孟珏が幸せになるのか!?と思ったら雲歌に振り回されまくってたので気の毒でしたね。なんでそんなに雲歌を好きだったんですか?と聞いてみたい気分である。ラストもあれは結局殺されたのかな・・・ 幸せになった人いるの?このドラマ・・・

雲歌は全然好きじゃなかったんだけど、他の女性陣はわりと好きだったかも。許平君役のスー・チン(蘇青)も良かったし(盗墓筆記に出てたらしいけど覚えてない!)、霍成君役のヤン・ロン(楊蓉)も本当は孟珏に愛されたいだけだったのにどんどん手を汚して行ってしまう女性を熱演してたし、上官小妹役の毛曉彤も頼りない雰囲気だったのに、皇太后になった後にキリっとした表情になったのは素晴らしかったですね。

そうだ、雲歌が上官小妹のことを可愛がっているのに、そして雲歌が劉弗陵に再会した時には上官小妹が皇后という立場ですでに彼と結婚しているのに彼らが床入りするってなったら雲歌が落ち込んでたというシーンで彼女が本当に自分のことしか考えてないなあって嫌な気持ちになったんだった。もちろん現在の女性の考え方なら男を共有なんてしたくないと考えて当たり前かもしれないけど、劉弗陵は皇帝だからなあ・・・ まあ結局床入りは偽装だったんだけどさ。でもじゃあ上官小妹の女性として皇后としての立場は一体どうなるんだろう、なんて考えちゃう。雲歌のことを恨めるならまだしも仲良くしている相手だからそれさえも出来ないんだよ・・・ 彼女は本当に妹のままで良かったのかしら。

そうそう、百合(はくごう)役でチャオ・リーイン(趙麗穎)が出てましたね~ ちょい役って感じでも出演するんだなあ~っていうのに驚き。

 

は~ 見れば見るほどヒロインをキライになって行ってしまうという驚きのドラマでした。まわりに迷惑をかけまくりでそのせいで人が死んでしまうこともいっぱいあったりしてサイテーな人なのに自分は生き残っててなんだかなあって感じでした。シナリオのせいなのか、演技力のせいなのかは不明ですが、どうして雲歌という役があんなに魅力のないキャラになってしまったのでしょう!?ある意味忘れられない登場人物になったかもしれない~

 

雲中歌~愛を奏でる~が見れるのは・・・