【中国映画】リセット 決死のカウントダウン の感想 パラレルワールドってそういう事だっけ?

映画「リセット 決死のカウントダウン」を見ました!私がこの映画を見た目的はリウ・チャンであります。麗姫と始皇帝の際の彼の凛々しさが印象的で他の出演作を見たいと思っていたのでありました。ヤン・ミーも好きだしねってことで期待して見たんですけどね。うーん。ところで製作にジャッキー・チェンも関わっているらしいです。色んな作品を手掛けていますねえ。

 

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さて、まずはお目当てだったリウ・チャン。彼って背も高くてシュッとしたイメージなんだけど、眼鏡&セーターのちょっとポヤポヤした感じの役。彼も学者役なんだけど、あんまり知的には見えない感じ。

多分、彼が演じてる大雄は夏天にほのかな好意を持っている感じなのかな~って気がするので、あんまり切れ者って感じじゃなくて、優しい感じの役作りなのかな。
あっ、クール担当はこの映画ではウォレス・フォなのかもしれないか!

とはいえ、普通にかっこいいんですけども、この役は彼でなくてもいいかもな・・・と思ってしまったりして。クールな役を演じてる彼を見たいんだけどなあ。この映画ではあんまり活躍するシーン無かったので寂しかったし、他に日本で見れる出演作は無いのだろうか~!!!

さて、ストーリーの話に戻りますと、まず一番最初に実験成功〜ってみんなで喜び合うシーンがあるんだけど、あれ?この人たちこんなに演技わざとらしい人たちだったっけ?と驚くくらい違和感があります。全体的になんかそんな感じなんだよなあ。これは本人たちの実力というよりは演出のせいじゃないかな?だって出演者の方たちを他の作品でも何度も見てるけど、感じたことのない感覚ですよ。多分、リウ・チャンという目的が無かったらそこの最初の部分で挫折するかもしれないレベルでなんか変な気持ちになりましたな。

夏天は豆豆を助けるために奮闘して、何度も時空を超えて、夏天が3人になっちゃうんですけど、パラレルワールドの概念ってそもそもそれで合ってます?みたいな感覚に陥ります。元の世界に戻って、何度も時空を超えるとその度にまた新しいパラレルワールドがそれぞれ出来て、3人が同じ場所に介することはないのでは無いかと思うんだけど、量子物理学的にその点はどうなんだろう?ただのタイムトラベルと思えばあり得る設定なのかな?分からん。まあでも同じ人が3人一堂に会するっていうのが息子を助けるためにこの映画ではとても大事なポイントな気がするので、あんまり考えてはいけない気もします・・・

まあでも良かったのはオリジナル夏天が何度もタイムリープするうちに脳細胞の一部が破損するかなんかでどんどん凶暴になっていくんですけども、その凶暴なヤンミーがとても良かったことかなあ。彼女かなり顔がキリッとしてるから殺し屋似合うかもしれないねえ。素敵なママよりはそっちの演技のほうがハッとしたね。

そういえば、ウォレス・フォも悪役的なのを見るのは初めてだったかも?彼ってあんまり表情豊かな感じがしないので、いっそこんな風なちょっと極端な役の方が合うのかもと思いました。私は悪役の方が好きかもしれない。

それにしても母性愛というのは、非常に凶暴なものにもなり得るのかなというのが感想。ちょうど、韓国ドラマのウォンテッドを見た後だから余計にそこについて考えてしまうのかもしれない。自分の家族だけを守るために他の人達が傷つく事に対する無関心の罪について描かれてたドラマだったのですよね。
だからこの映画の中で出てくる、自分、自分の家族、自分の子どもさえ無事だったら他の人は死んでも構わないと思う心がとても恐ろしい。それはウォレス・フォが演じた崔琥にも言えますね。彼も自分の家族に会いたいがために豆豆を殺し、ネクサス社を爆破までするんですから。愛って裏を返すと他者に対する暴力にもなりうるということなのでしょうか・・・

