【中国ドラマ】金蘭良縁 の感想 柳文昭が恨みを晴らすパートが長い!後半は見ててしんどかった~

金蘭良縁の視聴を終了いたしました!見始めの頃はコメディー要素が強いのかな~という気持ちでわりと軽い気持ちで見れてたんですが、ラストに近づくにつれ柳文昭の金家への仕返し?復讐?が陰険で執拗になって来て、その上長く続くので見てるのが嫌になっちゃったのですよねえ。そこはそんなに尺を割いて丁寧に描くべきところなんだろうか・・・と思ってしまった!

偽装結婚からの本当の愛が始まる、っていうのはドラマではよく使われるモチーフだけど、その他の要素が色々詰まっててストーリー自体はキライじゃなかったんだけどな~ もっと30話くらいで無駄な部分を省いてコンパクトにまとめたらもっと良かったのかもな、なんて思うんだけどどうでしょうね。

 

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直近でウォレス・フォを見たのが、花千骨で禁欲的で冷たい役だったのだけど、そういう役よりも実はこういう明るめのツンデレ男が一番似合う気がするなあ。顔が端正なので冷静な役を演じると必要以上に冷たく見えてしまうような、そんな気がする。なので、この金元宝という役は私は好きだったかな!まあ途中の「玉麒麟を守るために彼女に冷たくして家から追い出す」みたいな独りよがりはあんまり好きじゃないけどね。相手のためを思って・・・という行動は相手が望むことではないことが往々にしてあるので、やっぱりそういう時は話し合うべきなんだろうなあ。ドラマの中じゃなくても現実でもそれはなかなか難しいんですけども。

そして、ティファニー・タンもマイ・サンシャインとか未央でどちらかというともの静かな役を演じてるのばかり見てたから玉麒麟役ではっちゃけたお転婆娘姿がのびのびしてて良い意味で意外だった!彼女は背が高いし背筋がピーンとして姿勢がいいので、武術がうまい役も割としっくり来て、アクションもいけるのね~というのは発見でした。

他は最初の方でしか出てこないけど、四大名捕に出てたジァ・チンが踊り子役に合ってたなあ~とか。ロイヤルトランプにも出てたし、わりとよく見かけますねえ!

そして金元宝の友人役の顧長風役でホアン・ミンが出てましたねえ。主役の友達というのがあまりにもピッタリの俳優さんだなあ・・・ 私が彼を初めて見たのは、あの星空、あの海。~人魚王の伝説~だったけどそれ以来本当によく見ます。

ああ、それにしても柳文昭(ワン・ヤン)の恨みが深すぎてなんだかなあって感じ。あの目をむいた演技は役柄にはとても合ってたけど・・・ 彼の置かれた状況でああいう気持ちになるのが分からないことは無いけど、その恨みを晴らす部分が長すぎて本当に見てるのが嫌になっちゃったなあ。考えてみたら実はいっぱい人が死んでたりもするよねえ。ううむ。もうちょっと最後までコメディータッチで通した方が良かったんじゃなかろうか。麒麟も武術も達者で強気の女だったのに、最後の方は泣くばかりでイマイチだったねえ。

そして!本当のラストはまあハッピーエンドっぽくはあるんだけど、結婚式後のどんでん返しみたいなのがありまして、この部分もそれいる!?って思ってしまいました。まあその前の陰湿な仕返し達に嫌気がさしててやっと結婚良かったね~とすっきり見終わりたかったという私の希望ですね。これは。はい。

それから、タイトルが邦題で金蘭良縁になっちゃってるんだけど、原題は金玉良縁で実は家と家の良縁というダブルミーニングでもあったので、そのままで良かったんじゃないかな!? まあ別にいいけど!やばい!文句ばっかり書いてしまった~ あれですね。やっぱりラスト近くの印象が色濃く残ってしまうもんなんだなあ。ピークエンドの法則!

 

金蘭良縁が見れるのは・・・



  

【中国ドラマ】紅楼夢〜愛の宴〜 の感想 豪華な出演者、衣装やセットに圧倒される!

