【香港映画】ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱 の感想 ジェット・リー×ドニー・イエンが最高!

昨日、ワンチャイ外伝の感想を書いたので、続けてワンチャイ2作目の感想も書いちゃおうと思いますよ。アイアンモンキーは初見だったんだけど、この作品は2回目いやもっと見てるかもしれないな。最近、難しいことは何も考えたくない~みたいな気分になった時があって、慣れ親しんだこの映画を流し見したのであった。

確か、スウォーズマンでジェット・リーの武術に魅せられて、他の出演作を探してこのワンチャイシリーズを見たんじゃなかったかなあ。そしてこの天地大乱でドニー様にも魅せられたような気がする。いや、ドニー様はドラゴン・インでだったかもしれないなあ。まあどちらが先からは分かんないけど、まあそんな感じで、そこら辺からカンフーものがすごく好きになって行ったんだと思うんですね。

ところで、私はこのシリーズは3作目までしか見たこと無かったんだけど、6作目まであるらしい!知らなかった~ 外伝も知らなかったくらいだしな・・・まあ私の知識なんてそんなもんである。4・5作目はチウ・マンチェクが主役、6作目はまたまたジェット・リーらしいので、機会があれば6作目から見ようかな!

改めて見て思ったけど、この頃のジェット・リーの動きのキレって本当に半端ないですね・・・ いやもうほんとうっとりしてしまう。なので別のことをしながら見てたんだけど、思わず手が止まってしまうっていうね。そんな感じ。その上、ドニー様も出演してますので、二人の戦いが堪らないんですよ。なので、3作目までの中で今作が一番好き。あのドニー様の布芸っていうの?長い布を使った技が素晴らしくてね・・・ あの破壊力凄いよね。

そして、私が何気に好きなのが、黄飛鴻と十三姨のロマンスも絡めてあるストーリーなこと。この頃のジェット・リーって若くてなんだか笑顔がとても可愛らしいんですよね・・・ その彼が照れた笑顔を見せるところとかとても好きで、お相手役のロザムンド・クワンも文句なしに美しくて、いいんですよ。しかし、笑うと可愛いのに戦うとめちゃめちゃ強いっていうギャップね。多分それがジェット・リーの最大の魅力ですよね。あ~いい!

時代背景的に、ちょうど西洋の文化が入って来て、武術では鉄砲に叶わないという現実も描かれていて、少し苦い後味も含みつつ、それでもどう生きていくかという葛藤はいつの時代も変わらないのかもしれないなんて思ったりもしました。新しい技術はどんどん進化していく訳ですもんね。

いやはや、この頃の映画を久々に続けて見たけれど、やっぱりいいものはいいなと改めて思いましたね。同じ作品を何度も見るタイプじゃないんだけど、それでもたまにはそういうことをするのもいいなって思いましたよ。

 

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱が見れるのは・・・




【中国映画】ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝 アイアン・モンキー の感想 アクションが最高!

それにしてもタイトルが長いよね「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝 アイアン・モンキー」って。ほんとはアイアンモンキーだけでもいいと言えばいいけど、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナの流れで視聴者を引っ張ってきたいという気持ちは分かるのですけどね。

この映画は、ドニー・イエンが主役っぽいように見せかけてあるけど、実際は鉄猿役のユー・ロングァンがメインですね。そのヤン=鉄猿はユー・ロングァンで、ドニーさんはウォン・フェイホンの父親のウォン・ケイイン役という設定。で、ウォン・フェイホン役はツァン・シーマンという子役ちゃんなんだけど、これが実は演じてるのは女の子らしいんですね。彼女の動きも大変美しいので、ここの見どころのひとつ。もちろん、ドニー・イエン&ユー・ロングァンのコンビネーションも大変美しくて大満足すること間違いなしです。

ドニーさんの出演作は色々見てきて、どれも好きだけど、この映画を見ながら「こ、これはいい!」って昂った気持ちになったので、これはかなり上位かもしれないなあ。最近、どうしてもイップマンで詠春拳を操るドニーさんやアクションを見ていたせいか、少林拳使いのドニーさんを見ると新鮮でとても楽しかったな~ 改めて、武術の使い分けが出来る彼のことを凄いと思ったしね。武術家であるのはもちろんだけど、やっぱり彼は役者としてのスキルが非常に高いんだなあと思ったのでした。

ユー・ロングァンもいくつかの映画で見たことはあるけど、顔と名前がそこまで一致したことが無くて、見たことある人という程度の感覚だったんだけど、改めて動きが美しくて感心してしまった!出演してた映画でなんとなく覚えてるのは、スウォーズマン 女神復活の章とかかな。よし、今回でしっかり覚えたぞ~ イケメンという感じではないんだけど、色気というか余裕のあるいい男感があって素敵なんだな。

ちなみにこの映画は、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナのサイドストーリー的なタイトルにはなっているけど、この1本だけで楽しめる内容。鉄猿という義賊とウォン・フェイホン親子が出会って、色々起こるんだけど、最終的には力を合わせて悪者を倒すというすっきり爽快な分かりやすいストーリー展開です。単純明快なのいいよね。

やっぱり見どころはラストの棒の上での戦いかな。武術ものってどうしてこう足場の悪いところで戦うの好きなんだろうね?円卓の上とかさ。でもあれって身体の軸がしっかりしていないと立つことさえ不可能だから、そこがまず武術の基本として重要な要素だからこその演出だよなあとその辺も堪能すると面白いですね。

そうそう、無影脚や傘を使った技もちゃんと出てくるけど、今回は父親役のドニーさんが駆使してくれます。そうやって息子のフェイホンに受け継がれていったよ~という体なんだろうな!