どうもメインのストーリーについてというんではなくて、設定について色々と物思いにふけってしまう映画だったなという印象であります。

さてさて、夏天の息子の豆豆なんですが、三世三生を見た人なら、あ!と思うであろう子が演じてます。そう、阿離役のハマー・チャン君ですよ。またまた親子役であります。怖い目に遭ってめっちゃママーママーって泣いてて演技だけど可哀そうだったよ・・・

そして意外なところで、キム・ヒウォンが出演しています。なぜ急に韓国の俳優さんが!?と思ったんですが、チャン監督は韓国の方のようなので、その縁なのかも?しかし、割とあっという間に殺されて出番はあんまりないし、せっかくの個性的な役者さんなのに活かせてない感じが非常にもったいないですなー

 

ジャッキー・チェンがプロデュースってことでアクションシーンもあるし、細かいことを気にしなければそれなりに楽しめるのかもしれません。私は気になることが沢山あってあんまりだったかな!

 

リセット 決死のカウントダウンが見れるのは・・・




【中国ドラマ】金蘭良縁 の感想 柳文昭が恨みを晴らすパートが長い!後半は見ててしんどかった~

金蘭良縁の視聴を終了いたしました!見始めの頃はコメディー要素が強いのかな~という気持ちでわりと軽い気持ちで見れてたんですが、ラストに近づくにつれ柳文昭の金家への仕返し?復讐?が陰険で執拗になって来て、その上長く続くので見てるのが嫌になっちゃったのですよねえ。そこはそんなに尺を割いて丁寧に描くべきところなんだろうか・・・と思ってしまった!

偽装結婚からの本当の愛が始まる、っていうのはドラマではよく使われるモチーフだけど、その他の要素が色々詰まっててストーリー自体はキライじゃなかったんだけどな~ もっと30話くらいで無駄な部分を省いてコンパクトにまとめたらもっと良かったのかもな、なんて思うんだけどどうでしょうね。

 

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直近でウォレス・フォを見たのが、花千骨で禁欲的で冷たい役だったのだけど、そういう役よりも実はこういう明るめのツンデレ男が一番似合う気がするなあ。顔が端正なので冷静な役を演じると必要以上に冷たく見えてしまうような、そんな気がする。なので、この金元宝という役は私は好きだったかな!まあ途中の「玉麒麟を守るために彼女に冷たくして家から追い出す」みたいな独りよがりはあんまり好きじゃないけどね。相手のためを思って・・・という行動は相手が望むことではないことが往々にしてあるので、やっぱりそういう時は話し合うべきなんだろうなあ。ドラマの中じゃなくても現実でもそれはなかなか難しいんですけども。

そして、ティファニー・タンもマイ・サンシャインとか未央でどちらかというともの静かな役を演じてるのばかり見てたから玉麒麟役ではっちゃけたお転婆娘姿がのびのびしてて良い意味で意外だった!彼女は背が高いし背筋がピーンとして姿勢がいいので、武術がうまい役も割としっくり来て、アクションもいけるのね~というのは発見でした。

他は最初の方でしか出てこないけど、四大名捕に出てたジァ・チンが踊り子役に合ってたなあ~とか。ロイヤルトランプにも出てたし、わりとよく見かけますねえ!

そして金元宝の友人役の顧長風役でホアン・ミンが出てましたねえ。主役の友達というのがあまりにもピッタリの俳優さんだなあ・・・ 私が彼を初めて見たのは、あの星空、あの海。~人魚王の伝説~だったけどそれ以来本当によく見ます。

ああ、それにしても柳文昭(ワン・ヤン)の恨みが深すぎてなんだかなあって感じ。あの目をむいた演技は役柄にはとても合ってたけど・・・ 彼の置かれた状況でああいう気持ちになるのが分からないことは無いけど、その恨みを晴らす部分が長すぎて本当に見てるのが嫌になっちゃったなあ。考えてみたら実はいっぱい人が死んでたりもするよねえ。ううむ。もうちょっと最後までコメディータッチで通した方が良かったんじゃなかろうか。麒麟も武術も達者で強気の女だったのに、最後の方は泣くばかりでイマイチだったねえ。

