【中国ドラマ】私のツンデレ師匠様! の感想 チ・チャンウクの中国ドラマ主演作~

大好きだったときめき旋風ガールの続編をやっと見ましたよー!ネット配信の見放題になるのを待ってたものあるけど、なかなか手をつけなかったのは、ヤン・ヤンが出てないってのも一因であります。2ではこれまた好きなチ・チャンウクが出てるけどそれでもやっぱりヤン・ヤンのルオバイ先輩がいないなんて!と考えるとね・・・ 寂しいよね・・・

 

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で、見始めてみたらやっぱりルオバイ先輩はいなくて、どうやら結局死んでしまったのかな・・・って感じで悲しいんだけど、そんな私以上に引き摺りまくってる、というかルオバイ先輩がいないという現実を全く受け入れることが出来ないバイツァオにむしろこっちが冷静になります。バイツァオ役の女優さんは変更になっているんですが、うまく似たタイプを選んでくれているのか、印象が変わらないのですんなり受け入れられる感じ。バイツァオはそのまま一本気で頑固でひたむきですからね・・・ そしていつもモテモテ!そんなバイツァオを演じてるのは安悦溪。花千骨で糖宝を演じてた人!えー雰囲気が全く違うので同じ人って分からなかった!

イケメン担当は新しいコーチ・チャンアン役のチ・チャンウクと、ティンハオ役のチェン・シャンの二人がメイン。イー・フォン役のウー・レイは一応出てくるけど、やたらとチューユエン先輩に会いにアメリカに行っててたまの出演って感じ。でもそのアメリカにチューユエン先輩に会いに行く理由ってのがもしかしてルオバイ先輩関連!?って匂わせてる感じがあって、もしかして更に続編とかあったらまさかのルオバイ先輩復活とかあったりしてと思ってる。いやこれは私の願望という色眼鏡ですけども・・・ 他の仲間たちを演じてる役者さんは引き続き出てる人も多いし、バイツァオのルオバイ先輩への想いはあまりにも強いので、見るならやっぱりときめき旋風ガールを見てから引き続き見るのがオススメですね!

さて、チ・チャンウクは中国でもやっぱりアクション担当の肉体派みたいなイメージがあるのかな~と思わされるような謎のサービスショットが結構あってそこは笑ってしまった!懸垂するときになぜわざわざTシャツを銜えて腹筋を見せつけるんだ~ってそんなところで私のツボが押されてしまって大変でした。かっこいいんですけどね。でもわざとらしくて笑っちゃうよー

チャンアンコーチはルオバイ先輩とまた違うタイプで、確かにツンデレって感じかな。ルオバイ先輩はまるでパパのような自己犠牲尽くし系の男でしたしねー しかし、このドラマのヒロインのバイツァオって武道一直線で恋愛とかあんまり分かってないつかみどころのない感じだからなー 色んな人に好きになられても暖簾に腕押して感じなのがなんともかんとも。そこのはっきり分からないのが良い部分でもあるのかもしれないですけどね。ルオバイ先輩への思いもいまだに「尊敬」なのか「愛情」なのか「親愛の情」なのか怪しく思ってるもん。彼女にとって特別で大切な人であることは間違いないんですけど。

そういえば、チャンアンコーチ(チ・チャンウク)の子役時代を演じてた子がなかなか彼と雰囲気が似てるイケメンでした。これは将来期待できるんでは!?丁程鑫くんという子で、2002年生まれですって!イケメンがどんどん出てくる中国ドラマ~~

そして、ティンハオ役のチェン・シャンもやっぱり素敵だったよー 前回はどちらかというとオレのことは好きにならなくてもいいんだ、オレの方が好きなだけで・・・という見守り系だったけど今回はやや執着心のある男になったかな。まあルオバイ先輩に負けは認めてもチャンアンには負けられないっていうのもあるよね。

