【韓国ドラマ】恋のレベルアップ の感想 仕事に頑張るヒロインが可愛い!

「恋のレベルアップ」の視聴を終了いたしました!

ソンフンと言えば、まるでパブロフの犬の様にラブコメでラブラブシーンの多いドラマを想像してしまう私が悪いのかもしれない。勝手にそう思ってしまった私はこのドラマではその要素があまり無くてちょっと物足りなく思ってしまったのですけど、それは私の思い込みが強すぎたせいかもしれないなあ。

という訳で、ストーリー的には恋愛よりも仕事に重きを置いた展開となっております。みんなで力を合わせて会社を再生していく熱い姿を応援しちゃう感じ。そんな中でもソンフンのツンデレ上司役はいつも通りなので、ここは期待通りです。そして明確な悪役もいるし、この分かりやすさは漫画っぽいですなあ。

最近は、ゲーム会社が舞台のドラマも多いですね。中国ドラマだけど、たまたま最近見終わった愛しい僕のラッキーガールもそうでした。ストーリーは全然違うけれど、ヒロイン像がちょっと似てる感じ。どちらも仕事に熱い心で取り組んでるところもだし。会社のメンバーでゲームを作り上げていく姿を描くのは、一体感とか達成感とか目に見えやすい形で表現して伝えやすそう。見る側の私たちもダイレクトに「ゲーム」という商品をイメージしやすいもんな。あとはオフィスを自由で明るい雰囲気に作りやすい気もする。時代とともに、舞台となる会社や環境も変わっていくのは面白いですね。

こういうラブコメは見やすくていいよね。心に残るものがあったかどうかと言われると正直なところあまり無いかな・・・という感じではあるんだけど、でもやっぱり見ちゃうし、見てると楽しいなって思います。

 

恋のレベルアップが見れるのは・・・





【韓国映画】8番目の男 の感想 分からないから知りたいんだ

映画「8番目の男」を見ました!少し前に見たんですけど、とても面白かったです。
ジャンルは法廷エンターテイメントと言えばいいんでしょうか、初めての国民参与裁判での陪審員たちの選択から目が離せません。

脚本が非常にうまく出来ていて、与えられる感情の配分が非常にバランスがいいんですよね。思考させ、感動させ、爽快感もあるみたいな感じ?もちろん実際の裁判とは違って盛ってる部分も多分にあるんでしょけども、それでもこのシステムについて興味をわかせたり、法について考える機会としては非常に大きいものがあると思うんですよね。そういうのを考えた時にはやはりエンタメの力は凄いと思います。

また、取り扱っている内容を庶民の目線に持ってくる意味でも陪審員たちが主人公というのは非常に効果的なんだなと思いますし、またキャストが抜群で良いです。いわゆる邦題のタイトル「8番目の男」のクォン・ナム役のパク・ヒョンシクの法への理解度は非常に私たちと似通った程度のもので、彼の「分からない」という正直な気持ち、だからこそ「本当のことを知りたい」という気持ちに共感せずにおれず、思わず一緒に真実を追い求めている気持ちになる。それは他の陪審員たちをも動かしていくし、判事を初心に帰らせたりもする。

どうしてもクローズアップされるのは、陪審員8なんだけど、チョ・ハンチョルが演じた陪審員5も良かったですね。いつも上の意見に従っていた彼が、「自分の考えは?」と問いかけられた時に、はっとする表情。あれもまるで見ているこちら側の状況を代弁してくれてるみたいに感じてしまった。そして、私自身も分からないからと思考停止状態で与えられたものをそのまま受け取り過ぎていないだろうかと考えてしまいましたね・・・

あと、印象に残ったのは、被告人カン・ドゥシクの娘役を演じていたシム・ダルギ。彼女のひたむきな演技も陪審員の心を動かす原動力になったことに対する説得力が増した要因の一つに思います。もちろんムン・ソリの存在感も間違いなしだったし、キャスティングも全体的に良かったなあ。

法廷ドラマの1部分で陪審員裁判が出てくるのを見たくらいで、メインの題材として扱われている映画を初めて見ましたが、派手な内容ではないけれど、脚本も非常によくできたとても良い映画でした!ちゃんと面白くもあるのがポイントですね。

 

8番目の男が見れるのは・・・



【中国ドラマ】海上牧雲記〜3つの予言と王朝の謎〜 の感想 魅族が興味深い

「海上牧雲記〜3つの予言と王朝の謎〜」の視聴終了は少し前です。いやー、これはもう壮大過ぎる世界観なので、ドラマ化された話数が75話と長い方だけど、多分これでもかなり端折ってるんだろうな。小説で読んだらハマって夢中になるほど面白いんだろうなと思います。

さて、私はホアン・シュエン(黄軒)目当てで見始めたんですが、ショーン・ドウ(竇驍)も出ていてあらラッキーって感じでした。メインになるのがこの二人が演じる牧雲笙+穆如寒江+ジョウ・イーウェイ(周一囲)が演じる碩風和葉という感じです。

まずドラマの始まりが瀚州の八大部族の碩風和葉のパートからなんですけど、もうここで何度も挫折しそうになりましたよ、私。登場人物の中で碩風和葉だけがどうしても好きになれなかったんですよね。他の二人の不遇さは生まれたときからの運命で、本人は何も悪くないんですけど、碩風和葉だけは自分が蒔いた種って感じで、君の浅慮で家族が皆殺しにされたのでは?と思ってしまうんだな。なので、鉄沁になる決意を持つのは分かるけど、それが復讐心でというのはなんか違うような気もしてしまって。もちろんそれまでの穆如家からの扱いに恨みを持つのは理解しているんですけど、最悪の事態を招いたのは彼だしなと。

