【中国映画】ミッション・デブポッシブル! の感想 グオ・ジンフェイが出演しててビックリよ~

ドニー様の燃えよデブゴンを劇場に見に行くぞー!と思っているものの、一歩出遅れて近隣の映画館では朝一回上映になってしまい、この季節のお休みの日の早起きはハードルが高くなってましてね・・・ そのかわりという訳ではないんだけど、共通点はおデブさん+東京しかないというのに謎の動機でアマプラでちょっと目についたミッション・デブポッシブル!を見てしまったのでした。これを見てもちゃんと燃えよデブゴンもちゃんと見に行きますから~!!!多分(弱)

内容はコメディーだし単純で分かりやすいです。まあまあそれなりに面白かったです。外国人が描く日本のイメージというのも興味深くてそういうのを見るのは嫌いじゃない。とんでもな部分もあるけれど、逆に私も外国のことをその国の住人からしたらビックリするような先入観やらイメージを無意識に持っているものなんだろうなあと思うのでした。これくらい現実と乖離があるものなのかもな~ そうやって自分を振り返ってみたりして。

見る前はキャストを見ても知らない人ばっかりだなあとか思っていたんだけど、実際に視聴を始めたら見たことある人がたくさんいました。まあ主役のお二人はデブメイクなので元の姿が分からなくて当たり前かあ!

しかしスパイ役のウェン・ジャンはよく見るとデブメイクしてもちゃんと元の顔の面影が残ってるのは凄いなあ~って思いました。っていうかウェン・ジャンのこと何回も見てましたね。封神伝奇とかドラゴンコップスとか西遊記はじまりのはじまり白蛇伝説とか。ジェット・リーを見るとよく一緒に出てるイメージ。実はあんまり得意な役者さんじゃないんだけど、今回は可もなく不可もなく。とりあえず、Jがまだ太って無かった時に頭を撃たれた時の血がハート型だったのが私のこの映画での一番のツボ(演技には全然関係ないな!)

相方のパオ・ベイアルもどこかで見たことがあると思って調べてみたら雲中歌に出てるなあ。ここで見たのかなあ?ともかく、彼のおデブメイクが愛嬌があってとっても可愛くて好きだった。その妻役のクララも絶対に見たことあると思ったら韓国ドラマでだった。エマージェンシーカップルや、童顔美女力の強い女ト・ボンスンなどなど!韓国の女優さんだけど、最近は中国での女優活動が活発みたい。

ところで、一番びっくりしたのは郭京飛(グオ・ジンフェイ)が麦天佑役で出てたことですね!一応悪役なんだけど、まあコメディータッチな訳です。私が見たことのある彼は時代劇でシリアスな役ばかりたっだのでこんな映画にも出ちゃうんだとびっくりですよ。これは中国の人から見たら、彼がこういう映画に出てかっぱえびせん食べてるというのだけでも面白ポイントなのかな~などと思う。だって、少林問答の高剣雄とか琅琊榜2の濮阳缨とじゃあまりにもギャップがあるんだもん。調べてみたら1979年生まれということで私が思ってたよりベテランの俳優さんだったんだなあ。そしてその仲間の悪役のメンツも個性豊かなのは良かったです。特に実はスパイだった初夏を演じた辣目洋子がとっても良かったよね!個性的な容姿も役柄も超クールで最高だったな。

あと警官役だった戚玉武もなかなかカッコよかったんだよな~ 見たことあるようなないようなと思ったら画皮に出てた様子。うーん。覚えてないけど、確かに古装が似合いそう。そして警官たちのドタバタの感じも嫌いじゃなかった~ 壁を壊して脱獄を手伝うヤクザの妻役の3時のヒロインのかなでがもう出てくるだけでおもろい。

ま、そんな感じで本当になんとなく見た映画だったんですけど、色々なシーンを思い出してみると、わりと楽しんで見たような気がしますね。声出して笑った部分も何ヵ所もあった気がするし。気軽に見る分には十分面白かったです。

 

ミッション・デブポッシブル!が見れるのは・・・

【中国映画】ロスト・レジェンド 失われた棺の謎 の感想 ウェブ小説「鬼吹灯」が原作の盗掘アドベンチャー

「ロスト・レジェンド 失われた棺の謎」を見ましたよー ずいぶん前かもなあ・・・!まあともかくチェン・クン様が出ている映画は全部見ないとね。中国の盗掘モノはわりとよくある気がするし、独特の雰囲気があって好きなんだけど、この映画に関してはあんまり中国っぽくなくてインディ・ジョーンズみたいなノリな気がする。御多分に漏れず映画の王道から外れてる私はインディ・ジョーンズも未視聴なので想像ですが、アドベンジャー感が強かったからおそらく似てる感じなんじゃないかなって。全然違ったらすいませんー むしろここで言及したのを機会に見てみようかしら。