でもやっぱり手に入らなくて切ない思いを抱えてる切ない表情の彼は最高に好き。

頑張れ~と思いつつ、片思いの人を演じてるチェン・シャンが好きなんですよね・・・

ティンハオの妹のティンイー役のジャオ・ユエンユエン(趙圓瑗)も引き続き出てますねー 彼女は最近色んなドラマで見るんですよ!鹿鼎記 ロイヤル・トランプとか天龍八部とか。金庸原作のような武侠ものによく出てるのは運動神経がいいからなのかもしれないですね。動きがとても美しいです。

スポーツ系のドラマが結構好きだし、練習とかもあんなでっかい水が入ったツボを蹴るとか、技も絶対無理やんみたいなノリは一周回って面白くて好きなので、2も楽しめましたよー そうそう日本での大会に出場してるので日本での撮影シーンもあるし、スラムダンクもなぜか出てくるし、色々面白かったです。

ま、最初の方でバイツァオがルオバイ先輩にもらった苺のピンを無くしたり破損したりして周りを巻き込んで探しまくって迷惑をかけるのは見ててちょっとイライラしてしまったかな・・・ そりゃ試合でつけてたら壊れるわ・・・と思っちゃうし、大事ならしまっときなよ・・・と思っちゃうよね。ルオバイ先輩の身代わりとして自分を見守ってくれてるものってことなんだろうけど、そのくだり長すぎた。そう考えると出演していないのに未だにルオバイ先輩の存在感が強くてまるで出てたみたいな感覚のドラマでしたねえ!

 

私のツンデレ師匠様!が見れるのは・・・
⇒Netflix



【韓国ドラマ】THE K2 の感想② もう一度見たらドラマの印象がずいぶん変わったかも!

⇒1度目に見たときの感想はこちら

同じドラマを何度も見ることはあまり無い私。でもGyao!で配信されているのを知って、思わずもう一回見てしまったのがこのThe K2。そう考えるとどうやらかなりこのドラマが好きだったんだなあ~と改めて。他には君の声が聞こえるも見直したかな・・・ あのドラマが韓国ドラマって面白い!って初めて心から思わせてくれたきっかけになったんですよね。

 

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やっぱりこうして2度目だと見え方が違う部分も出てきますね。まず思ったのは、このドラマはあくまでもアクション活劇なんだなってこと。だって民主主義の国家で起こるとは思えないほど政治家同志が暴力で解決して簡単に政敵を殺そうとするなんて非常に乱暴な展開。チ・チャンウクがかっこよく戦うシーンが必須なのでそうなってるんだろうけど、なので言ってみれば荒唐無稽なストーリーであり、韓国で起こっていることというよりは架空の国で起こる非現実的なものと思った方がいいのかもしれない。いや深読みしたら国民が知りえない影の部分で起こっている政治闘争を皮肉って意図的に描いているのかもしれないけど。さすがに現実はここまで「選挙で勝てなそう。じゃあ相手を殺しちゃえ!」って世界ではないと思うのだけども。知らんけど!

だからこういう設定を「ありえない~」と思っちゃうと楽しめないドラマなのかもなあ。私は2度目に見てやっと冷静にそんなことを考たくらいなので、全然気にならずにドラマの設定に入り込めてたんだな~と思うのでした。

でも、このドラマの良かったところはそういう「政敵を殺すという手段で追い落とそうとする」「クラウドナイン」「鏡」「傭兵」「スペインの修道院に閉じ込められた少女」など、非常に特殊で非日常的な設定を使って大風呂敷を広げたけれど、最後にはすべてちゃんとその設定を回収し、収集をつけている点が素晴らしいところだと思います。特にコンピューターデータベースを「鏡」と名付けているのとか痺れます。モチーフの細かい設定が秀逸なのだよなあ。視聴者の想像力を掻き立ててくれる。

 

そうだなあ。アンナとジェハの関係性はもう一度見てもっと打算的なものに見えてしまいました。本人たちは無意識だけどお互いを利用している気がする。

ジェハは助けられなかったラニアに対して罪の意識を感じていて、復讐はパク・グァンスを殺せば達成できるけど、罪悪感を払拭し彼自身の心を癒すためには「最後まで誰かを守ることが出来た」という成功体験なのだと思う。その対象がたまたま守られるべき可哀そうな境遇のアンナになっただけのような気がする。そしてアンナも誰かに守られることが必要で、自分の近くで「人を守ることを誰よりも遂行する男」であるジェハがその人材としてちょうど良かったんだと思う。

