【韓国ドラマ】蒼のピアニスト の感想 親子の愛憎復讐系ドラマ!最後がすっきりしないのが残念かな!

なかなか復讐モノのドラマを見る機会は無いのですが、この「蒼のピアニスト」はキャスティングが私にとって魅力的なので、挑戦してみました。

見終わった結果、疲れた!え?最後はそんな感じなんだ~という感想を抱きました。でもまあ、なんかよく分からんが集中して見たのでそれなりに楽しんだとも言えると思います・・・!

 

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チュ・ジフンとチ・チャンウクはどちらも好きな俳優さんなので、兄弟対決を楽しみにしてましたが、そうねえ、チュ・ジフンの演じるジホは真面目でいい人過ぎ(途中で復讐始めると悪くなるけどでも根本的には変わらない感じ?)で、チ・チャンウクが演じるイナは被害妄想で卑屈で卑怯過ぎ(最後は良い人になる感じだけど)というそれぞれが一面的な感じがして、一人の人間の中にある感情の深みみたいなものが描き切れてなかったような気がしてしまった。

全体的に人物造詣がそんな感じで、ちょっと面白味が無い感じ。

チュ・ジフンは、ピアニストが似合ってたし、スタンドカラーとか長め丈のちょっと個性的なスーツは良かったです。でももうちょっと分かりにくい性格を演じてるのを見る方が好きだなあって思う。とはいえ不幸な生い立ちとか境遇が似合う影のある表情が得意な人だなあと。

チ・チャンウクが演じてたイナの性格は好きじゃなかったけど、完全に卑怯な性格をリアルに演じてたので、本当にそんな人に見えて凄いなあと思いました。でも人を殺したかもしれないってなったらこんな気弱な人があんな風に普通の生活送れるかなあという違和感もあったりね。
あ、内容とは関係ないけど、最後の方で更生してユ・ジホをヒョンって呼び始めるのが、いい!っ思って。なんかこうチ・チャンウクが誰かをヒョンって呼ぶ声がいいなあ~と思ったんですよ・・・ この辺は完全にただの私のツボの話です。ああ。

チン・セヨンは普段あまり得意じゃない女優さんなんだけど、このドラマではあんまり気にならず、結構良かったかも!
でもダミもいい子過ぎてちょっとつまらない役柄だったような気がするなあ。何があってもジホを好きでいてくれるのは救いでもあるんだけど。うーん。

お母さん役のチェ・シラは迫力があって良かったですな。
口紅をどうやってあんなキレイに塗るんだろうか・・・とメイクばっかり気になってました。
人の感情ってこじれるとあんなことになってしまうのね、という恐ろしさがあったなあ。ともかくジホに対しての憎しみが常軌を逸しておりましたねえ・・・

そうそう、思いっきりハイキックのジュナとムニの大食い親子が出てて、その度にどうしても笑ってしまうのでした。多分彼らについては、ハイキックでのおもしろ親子の姿以外を今後も思い描くことが出来なそうだ・・・

 

結局ラブラインは因縁のある関係でどうしようもないからとあっさり諦める感じだし、何が起こっても思い合ってるジホとダミというのは純愛でいいんだけど、ちょっとつまらないような気がしてしまったかなあ。母と息子の愛憎があまりにも激しすぎるから対比してそう思ってしまうだけかもしれないですけどもね。そういえばソユルもそのお父さんの教授もいつの間にか出てこなくなって雑な扱い過ぎな気も・・・

面白く無いことも無いんだけど、全体のストーリーとしていまいちスッキリしないのは、新しい事実が分かった時にどうしてそんなことをしたのかがはっきりと種明かしがされないところかな、と思います。例えば、どうしてユ会長がジホを自分の子として家に連れて来たのかの真意は知りたいじゃないですか。もちろん想像して、チェ・ヨンランを苦しめるためだったのかなとか色々は考えるけど、本当はどうだったのかが分かる方が良い部分だと思います。そういう部分(はっきりした方が良さそうなのに曖昧な部分)が多くて、メリハリが無い感じがしちゃったかなあ。

こんな内容の復讐モノのドラマに出演すると、俳優さんってとっても疲れちゃうんじゃないだろうかと思ってしまいました。しばらく役から抜けれずに苦しみそう。うう、お疲れさまだなあ・・・とか余計なことばかり考えてました。やっぱり私はこういうドラマを見るのに向いてないのかも。とっても疲れた。

それはまあともかく韓国ドラマを見ていると、親子関係が日本なんかよりずっと濃厚な気がしてしまう。あとは思ったことははっきり口に出すっていうのも感じるかな。まあ日本でも韓国でも関係なく、血縁だろうが、他人だろうが、人をいじめたりひどい事したらダメってことですよね。最終的にどんな関係になるか分からないですからね!

