今までエクソシストものって映画でしか見たこと無くて、どうしても映画だと尺が短いので、半分くらいが悪魔祓いのシーンになっちゃってそこには何の魅力も感じられない私はあんまり面白さが分からないなあ・・・と思っていたんですが、やっぱりドラマになると話数も多く色々エピソードを描けるため、ちゃんとストーリー性があったので、まだ良いかもしれないと思いました。
ですが、厳密にいうと違うんだけど、簡単にいうと夢オチみたいなのが真ん中の何話分も使って繰り広げられるのでそこがなんとも言えない気持ちになります。死んでいたと思ったら悪魔に見せられた幻だったみたいなね。展開としてそれをやっちゃおしまいよみたいな禁じ手のように感じてあんまり好きじゃないなあ。え~!?みたいな気持ちになりましたね。
いわゆる「彼女を救うために悪魔祓いの神父になった、でもそうなると彼女とは結ばれることはない」というストーリーになんとなく既視感があると思ったら、憑依~殺人鬼を追え~だなと思い出しました。あのドラマの場合は「人々を救うために巫女になる、でもそうすると彼と結ばれることはない」だったので、男女は反対ですけどね。あのドラマは私は本当に大好きなんですが、それぞれの状況でそうせざるを得ないという容赦ない追い詰められ方をするのがリアルで切ないのが良かったんです。だから状況が少し似ていると言っても、今回は全く感情移入も出来ず、ちょっと残念な気分になっちゃったかな。
ラストも、またあのチームはこれからも悪霊を退治していくのかな?みたいな戦隊もの的な終わり方をして、彼らの恋の行方の切なさとは?という気分になりました。もちろん彼らの恋だけを描いている訳ではないんだろうけど、全体的に内容が中途半端な気がしてしまったかな。
まあ、そんなこんな言いましたが、オ・スミン役のヨン・ウジンの神父姿は良かったです。身長も高いし、映えてて素敵でした。だからもしも続編があったら結局また見ると思われます!笑