一度目に見たときはジェハが癒しの天使のように見えたのだけど、今回はあんまりそういう意識はなかったかも。それよりも上記のように彼も気づいていない打算的な面が見える気がしてしまった。

ともかくそんな風に見えてしまうものだから、彼らが惹かれあう必然性が見えないんですよね。でもこのドラマを沢山の人に見てもらうには表面上はラブストーリーというラッピングが必要な気がするので、フォトジェニックな二人のロマンスが必要だったんだろうな、なんて穿った見方までする始末でございます。まあそれくらいこの二人の恋愛には心が動かなかったということですね・・・おお

アンナという人物設定に圧倒的な魅力を付加できていないのもそう見える理由のひとつなのかもしれない。天使のようなというには陰の気が強い気がして、無垢さがもつ惹きつけられて抗えない強烈なパワーみたいなものが感じられない。ユジンに復讐をしたい気持ちが強すぎるせいでソンウォンに利用されても気づかないのが純粋さ故といえば聞こえはいいけれど、ただ愚かなだけに見えてしまう。そしてその時に誰よりも信頼しているはずのジェハにそれを伝えないのが更にアンナのジェハへの愛を疑ってしまう理由の一つなのです。

 

で、ユジンのジェハへの思いは何だったのか、というのはなんとも答えが出ないでいる。でもともかく誰かに名前をつけてあげるのってとても官能的なことだなって思ったのでした。「キム・ジェハ」はユジンがK2にあげた名前。ラストで本名が出てこないのもやっぱりどこかユジンとジェハの結びつきを示唆している気になっちゃうし、ユジンが最終的にクラウドナインから逃げるのを諦めたのはもちろん「鏡」がない世界は自分がないも同然だからというのも理由だろうけど、「愛は分け合えない」からジェハを手放したのかなって。それとも実際に手を下した訳ではないにせよアンナから母親を奪ったのは自分が原因だからアンナへの贖罪としてジェハという存在を譲ったのかも。いや、もう色々どう考えてもアンナよりユジンの方がずっとジェハという存在を切実に必要としていたように思えてしまうのでした。愛というよりはジェハのようなまともな思考を持った権力やお金では動かない自分の心で動く人がそばに必要だったのかも。それも全身全霊をかけて行動することが出来る信じられる人が。
私にとっては、複雑なユジンの心がこのドラマでの一番の見ごたえのある部分だったのだなあ、と改めて思ったんのでした。

だから2度目もじっくり見て(アンナとジェハのシーンは飛ばしてしまったけど)今回はユジンの心をの動きを追うのがとっても楽しめたんですよ!本当よくできてる面白いドラマだなと思いましたー!

そしてチ・チャンウクは好きな役者さんなんだけど、やっぱりアクション系のドラマがいいんですよね。イケメン青果店とか蒼のピアニストとかも見たけど、普通の役を演じると必要以上に情念とかじっとりした雰囲気を感じてしまうので(私が見たドラマの役のせいもあると思うけど)、あんまり悩んでいる姿を見ないですむアクション系の方がバランスが良い気がしてしまうのでした。彼のアクションシーンが好きというよりは(かっこいいけど)そういう感じかなあ・・・ 個人的な感覚ですけども。

 

The K2が見れるのは・・・




  

【韓国ドラマ】あやしいパートナー の感想 どこか既視感を感じてしまうものの全体的には楽しめるラブコメかな

チ・チャンウクの兵役に行く前のドラマ、怪しいパートナーを視聴終了しました!
だいたい1話が30分で40話なんですけど、1話が30分だと見るのがとても楽ちんです。よっぽど面白いドラマでないと、1時間ずっと熱中してるのは辛い時があるんですよね。なので、このドラマはサクサク見れて良かったです。

