映画のラブ・クリニックを視聴しました!もうね、こう重い内容のドラマなどを見ている途中で分かりやすそうな軽めのラブコメを無性に見たくなる時があるんですよね。そんな時にふと目が留まって見てみたよって感じであります。
オ・ジホが産婦人科医、カン・イェウォンが泌尿器科医という二人のラブストーリーであります。お互いの性別の性の器官を知り尽くしているものの実際の恋愛には疎い二人がどうなって行くのかというのが描かれています。
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まあその二人のやり取りについてはあんまり興味が湧かなかったんですけど、カン・イェウォンが演じるキル・シンソルの職業の選択について大変興味深くて、見てて考えちゃいましたね。
しかし、少し疑問なんですけど、女性のための泌尿器科医っていないのかしら?男性の泌尿器を診察するだけではなく、女性の泌尿器を診察するお医者さんも必要なのでは?なんていう素朴な疑問が湧いたりして。だから産婦人科医と泌尿器科医が対極的に描かれているのはよく分からない気がします。医者のカテゴリー的に日本と韓国では違う可能性もあるのですが、どうなんだろう?もちろん産婦人科は女性のみが対象なのは間違いけどさー
まあ、その点は置いておいて、キル・シンソルが泌尿器科医になった理由が「父親に認められたい」なんですよね。どうやら父親は有名な泌尿器科医ということが分かって来るんですけど、自分が息子じゃなくて娘なことがコンプレックスで、女性が選ばない男性対象の泌尿器科医を選択するという心の動きに興味があります。そうか、そう考えると父親と同じ職業じゃないといけなくて女性対象の泌尿器科医になるという選択肢は無いのかもしれないなあ。
それは息子がいたら泌尿器科医になって欲しかった父親の希望であって、じゃあ彼女自身が本当になりたいものは何なのかというのが気になります。親からの承認欲求というものはみんな欲するものだとは思うのだけど、結局彼女はそのために職業を選んでいて、そして父親の希望を自分の希望だと思い込んでいる状態なのですよね。ああ、これって私も経験があるので、身につまされるなあって思ってしまいました。
ずっと親の希望を聞かされてると、子どもって影響を受けちゃうんだな。口で言ってなくても無言の圧力ってあるしね。最終的に、この映画では父親に認められてめでたしとなっているんですけど、私はそうなのかな・・・って割とモヤっとしちゃったかなあ。
主役二人の恋愛はうまく行ってハッピーエンドでありますが、ストーリーはあんまり興味がなくて意図して表現されている訳ではないであろう部分に集中して思考を巡らせてしまいましたー