【韓国映画】恋愛の温度 の感想 別れてからの方が相手のことが気になるのは何故だろう?

恋愛の温度を視聴しました!イ・ミンギが出演している映画を全部見ようと思いつつなかなか進まなかったのですが、ロマンチックアイランド10億クイック恋は命がけその怪物皇帝のために、と見て来て、あと日本で見れそうなのは朝鮮名探偵3とTSUNAMIあたりでしょうかね?2015年に韓国で公開された「私の心臓を撃て」も見たいけど、DVDの日本発売がないようなので無理かなあ・・・

 

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さて、いつもやや特殊な役が多い気がするイ・ミンギですが、この映画の中では普通のサラリーマン。それも銀行員。ううううん。

今までの映画やドラマで見た役柄はある程度それなりにははまっていていい感じで見れたんだけど、この銀行員役だけはイマイチだったかも。銀行員には全く見えなくて困ったなあなんて思いながら見ておりました。どこかオーラというか独特の雰囲気が消せないのかなんか・・・ちょっと違うなあと違和感を感じながら見ておりましたよ・・・ キム・ミニもちょっと浮世離れした雰囲気があったけど、イ・ミンギよりはまだ普通のOLに見えたかな。ま、個人的な印象ですけども。

そのせいか普通の恋愛を描こうとしている映画なのになんだか私には彼らがそう見えなくてこれはあくまでも映画だから・・・みたいな気持ちが終始脳裏にちらつく感じで見てました。

社内恋愛をしている二人は、つき合っていた3年間は同僚にばれずに冷静に隠してうまくやっていたのに、別れた途端にヒートアップして喧嘩を始めて職場でばれてしまうという。この感じは分かる。こういう思うようにいかない熱くなったり冷たくなったりする自分たちでは操作できない恋愛の温度感を描きたかったのかな・・・というのは伝わってきました。自分の気持ちを思い通りに動かすことなんて出来ないよね。特に恋愛に関しては、と思う。

別れてからの二人の応酬はまるでギャグってな感じに強烈なので面白いです。借りてたPCを壊して着払いで送ったり、カップルプランの解約前に買い物して請求を相手に押し付けたり、お互いの新しい恋人が気になってSNSを執拗にチェックしたりとどんどんエスカレート。本当に思いが無かったら相手がどうしようと気になんてならない訳で、それに気づいてよりを戻すのだけど、今度は相手に合わせようとお互いに我慢を重ねてそれが限界に達してまた別れてしまう二人。お互いのためを思って行動しているのにうまく行かない二人の様子はなんだか身につまされる。言葉を尽くしても分かりあうことなんて難しいのだけれど、そもそも自分の感情を完全に理解することさえ難しいのに相手のことを理解することなんて出来るのだろうか、なんて気持ちになってしまうのでした。ああ。

二人の間に起こる出来事をわりと極端に描いているので、共感できる~!って気分にはなれないのですが、それでもやっぱり恋愛のままならない感じ分かるなあと思う部分もあって興味深く見れたかな。ラストの試写会で出会った二人の穏やかな表情が良かったので後味は悪くないです。映画としてはそんな感じでイ・ミンギの演技という意味では私にはあんまりって感じでありました~

 

恋愛の温度が見れるのは・・・