チェン・クン演じる伝説の盗掘師フー・バーイーとホワン・ボー演じる相棒のワン・カイシェンとスー・チー演じる女性盗掘師シャーリー・ヤンの3人がメインで進んでいきます。一応、フー・バーイーはトレジャーハンターを引退してるという状態で一度依頼を断るものの、彼と相棒の昔に愛した人ディンをその遺跡にある彼岸花で蘇らせることが出来るかもなんてこともあって結果的には三人とも向かうことになります。そしてその彼岸花を狙ってる怪しい宗教団体が依頼者で・・・という感じ。

中国の遺跡というと仕掛けがいっぱいあってどこか踏んだら矢が飛んでくるとか、色々ありますが、そういうんじゃなくて欧米風の遺跡のイメージでそこがダイナミックで迫力があって良しとするか、中国風味が無くて残念と思うのかは人に寄るのかもなあ。私は後者なので、ちょっとピンと来なかったです。謎にゾンビ化して行く感じとかもありきたりというか、うーん。

そんな感じで全体的にストーリーはなんだかなあって思うのですが、チェン・クンは髭面も似合ってかっこいいし、スー・チーの勇敢な男勝りな感じは結構好きだし、お二人が並ぶとお美しいのでそこは良かったです。そうそう相棒役のホワン・ボーってどっかで見たなあと思ったら、あれだ!ハーバー・クライシスですね!マーク・チャオとのコンビ最高だったなあ~。それから思い出の美しい人役でアンジェラ・ベイビーも出演してます。が、私は彼女のこういう役が定番すぎる気もしちゃったかなー

あと、謎の宗教団体の教祖様が日本人ってことになってたんですよねー 教祖の部下の洋子がロリータパンク少女みたいなファッションで、そういうのが日本の女子のイメージの一つなのかなあ?演じてたチェリー・ガンは原生之罪-オリジナル・シン-のソフィーを演じてた女優さんだったんですねえ!化粧のせいもあると思うけど、同じ人だと全く分からない。すごい。

遺跡発掘に初恋の思い出を絡めてあるし、現在の恋のエピソードもある訳なんだけど、それぞれのエピソードがあんまりしっくりこなくて中途半端という感じがする。バラバラな印象を受けてしまうかなあ。そんなこんなで見た後の感想は、思っていたのとちょっと違ったけど、チェン・クンはかっこよかったからまあいっかって感じ(酷い感想・・・)。細かいことを考えなければ楽しめる映画な気もします~

 

ロスト・レジェンド 失われた棺の謎が見れるのは・・・



【中国映画】鵞鳥湖の夜 の感想 合う人と合わない人がいるのかも・・・

感想を書きたいか書きたくないかというと書きたくないくらい、あんまり好きじゃない映画でありました。監督の前作品の薄氷の殺人も好きじゃなかったから、どうも私はこの監督と相性が悪いみたいです。

とても評価が高いようなので、その点は大変複雑な気持ちなんだけど、その映像の個性的な美しさとか、映像美とか、物語の展開とか、ちょっとどこかクスっと笑える描写を入れてくるところとか良い部分も分かるんですけども、それを差し引いても、女性描写にどこか「うっ」という拒否感を拭えないんですよね。そこの部分がスルー出来ない。

私が嫌悪感を感じてしまうのは、女性の扱い方かなあ。確かにラストはその弱い立場の女性たちがお金を手に入れて胸がすく感覚もあるのかもしれないので、その点は前作よりはまだましかもしれないけれど、それでもね・・・ いやもうほんとレイプシーンまで個性的な演出のひとつのネタみたいな扱いで、おいおいおいって思ってしまう。こういうのを無意識に平気で描けてしまうところが無理なんだなあ。でも、受け取り方は人それぞれだと思うので、あくまでも私の意見でありますが・・・

今回のヒロインは水浴嬢という水商売的な職業の女性ではあったけれど、だからといってたまたま出会った男が弱みを握ったからって勝手に欲情して犯していいってことにはならないでしょう?そういうのがさも当たり前みたいな状況ってなんなん?世の中ってそういうものだと、受け取るべきなんだろうか?社会の暗部を描いてるってことかもしれないけどもそれでも。

