このドラマはとにかく衣装がとても美しいのが見どころ。湖州の布地屋が主人公たちの家業なのでそこで扱う鮮やかな布地はもちろん、俳優さんが着ている服もとても美しいです。さすが美男美女はその美しい服を更に素敵に着こなしていて眼福って感じ。やっぱり伝統衣装って国によって少しずつ使われる色味が違いますよね。中国服の色合わせも私の目に新しいのでじっくり見ちゃうなあ。
そして家などの意匠もとても美しいので目を奪われること間違いなし。布を干す場所の色とりどりの布が揺れる様子なんて本当に美しくて、ため息をついちゃう。
家屋も昔ながらの古い様式の建築物なのでしょうか?撮り方も美しくてその点は大変満足なドラマです。
窓の模様もとても美しい!この格子越しの二人が素敵なのです。
そういえば中国人なら当たり前なのかもしれないけど、湖州って布や服飾の産業が盛んなんじゃないかな?たしか、いつか王子様がでヒロインが母親に都会じゃなくて地元の湖州に帰ってデザイナーになればいいって言われてた気がするなあ。湖州もファッションで有名な場所ばんだからって言ってたような。あやふやな記憶なんだけど、へーそうなんだなー!って思った覚えがあるんですよね〜
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さて、ドラマのそういう部分はとても素敵だったんですけども、実はメインのストーリー部分はあんまり私の心には響かずだったのです。あらー
私は、このドラマを先に見始めたんですが、これも見つつで皇帝の恋も並行で見始めちゃったんですよね。そしたらメインキャストの組み合わせももちろん、その他のサブキャストたちも同じ人がいっぱい出てて、どうやら監督やスタッフが同じだと分かってくる訳です。
どうしても男性と女性のヒロインが両方同じだと違うドラマでも同じ感じに、見えてしまいますよね。もちろん時代背景は違うんだけどそれでもなあ。その上どうもジェン・シュアンの時代劇での演技は私は得意ではなくてヒロインが全然好きになれない・・・ 結局、どちらのドラマもその印象のまま彼女の魅力を感じることができませんでした。ジェン・シュアンが好きでないというよりは、役のツァイホンが好きでないんだろうなと思うんですが。
そもそも、ツァイホンは、ジャン・ユーを親の仇だ!と憎んだり、私の父が悪いことをしたなら償うと言ったり、でもやっぱり親の敵だ!とまた憎んだり、その感情の流れがああ言ったりこう言ったりでなんか納得できないというか。真相が全然まだはっきりしてないのに、すぐ早合点してギャーギャー騒いで、必ずまわりの人たちまで巻き込んで、そしてそのせいで何か起こって、その後に反省してしおらしくなるの繰り返しでどこに魅力が・・・と。ただのトラブルメーカーにしか見えない。
それでも二人の男にとても愛されて、周りに守られてましたけれど、うーん。まあ羨ましいですね。ツァイホンがそんな感じなので親が敵同士の悲恋って感じがしない。浸れないのよねえ。
フェイ・フェイもジャン・ユーのライバルのシャオティエンも最初の方はかなり性悪な感じで描かれていたのに、だんだん実はいい人風味になってその辺も物足りないかなあ。でもまあシャオティエンの最後は結局ああいう結末しか無かったんだろうなあって。その点はまあ納得なんですけどね・・・
ルー・マンの母の衣装への執着は怖かったけど、最終的に悪人は実は彼女だけみたいに収束して行ったのはなんだかちょっとなー シャオティエンは頭がいい人なんだから、彼女と手を組んだ時点である程度そういう部分も理解してたと思うんだけど。そうじゃなかったら手なんか組まないんではないかしら。なんだかそういう釈然としない気分も残る感覚がどこかある。
実はとっても綺麗な人だなあと思ってたのはシャオティエンのお母さん!陸玲という女優さんのようです。上品で素敵だなあって思ってました。映画の新上海灘などに出てるみたいー
シャオティエン役のリー・ドンシュエは宮廷の諍い女の十七皇子の允礼だったのか・・・ あのドラマでは辮髪姿がとってもとっても素敵だったのになあ。シャオティエンは全然素敵じゃなかった・・・同じ人って全然分からなかったや。
とまあ、そんな感じで、ストーリーも配役もあんまり興味がわかなかったのではありますが、違う部分で楽しんで見れたドラマなのでした。あ、コスプレは興味ないのですが、このドラマのお衣装なんかはちょっと着てみたいなあ・・・なんて思うくらいにはお衣装は素敵でありました!残念ながら禁じられた関係の切なさとかは全然感じれなかったけど、ドラマはそういう楽しみ方もありかな。