【中国映画】ドラゴン・フォー3 秘密の特殊捜査官/最後の戦い の感想 シリーズ最終回はすっきり終わって良かった!

さてさて、Gyao!ドラゴン・フォー3の配信も始まったので早速見ましたよーっと。ほんとシリーズものをまとめて配信していただけるの有難いです。大満喫。

実は前作の2はちょっと不完全燃焼だったので、このまま私があまり好みじゃない方向に進んでいってしまうのかしらと思ったら、全てをちゃんと回収しつつ、すっきりと気持ちの良い終わり方をしてくれて、あ~良かったって感じでした。そうですね。最初から3回シリーズとして制作されているため、途中回はあんな感じになるのも仕方ないのかもしれません。そして、この最終回としての3までちゃんと製作されて良かったです。よく続きものありきで作られつつも予算の関係で途中で終わりなんて憂き目を見るシリーズも多いですからね。そう考えると作られただけで感謝だわー

前回のラストで真実を知った無情がその後どう生きていくのかというのが焦点のひとつだったのですが、彼女が悩みつつも周りの人々に支えられて、感情に折り合いをつけて大人になっていくのがちゃんと描かれてて良かったです。その辺、丁寧に描かれてたの良かったなー 以前の感想で悲劇のヒロイン気取りがちょっとなーなんて書いたけど、無情はまだまだ幼い少女だったという事なのかもしれない。いまいち年齢設定が分からんので、誤解してしまったかもなー

諸葛正我の白と黒の話、失うものがない「無」が一番強いという話、端々にそういう言葉が挟まれてなるほどな~って思うことが多かったな。中国の時代劇は格言的な言葉や漢詩が出てきたりする部分も興味深くて好きです。

ラストの戦いの部分では、四大名捕の絆も復活して、なんと合体!?しての敵との対決なんかもあって、ほへ~すげ~ってな気分になりました。メンバーごとに気功のテーマカラーみたいなのもあるので、余計に戦隊ものみたいだったなあ。それでもあれだけ強い敵だと一体どうやったら倒せるの?って思いますけれど腑に落ちる勝ち方だったのも良かったな。まあ結局、欲が深すぎると自らを滅ぼすという事ですね。

そして敵との戦いの決着だけじゃなく、それぞれの愛についても「一体どうすんのよ!きーっ」っていう中途半端な状態じゃなく、思いを伝えるシーンもありまして、そういう点でも美しく終わっていて、何よりでした。は~良かった。

そうそう2でも出てた如煙役の柳岩(リウ・イエン)ですが、ドラゴン・コップスにも出てたな~というのは分かったんですが、イップ・マン外伝のジュリアだったんですね!お化粧が違うと全然分からないもんだなあとちょっとビックリでした。

 

ドラゴン・フォー3 秘密の特殊捜査官が見れるのは・・・

【中国映画】ドラゴン・フォー2 秘密の特殊捜査官/陰謀 の感想 冷血が全然クールじゃない

さて、ドラゴンフォーの続編の2がGyao!にて配信されたので、さっそく見ましたよ!ちなみに更に続編の3も配信してくれるみたいなので嬉しい。むしろGyao!で配信されるまでその映画やドラマの存在を知らないなんてことも多いので(このシリーズもそうだし!)本当に有難いです。感謝~

さて、今回は神侯府のメンバーの信頼関係を揺さぶるような陰謀が仕掛けられ、そして結果的に彼らの悲しい過去も暴かれてしまうというストーリーです。まあね、そんな簡単に仲間割れするんかい!?とはツッコミたくなりましたけどね。ほら、あの時代の人ってすぐに義兄弟になって仁義を貫くみたいなイメージなのにそうじゃないのねって拍子抜けというか、そんな感じ。

なんといっても冷血が全然、冷血じゃない。熱血という名前でいいんじゃないかってくらい熱すぎる。ここはもっとクールビューティーっぽい方が好きなんだけどなあ。単純すぎて、すぐに暴走して、全く知的な人物に見えない感じで、魅力に欠けますね。狼の血が入ってるし、短気なのは分かるけど、曲がりなりにも捕吏なんだから、もう少し思慮深くてもいいんでは?と考えてしまうのだよ。

あとね~ 無情も悲劇のヒロイン気取り過ぎるんだなあ。「そうやって事実を隠して騙したのも私のためっていうんでしょ!」って言いはなつ無情が完全にただのめんどくせー女みたいになってしまったーってこれまた残念に思ってしまった。みんな、あなたのことを本当に大切にしてるんですよ・・・ もちろん、不幸な身の上だとは思うけどさ。だからって他の人を傷つけてもいい理由にはならないもんなあ。

それから、無情の足が、鉄手の発明品の鉄のギプスみたいなのをはめると完全に歩けるようになってて、後半は足が不自由という設定があって無きが如しになっていたのはちょっと笑った。こういう何でもありなところは嫌いじゃない!でもちょっとツッコミは入れたくなる~

冒頭のシーンでは、こんな風に寄り添う冷血&無情がとてもいい感じで素敵(この時のカメラのアングルの寄って行き方もいいんですよ)~って思ったんだけど、最後まで見たらあんまり二人に魅力を感じなくなってしまったよ~ あれれれ?1の時はとても好きだったのになあ。これは、次の3で盛り返してくれることを期待するしかない!