 

蒼のピアニストが見れるのは・・・




 

【韓国映画】私は王である! の感想 ありがちなストーリーだけど楽しく見れる映画!

チュ・ジフン主演の「私は王である!」を楽しく見ました!
王様になりたくなくて宮殿を逃げだした王様が、同じ顔をした奴婢と入れ替わってうんぬん・・・
というありがちと言えばありがちな内容なのですが、最後まで楽しく見れました。

配役もそうだし、お笑い要素をふんだんにちりばめてあるので、軽い気持ちで見れます。
Gyao!で無料配信だったので、ちょっと試しに見てみたらややコミカルな感じだったので、あえて見てみようと思ったのです。
それは、最近までチュ・ジフンの出ている魔王を見ていたので、まるっきり違う役を彼が演じるドラマや映画を楽しめるのかどうかを試してみたいと思ったのです。




 

魔王でのチュ・ジフンの演技は素晴らしかった!と思ったのだけど、ただそれが彼に向いている役だからだったのか、それとも他のドラマでの演技も良いのか知りたかったのです。

そういう意味では、全く違う姿を見せてくれたので、満足です。
更にチュ・ジフンの出演するドラマや映画を見てみたいなと興味を持ちました。
演技がうまいかどうかは、以前に見たドラマの役柄を引きずらずに今見ているドラマの役柄を楽しめるか・・・というのが私としては重点を置いているところなのですが、それはクリア!

今回の忠寧と奴婢にしか見えなかったので、しっかり楽しめたかな!
ちなみに同じ顔で入れ替わる世子と奴婢のドクチルの一人二役だったんだけど、例えば背中の曲がり方、歩き方から表情まで違う人に見えたので、体を使って演じ分けててこりゃ凄いなと思いました。

でも、まあそんな色々考えなくてもコメディータッチで分かりやすい内容なので面白いです。思わずアハハって笑ってしまった場面もありました。
世子の護衛武士役のイム・ウォンヒはドクターキムサブで事務長役だったお笑いの人だったと思うし、世子のお相手の皇太子妃がイ・ミドだったりして、笑わせるぞーって気合が十分に感じられます。

最後の終わり方もすっきりなので、あー面白かったーって感じで良いです。

お付きがどんなに疲れていても自分のことを背負わせてた世子が、最後には反対に怪我をしているお付きの人を背負ってあげるようになったり、可愛い子には旅をさせよじゃないけど、色々なものを自分の目で見て、自分で考えるようになることが必要なんだろうなと思いました。王様でも、普通の人でもそれは同じですね。

しかし、チュ・ジフンは朝鮮時代のお召し物が似合いますね!
この映画では奴婢姿の場面も多いですけども、それもまた良し!

 

このドラマが見れるのは・・・



 

【韓国ドラマ】魔王 の感想 チュ・ジフンの演技が素晴らしかった!

魔王をやっと見終わりました~!
Gyao!の無料配信で1週間に2話くらいのペースが有難かった・・・というような一気に見るとちょっと重いような内容のドラマでした。

始めの数話はかなり違和感があって見ているのが辛かったのです。
オム・テウン演じるカン・オス刑事のことを友達は「いい奴だ」上司は「刑事として素晴らしい」とか、部下も彼に一目を置いているみたいな台詞だけはたくさん本当に何度も出て来るんだけど、ドラマを見ているこっちとしては彼が全然良い人に見えない。
人の気持ちを考えずにすぐに人に乱暴に接するし、捜査をするし。




ヘインもサイコメトラーとしてカン・オスに捜査への協力をお願いされた時に、一度目は断るんだけど、二度目のお願いで快諾。自分が超能力を持っていることで辛い思いをしてきた人はそんな簡単に知らない人に心を開かないと思います。
でもその後は、ヘインはカン・オスのことをずっといい人だと言ってるし、どこでそう思ったのかを教えてほしい・・・