いやーこの頃の香港映画ってほんと最高ですね。そしてこの映画はアクションも最高なので、とても見てて楽しかったです。とても好きだったー

 

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝 アイアン・モンキーが見れるのは・・・





【香港映画】イップマン 完結 の感想 視聴者も彼の人生を確かに一緒に駆け抜けたのです

いやーもうやっと書きますよ。イップ・マン4の感想を!とうとう!
去年の夏くらいに見たんじゃない!?その頃に見たのに書けてないのいっぱいある・・・ この映画に関しては、ぶわ~とこみ上げるものがあってなかなか書けなかったというのが正しいですね・・・

シリーズもので好きなものもあるけれど(思い出してみれば男たちの挽歌とか)、一人の人物についてのシリーズものってこのイップ・マンシリーズしか見たことがないんじゃないかなと思うんですね。だからかなのか、実際に映像にも回想シーンも出てくるんだけど、それとは別にイップ・マンシリーズのこれまでのエピソードが、自分の脳裏に走馬灯のように流れていたというか。映画を見ていてそんな経験が初めてでビックリしてしまったんですね。

もちろん、イップ・マン本人の人生に映画のストーリーとしての脚色をされた物語であり、あくまでも作られた人物像であるというのはちゃんと理解しているけれど、それでもその人生を追体験したような不思議な感覚に陥りました。こうやって映画を見ることで、あくまでも映画のストーリーとしてではあるけれど、彼の人生を私も確かに一緒に生きて味わったのだなとそんな感覚。そう考えると、本当に得難い経験をくれた映画でしたね。

それにしても映画館の展示の力の入れ方が半端ないわね。

もう本当に完結編なんだな~とそんな寂しい気持ちをこれでもかと煽ってくるんですわ・・・

さよならイップマン、ありがとうイップマンとか宣伝文句で書いてあるんですけど、映画を見ながら本当に名残惜しい気持ちでいっぱいになって、ちょっと涙ぐんだのは内緒(言ってるし)。

シリーズそれぞれ、好きな部分があって、どれか一つを選ぶのはとても難しいけど、私はこの完結が一番心に残ったかもしれないです。それは3までは配信サービスで見たけれど、完結についてはこうやって公開を心待ちにして映画館で見ることが出来たからかもしれません。映画は見ているものの映画館から足が遠のいてしまっていた時期もあるんだけど、やっぱり映画館に足を運んで見る映画はまた違う格別な味があるなあと再確認させてくれた映画でもあります。それと、彼の思春期の息子との関係への葛藤が人間らしくて好きだったというのもあります。

そうそう、ヴァネス・ウーが出ててビックリしたんですよ!こんな映画にも出てるなんて~すごいなあ。あと川井憲次氏の音楽も素晴らしいですね。この映画の音楽を聴いただけで涙腺ボタンと高揚ボタンが押される感覚がありますよ。映像と音楽が完全に結びついててそれも凄いな~と思います。なんだか感想になってるんだか何だか分からないような文章になって来てますが、とにかくイップ・マンシリーズはおススメってことで!また4本一気に特集上映とかして欲しいわ~!

 

イップマン 完結が見れるのは・・・






【中国映画】燃えよデブゴン TOKYO MISSION の感想 期待以上に楽しくてテンション上がった~

少し前に宣言した通りに滑り込みで「燃えよデブゴン TOKYO MISSION」をちゃんと見て来ましたよー!!!ほんともうポスターにある爆上げって言葉がぴったりのご機嫌ムービーでした。ただただひたすらに楽しくて「あ~映画っていいなあ。それも映画館の大画面で見るのっていいなあ。」と改めてしみじみ思いました。ちなみにテンションが上がってこの日はもう1本見ちゃったもんね。元気~

合言葉みたいに「一番大事なのは無事でいること」って言ってるんだけど、それ以外はお構いなしって感じで、ドニー・イェン演じるチュウ・フクロンがやりたい放題の破壊王なんですよ。使命感がすごいのはいいんだけど、やり過ぎるんだなあ。太る前からその調子で、婚約者にも愛想をつかされて、閑職に追いやられて、ストレスであっという間にデブゴンにって感じ。そんな彼に東京へ犯人を移送するという仕事が舞い込んでくるが・・・!?さて、彼は恋もプライドも取り戻すことが出来るのでしょうかというストーリーです。