ま、そんなことよりも最初の妻の金珠海の扱いが酷過ぎる。あの時に彼女を殺したのは彼だと思う。連れて帰りはしたけど、あの後彼女を避けて自死を選ばせるなんて、直接手を下すよりもひどい。それを見て、自分の妻を守れない者が王になんてなれるものかと思うのであった。なので、その後に牧雲厳霜と運命だけど結ばれないなどと不幸ぶっているのを冷めた気持ちで見てしまったよ・・・ むしろそこをそんなにプッシュして描かないでいてくれたら良かったのに。純愛とするには無理がある。そんな感じでとにかく瀚州の八大部族のパートは全然好きじゃなかったな。

牧雲合戈役のポン・グァンイン(彭冠英)と南枯月漓役のレジーナ・ワン(万茜)も良かったですね。不屈さが凄いなと思ってしまう。

合戈を待つ南枯月漓を映すシーンの構図が最高に美しかったです。まるでお手本のようだ。お衣裳もだけど、意匠も美しくてその部分も大変見ごたえがありました。

蘇語凝役のシュー・ルー(徐璐)は紅楼夢で薛宝琴を演じてた彼女!宮廷の諍い女では、甄玉嬈役で出演してますね。あと金珠海役のレイザも宮廷の諍い女で寧貴人役で出てた。あれ?彼女はシチリアの恋でもルビー役で出てるな。全然気づかなかった・・・!カザフ族の方なのね。エキゾチックな雰囲気に納得~

羽族の路然軽を演じてたのは杜淳。羽族のエピソードとかももっと見たかったな。

魅族の映像化などとても難しかったと思うんだけど、これは割といい感じでしたし、面白い部分はいっぱいあったし、登場人物が多くて訳分からなくなりそうなところをうまく構成してあって理解しづらい部分が無かったのは良かったと思うんです。だけど、こういうファンタジーな架空な設定の場合は、その世界観が分かるともっとハマれる感覚があるんだけど、なんだかバランスが悪いのかそうはなれなかったのが残念だったかな。

キャスティングも豪華だったし、見ごたえはあるんですけどね。原作の1部分に焦点を当ててならまだいいけれど、あまりにも壮大な物語なので、全体を映像化するのはなかなか難易度が高いんだろうなとそんな気がしました。

 

海上牧雲記〜3つの予言と王朝の謎〜が見れるのは・・・







【韓国ドラマ】初対面だけど愛してます の感想 ベロニカ・パクが最高だよね

今日は「初対面だけど愛してます」の感想を書きますよ~
こちらは少し前に見終わったドラマ!基本はハードボイルドやらノワールやら深刻で暗いドラマが一番好きな気がする私なんですが、それでも心の中に3分の1くらいラブコメや平和なホームドラマを欲する部分があり、そのニーズにピッタリくるような可愛いドラマでした。

なんといってもド・ミニク役のキム・ヨングァンとチョン・ガリ役のチン・ギジュがどちらも可愛らしい。キム・ヨングァンはあんなに大きいのに可愛いというのも変な気もしますけど、愛嬌があるよね。今回は、冷酷な役のはずなんだけど、イマイチそうは見えないというか、ただの甘えん坊みたいに見えちゃうんだよな。まあ実際にガリに甘えてるんだけど。他のドラマでそれがいいのかは分かんないけど、このドラマに関しては、我儘だけど憎めない本部長なことが大事だからめちゃめちゃバッチリのキャスティングだなと思ったのでした。チン・ギジュも普通っぽさがとてもいいよね。ここに来て抱きしめての演技もとても良かったんですが、ラブコメもいいね!

そんな感じで、メインキャストも良かったんですけども、私が一番大好きだったのは、キム・ジェギョンの演じたベロニカ・パクですよね~ 彼女が良かったからこそ、ガリがベロニカ・パクのふりをするというのが効果的に物語に効いてくるな~って。あんなぶっ飛んだ人を魅力的に演じ切ってくれて、こんなに楽しませてくれてありがとうって気分ですよ。元からジェギョンのビジュアルが好きなんですが、こういう役で華やかにめかし込んでくれるととっても似合ってて素敵だなって思います。

演出のイ・グァンヨンは、法廷プリンス-イ判サ判-を手掛けた人で、脚本のキム・アジョンは、離婚弁護士は恋愛中や、三色のファンタジーの中の一話、恋する指輪を書いた方らしい!なるほどね~ ヒロインがほんわか素朴なタイプのキャスティングのドラマたちで、ちょっと雰囲気が似てるかも。ラブコメでは私の好きなドラマ達なので、そういうことがあると、これからは監督や脚本家についてもちゃんと調べて行こうかなあと思ったりもしますね。それでも誰が演じるかによって全然違っちゃうから、ドラマも映画も監督ラインだけでは必ずしも私の好みとはいえない事も多いのですけど、たまにはそういうアプローチもいいかもな。

すごく心に残るというようなドラマではないんですけど、なんと言えばいいんでしょうか、心の疲れちゃった部分を優しく撫でてくれるような、キュンとして栄養をくれるようなドラマでしたよ!

 

初対面だけど愛してますが見れるのは・・・
⇒Netflix