【新大久保】DOMO CAFE すごくすごく久しぶりの訪問でした!

新大久保も韓国っぽいカフェはたくさん出来ているようだけれど、やっぱり美味しいコーヒーを飲みたいな~と思ったら、足が向くのがDOMO CAFEだったりします。

という訳でこの日は本当に久々の訪問でした。
平日だったからかすいていて、ゆっくりできました。コロナ以前は行っても満員で入れないことなんかもあったから、やっぱり影響はあるのかな・・・

ちなみに現在の営業時間は11:30~18:30 (L.O. 18:00) のようです。
夕方はかなりゆったりできて良かったです。

さて、メニューはこちら。
メニューも随分シンプルになっちゃってたかな・・・
珈琲はもっと種類があったような気もするんだけど。
でも、Verdiのハウスブレンドがとても好きなので、私はそれがあればいいです!

珈琲以外の飲み物は変わらず色々ある。

スイーツにはケーキがある。
ベーシックなのが揃ってていい。ここに辿り着く前に牛乳もちを食べてしまったので、この日も甘いモノは無理だった・・・
結局いつもコーヒーしか飲んでない気もしますね・・・

やってきました、友人の抹茶ラテと私のDOMO Verdi HOUSEBLENDです。

珈琲のお値段は変わりないなあと思っていたんだけど、やっぱり珈琲豆の高騰の影響なのか、量が減っちゃったような気がしますね。これは仕方ない。
それでもカップ1杯以上なので、十分よね。量はさておき、飲み口の良いすっきりしたコーヒーが変わらず飲めて良かったです。ホッと一息つけて、ゆったりおしゃべりも出来て満足しました。

シンプルな空間が居心地が良いので、もっと通わなきゃなあと思ったのでした。
何よりもまずもっと新大久保に訪問しなきゃだな!

【台湾映画】憂鬱な楽園 の感想 三人と南国の空気感がとても良い

今日は昨日に引き続き、ホウ・シャオシェンの映画の感想を書きたいと思います。この憂鬱な楽園は、フラワーズ・オブ・シャンハイと2本立ての上映で映画館で鑑賞しました。同じ監督の作品を2本立てで見るのもいいなあと思いました。どちらも全く性質の違う作品ではあるけれど、根底あるものはどこか似通っているように感じたのでした。

とはいえ、フラワーズ・オブ・シャンハイはばっちばちに美術や衣装を極めてるけれど、憂鬱な楽園はもっとラフな撮影方法で制作されているので、振り幅が大きいとも言えますね。この作品の方がホウ・シャオシェン監督の雰囲気に近そうな気はする。

映像を通して伝わってくるのは、南国の空気感なんですよね。どこかのどかな雰囲気が漂っていて、そこが凄く好き。私が台湾映画で一番好きなところはこういう空気感かもしれないなあ。

主人公の3人、四十歳のガオ、弟分のピィエンとその恋人のマーホァはふらふらとその日暮らし。お金になる仕事があると聞くとその地に向かうので、ロードムービーみたいな風情です。ガオはそんな暮らしで実現なんて出来そうもないのに中国本土で食堂を開く夢だけは持ってたり、ピィエンは遺産を横取りされたりと、成功には程遠いところにいるチンピラたちなのだけれど、でも悲壮感みたいなものは漂っていないんですよ。何も考えていないからだよ、と言われればそれまでなんだけど、それでも生き抜く逞しさみたいなものが漂ってて、やっぱり彼の作品は「生」を主題に置いてる気がするんだよなあ。

彼らの状況であれば、もっと死に急ぐみたいな展開になったっておかしくはない気がするんだけど、のらりくらりと生き抜いていく力みたいなものを感じて、そこがいいなあと思うのでした。

この映画はそういう彼らの雰囲気、台湾の空気感を感じ取れたらそれでいいという映画なのかもな。わたしはそれでとても満足した。でも何を言いたいか分からないという人もいそうだしその気持ちもすごく分かる。

あとは、たくさんの人が集まる場所での会話?というのも監督らしさが全開ですね。カラオケ?みたいなところでの話し合いのシーンとか最高だなと思う。会話の妙みたいなものが苦しいくらいに好きだな。

他にも、ガオ・ジェが、料理をしているシーンがあまりにも上手で、さすが俳優さんは演技を極めるんだなと思ってたら、彼は俳優になる前は料理人だったとかで自前の技術だった!めっちゃ美味しそうだったもん。リン・チャンも彼の雰囲気そのままにピィエンって感じだったし、伊能静との3人のダメダメトリオがいい味出してた。