 

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なんとなく見たことのあるドラマのパッチワーク感が無いことはなく、でも全体的にはまとまっていて楽しめるかな、という印象です。チ・チャンウクの魅力は楽しめると思います。私自身はというとドラマの役柄に寄ってかなり左右されるようで、このドラマのチ・チャンウクはまあまあ好きかな・・・という感じ。魅力的に描こうとしている意図は見えるけど、そこまでズキューンとはなりませんでした。やっぱりヒーラーとか、THE K2みたいに体を張って愛する人を守るのが好きなのかもなあ。このドラマもその要素もちょっとあるんですけどね!

このドラマで実感したのは、私はチ・チャンウクの背中が好きだ、ということ。
まあ韓国ドラマでお約束のシャワーシーンもあるんですが、序盤で背中側から映してるシーンがあって、これは・・・!と思ったのです。ソ・ジソプなら手が好きなように、チ・チャンウクは背中が好きだなあと実感。
こうやって抱きしめてるシーンでも顔が見えてる時より、背中がいいなあと思って見てた~ なんだかこう肩甲骨と筋肉のバランスが良いなあと・・・我ながらマニアック。わはは。

あと、序盤はチ・チャンウク演じるジウクと、ナム・ジヒョン演じるボンヒが、お互いにうまく思いを通わせられない状態の時のチ・チャンウクのボンヒを見る切なそうな顔がとても好きだったんだけど、つき合い始めてからは結構興味を失ってしまったかも。付き合い始めてからも韓ドラマお得意の実は親同士の因縁の関係があって二人は許されない仲だったみたいなエピソードがあって二人はもう駄目かもとはなるんだけど、結局お互いに好きなのは変わらないので・・・ 自分でも自覚していないくらいの思いを相手に抱いているみたいな期間が描かれているのが好きなので、思いが伝わるのが早すぎるとつまらない気がしちゃうんですよねー。

しっかし、ジウクの父を殺した(と思いこんでいる)人がボンヒの父だったと気づくシーンは、言ってみれば幸せの絶頂の時な訳で、二人でボンヒの部屋に入っていった時にまさかな・・・と思ったけど、本当にその時に気づくんかい!って感じで、脚本家の方もSだな、と思いましたよねえ。

ナム・ジヒョンもまあ可愛いかな・・・とは思うのだけど、弁護士という設定ならもうちょっとしっかりした口調で話す方が良かったような気がしました。らしくなさが良いのかもしれないけど、気になった。二人の相性はまあまあかな。トキメキは無かったかも。

イ・ドクファや、チャン・ヒョクジンはいい味を出していたし、チェ・テジュンやキム・イェウォンもちょっと独特な感じがまあ良かったです。その中でナラはちょっと印象が薄かったかな。でも、事務所の仲間たちは全体的にみんなそれぞれのキャラしっかりしててわちゃわちゃが見てて楽しかった!

でもそんな中で、一番気になったのはやっぱり彼です。チョン・ヒョンス役のドンハ。私が見たことのあるドラマだとアクシデントカップルでジスの付き人役で出ていたらしいんだけど、これっぽっちも記憶にありません。でもこのドラマでは彼の存在がドラマを見応えのあるものにしていたような気がします。ふてぶてしさ、悲しみ、など色々な表情を見せてくれてこれからが楽しみだなあと思いました。癖のある個性的な役者さんですが、その個性を消して何でも無い人の役も出来そうだな。気になる存在だわー!