映画の中でレイプが描かれるものすべてに対してこういう感情を持つ訳ではないし、ストーリーとして必然的に不可欠なものであればここまでそんな気持ちになることはないんです。でも今回はそうではないと思うし、もっと軽く無意識にこういうシーンを作り出している感じに抵抗感があるのかなと思う。スタイリッシュな演出をこんなところに使わないで欲しい。勘弁して欲しい、とそんな気分。

ってな感じで、ストーリーや役者さんの演技をどうこう思う前にとにかく苦手だ・・・という気持ちしか沸かない映画なのであった。他のことは全部ぶっとんでしまった。まあともかく、多分この監督の作品は私は避けた方が良いのかもしれないなあと思うくらい視聴後に謎の疲労感を覚えましたな。

面白かったと思った方すいません。こんな意見もあるよってことで流してくださいませ。

 

 

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【中国映画】薬の神じゃない! の感想 何が正しくて何が正しくないのか考えてしまう

昨年見た映画の中でも上位に入りそうなのはこの「薬の神じゃない!」であります。内容もなかなか興味深いものだったんですよね。事実に基づいたストーリーということなんだけど、きっとこの映画を見なかったらただ知らないで終わったかもしれないなあ。

元になったのは2014年に中国で実際に起きたニセ薬事件。この事件によって、中国の製薬業界はかなり変わったそうです。「薬」という存在はお金儲けの観点から見ると大変儲かる分野なんでしょうね、きっと。それはどうしても命がかかわってくるから。だからそれを悪用したり利用しようとする人はどうしても無くならないんだろうなとも思う。でも、この映画を見るとそれでも少しずつ良い世界になって行ってるのだと希望を持てる気持ちになれたかもしれない。

インドの強壮剤を輸入して販売しているチョン・ヨンなんだけど、親の病気やらなにやらでお金もなく、困っていたところに慢性骨髄性白血病のリュ・ショウイーがやってくるところから話は始まります。国内で販売している薬が高く購入できないため、インドのジェネリック薬を密輸して欲しいとチョン・ヨンに依頼するのです。はじめは断るんだけど、いよいよお金に困ったチョン・ヨンはその仕事を受けることに。はじめはお金のために始めたことだったし、一度は手放すものの、患者たちの窮状を知って彼が選ぶ道とは・・・。

非常にチェン・ヨンの人物造詣がうまくて、そこが良いんです。はじめに彼が密輸を始めたのは純粋にお金のためだったし、彼が最終的にもう一度今度はお金のためじゃなく患者のみんなのために密輸を再開したのは、現状を知ってしまったからでもあるし、良心の呵責と罪滅ぼしの気持ちや、彼自身にお金や精神の余裕もあったからともいえると思うんですよね。だから本当に彼は神様なんかではないんだけど、でもどちらかというと俗物的な彼がそれでも選んだ道だからこそぐっと来てしまうというか。本当に最後は覚悟を決める訳ですよ。息子を元妻のところに送って手放していつ捕まってもいいような手筈まで整えて、それでも人間として正しいと思ったことをするという。法を犯しているかもしれないけれど、命を守るためにしたことが正しくないのだろうか、と考えさせられてしまう。そして重苦しくなってしまいそうな内容だというのに、コメディー色もちりばめられていて見事としか言えない。でも、チェン・ヨンが護送されていく時の患者たちの見送りの列のシーンで泣かずにはいられなかったけどね。

さて、主演のシュー・ジェン(徐錚)は、眠れぬ夜のカルテではスキンヘッドだったので、同一人物だとは分からなかったけど、どちらもとても味のある演技ですごく良かったですし、他のキャストも最高に良かったんですよ。呂受益役のワン・チュエンジュン(王伝君)は20キロも体重を落として撮影に挑んだそうだし、彭浩役の章宇(チャン・ユー)も実年齢よりもかなり若い金髪少年役が素晴らしかったし、リウ牧師役の楊新鳴(ヤン・シンミン)も、紅一点ともいえる譚卓役の劉 思慧(リウ・スーフェイ)もとても良かったなあ。こんなにも他の人は考えられない!みたいな気持ちにしてくれるキャスティングってなかなか無いかもなあ。それくらい好きでしたなあ。

あと元妻の弟の警官の曹斌役で周一囲も出てて、少林問答の時のイメージが強すぎて、髪の毛がある!なんて驚いたりもしたけれど、やっぱりここでも熱血な役だったな。目力ゆえにこういう役がとても似合う。彼の役柄もこのストーリーの大事なポイントだったと思うなあ。

知らなければ、知らないまま関わらずにいられることでも、その真ん中に入って現状を知り自分自身も当事者になることで初めて実感できることもある、ということと、あのペテン師が言ってた「本当に怖い病気は貧乏だ」という言葉が凄く心に残ったりもしましたね。色々な部分でとても良い映画だったなあ。

薬の神じゃない!が見れるのは

【中国映画】ボルケーノ・パーク の感想 そんなところにリゾート作ったらあかん!