ラストのどこにもたどり着けない感じが、まさに彼らって感じで、それが人生って感じでもあり、でもやっぱりそこに悲壮感はなく、それでも生きていくんだなって思わされるのが、良いのでした。

 

憂鬱な楽園が見れるのは・・・




【台湾映画】フラワーズ・オブ・シャンハイ の感想 息をのむ美しさ

今日は、最近劇場で見た「フラワーズ・オブ・シャンハイ」について書こうと思います。この時は、侯 孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の特集上映で、憂鬱な楽園と二本立てで見ました。全く違う映画のようでいて、やはり彼の作品だな~と思った部分もあったので、早いところ両作品の感想を仕上げてしまいたいと思います。

今まで、そこまで俯瞰的な感覚で見たこと無かったんですが、今回改めて感じたことがありました。台湾ニューシネマを担うとされる同世代のホウ・シャオシェンとエドワード・ヤンについて、その撮影手法や画面の雰囲気は似ている部分はあるものの、実のところ根底あるものが正反対なのではないかとそんなことを思ったのです。

私はホウ・シャオシェンの映画も好きだけれど、なぜかエドワード・ヤンの映画の方に強く惹かれてしまう部分があったのです。今までそれに明確が理由が見つかってはいなかったのだけれど、もしかしてその訳は映画から漂うように感じる死の匂いのせいかもしれないと思ったのです。死への憧憬とは言わないけれど、生と隣り合わせにある「死」が色濃く表されていて、どこか死というものに対する興味を感じるというか、そんな感じ。そしてそのエドワード・ヤンの作品に惹かれてしまう私もそうなのかなあと思うのでした。死にたい願望があるとかか、そういうのとはまた違うんだけど、興味という言葉がやはり近いのかなと思う。

そして、今回このホウ・シャオシェンのフラワーズ・オブ・シャンハイという作品を見て明らかに感じたものは活力のある「生」の匂いだったのです。娼館や、アヘンとか、モチーフ的にはもっと退廃的な死の匂いを感じるものかと想像していたのに、それよりもそんな状況の中でも生き抜く娼婦たちの逞しさみたいなものを見た実感がありました。それは同時に見た憂鬱な楽園からも感じたので、彼の作品の中に生への賛歌のようなものが込められているような気がして、なるほどなあと腑に落ちた気がしました。あくまでも私の印象ではあるけど、監督本人からもそういう精神的なたくましさみたいなものを感じる気がして、そういう部分が作品に反映されるんだろうなとそんなことも思ったり。

ま、結論として、両監督の作品はやはりそれぞれ良いところがあって、どっちも好きで良いんだなってことですね。はい。

さて、そういう部分は置いておいて、上海租界の娼館という場所柄もあって、調度品や衣装の美しさたるや実のところその部分のこだわりを見るだけでも素晴らしいです。キャスティングも豪華で、ミシェール・リーやカリーナ・ラウの着こなしや強気な女役も素晴らしい。そして羽田美智子も雰囲気にとてもあってて全く違和感がないのも監督の凄いところだなと思うし。その三人の女性の部屋のシーンが蝋燭の炎が消えたりついたりするタイミングで場面が展開するのを映画館で見ていると暗闇に溶けて目を凝らしている気分になってとても良かったなって。得難い経験だよななどと思いました。

会食の場面で人々が集まってゲームに講じて盛り上がっているシーンを見ると、この監督は本当にそういう描写がうまいなあと思って感心するし、辮髪姿のトニー・レオンの美しさたるや衝撃的だし、上海語の言葉の耳障りも良くて、本当に好きな部分をいくらでも挙げられる映画だなと思うのでした。ほんと鑑賞後にいい作品を見たという気持ちに浸りました。映画館で見れて良かったです。

 

フラワーズ・オブ・シャンハイが見れるのは・・・

【横浜中華街】青海星(チンハイシン)のよくばりセットで晩ごはん!

ライブに行った帰り、あまりにも腹ペコでおうちに辿り着くまで我慢できないな~と思いつつ、中華街でさくっとひとりご飯が出来るお店があるかしらとさまよっていたら、店頭にあるメニューを見てよさそうだなと入って見たのが、青海星です。

中華街で一人でご飯を食べるという機会が今まで無かったので、あんまり気にしてなかったけど、他にも一人で食べれる手軽なセットのメニューが店頭に出てるお店が沢山ありました!いい感じ。

メニューの表紙がかっこいい。
なるほどこちらは広東料理のお店なんですね。

さて、私が店頭で見たメニューはこのよくばりセットであります。

自家製ザーサイとピータン、蒸し鶏のおつまみと餃子にメインがねぎそば又はチャーハンが選べて、かつ飲み物付き+デザート付きで1300円(税込1430円)というセット!飲み物は生ビールも瓶ビールも選べちゃうという最高に私にピッタリのセットです。仕事帰りとかにもとてもいい。

私はメインはねぎそば、飲み物は生ビールを選びました。
そして、ああ、おつまみ3種類とビールの写真も撮ったはずなのに、どうやら手違いで削除してしまった様子・・・

という訳で、いきなりネギそばの登場です。

これがもうネギがたっぷりで、寒い日だったし、体があったまって最高でした。
濃いめの味付けがビールに合いますねえ!