そして!本当のラストはまあハッピーエンドっぽくはあるんだけど、結婚式後のどんでん返しみたいなのがありまして、この部分もそれいる!?って思ってしまいました。まあその前の陰湿な仕返し達に嫌気がさしててやっと結婚良かったね~とすっきり見終わりたかったという私の希望ですね。これは。はい。

それから、タイトルが邦題で金蘭良縁になっちゃってるんだけど、原題は金玉良縁で実は家と家の良縁というダブルミーニングでもあったので、そのままで良かったんじゃないかな!? まあ別にいいけど!やばい!文句ばっかり書いてしまった~ あれですね。やっぱりラスト近くの印象が色濃く残ってしまうもんなんだなあ。ピークエンドの法則!

 

金蘭良縁が見れるのは・・・



  

【中台ドラマ】屋根の上のエメラルド の感想 マ、マジで・・・!って最終回でビックリのドラマだった

屋根の上のエメラルドをラストまで視聴終了したんですが・・・
最後まで見て出た言葉がこんな感じ。

なんてこった ひえー!そんなのあり!?

これはなんだろうあれかな?
中国では「受けた恩は返す」という思想が儒教だとかの影響であってこういう犠牲の精神が当たり前なんでしょうか・・・?

ともかく何とも言えない気持ちになるラストです。

 

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2006年のドラマなので、やや古い感じはあるのですが、それを差し引いても全体を流れる空気感がとにかく暗いです。
挿入歌のせいもあるのか、ドラマのストーリーのせいなのか分かりませんが、不思議なくらい暗いなあと視聴途中から思っていました。そして以上なくらい回想シーンが多いので、もう分かったよ!みたいな気分に何度もなりましたね・・・

 

念中と家琦が愛し合っているという事実だけは間違いが無いのですが、それぞれその二人片思いしている人たちがとにかく諦めません・・・
佩妤も聶凱もとにかくいつか報われると尽くし続ける。でもはっきり言ってそこまでいくと怖いよ!マジで!

そうだなあ、私はどっちかというと聶凱の方が見ててしつこくて辛かったんですけど、念中に対して「親友だから」譲れと迫るような感じがずるくて見ててとても嫌でした。都合の良い時に振りかざす「親友」という言葉に気持ち悪さを感じてしまう。
家琦とも親友だって言ってるんだから、彼女の念中を愛してるという意思を尊重してお前こそ身を引きなよ!みたいな気持ち。
自分の気持ちを押し付けるばかりで相手の気持ちなんてちっとも考えないので、見てて本当になんだかなあ・・・でした。
その上、武術の先生に「試合は諦めた方が負けだ。終わるまで分からない」とか言われて、そうだ!だから家琦を最後まで諦めない!とか言い出すんだけど、恋愛を武術の試合と一緒にしないで~!相手の気持ちを考えて~!と画面に向かってツッコミを入れてしまいましたよ。

エメラルドのペンダントを白露の日に愛する人に渡せば二人は永遠に結ばれるという伝説があって、家琦は念中に渡したんだけど、それを知った聶凱は念中に俺ももらったと嘘をつくんですよね。自分のは家琦が落としたのを勝手にネコババしたものなのに。これで念中は家琦がどっちにも渡してたなら俺が好きってことじゃなかったんだ・・・ともちろん思いますよね。そんな酷いことをして親友なのかな?うーん。
人を行動を縛るために使われる「親友」って言葉が非常に薄っぺらく感じられるドラマであった・・・

 

とはいえ、この恋の一番の障害は博打で借金を作ったり、お金持ちと結婚をさせるために画策する家琦のお母さんだったと思うので、この愛を叶えるためにはお母さんを捨てるしかなかったのかもしれないな。捨てるというか離れる?
まあ無理なのかもしれないけど、でもそう思う・・・

 

あと気になったのは家琦と念中の思い出が入った缶がヨックモックのに見えたこと!台湾にもあるのかな?シガール食べたくなる!

 

ともかくウォレス・フォとスン・リーは美男美女で美しかったし、最後はビックリしたし、面白かったかというと何とも言えないけど、或る意味感情を掻き立てられるドラマではありました!

 

 

このドラマが見れるのは・・・