「紅楼夢〜愛の宴〜」の視聴を終了しました!最初見始めた頃は9話くらいまで見て一度やめてしまったんですが、その後また復活して最後まで見終わりました。「紅楼夢」という小説については中国文学に詳しくない私でも聞いたことがあるくらい有名だし、とはいえ内容についてはほとんど知らなかったので興味深く見れました。

賈家の栄華とその衰退の過程を見事に描き出していて、主人公が石を持って生まれて来たなんてちょっとファンタジーな面や恋愛絵巻的な面もあるけれど、この古典文学がその時代の詳細な風俗を知ることが出来る貴重な資料としての面もあるのだろうなと思いました。

そしてそれを映像化するために投じられた製作費は17億円ということで、衣装やセットを見るだけでも十分に満足できる仕上がりとなってます。出演者たちも美しいですしね。

 

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かなり登場人物も多いし、説明調な流れのせいで初めのうちは見ているのがしんどかったのですが、だんだんと慣れてくるとそれぞれの登場人物がちゃんと個性を持っているのが分かって、生き生きとして見えてきて非常に面白く思えるようになってきました!

まずは悲恋な二人、賈宝玉と林黛玉。林黛玉役のジャン・モンジェの儚いたおやかさが非常に良かったですね。風が吹くだけで傷つくような繊細さが素晴らしい・・・!

賈宝玉役は少年時代を演じたユー・シャオトンは私はこの役にはあんまりしっくり来ず。なんていうかちょっと癖があり過ぎる感じでマニアックな印象。なので、女の子達に囲まれて仲良く育ってる姿がややネットリして見えてしまったんだな。ヤンヤンの方が植物的でサラッとしてて良かったので、少年時代から彼でも良かったのになと思っちゃう。でも50話あるけど、32話からやっとヤンヤンなのでユー・シャオトンのパートの方が長いのであります。うむ。

薛宝釵の少女時代を演じたリー・チンも個性的で良かったなと思ったんですが、大人になるとバイ・ビンで、途端に特徴のない人になってしまってここもちょっとな~と思いました。リー・チンはどっかで見たことがあると思ったら愛の有効期限に出てた人ですね!私が本当に初めて見た台湾ドラマでノ・ミヌが出てたやつ。あと、バイ・ビンは妖怪じゃない役とか悪女じゃない役で出演してるのを初めて見たかも!でもそういう役の時の方が美しさが際立って好きだなあ。

侍女の晴雯役でヤン・ミーが出演していましたが、彼女も美しかったな・・・ こういう気の強い役が本当に似合いますね。晴雯は最後がなんだか可哀そうだった・・・ でもそういう儚さも兼ね備えた感じがよく出てたな。

そしてラスト近くでやっと!ホアン・シュエンが!!!薛蝌という役で出てきます。ほんとちょい役でビックリしたけど、こういうお衣装がとても似合って立ち姿がやっぱり美しかったです。はあそれにしても出番少なかったな・・・

あと好きだったのはヤオ・ディーが演じた王熙鳳かな。彼女のような強く見えるけど本当は傷つきやすい人というのに惹かれてしまう気がするなあ~ そうそうヤオ・ディーって私があっという間に挫折したドラマのキスは背伸びしての主役を演じてた女優さんなんですね!全然同じ人に見えませんよお!!!びっくりしたあ。

 

それにしても絢爛豪華な世界で見ごたえがありましたねえ。ちょっと小説も読んでみたいな~なんていう気持ちにもなりました。冒頭に挿入される人物紹介なんかもあってわりと親切なつくりのドラマになっているので、話数が進めば進むほど面白くなってくる感じかな?エピソードが多いせいもあると思うけれど、やや淡々と話が進んでいくのが私には合っていたようで、話はあっちこっちに行くものの俯瞰して見てる感覚で楽しめた気がします。非常に興味深かったです!

 

紅楼夢〜愛の宴〜が見れるのは・・・



【台湾ドラマ】カノジョの恋の秘密 の感想 ダーホァが選ぶのはテリーなのかグァンジュンなのかラストまで分からなかった~

カノジョの恋の秘密の視聴を終了いたしました~ 「そんな訳ないやろ~」というツッコミどころ満載のストーリーではあるんですけども、メインキャスト3人が全然知らない俳優さんだったので、最終的にヒロインがどちらの男性を選ぶのだろうか?という予想が全くつかなかったのでラストまで楽しんで見れた気がします。どうしても俳優さんの人気度に関する前知識があると先入観のせいでどうせこっちとハッピーエンドでしょみたいなのが分かっちゃうことも多いですよね・・・ 展開的にも本当に最後まで分からないように作れられていたのでなおさら良かったのかな。

