【中香映画】ドラゴン×マッハ! の感想 SPLシリーズ第2弾の邦題がどうしてこうなった!?

映画のドラゴン×マッハ!見ましたよー マックス・チャン、トニー・ジャー、サイモン・ヤムにルイス・クーまで出てると知ってちょっと見てみるか~と思ったらめっちゃ見ごたえありましたよ!色々凄かったわあ。

 

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謎のオオカミの登場があったし、エンディングの歌の歌詞に殺破狼って出てくるし、「ん!?」と思ったらこちらの映画はSPL 第2弾の作品だったんですよ!ほんとビックリしたわあ。なるほどね、それでこんな豪華なキャスティングだったんだなっていう。何がどうなってこんな邦題になっちゃったんですかねえ。SPL臭をこれっぽっちも感じさせないタイトルで逆に凄いけどさ。

しかし、マジでこれはガックリのガックリのガックリな邦題だよね。カンフーからドラゴン、ムエタイからマッハを連想させるという発想なのかしら。イケてないにもほどがあるな。とはいえ、邦題は関係なく作品としては非常に見ごたえがあるモノでしたよーーーーー だから余計残念な気分になるとも言えるけど。どうやら第一弾の設定は全く引き継いでない独立した内容なので、この作品だけを見ても楽しめるのが救いではありますが!

まあタイトルの件は置いておいて、アクションシーンはすごいよー 本国のポスターを見たら3Dって書いてあるんだけど、こんなの3Dで見たらめちゃくちゃ迫力あって大変な気がするよ。変な悲鳴が出ちゃいそう。

凄かったのは、刑務所での大乱闘シーンと、ナイフ使いの亞囝のシーンと、チャイ(トニー・ジャー)+チーキット(ウー・ジン)×所長(マックス・チャン)の戦闘シーンですな。

刑務所の受刑囚たちと看守との乱痴気騒ぎ的なアクションシーンは200名以上いて、なんとワンカットで撮ってるんですって!もうどこ見ていいか分からなかったもんなー そんなに沢山いたならそりゃそうだなあ。ナイフ使い役のチャン・チーも殺気が非常に良かったですよね。彼は聴覚障がい者という設定だったんだよな・・・ そういう色々とこまごまと心に訴えかけてくる部分が割とあったな。そして最後のマックス・チャンの強さが異次元で凄かった。だって、トニー・ジャーとウー・ジン二人がかりで歯が立たないって感じなんですよ。まあもちろん最後は正義が勝つって感じですけども。マックス・チャンのツーブロックな髪型とスーツ&革靴の衣装があまりにもかっこよかったです。悪なのに美しいっていうね。

心臓の悪い兄が弟の心臓を狙うという非常に冷酷な利己的な精神と、娘を助けるために奔走する父親との親子愛という利他的な精神とそういう相反するものが表現されてて、人間って一体なんなんだろうなあと考えさせられてしまう部分もありましたね。世の中の不条理ってやつね。そういう感情的に揺すぶられつつ、アクションで身体的にも揺すぶってくるという香港映画らしい作品でありました。純粋にムエタイもカンフーも楽しめるという意味でも見ごたえありましたよ!

 

 

ドラゴン×マッハ! が見れるのは・・・



【韓国ドラマ】 想像ネコ~僕とポッキルと彼女の話~ の感想 イケメン+にゃんこの戯れる姿は最強

「想像ネコ~僕とポッキルと彼女の話~」を見ました!約30分×8話、かつ倍速で見ちゃったので、まああっという間に見終わりましたねー

 

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そうですねえ。ストーリーというと、ウェブ漫画家でのデビューを目指してるヒョン・ジョンヒョン(ユ・スンホ)がポッキルという雨の中で拾った猫を飼っているんですね。その後、出会ったオ・ナウ(チョ・ヘジョン)は7年前に自分が入院中にいなくなったハルという猫を探しているんですが、実はポッキルがハルだということが判明。そんな二人の関係はどうなって行くのかなーみたいな話。