あと、今回はアクションシーンを見てると、まるで格ゲーを見てるみたいだなあって気分になりました。いわゆる大技が決まるとキックやパンチから青や緑の光が出るよ!みたいな。そして諸葛正我と無情が入れられる牢屋が謎にダンジョンみたいでこれまたゲーム感が増します。

そんな中で一番好きだったのは、霊芝やら術やらを使って蘇らせられた安世耿の造形ですよね。あれは菌糸なのだろうか、グロテスクとも言えるかもしれないけど、すごいと思いました。一度死にかけたことで欲望を捨てられた彼の存在も魅力的に見えたしなあ。

なので、私としてはあんまりピンと来ない2だったのですが、最初の方は面白かったのですよ。いつの間にか町の情景が碁盤になってシーンが転換してるのとか、諸葛正我のセリフとかね。でもだんだんとあれあれ?って気分になってしまいましたねえ。やっぱり続編って期待が大きくなり過ぎるものなのかもなあ。3はそういう気持ちを捨て去ってまっさらな感情で見ることにしよう!そうしよう!

 

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【中国映画】ドラゴン・フォー 秘密の特殊捜査官/隠密 の感想 特殊能力を持った四大名捕が活躍!

「ドラゴン・フォー 秘密の特殊捜査官/隠密」がgyao!で配信されていたので見ましたー タイトルを見て、ドラゴンと来たら中国、フォーと来たらもしかして四大名捕じゃないかとピンと来たんだけど、実際にその予感は当たってました!おうちで配信を見てるとわりと途切れ途切れで見てしまうことも多いんですが、一気に見ちゃったので、私好みだったようであります。ちなみに2と3もあるみたい。2も続けてGyao!配信が決まってるので絶対に見ますよ~ 色々手当たり次第に見てるつもりなのにまだまだ存在を知らない、そして未見の作品がいっぱいあるなあ・・・ そして書けていない感想が溜まっていくのであった(遠い目)

四大名捕といえば、私が見たのは中国のドラマ四大名捕~都に舞う侠の花~で、こちらもイケメンぞろいで見てて楽しかったんだけど、今回見た映画はまた違った風味。超能力と奇術戦争みたいになっててファンタジー活劇って感じかな。こういうジャンル嫌いじゃない私は好きでしたわ~

さて、その四大名捕の4人のメンバーはこちら!

冷血がダン・チャオ。狼と人間のハーフなのかな?怒ると狼化します。熱い男って感じで、あんまり冷血って感じはしない。そしてモテモテ。

追命がロナルド・チェン。お酒が大好きで足が強い。キックすると青い光が出るよ!

鉄手はコリン・チョウ。頭までタトゥーの入ったバッキバキボディー。車いすを作ったり、剣を作ったりと手先も器用で強い。

そして紅一点の無情がリウ・イーフェイ。彼女めっちゃ可愛いですね。ムーランの予告とか見てもあんまり美しさが分からないなあなんて思ってたけど、いやいや素晴らしい存在感。地味な恰好をしていてもそこに花が咲いてるみたい。

下半身が不自由な設定で車椅子に乗ってるんだけど、いわゆるエスパーなので心も読めたり、手裏剣みたいな武器も飛ばせたりと万能。

ドラマでは無情が男性だったけど、こちらでは女性なのですが、どちらが原作に忠実なのかな?まあここが女性になることで、姫瑶花と無情の冷血取り合いバトルが勃発して面白くなってる気もします。

その他、神侯府の仲間に見知った顔も!

諸葛正我役でアンソニー・ウォン。神侯府のボスが彼だったことで、あれこっちが正義側だっけ?悪の方だっけ?とちょっと考えちゃった・・・ 完全なる先入観。

吴映洁は四大名捕のドラマの方にも出てましたね。両方出てるのは彼女だけかな~

そして、つい先日ミッション・デブポッシブルで見たパオ・ベイアルも発見。こうして見ると、あのデブメイクはそのままの顔だったなあと思う。

そして親王役でレイ・チーホンが!ラスト近くで味方だと思っていた親王ももしかしてちょっと悪い方の一味?と思わされるところがあったので、続編ではその辺が明らかになるのでしょうか!?

監督がゴードン・チャンということで私には慣れ親しんだ香港映画のノリですごく楽しめちゃったなあ。そうそう謎に入浴シーンなどがあるところは、彼の画皮を思い出したりも。こういう特殊能力を使うわ、空を駆けるわ、神兵を作り出すわって感じで現実離れしてるのがむしろいいんですよ。それが何か?って感じであまりにもそれが普通で当たり前な感じがね。面白かったです。はい。

ドラゴン・フォー 秘密の特殊捜査官/隠密が見れるのは・・・