映画のボルケーノパークを見てまいりました。私はあんまりパニックムービーは得意ではないのですが、なぜこの映画を見たのかというと理由は本当にこれだけ。ショーン・ドゥが出てたから!です!今、楚喬伝を見ておりまして、そこに燕洵役で彼が出てるんですが、なかなか素敵なんですよね。で、この映画はサイモン・ウェストが監督だけど、中国映画なのか~誰が出演しているのかな?と調べていたら彼が出ているとわかってそれじゃ見に行っちゃおうってなノリで行って来ましたよ!

見た後の感想。イケメンは汚れてもズタボロになってもイケメンだわ。そんな感じ。そういえば、楚喬伝でも何本もの矢に射られたり切られたりでスタボロにされてたな・・・ うーん。ショーン・ドゥってそういう役を演じさせたくなる雰囲気があるんだろうか!?確かに似合うけども~~~ 幸せいっぱいだけの役じゃなくて、困難を背負わせたくなる感じなのかしら!?知らんけど。

さて、サイモン・ウェストというと「コン・エアー」「トゥームレイダー」「エクスペンダブルズ2」などの監督だそうですが、映画でもメインストリームを外れている偏った志向の私はどれも見たことなくてですねー そんな私でもさすがにタイトルは知っているので、きっと有名なハリウッド映画の監督ですよね。そんな監督が中国映画を撮影したというのが、この作品であります。

天火島という火山がある島に作られたリゾートで噴火が起こってパニック。大変!ってな内容なのですが、その中に家族愛あり、ロマンスありとてんこ盛りの内容が詰め込んであります。割とたくさん人が死んでしまいますが、とにかくメインキャラ達だけは非常に生命力に溢れていて、どんなひどい状況に置かれても絶対に死なないのってお約束ですよねえ。この映画でもマジで不死身なんでその点は時々半笑いになって見てしまいました。しかしちょっとサブキャラになると割と容赦なく死んでしまうのは中国映画っぽい感じもするかもなあ。

それにしても終始、そんなところでいちゃついてないで早く逃げなよ!とか、家族の和解してる場合じゃないよ逃げ切って安全なところに行ってからやりなよ!とかそんなこと何度も突っ込んでしまうこと間違いなしですよね・・・

あと一番の突っ込みどころは、エンドロールよね。謎のMVと撮影風景が交互に映されて一体なんのこっちゃと。撮影風景はまだしも、MVに関しては誰やねん!と思いますよね。で、調べてみたところ、ヒロイン役のハンナ・クィンリバン(昆凌)の旦那さんのジェイ・チョウが歌ってたみたい~ は~なるほど。多分中国人の方だったらそういう関係性が理解出来て突拍子のないような印象は受けないんだろうなあ。あと、撮影風景もほとんどがCGのシーンが多いもんだからブルーシートの背景で俳優さんたちが演じてるシーンなんかを見るとまあ大変だったんだろうなあと思いましたねえ・・・

それにしても日本という火山大国に住んでいると、ボルケーノパークなんていう構想自体があり得ないと思っちゃうところがあるんで、いっそあそこまでド派手に噴火して爆発してるのは、想像の世界でのこととして現実とは切り離して見れたので良かったかもな。ほんと、自然の驚異に対してだけは人間は無力だもんなあ・・・ 今後150年間は噴火はないだろう、なんて何の根拠もない予想だけで、リゾートを建設とか出来ないよね・・・

あとどうでもいいような気がしつつもめっちゃ気になった疑問があるんですけど、火山口に行くケーブルカーが、ああいうのってだいたい2台ありますけど、1台が始点にあったら、もう1台は終点にあって途中の真ん中ですれ違うもんじゃなかったっけ?この映画で2台とも終点にいる状態なのってなんか変な感じだったなあ。映画の進行上、2台が並走する必要あるんですけど、なんか気になったわ・・・ どうでもいいか!それより、柱怖い!

どうかな~楽しめるかな~と思いながら見たんだけど、なんだかんだと意外と面白かったです。ツッコミをいれつつそれを楽しんじゃえる感じが悪くなかったですな!嫌いじゃないよ~

 

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