なので、ドラマは途中からどっちかというとドンハばっかり見てました^^;

 

そうそう、検察庁長の息子役で2PMのチャンソンが出てました。彼はこういうちょい出演が多いですね。でも申し訳ないけど、検事(まだ見習いかな)っぽくは見えないかも・・・

そして、父親の検察庁長が保身のために色々と悪事を働いているんですが、息子のヒジュンを殺されたことを非常に憤っているんだけど、どうも家族を大事にする父親っぽさが全く見えなかったんだよなあ。職場に飾ってる写真も息子のみが写っている写真だし、あれがせめて家族写真にするとか、息子を大事にしていた頃の回想シーンを入れるとかもっとリアリティーを出す方法は無かったのかなと考えてしまいました。息子への愛情が薄っぺらく感じて、取ってつけたようだったわ・・・

あとは、未来が見える依頼人の予言は結局当たらなかったということなのか、死にそうなくらいのけがをしたけど助かったから予言は当たったということなのかな?ちなみに予言が本当に出来る人は、人の生死についての未来が見えたとしても口外はしないと思うんだけどな。本当に当たるって分かってたら言ってはいけないものだと自覚があると思うよ。という違和感もありました。

 

そんなこんなで色々気になる部分はあるんですけど、チ・チャンウク好きの方なら彼の色んな表情が見れて楽しめるドラマだと思います。私もほどほどに楽しめました!
ドンハを見つけたのが収穫です~

 

 

あやしいパートナーが見れるのは・・・

 

 

【韓国ドラマ】蒼のピアニスト の感想 親子の愛憎復讐系ドラマ!最後がすっきりしないのが残念かな!

なかなか復讐モノのドラマを見る機会は無いのですが、この「蒼のピアニスト」はキャスティングが私にとって魅力的なので、挑戦してみました。

見終わった結果、疲れた!え?最後はそんな感じなんだ~という感想を抱きました。でもまあ、なんかよく分からんが集中して見たのでそれなりに楽しんだとも言えると思います・・・!

 

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チュ・ジフンとチ・チャンウクはどちらも好きな俳優さんなので、兄弟対決を楽しみにしてましたが、そうねえ、チュ・ジフンの演じるジホは真面目でいい人過ぎ(途中で復讐始めると悪くなるけどでも根本的には変わらない感じ?)で、チ・チャンウクが演じるイナは被害妄想で卑屈で卑怯過ぎ(最後は良い人になる感じだけど)というそれぞれが一面的な感じがして、一人の人間の中にある感情の深みみたいなものが描き切れてなかったような気がしてしまった。

全体的に人物造詣がそんな感じで、ちょっと面白味が無い感じ。

チュ・ジフンは、ピアニストが似合ってたし、スタンドカラーとか長め丈のちょっと個性的なスーツは良かったです。でももうちょっと分かりにくい性格を演じてるのを見る方が好きだなあって思う。とはいえ不幸な生い立ちとか境遇が似合う影のある表情が得意な人だなあと。

チ・チャンウクが演じてたイナの性格は好きじゃなかったけど、完全に卑怯な性格をリアルに演じてたので、本当にそんな人に見えて凄いなあと思いました。でも人を殺したかもしれないってなったらこんな気弱な人があんな風に普通の生活送れるかなあという違和感もあったりね。
あ、内容とは関係ないけど、最後の方で更生してユ・ジホをヒョンって呼び始めるのが、いい!っ思って。なんかこうチ・チャンウクが誰かをヒョンって呼ぶ声がいいなあ~と思ったんですよ・・・ この辺は完全にただの私のツボの話です。ああ。

チン・セヨンは普段あまり得意じゃない女優さんなんだけど、このドラマではあんまり気にならず、結構良かったかも!
でもダミもいい子過ぎてちょっとつまらない役柄だったような気がするなあ。何があってもジホを好きでいてくれるのは救いでもあるんだけど。うーん。

お母さん役のチェ・シラは迫力があって良かったですな。
口紅をどうやってあんなキレイに塗るんだろうか・・・とメイクばっかり気になってました。
人の感情ってこじれるとあんなことになってしまうのね、という恐ろしさがあったなあ。ともかくジホに対しての憎しみが常軌を逸しておりましたねえ・・・

そうそう、思いっきりハイキックのジュナとムニの大食い親子が出てて、その度にどうしても笑ってしまうのでした。多分彼らについては、ハイキックでのおもしろ親子の姿以外を今後も思い描くことが出来なそうだ・・・

 