ジョンヒョンは好きだった相手が自殺してしまったという過去の傷があったり、ウェブ漫画家のライバルがいたり、まあ色々あるはずなんですけど、まああんまり内容は無いかも!?(あ、言ってしまった)

見てて思ったのは、このドラマを作った人って、ユ・スンホが猫を抱いてる絵面を撮りたかっただけなのでは・・・?という事ですよ!いやもうほんとそれがメインのドラマなのではないでしょうか。だって破壊力がすごいもん。そして、それを見るだけで充分に満足できるというか。そんな感じです。

チョ・ヘジョンは、チョ・ジェヒョンの娘さんなんですね。ヒロインの友人役が多いイメージだけど、ここでは主役!
オ・ナウという女の子は変に強引だったり、一人でわーわー行ってるのがめんどくさいなーと思ってあんまり好きなキャラではなかったな。まあジョンヒョンみたいな心を閉ざしてる人間には彼女みたいな積極性のあるキャラが必須だったのかもしれませんが。

獣医さん役のチェ・テファンは、ナウへの思いが報われなくて気の毒。ほんとそっと勝手に彼女のことを思ってるっていうね。あれだけあからさまなのに、本人には全然気づかれもせず・・・ たまにこういう役回りの人が韓ドラで出てくるけど、妙に肩を持ってしまう~

そうだ、猫のポッキルの声を担当してたハン・イェリの語りは結構良かったな。きつ過ぎず、柔らかすぎずでポッキルの雰囲気をうまく表してた感じ。

私はどちらかと言うと犬派なんですけど、ポッキルは可愛かったし、にゃんこ好きにはいいんではないかと思いますねー でもどうなんだろう、まさかのペットとのお別れまで描かれちゃうので、その点は要注意かも。イケメン+猫のコンビ最高!ってとこで終わらせても良かった気がするけど、ジョンヒョンを成長させるためにその部分は必要だったのかしら。うーん。

 


想像ネコ~僕とポッキルと彼女の話~が見れるのは・・・




【中香映画】プロジェクト・グーテンベルク 贋札王 の感想 自分の中の記憶に騙される感覚

そうそう、実は「プロジェクト・グーテンベルク 贋札王」も2月の公開当時に映画館で見て来たんですよ。うーん。まだまだ書けてない感想が多いですね。ちなみにただ今、19本分溜まっていますよ・・・ 出来るだけ毎日書くぞ~と頑張ってるんですけども、また視聴終了するドラマや映画もあるので、宿題を終わらせてもまた溜まって行く感覚で総数は全然減らないんですねえ。困った困った。

 

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さて、この映画を見終わって思ったのは、「凄いなあ」って感覚。この作品自体が大きな装置っていうか、実験みたいな印象を受けたのでした。

「チョウ・ユンファ」という俳優の今までの出演作で役とか彼の歴史とか、その部分までも使って、観客を騙しにかかってくるんですよね。むしろそれが無かったら非常に単純なストーリーなんですよね。私なんかはチョウ・ユンファの出演作を見てきた人間だから、「プロジェクト・グーテンベルク」内の役柄だけでなくてやっぱり今までのチョウ・ユンファ像を映画の中で見てるんですよね。だから、最後に種明かしをされたら、なるほどな~と思うんですけど、ああ自分の頭の中の記憶によって騙されたなあと感じる訳です。

だからこの映画はキャスティングでもう成功なんだろうな。ただ、この時はあんまり映画を見てない友人と一緒に見に行ったのですが、多分ピンと来てなかったっぽいんですよね。それも分かる。男たちの挽歌シリーズを見てからじゃないと、この映画でチョウ・ユンファの演じた役が本当に表現しているモノは理解できないんじゃないかな。氷山の一角というか、水の上に出てる部分だけではこの映画を堪能することが出来ない気がする。オマージュ的な要素を入れ込んだ映画って他にも沢山あると思うんだけど、ここまでそれを前面に押し出して来てる作品はあんまりないかもしれないなあ。