これはきっと「オム・テウンは演技派で主役を演じる役者である」みたいな先入観を必要とする配役だったのような気がして、そういう先入観が全く無い私としては「どこがいい人なんだ?」って視聴しながらずっと引っかかっていました。

オム・テウンの演技どうこうだけじゃなくて、「カン・オスが良い人である」と視聴者に思わせるためのエピソード不足だったんじゃないかな・・・と思うのです。
そこをもう少し丁寧に描けば説得力も出たのかも、と思います。

そんなことない!オム・テウンの演技は素晴らしかったという方もいらっしゃると思うので、そこは好みの問題ということでお許し下さいませ!

そんな風に苦しんで見ていた私を最終話の視聴まで導いてくれたのはチュ・ジフンの演技でした。で見たときは、ちょっと影のある皇子がぴったり似合ってるな・・・というくらいの印象でしたが、このドラマのオ・スンハ役は凄みを感じました。

抑えた表情や動作、目つきひとつで表す悲しみなど、演技して台詞を言っている部分だけじゃなく本当にオ・スンハになり切って彼の悲しみ理解して演じていたように思います。

今回このドラマで分かったのは、自分にはこんな思い込みがあるということ。
いわゆる顔がかっこいいからと主役をしている人はそんなに演技はうまくないだろう、そんなに顔がかっこいい訳ではないけれど、主役を演じている人は演技がうまいんだろう、そんな思い込み。

でも、今回、チュ・ジフンの演技を見て、そんな思い込みはすっかり拭い去られました。オム・テウンも演技派な方だとは思うのですが、魔王のカン・オスについてはどうも心情をつかみきれなかったんじゃないかなあとそんな印象を受けました。確かにカン・オスの心情の方が複雑で難しくて、オ・スンハの方がシンプルな悲しみと恨みですよね。だから理解して自分の感情にしやすいかも。

 

あとは、物語の設定上仕方がないですが、カン・オスが刑事になった意思がよく分からないんです。カン・オスの起こした事件を正当防衛として処理した父親に対して、反抗して刑事になったのだとして、彼が高校生の時に起こした事件は事故だったかもしれないけれど、正当防衛ではない。だから実際に彼が正当に裁かれていたなら事故であれ過失致死なのかな?と。そうだとすると刑事にはなれないのでは?(分からないけど多分)
ということは、父のおかげで刑事になれたということで、そしてそんな風にお金や権力があれば正しく裁かれないで済むことがあると知っているし、その恩恵を受けた人がなぜ刑事になって正義を貫けると思ったのか、謎です。

一度でも過ちを起こしたら許されない、なんてことは思っていないのですが、自分がしてしまったことに向き合ったならその職業は選ばないのではないかと思いました。

あとは、タロットカードや、サイコメトリーや、ギリシャ神話のモチーフを使ってミステリーな雰囲気は演出しているけれど、やや中途半端で消化不良な気がしてしまいました。どれか一つでよかったくらいな気がする。
あと3段階くらいに分けてずんずんずんって迫っていくカメラワーク・・・
やたらとそれを使ってたので、もう少しここぞという場面のみで使えば、効果的だったかもしれないなあなんてことも思ったり。

 

そして、最後は二人とも生を終わらせるというストーリーがが優しさだったような気がしています。でも、最後にカン・オスが一人生き残って独りぼっちになったとしてもお金持ちだし食うに困るほどの酷さではないよな・・・と思うと、高校生のテソンが一人で取り残されたその時の状況のひどさをを考えると彼には生き抜く気持ちを持ち続けるために復讐を誓う相手が必要だったのかもしれません。

誰かに復讐をするためにその人に執着するのはまるで恋と少し似ているかもしれないと最後のオ・スンハ(テソン)のカン・オスへの叫びを聞いて思いました。

 

色々と不満も言いましたがw
でも、本当に色んなことを考えたし、興味深い部分もたくさんあったドラマでした。

 

ともかく!私は大げさな演技をする人があまり好みでは無くて、抑えた演技に魅力を感じるんだなあとよく分かりました!笑

 

 

魔王が見れるのは・・・




 

【韓国ドラマ】宮(クン)~Love in Palace の感想 はまりはしなかったけど楽しく視聴しました!