結局ラブラインは因縁のある関係でどうしようもないからとあっさり諦める感じだし、何が起こっても思い合ってるジホとダミというのは純愛でいいんだけど、ちょっとつまらないような気がしてしまったかなあ。母と息子の愛憎があまりにも激しすぎるから対比してそう思ってしまうだけかもしれないですけどもね。そういえばソユルもそのお父さんの教授もいつの間にか出てこなくなって雑な扱い過ぎな気も・・・

面白く無いことも無いんだけど、全体のストーリーとしていまいちスッキリしないのは、新しい事実が分かった時にどうしてそんなことをしたのかがはっきりと種明かしがされないところかな、と思います。例えば、どうしてユ会長がジホを自分の子として家に連れて来たのかの真意は知りたいじゃないですか。もちろん想像して、チェ・ヨンランを苦しめるためだったのかなとか色々は考えるけど、本当はどうだったのかが分かる方が良い部分だと思います。そういう部分(はっきりした方が良さそうなのに曖昧な部分)が多くて、メリハリが無い感じがしちゃったかなあ。

こんな内容の復讐モノのドラマに出演すると、俳優さんってとっても疲れちゃうんじゃないだろうかと思ってしまいました。しばらく役から抜けれずに苦しみそう。うう、お疲れさまだなあ・・・とか余計なことばかり考えてました。やっぱり私はこういうドラマを見るのに向いてないのかも。とっても疲れた。

それはまあともかく韓国ドラマを見ていると、親子関係が日本なんかよりずっと濃厚な気がしてしまう。あとは思ったことははっきり口に出すっていうのも感じるかな。まあ日本でも韓国でも関係なく、血縁だろうが、他人だろうが、人をいじめたりひどい事したらダメってことですよね。最終的にどんな関係になるか分からないですからね!

 

蒼のピアニストが見れるのは・・・




 

【韓国ドラマ】THE K2 〜キミだけを守りたい〜 の感想 守るために血まみれになって戦うジェハが人を癒す救いの天使のように見えた

⇒2度目に見たときの感想はこちら

The K2は、実はかなり前に視聴終了していたのですが、なかなか感想が書けなかったのです。面白くなかったからなの?と言われるとその反対で私にはとっても面白くてむしろぐるぐる色んなことを考えすぎて言葉にできなかった感じです。

見る前は、チ・チャンウクがかっこよく少女時代のユナを守るドラマだろう、くらいに思っていて、ヒーラーでもアクションや守る役がとても良かったから、このドラマでもカッコいいだろうな!と軽く思っていました。

確かにカッコ良いし、二人のラブストーリーととらえることも出来る気もするけど、思ったよりもかなり壮大な物語で、登場人物も曲者がいっぱいで超見応えがありました。私はすごく面白かった!

 

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しかし、使われているのが童話をモチーフにしたドイツ語の曲が多いので、これの歌詞が分かるかどうかでドラマの理解度も変わる気がするかも。韓国ドラマは挿入歌の歌詞がドラマの内容にかなり直結していることがあるから訳は必須な気がします。

よく流れる曲に、「森に入っていく少女、森にいる魔女、狼」が歌詞に出て来る訳ですが、はじめはもちろんユナ演じるアンナが少女で、ソン・ユナ演じるユジンが魔女だと思って見ていたんですが、途中からあれもしかして、ユジンが少女なのかもしれない・・・と思わされます。

それにオオカミがK2の事なのかな・・・?と思って見ていたんですがそうとも言い切れない感じもして。そしてどうやら、チャン・セジュンやパク・グァンスやチェ・ソンウォン等、少女を利用しようとする人たちの事も表しているのかなと思えてきました。

そして、昔は少女だったユジンはまわりのオオカミたちに裏切られ利用されることで魔女になってしまったのではないかと。アンナもK2という存在がいなかったら少女から魔女になってしまったのかもしれないと。

そしてユジンを最後にまた少女に戻したのは、K2。
彼は血まみれで傷だらけになってまで本能で純粋な物を徹底的に守る天使のように見えました。それは何か使命を帯びたような。そして彼のその行動が人の純粋さを引き戻す触媒のような存在だったのかな、と思うのです。