そして、騙される部分だけじゃなくて、郷愁をくすぐるという部分でもかなり刺激してきますよね。まず題材が偽札づくりだし、チョウ・ユンファが二丁拳銃をぶっ放すと来たら、うああああと堪らない気持ちにならざるを得ませんよね。ただし、戦闘シーンはバージョンアップされて、爆薬めっちゃ使ってドッカンドッカン言わせてますよ。わー張りきってやってるなあ~ってちょっと笑っちゃいましたよ。しかし、あんだけ広い場所で乱射してるのに、味方には当たらないなんて訳あるかなってそこは冷静になっちゃってスンとするねえ。

一応、この映画は、アーロン・クォックとチョウ・ユンファのダブル主演となってますけれども、ストーリー的には実はアーロン・クォックがメインのはずですよね。だがしかし、見る側としてはどうしてもチョウ・ユンファの存在感にロックオンして見てしまうんだな~ ね。なんだか映画を見ているんだけど、映画以上にそれに付随する外側の何かを見ているような不思議な感覚になる映画でありました。これから見る方はやっぱり、男たちの挽歌を見てから、この映画を見るのがオススメです!

 

⇒Netflix






【韓国ドラマ】赤と黒 の感想 二人のテソンが行きつくやるせなくてやりきれない結末・・・

韓国ドラマの「赤と黒」の視聴を完了しました~ 日韓共同制作のドラマ?なのかな?なので日本でのロケやら、日本人の俳優さんも登場したりします。でも前半だけだから、共同制作って程ではなさそうに思えるんですが、その辺はどうなんでしょう?

 

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日本のシーンで豊原功補がガラス工芸家役で出てきます。

日本のドラマをあんまり見ないので、日本の役者さんを久しぶりに見たなあ~なんて。

さて、序盤ではゴヌクのヘシングループへの恨み方をあらら~って思っちゃってたんですね。だって、坊主憎けりゃ袈裟までって感じじゃないですか?会長とその妻に対しての憎しみは分かるんだけど、モネやその姉のテラまで向ける必要あるのかな~って思ってね。もしかして1年間一緒に過ごした時に彼女たちにひどい扱いを受けたとかあるのだとしても、その部分は全く描かれないしなあ・・・
後はまあ幼なじみのソニョンの自殺の件があるから、テソンに対する思いについては複雑なものがあるっていうのは理解できる気もするけどね。でもやり過ぎだなあと思って見てたんですね。

そうしたら、その少し理不尽と言えるほどの復讐が、最終的に全部自分の身に降りかかって返って来て、ああ~とやるせない気持ちになってしまいましたね。因果応報という結末は嫌いではないのですが、ゴヌクがやり過ぎた分も全部ブーメランで返ってきちゃってね・・・ あの終わり方は必然ともいえるし、ストーリーとして彼を終わらせてあげるのは優しさでもあるのかなとも思いつつ、まあでもなんとも言えない気持ちになります。ちょっと引き摺るわー

ところで、キム・ジェウクは、横顔が美しいですね。シャツ+パンツの姿がとんでもなく素敵だな・・・と思います。私はやっぱり(体が)薄っぺらい人が好きなんだな。

このキム・ジェウクが演じたテソンも悲しい存在でしたね。お金持ちではあるけれど幸せから遠いところにいるように見えたから、ジヌクが彼を目の敵にするのを見るのがなんだか辛かったのだけど、実は彼もジヌクと同じような犠牲者だった訳で、結局私のその気持ちは正しかったのかもしれないなあ。

いやあ、それにしてもシン女史役のキム・ヘオクは凄かったね。金切り声が耳から離れないよ。彼女は血が繋がった者しか人間として見れないってことなんでしょうね。キム・ヘオクのこういう狂気じみた役は、割と好きです。TWO WEEKSの国会議員役を思い出しますね。あれも怖かったなー

あとムン・ジェインという存在はちょっと訳分からんかったな。シン女史から無料の服を恵んでもらったのを高い服をもらったと喜んで馬鹿だったとプライドの高いことを言いながらも、それを返品して換金するようなプライドの無さも見せるし。やってることが矛盾してる気がして、私はあんまり彼女の気持ちに寄り添うことが出来なかったんだなー

