【中国ドラマ】将夜 戦乱の帝国 の感想 壮大な世界観ですごい!

「将夜 戦乱の帝国」を見ましたよ~ これは将夜1って感じで、引き続き将夜2があるようです。この辺りの中国歴史ファンタジードラマみたいなやつは世界観が壮大なだけにだいたいの中国ドラマの1クール60話程度には収まりきらないんだなと分かって来たよ。海上牧雲記でも同じ目にあったし。なので続編があると知らずに今作を見た私はラスト見て、あ~終わらない~スッキリしない~と思ってしまいました。でもこの話はすでに2も配信されているので、引き続き見ようかなとは思ってます。だけど、残念ながら寧缺役の俳優さんは違う人になってしまうのよね。脇役ならいいけど、メインが変わってしまうのはちょっと残念かな。

メインの二人、チェン・フェイユーとソン・イーレンは若くてフレッシュ!ちょっと最初はややぎこちない感じもしたんだけど、でもそんな彼らがだんだんと演技に慣れて来た感じになっていくのと、実際の役柄でも強くたくましくなって行くのがリンクしてそこがいい感じです。チェン・フェイユーのふてぶてしくちょっと小生意気な寧缺役がなかなかハマってていいのですよ。だからこそ、続編で主演交代しちゃうのが残念かなと。

そして脇役陣がベテラン揃いでその辺はこれでもかってくらいの安心感を持って見てられますね。唐王役の人どっかで見たことあると思ったら、レオン・ライだったよ。いやはや、こういう古装してるの初めて見たんじゃないかしら。なかなか素敵だった。夏侯役のフー・ジュン、衛光明役のニー・ダーホン、夫子役のアダム・チェン、顔瑟役のジン・シージエ、国師役のヤオ・アンリョンなど実力派の役者さんが勢揃い。おじいさん達が渋く魅力的で素晴らしいです。

隆慶役のクリス・スンは身体をはって本当頑張ってますよね。今、雲衣坊を視聴中なんですけど、そこでのイケメンポジションの役が想像の範疇なんだけど、将夜では、格下にやられ、世捨て人みたいになり、また希望を持つも破れ、闇落ちと忙しい。貴公子みたいな姿からズタボロな姿まで、ほんと凄いです。

時代劇ではお馴染みの盧勇も鎮国将軍役で出てたよ。

叶紅魚役のモン・ズーイーも美しさが際立っていましたねえ!冷たい美女最高。

山山役のユエン・ビンヤンも可愛かった~~ 寧缺もあんなにデレデレしていたというのに!まあ桑桑が特別な存在だったのは分かってるんだけど、好きの種類が違う気がしちゃったかなあ。

叶紅魚の兄役の王東のなかなか素敵な佇まい!見たことあるようなと思ったらハイロインで顧海のお父さん役とか、楚喬伝にも出演してるみたい。どの役だったんだろう・・・

夏侯の部下役で出演してた蘆鑫もワイルドで素敵。完全に好きなタイプですよ。

そのほかにも燕王役で男たちの挽歌のレイ・チーホン!とか、李漁役で台北に舞う雪で見たトン・ヤオとか本当に豪華。

それにしても非常に壮大な世界観の原作をこういう風に映像作品として構築することがすでに凄い事だなと思ってしまいます。私だったら無理って尻込みしちゃうところだけど、登場人物だけでもこれだけたくさん、そしてスタッフや関係する人を含めたら一体どれくらいの規模を動かすことになるのか想像もつかない気分になっちゃいますね。言ってみれば、一からその世界観を視聴者に理解されるというのが一番大事だと思うんですが、このドラマは非常に構成も良くて分かりやすかったです。

それは寧缺が例えば書院に入門していく際に、ひとつずつ学んでいくのと同じ速度で私たちも世界観を学んでいく形になっているからかもしれないなあ。そういう風に、寧缺の目線で知らないことを自然に段階的に知っていくという構成が功を奏してる気がします。

ただ、結局のところ寧缺が復讐のためだけに行きつくところまでやるって感じだったのがちょっとあれ?と感じ部分ではあるかな。彼自身の志がもっと大きなもののためって訳でないのよね。その割には環境設定がえらい壮大だな?ってところに落ち着いてしまった気分もあるので、続編ではもう少し展開していくのかなと期待したいところです。今のところ永夜も来るのかどうなのかって感じですし。

全体的にやや抑えたトーンの物語運びで、老成された人たちの戦いが多いので、アクション一辺倒じゃない感じなのがとても好き!こういうジャンルはだいたい好きなドラマが多いんですけど、このドラマも結構好きでしたよ~

 

将夜が見れるのは・・・