 

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ところで、メインキャストの3人とも見たことないって思ってたんですけど、調べてみたら冠軍(グァンジュン)役のウェン・シェンハオは敗犬女王に出ていたらしい。ヒロインの元カレという役柄の存在は覚えてるんだけど全然記憶にないなあ。ううむ。そして歐陽泰(オウヤン・タイ)役のクリス・ウーはキミをプロデュースに出てたらしい。このドラマも2~3話くらいのさわりの部分は見たんだけどなあ。こちらは同じ人と分からなかったって感じ。髪型のせいかもしれない。これ多分、どちらもあんまり好みのタイプじゃないから覚えてないんじゃないかと思われます・・・なんて身も蓋もないことを言ってみたりして。

そして大花(ダーホァ)役のニッキー・シエは本当に初めて見た女優さんでした。出っ歯のダーホァが本当にちゃんと可愛くなく造形されててすごいなあなんて思った!美人と不細工の差なんて本当にそれくらいの違いってこともあるのかもなあ。ドラマの中では整形したことになってるけど、実際は同じ人が演じてるんだもんね。なんてそんなことを感心しちゃいましたね~

ストーリーの中で実はひどいことがいっぱい起こってる気がするんですよね。お金を払って整形させて替え玉にするとか、リャンエンが死んだことを彼女の父親に伝えないとか(お葬式もしてないんでは?)、父親がばくちの借金で一家離散の危機を作るとか・・・ そうなんだけどみんな心が広い?のか結局すべて受け入れて許すというスタンスでそこが凄いなと思ったんだな~ 会社の社長の座についてもあんなに競い合ってたのになんか知らん間に仲直りして一緒に会社を盛り立てて行こう!ってなってたもんな。平和でいいんですけどね。あんまりがっつり復讐もののドラマも見ない気がするし、台湾は一般的に性善説的な考え方なのかな?

ダーホァもいい子だったし幸せになって欲しいな~と思わせてくれる感じなのは良かったな。ただ、いくら整形してもそりゃ元の家族たちとは距離を置かなかったらバレるに決まってるやろ・・・とは思ったし、替え玉って言っても建築の知識がないのに会社の仕事部分までは無理でしょ・・・とか思ったけども。ツッコミ始めたら止まらないかもしれないのでそれはこの辺で。

ドラマ全体としては、グァンジュンとテリーのどっちを応援するか、どっちとハッピーエンドなのかという要素でそれなりに楽しく見れるのかなと思います。実際に私もわりと一気に見ちゃいましたしね。私はグァンジュンとテリーの二人だったら断然テリー派だったけど、彼は彼で優しすぎて条件も良くて完璧すぎるって感じだし、グァンジュンの一人よがりな感じはイマイチだしなあ。結局どっちもタイプじゃなかったな!贅沢なことを言ってます!笑

 

カノジョの恋の秘密が見れるのは・・・



  

【中国ドラマ】宮 パレス ~時をかける宮女~ の感想 若曦と同じ時代にタイムスリップする女の子の話!

「宮 パレス ~時をかける宮女~」を視聴しました!これは現代から清の時代にタイムスリップしてしまうストーリーなんですが、若曦と全く同じ康熙帝が皇帝の時代。ってことで、ちょっとちょっと~この時代に現代人がタイムスリップして来過ぎなんじゃない~!?なんて思うけど、まああれですね。皇子が沢山いるからエピソードを作りやすいんだろうな~

 

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どうしても第4皇子と第8皇子の争いがメインになってくるので、思考が若曦の影響を受けてヒロインはきっと第4皇子と恋仲になるんだろうなという先入観を持って見ていたらその予想は裏切られて第8皇子とハッピーエンドな感じのラスト。まあ冷静に考えてみると第8皇子を演じるのがウィリアム・フォンですもんね。そりゃそうだな。

ヤン・ミー演じる晴川が勝ち気ではっきりしたタイプなので暗く落ち込んで悩む感じではなく淡々としているので湿っぽく無いのが好きだった。問題が起こっても取り乱したりせず冷静に解決していく感じなのよね。若曦もめっちゃ好きだったけどとにかく悲しみが押し寄せて来て見ているとわりと落ち込んだので明るいノリの方が見てて楽でいいなって思っちゃう。