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先週の金曜日からGyao!で『宮~Love in Palace』の配信が始まっています!
今なら1話から無料で見れます。
それを見て、そういえば以前に1話だけ見てやめちゃったのを思い出してたので、
2話を軽い気持ちで見てみたら、これはいけるかも?と思って、
見始めたら面白くなってきて全部見ちゃいました~

最初はカッコイイ人も可愛い子も出てないな~と思っていたのですが、
だんだんとユン・ウネちゃんが可愛く、チュ・ジフンがかっこよく見えて来るのでした。

ユン・ウネちゃんは初見が未来の選択だったのですが、
この時は髪型のせいかあんまりだったんだけど、
さすがに宮の時は可愛いですね。
特に宮の途中で痩せた?のかとても可愛くなってくる気がします。




チュ・ジフンは写真だけ見てもなんとも思わないけど、
動くとかっこよく見えてくるタイプなのかな?
目尻の辺りがなんとなく東方神起のユノとかすかに似てる印象があるんですが、
気のせいかもしれませんw なんとな~く。

私は完全にツンデレタイプが好きなので、
言葉が足りないタイプのシン王子はドンピシャではあります。
だからその設定にわかりやすく惹かれるんだろうなあ。
そんな感じなのに、祖父に貰ったテディベアのアルフレッドを大事にしてるという、
そういうギャップもしっかり人物像として描かれてるので、
まさに女子の好きなタイプなんではないだろうか・・・と。

それにしても設定がマンガっぽいと思ったら、原作がマンガだった!
やっぱりな!分かりやすい人物設定になるほどなって感じがします。
そして女子の好きなシチュエーションって感じ。

中庭に噴水がある場面のセットはマイプリンセスと同じかな?
ああいう感じだった気がするけど、大きさが違うかな・・・
でも皇室の洋館というとあのイメージなのは間違いない!

お洋服は、可愛い服もあれば、う~んっていうのもあるけど、
凝ってて綺麗だったなあ!
あ、チョゴリの色はとても綺麗ですね。
日本の着物のカラフルさとは彩度が違い、鮮やかさがワントーンくらい上なので、
また違う美しさがあって見応えがあります。

それにしても韓国ドラマは、ロケも多いし、(このドラマもタイとマカオ)
セットや衣装もお金がかかってる感じがするんだけど、
収益構造が日本のドラマとどう違うのかとても気になります。
放送後に世界中で版権が売れるから回収できるのかしら?
気になる~

主人公とその皇族家族や友達たちはなかなか個性的で面白いな~と思ってたんだけど、
よく考えたらきっと漫画的なわかりやすさだったのだとその点でも思ったんでした。
ただし、主要人物ともいえるユル王子とヒョリンに興味が全くわかなかったのは、
人物像がのせいかな・・・どうしてかな・・・?
基本的に執着タイプが好きでないせいかもしれない。
だってプロポーズを断っておいてやっぱり好きとか、
恋人じゃない、友達だってかなりはっきり言ってるのにしつこいのでメンドクサイな~と思って見てました。

 

その他にもいろいろ突っ込みどころはあり、
ヒョリンは実は貧乏だったのにどうやってタイまでシン王子に会いに行ったの?とか、
最後に放火の罪にはユル王子の親子は罰されずにそのままなのか、とか
自分と付き合ってたのに、自分の兄と結婚した人を陛下はずっと好きで入れるものなのか、とか
細かいところはいっぱい気になるんですが、そういうのは置いておいてもなかなか楽しめるドラマでした。

シン王子とチェギョンが無駄にすれ違い続けるので、ちょっとした接触でも無駄にドキドキさせてくれるし、面白い部分も多いし、楽しめます。

最後の吐き気は、つわりじゃなくてただの吐き気ですよね????多分
そういうのも面白い~

 

あと、シン王子の友達3人のうちの一人のヒョリンを好きらしい役の俳優さんを見たことがある・・・と思ってたら、君の声が聞こえるの法律事務所の事務のちょっと面白い人だった!
ユチャン役のチェ・ソンジュンだった!
誰だっけ、誰だっけと調べて分かったらとてもすっきりしましたw

 

このドラマが見れるのは・・・