サム、マイウェイの視聴終了しました!花郎は全くと言っていいほど楽しめなかった私ですが、このドラマのパク・ソジュンはとても良かったです。やっぱり彼は現代劇が良いと思う。
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ストーリーは、まさに今の若い世代が直面しているリアルで等身大な問題をしっかり描いてる感じなんです。『夢を叶えるために人生を諦めずに戦う』っていう綺麗ごとだけじゃなくて、一度挫折した彼らがそれでも負けずに自分の道を探してもがく姿には共感してしまうはず。そしてコ・ドンマンやチェ・エラみたいに小さい頃からやりたいことがはっきりしている登場人物だけでなく、もっと平凡なキム・ジュマンやペク・ソリを友人に持ってきたのが功を奏してる気がする。むしろ世間にはそういう風な人の方が多いと思うから。やりたいこと自体が分からない感じだったりもっと平凡な幸せを求めてるような。だから彼らのことも描くことでちょっと登場人物と距離が近くなる感覚があってうまいな、と思ったのです。
私はパク・ソジュンは好きですが、今までドラマを見る時にそのドラマの登場人物というよりは、「パク・ソジュンだ~ かっこいい」みたいな感覚で見ていることの方が多かった気がするのですが、このドラマでは彼をあくまでもコ・ドンマンとして見れた気がするんですよね!それくらいこの役にはまっていたし、体も含めて役作りしたんだろうなと思います。
キム・ジウォンもすごくチェ・エラだった。お転婆で騒がしくて女らしくないけど、可愛い。こういう女の子キャラ好きです。ちょっと間違うとうざくなりそうな危険なキャラだけど、キム・ジウォンはどこかキュートに演じてて良かったな。ジャージとかTシャツとかを無造作に着ていても可愛い人はかわいい。
まあそんな感じでおおむね満足で楽しく見ていたのですが、チェ・エラがコ・ドンマンがキム・タクスと試合するのを止めようとして、『闘うなら別れる』とごねだした時にスンってなりました。うっわ~これめっちゃ嫌なタイプだなって思ってしまいました。それまでどこか自分を殺して死んだみたいに生きてきたコ・ドンマンには生きるためにどうしても必要な闘いな訳ですよ。それを言ってみれば弱みにつけこんで脅迫するみたいなね・・・突然、嫌な女になってしまって興ざめでしたよね。もちろんコ・ドンマンにケガして欲しくないとか、耳が聞こえなくなったらどうしようなのはわかるけれど、それはあくまでも自分の希望であり、エゴなのだと思う。彼にとっては死活問題でそれを避けてしまったら体は生きてるけど、心はずっと死んだままになってしまう。まさに死んでるみたいに生きたくないからリスクをとってでも戦うわけですから。だからその一番相手にとって大事な部分を奪おうとするのは心配という美しい言葉で隠しただけのただの自分の欲望だと思えるなあ・・・
なので、こんな展開になった時に、もうこの二人別れなよ、と思いました(極端)。まあそうはならないのも分かってたけど。もしかして私の脳が男っぽいとかあるんでしょうか?でもああ言ってしまえるのってコ・ドンマンの一番大事な部分を理解してないように思えてしまうよ。このまん中の部分を分かり合えないなら一緒にいる意味がないような気がしてしまうのです。
そういう意味では、キム・ジュマンがすべてだった自分を捨て、やりがいのある仕事を見つけて自分の足で歩き始めたペク・ソリにも彼とは別れて自分の道を歩いて行って欲しい気持ちもあったかな。結局なんとなくほだされてまた一緒にいるみたいになっていたのあんまり好みじゃないかもしれない。
でもドラマ自体は展開も良いしまあ面白かったです。パク・ソジュンの鍛えられた筋肉も美しいし。二組のラストのなあなあな感じがあんまりっていうこと以外はまあ良かったかなと思います。