この前見た「カン・チョルジュン 公共の敵1-1」でも思ったけれど、キム・ナムギルは殺気を纏うのがうまいなー そんな風な危険な男の匂いをぷんぷんさせてるからモネもテラもいちころだったんですかね。復讐をする方法をとして自分に恋させるっていうのがよく出てくるけど、「異性を落とす」という技術は頑張れば会得出来るってもんでもないと思ってしまってそこだけ素に戻ってしまうよ。ドラマなんだから!とは思って見てるんだけど、あんまり相手の人数が多いと、そんな訳ないとか思ってしまうのだった。あかん。

思ったよりも衝撃を受けるラストで、ががーんって感じでした。シン女史が想像した以上に冷酷な人だったということで、驚きの展開でありました。あんまり幸せな登場人物がいないドラマだったな。でもどんな環境でも本当は自分次第なんだなとか思ったりもしてしまう。人のせいにして生きても何の解決にもならないのかもしれないなー

 

赤と黒が見れるのは・・・




【中国ドラマ】皇貴妃の宮廷 の感想 順治帝と董小宛の純愛&皇太后役のアニタ・ユンが良い~

「皇貴妃の宮廷」を見終わりましたー!中国の時代劇はめっちゃ見応えがあって面白いってのと、うーん・・・イマイチというのの差が激しい気がします。

このドラマはかなり好きだったので私にとっては完全に前者かな~!ストーリーもだけど、キャスティングが私好みだったのかもしれない。順治帝と董小宛の二人が非常に相性が良くてしっかり相思相愛に見えて、満州族と漢族という障害を一生懸命乗り越えようとする姿を思わず応援してしまうのですね。

 

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ガオ・ユンシャンとホウ・モンヤオの主役二人もとっても良かったんですが、なんといっても皇太后役のアニタ・ユンが最高だったんですよね。

昔と全然変わらない!少し迫力は出たけど、今も美しいですね。非常に品があり、賢く思慮深い人に見えました。やっぱり知謀に長けた登場人物が出てくると面白いんですよね。皇太后がその部分を担っていたおかげで、董小宛を純粋に誠実な人物として描くことが出来た気がします。もちろん彼女も賢いんですけど、策略を巡らせたりはしないですもんね。

そして、洪承畴役でアレックス・マンも出て来ますので、往年の香港映画を思い出しちゃう感じ!今もこうして役者さんとしてドラマや映画で顔を見ると嬉しいですね。

中国の時代劇で好きなのは、美しい字が見れるところなんです。このドラマも董小宛が達筆という設定なので沢山見れて嬉しい。

とても素敵。

ところで、後宮の妃たちの争いは、だいたい表立って他の妃を蹴落とそうとするタイプがまず自業自得で脱落し、その後にラスボスとして「獅子身中の虫」的な味方をしているけど実は裏で画策してるタイプが台頭してくるってのが定番ですね。このドラマもそうでしたねえ。

蘭貴妃を演じてたシュー・チーウェンは前者タイプの役が多いですね。はっきり物を言うのが似合う感じだからかなあ。果珍は初めからあそこまで悪い人だった訳ではなかったのだろうけど、後宮という場所では競争をして勝ち抜いていくためにそうなってしまうのも仕方ないのかもしれない。生きるか死ぬか。

ラストはえーーーーっと悲しくなってしまうのだけど、二人の愛をうまく締めくくったとも言えるような切なさが最高潮のままの終わり方だったので、ロマンチックで良かったともいえる。小宛は他の妃たちに敵視はされていたけど、皇帝と小宛の愛と絆が強かったので、美しい物語としてうまく出来てたな、と思います。

そうそう、見る前は皇貴妃の宮廷というタイトルがあんまりピンと来てなかったんだけど、ラスト近くまで見たら、「皇后」が1番で「皇貴妃」が2番というのが分かって来て、漢族の小宛は皇后にはなれないということを表してたんだなとやっと分かりました~ こういう妃の位とかの知識があればもっと面白いのかもしれないですねー!

 

皇貴妃の宮廷が見れるのは・・・