ウィリアム・フォンは、この時はシュッとしてるし辮髪姿も似合ってお綺麗です。最初は暴力的だったのにいつしかただひたすら晴川を一途に愛する男になって行くのが素敵でしたね。そういえば映画の画皮2でも恋人役だったな~。この二人のビジュアルは最強なので眼福って感じ。

ミッキー・ホーの第4皇子も良かったですね。ちょっと曲者だけどよく見るとカッコイイんだな。先に四大名捕を見たので、かなり個性的な悪役を演じるタイプの俳優さんなのかと思ったらこういう役も演じるのだな~って感じ。私の想像する第4皇子のイメージにとても近かったんですよね。彼は晴川に未練があるのだけど、彼女は彼への思いをあっさりばっさり捨ててたので可哀そうであった。

あと、簒奪したってことにはなってなかったですね。周りにはそう思われたけど、康熙帝は彼を次期皇帝にって考えてたというストーリーになってました。他の皇子に狙われないように康熙帝はわざとその意思を隠していたことになってて、そういう描き方だと孤独な第4皇子の心が救われる部分があってほっとするのでした。

そして第4皇子を愛してしまう金枝役にシュー・チーウェン。嫉妬深くて彼に近づく女を排除しようと殺したりと激しい愛し方。でも最後は彼のために命まで投げ出すほどの愛だったのですよね・・・ それなのに第4皇子には愛されていないというのが切ないですね。七侠五義でもちょっと似た感じのわがままなお嬢さん役だったな。あっちはハッピーエンドですけども。

そして素言を演じたトン・リーアが古装が似合っててとても美しかった~!なんだか見たことがあるなあと思ったら、星に誓う恋のヒロイン!?あのドラマの時はさみし気すぎるというか、全然美人に見えなかったのだけど、このドラマではすごく綺麗だな~って思いました。わりとすっとした顔なのでばっちりメイクをしている方がいいだなと思います。素言ものぼり詰めるのだけど、心は満たされない切ない女性でしたね・・・ 幸せになれそうな道もあったのだけど、それまでに第4皇子のためにしてきたことを捨てられなかったのでした。その気持ちは分かる。

一番のとんでも設定は、仕立て屋の顧小春が年羹堯に成りかわるってところでしょうかね。それ絶対に無理でしょ!?って思うけど、まあそこはドラマですからね・・・

現実的にありえない~!っていうファンタジードラマは結構好きなので楽しみました。ラストも晴川が現代に戻っちゃうけど、第8皇子とも離れることなく・・・っていう展開だったので心が平和で良かったな!笑 どうやら続編もあって、ミッキー・ホーは出ているらしいので時間があったら見てみようかな~ といいつつ若曦みたいなとんでも続編だったらぶっ倒れるのでちょっと見るの怖いのでした!

 

宮 パレス ~時をかける宮女~が見れるのは・・・



【中国ドラマ】七侠五義 の感想 北宋の包拯という中国版の大岡越前みたいな人が出てくるよ!

中国ドラマの「七侠五義」を視聴しました!勧善懲悪な武侠もので結構面白かったです。私みたいなお決まりの型がある日本の時代劇が好きな人に好まれそうかな~!「七侠五義」というのは1889年に中国で出版された小説だそうで、この小説を元に作られてた映画もいくつかあるみたいですね。このドラマは原題は「七侠五義人間道」のようです。小説に出てくるいくつかのエピソードをピックアップして製作されたのかな~という感じですね。

 

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まず、驚いたのは包拯を演じたアレックス・マンの貫禄のある姿ですよねえ・・・!!!アレックス・マンといえばウォン・カーウァイの「いますぐ抱きしめたい」でアンディー・ラウ等と共演してたり、「風の輝く朝に」でチョウ・ユンファと共演していたよなあと思い出す名前なんで、若い時の姿しか見ていないのに突然こんな恰幅の良い姿で登場したらビックリしちゃうのでした。ひょー!

