中国映画の「カイジ 動物世界」を見ました。日本の漫画「賭博黙示録カイジ」を実写化したものなんですけど、漫画自体はタイトルと尖った顎の顔の主役のビジュアルくらいの知識しかない私でも楽しめましたよ。漫画っぽい描写のところも割とうまく出来てたのですけど、原作を知ってる人だったらどう感じるのか知りたいなーなんて気もします。
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リー・イーフォンも良かったんですよね。あんまりクールじゃないちょっと暑苦しさが感じられる人なのでちょうど良いなあって感じ。あと目を見開いた時に狂った感じありますよね。なのでカイジの頭の中の妄想する狂ったとことリンクしてて私はしっくり来たなあ。恋人役のチョウ・ドンユイもめちゃめちゃピッタリ。しっかり者なんだけど、好きになった男にはとことん甘くて尽くしてしまうダメなとこがあるみたいなの似合うわ~ ちょっと陰がある表情なのが良いのかな。すっごく純粋に幸せそうな役よりも辛くて切ない感じが似合うのでこういう役とてもいい。
そんな感じで私的にはこの二人のキャスティングだけでも成功って感じ。もとの原作とのマッチ度合いは知らんけど、この映画で作ろうとしてた二人の関係にはバッチリでしたよね。
そして突然のマイケル・ダグラスの登場でギャンブル船「ディスティニー号」の胡散臭さが存分にアップしていや~これ怪キャスティングなんだけど結構いいっていうね・・・ 効果的で面白いですよねえ。
それにしても、こういうストーリーっていうのはやっぱり視覚面が非常に大きな割合を占めますよね。「限定じゃんけん」の賭けの内容の説明もああいうふうにビジュアル的にぱっと説明されるとすぐ見てわかりますから。これが小説みたいに文字だけだとそうはいかない。よく読めばわかるようには書けるとは思うし、賢い人はすぐわかるかもしれないけど、やっぱり絵を見てすぐ分かるのとは比べものにならないもんなー やっぱりそれぞれの良さがあるなあ等と思いながら見ていました。
ちょっと気になるところと言えば「限定じゃんけん」という賭けの1エピソードだけ切り取って作ってあるから仕方ないとはおもうんだけど、妄想の部分の映像でカイジの狂った部分は伝わってくるけど、それが今回の賭けの部分との関連性はイマイチわかるようで分からないのは残念かな。
でもほんと気になる部分はそれくらいで私はかなり面白かったです。ラストもちゃんとそれなりに爽快感があったし。これは続編もあるのかな~?あったら見るなあ。とにかくキャスティングがうまいな~と思わされました!
カイジ 動物世界が見れるのは・・・
⇒Netflix