監督が谷垣健治氏なので、日本の描写もそれなりにちゃんとしつつも外国受けもうまくミックスしてるという感じ?横浜中華街なのか、歌舞伎町なのか分からん感じのカオスな街がいい味出してます。それでも都庁の辺りを歩いてたのに、次の瞬間に横浜になってたりすると思わず吹き出してしまったり、右ハンドルだった気がするのに次は左ハンドルのような気がするとか、スナック菓子の自販機のお菓子のラインナップがさっきまでは中国語だったのに、突然日本のお菓子になったな(プクプクたい焼き食べたくなった)とか、そういう適当なところもむしろ好ましくて楽しい。でも、雑な部分はあるけど、アクション部分は全く妥協が無いのが良いところですよね。尺もしっかりとってあるし、最高です。満足したわー

ところで、考えてみたら私、日本の時代劇の殺陣が好きだったなあって思い出しました。暴れん坊将軍とか。アクションの種類は違うけど、なんとなくあのお約束の安心感を思い出しました。練りに練って誰が犯人か分からないサスペンスアクション的なのも、もちろん好きなんだけど、単純明快なのもやっぱりいいもんだなあと思ったのでした。それぞれの良さがありますよねえ。それにちょっと関連してるけど、谷垣健治氏が「るろうに剣心」のアクション監督をしてると知って、全く興味を持っていない映画だったけど、見てみようかなって気になりましたな。殺陣が気になる。

あと、この映画、何気によかったのが、悪役の島倉を演じてた丞威ですね。すらっとしてて動きも美しい。そして劇中でも言われてたけど、ニコラス・ツェーに似てる?イケメン。悪役もやっぱり華があるって大事ですね。ダンス出来る人はやっぱりアクションも綺麗だな。

あとは、王晶が制作総指揮や脚本だけじゃなくシウサー役で出演してたりも。彼の姿を初めて見た私は俳優さんとしても出演したりもするんだな~とビックリしたなあ。まあともかく、出演者も楽しそう、見てるこっちも楽しいとお正月公開にピッタリのハッピームービーでした。私が見たのはかなりお正月から時間がたってだけども~ いつ見ても面白いよ!

 

⇒Netflix







【香港映画】アイスマン 超空の戦士 の感想 400年間の眠りから覚めた錦衣衛が主役のストーリー

アイスマン 超空の戦士を視聴しました。Gyao!で配信していて、ドニーさんが出てたから見たんですけど、この1作で完結するものではなく続編があるみたい。そのせいなのか分からないけど、イマイチ腑に落ちなかったり訳分からんところがあるんですけど、まあそんな細かいことを考えて見ないほうがいい映画かなという気がしますなあ。

ちなみに1989年の映画『タイム・ソルジャーズ~愛は時空を超えて~』のリメイクだそう。ユン・ピョウとマギー・チャンの映画らしい。なんとなくこの映画の存在は知ってる気がするなあ。結局見てないんだけど、この二人が主役の映画を見ようとしたことがあったような。こちらの映画はわりと評判がいいようなのにリメイク版はどうしてこうなったのか・・・

 

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ストーリーは簡単に言えば、明の時代の3人の錦衣衛が雪崩にあって冷凍保存されていたんだけど、色々あって400年の眠りから覚めて復活するという話。この3人は仲間だったんだけど、裏切り等もあったみたい。でもその辺の詳しい事情はこの1作見ただけでは誰がホー・インをはめたのかはどうもはっきりしないのよね。

警察署の副署長チョン役でサイモン・ヤムが出てて、彼が執拗に3人を追いかけているんですね。でもどうやら彼も400年前から来た人みたいで、実は3人とは仲間だったようなんですね。ということは彼だけは冷凍保存されていたわけではないのに、どうして現在にいるのやら分からない。3人を追ってるのは秘宝的を手に入れたいからなのかな・・・という気はするけども。

そうそう彼の仲間のタン役でラム・シューおじさんも出てて香港映画って感じ。香港映画に関してはおなじみの人が出ていてもマンネリという感覚が無くて、いるいる!って楽しい気分になるのはなんでなんだろう?むしろ嬉しいもんなあ。

ニッ・フー役を演じたユー・カンはドニーさんとよく出てるのを見る気がするし、サッ・ゴウ役のワン・バオチャンは隋唐演義に出てましたね。ラストの3人の橋の上でのバトルシーンはなかなか見ごたえがありました。なかなか大掛かりな撮影で結構お金かけてるな~って感じなのにストーリーがよく分からんのは一体なんなんだ、とか言ってはいけないのだろうな。

あ、あと明の時代の闘いのシーンが雪の中でだったんだけど、盾をスキーみたいにして滑って逃げてるのが面白かった。このシーンは日本で撮ったらしいよ!妙なところにこだわってるのがすごいね!

 

そして「アイスマン 宇宙最速の戦士」という続編が今年公開されたみたいなんだけど、ここでもまだ完結しないらしいのであります。話を広げ過ぎて収拾がつかなくなったんだろうか・・・

ま、そんな具合なので、目で見るな心で感じろってな映画な気がします。細かいことを考えてはいけない!いいんです。ドニーさんが出てるだけで!笑

 

アイスマン 超空の戦士が見れるのは・・・