裏切られ傷ついて来たユジンは自分を守るために魔女になり、幸せでは無かったけれど、自分が間違っていると気づきたくないが故に止まることも出来ず。
でも、車のブレーキが利かない罠を仕掛けられた時に血まみれになっても体をはって最後まで彼女を守ろうとするK2という存在に言葉で散々騙されたきて何も信じていない彼女がもう一度信じられるものを見つけた時から少しずつ少女の部分を取り戻して行ったような気がします。

このドラマのアクションシーンは美しさよりも泥臭ささえ感じるような闘いを表現しようとしていたのはそのせいかな、と。ただ相手をすいすいと打ち負かして行くのではなく、チ・チャンウクも傷を受け、血まみれになり、痛そうに見える状態でないといけなかったのは、そこまでしてもユナやユジンを守るという姿が必要だったのかな、と思ったのです。

K2もなんだかんだとユジンを守ったのは、最初は彼の職業柄の義務感からだったにせよ、どこか彼女の中に少女の純粋な部分を見ていたように感じて、彼女のことを口では悪い女と言っていても、それでも初めは憐憫、孤独の共鳴そして時を経てなにか愛のようなものを彼らの間に感じ、そのヒリっとした甘くはない関係性を見ることが一番の楽しみでした。

表面的には、アンナとジェハの恋が主軸のようにも思うんだけど、その部分には途中から全く興味が沸かなくなってしまいました。
2話くらいまでのユナは純粋な少女という役柄にピッタリだな~と思っていたのですが、途中から純真さが消えて、あざとさが目についてしまうような気がしました。最後のスイッチを押した時とか。う~ん。
アンナに簡単に惹かれるK2には魅力を感じないのだった。

K2の愛の始まりは不幸な境遇にいる女性への同情や哀れみからのように感じる。ラニアに対しても、アンナに対しても。最後までアンナへの感情が愛情に見えなかったのはそのせいなのかもしれない。

そういえば、実際にオープニング曲でのキャストの紹介が、チ・チャンウクの次がソン・ユナで、その次がユナだったのを見て、あれ?ユナが先じゃないんだ~と思ったんですが、その順番も意図的で、製作者もどこかユジンに主軸を置いて作った物語だったんだな~と思うんですよね。

とにかく、ソン・ユナの演技は素晴らしくて、唇を噛む姿とかまさに芝居がかってるんだけど、そういうのもやや仰々しいこのドラマにとても合っていたなあと思います。

イ・ジョンジンもいやらしい弟役を素晴らしく演じていたし、バッドガイズでアクションが素敵だったチョ・ドンヒョクがJSSの打撃隊長で出てたり、いろいろと見どころたくさんでした。

そして、ユジンの秘書のキム室長のシン・ドンミがすごく良かったです。
昔の1%の奇跡の事務員役とかからは想像も出来ないような常軌を逸してユジンを信奉する秘書が素晴らしかったです。最後にユジンと一緒にとどまると思ったのに脱出してあれ?と思ったのだけど、彼女には復讐という目的があったんだなと納得できたし。

 

このドラマはもしかしたら苦手な人もいるかもしれないんですが、私のように非日常感のあるドラマが好きな人ならオススメです。そんなことある訳ないじゃん~と突っ込んでしまう人にはつまらないかもなあ・・・。

 

そして、結局のところK2がユジンを救えたのか、救えなかったのかというと、私は救えたように思ったのです。身体は救えなかったかもしれないのだけど、心を救ったのだと思うのです。彼女のすべてであった鏡をK2にあげることでどこか執着を手放すことができて、少女に戻って消えられたのだから。

そう考えるとやっぱりK2は闘って血まみれのその姿で人を癒す救いの天使のように感じるのでした。そしてそうやって誰かを守ることができたという事実で彼も救われたのだろうか?

 

⇒2度目に見たときの感想はこちら

このドラマが見れるのは・・・