公明正大がモットーな開封府の包拯。清廉潔白な正義漢なので人民からの人気も高く、皇帝からの信頼も厚い人物。徹底的に調査をしてきちんとした裁きをしようとする人なんで、ストーリーは一貫してて分かりやすいですよね。それだけだったら単純で面白くないかもしれないけど、彼の周りに沢山の取り巻きがいるので、バラエティーに富んでて面白いです。

それにしても、タイトルが「七侠五義」と来たら、七人の侠客と五人の義兄弟が出てくるのかなと思うんだけど、見てても七侠が誰かイマイチ分からないんですねえ。

なので調べてみたら、どうしてもドラマの話数が限られるせいで、全員は登場しないみたい。なるほどそれなら納得ですねえ。

まず一人目は展昭。

チウ・マンチェク(趙文卓)が演じていたので、安心感があったな!笑 姿勢が良いし、古装が似合うねえ。一応、蕭璟とのラブライン(っていうほどでもないけど)もあってラストはなんとハッピーエンドでビックリした!あんなにストーカーみたいに追いかけ回されてもそんな女性を好きになる男の人もいるんですね。まあ、展昭みたいな堅物にはそういうのも効果的なのかな。

そして二人目は、智化。彼もドラマではちょっと出てきただけですよね~。小説だともっと大事な役どころなのかな?

そして、三人目は、艾虎(がいこ)。最初から普通に包拯の部下の状態で出てたから、まさか彼が七侠に入ってると思わなかったな。

そして、丁兆蘭と丁兆蕙の兄弟。弟を演じてたチェン・チューハン(陳楚翰)は他のドラマでもわりとよく見かけるな。マイ・サンシャインでウォレス・チョンの同僚の弁護士を演じてたり、花千骨にも出てるな~ 彼らも七侠に含まれるなんて全然分からなかったよね!

あとの二人は欧陽春、沈仲元という人達らしいです。なるほどね~。調べてすっきりしたので良かったです。

 

そして、分かりやすいのは五義。

廬方、韓彰、徐慶、蒋平の四人。最初のエピソードの中心人物なので彼らが包拯を手伝うようになる過程分かりやすくて抵抗なく受け入れられていい流れですよね。蕭璟と軽口を叩いたりするやり取りがやや堅苦しい展開のこのドラマのいい息抜きって感じで良いんですよね~。

そしてもう一人が白玉堂。ちょっと傲慢で短気だけど、最終的にはいい仲間になってましたね。すっかり包拯の手足になって働いてたけど、小説ではもっとトラブルメーカーな様子。

結局、漢数字にこだわって調べたけど、中国では「三」とか「五」は慣用的に使われる数字みたいなのでそこまで意味はないようです。小説も最初は「七侠五義」じゃなくて「三侠五義」だったそうですし。

蕭璟を演じていたのは、シュー・チーウェン(徐麒雯)。「宮 パレス〜時をかける宮女〜」で第四皇子の妻の役で出てたんですけど、その時の役と今回もちょっと似てる感じ。我儘でやりたいことを好きにやって周りに迷惑をかけ、そして激しく恋をして相手を追いかけまわしてるイメージ。私はあんまり好きなタイプの女性では無いのであった。でもわりと中国の武侠ものを見ているとこういう女性が出てくるですよ!隋唐演義でもいたな・・・

そして、とっても良かったのは皇帝ですね。ちょっと頼りないけど、心根は良い感じが凄く出ていて、だからこそ包拯を重用することが出来る聡明さもある感じが出ててすごく良いキャスティングだと思ったんですよ!フオ・ジェンイエン(霍政諺)は笑傲江湖にも出てるみたいなので見てみよう~

チン・イエン(秦焰)が演じる陳琳も素晴らしかったですよね。皇帝を守ることを使命として自分が正しいと思う方法を貫いているんだけど、それは違う視点から見ると正しいやり方ではないんだよなあ。皇帝を守るためなら殺人も厭わないからね。正義とは・・・?という問いがここでも出て来たのでした。すべての人に通じる正義というものはないのだろうな。立場が違えば何が正義かというのも変わるのだな。

 

こうしてまとめていると、キャスティングがとても良かったんだな~と思いました。なかなか見ごたえがあって見るのが楽しかったです!骨組みがしっかりとしたドラマだったなと思います。包拯と陳琳のたとえ話や言葉のやり取りが暗に示すというやり方で見ごたえがあります。そういうところも気が効いてて面白かったな~

 

 

七侠五義が見れるのは・・・