そして餃子もわりと大き目で食べ応えがあったよ。これまたビールに合いますよね。
そういえば、最近はランチは食べても、晩御飯を外で食べる機会がすっかり少なくなってしまったので、この時に久しぶりに外でビールを飲んだ気がします。ライブ後だったというのもあるし、久しぶりというのもあるしで、最高に美味しく感じちゃった。

そしてデザートは定番の杏仁豆腐。最後につるんとしたものを食べるのもすっきりしていいね。

横浜中華街は本当にたくさんのお店があるけれど、大通りとかバイキングのお店以外は、ひとりご飯もしやすそうっていう事が分かったのが、今回の収穫でした~
これからは横浜中華街に行く機会も無くなりそうなんだけど、また美味しいものを食べに行きたいものです。

⇒青海星

【香港映画】モーターウェイ の感想 ド派手なカーチェイスは無いけれどエモい

製作ジョニー・トー、監督がソイ・チェンの映画「モーターウェイ」を見ましたよ。どうしてもジョニー・トーの名前の方が有名ですが、ソイ・チェンは、ドラゴン×マッハの監督やら、狂獣SPL狼たちの処刑台の制作なんかもしている様です。そう聞くと、割と私が見た映画に関わっている方なのだな~と勝手に親しみも沸くというものです。

それにつけても、この映画を見ながらずっと思っていたのは、
とにかくエモい
ということ。

見たすべての人が感じるものではないのかもしれないけれど、どうしようもなく私の心をくすぐるようなこのエモさをどう言い表せばいいのでしょうか!

香港という狭い国土という土地柄故の狭い路地を通り抜ける技とか、ロー(アンソニーウォン)とショーン(ショーン・ユー)の師弟コンビとか、それはもう設定とかキャスティングも含めてぐいぐいと私のツボをついて来る訳です。

そもそもあんまり車が好きってわけでもないので、こういう映画は無意識に避けてた気がするんですけど、最近好きなアーティストがバイクのサーキットで走ってる動画を上げたりするので、そのせいなのか何なのか、今まで気にしたことも無かったジャンルに手を出してみたって訳です。その中でも香港映画から選ぶってのはやっぱり私らしいな。

だから、イメージとしてはカーチェイス的なスピード勝負ものを想像してたのに、そんなニッチな技術を競い合うなんて思わないもんで、言ってみれば地味で玄人好み過ぎるやろって感じだけれど、私的にはくうううう~って感じでした。ほら、舞台が広い大陸だったら、スピード勝負で国境を越えて逃げおおせたらラッキーハッピーみたいなノリだったりするじゃないですか・・・ もうほんとそういうのは全然好きじゃないですもんね・・・

あとは、間違いのないキャスティング。アンソニー・ウォンが定年退職前っていうの設定を見ただけで「あ、これはもしかして」というお馴染みの展開でしたけど、なんだろうか、魂とか精神は後輩にちゃんと受け継がれていくみたいなの、分かっててもグっと来ちゃうんだな。それもアンソニー・ウォン→ショーン・ユーなんてずるい。分かっててももうダメなんだなあ。

あとジョン・サン役のグオ・シャオトンがまた良かったんだよね。あんまり表情も変えず淡々とでも熱い。どこかで見たことあったっけ?と調べたら、ブラインド・マッサージに王大夫役で出演していました。おお~ あと、ドニーさん主演のエンプレス 運命の戦い/江山美人とかアンディ・ラウやジェット・リーが出てるウォーロード/男たちの誓いとか。気になるイケオジ俳優さんがまた増えた!

アンソニー・ウォンに関しては、もうその存在感だけでオッケーだし、何気にラム・カートンも出てるのはお約束だし、ショーン・ユーは私としては狂獣の時みたいな狂信的な悪役の方が似合ってていいとは思うものの、はねっかえりの若手刑事ってのもやっぱり鉄板でいいねと思うし、なんで今までこの映画を見なかったんだろうと思うくらいには好きな映画でした!あ~自分で書いてて思うけど、なんの参考にもならない感想を書いてしまった!エモいしか言ってない・・・あわわ。

 

モーターウェイが見れるのは・・・